劇場公開日 2020年2月14日

  • 予告編を見る

「素晴らしい臨場感」1917 命をかけた伝令 SAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0素晴らしい臨場感

2021年6月26日
iPhoneアプリから投稿

この2人の任務は、最前線にいる1600人の命を救うべく、遠く離れた地へ走り、重要な伝令を命をかけて伝えるというもの。
まず、一言で言うのならば「圧巻」本当に素晴らしい臨場感があり、あたかも自分がその場にいるのではないかと錯覚した。カメラワーク主人公達の近くから、撮され第3人目になれたかのように思った。いつ、どこから敵が襲ってくるか分からない状況で目的地まで走り抜ける状況はとても恐怖を覚えた。時々サウンドがほぼなく、足音だけが聴こえる場面があり、息を殺して見入ってしまった。映像がとても綺麗かつ再現度が高すぎるため、戦争の恐ろしさがよく伝わってきた。目の前で味方が殺されたり、そこら中に死体があったり、「死」というものと隣り合わせで生きいるというのは、生きた心地がしないのではないかと思った。どんなことがあっても、挫けず前へ進み続ける主人公には勇気をもらいました。最後にこの話を後世へ残してくれた方、それを映画という映像にして残してくれた方々、本当にありがとうございます。素晴らしい作品でした。

SA