「This is the front line. メッチャ疲れた体験型ムービー!」1917 命をかけた伝令 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
This is the front line. メッチャ疲れた体験型ムービー!
きっとこの作品の企画は飲み会とかで「ワンカットっぽく戦争映画作ったらスゴくね?」「お、いーねー」みたいなノリで考えたんじゃないかと思っています。だってメチャメチャ大変だったと思いますよ、本作!まともな状態で考えたとは思えない。それほどスゴい作品でした。作ってる途中で2、3回は「こんな作るの大変なら余計なアイデア出さなきゃ良かった・・・」って後悔したのではないでしょうか?もう秒単位でどう動くか決まってそう。サム・メンデス監督どんだけ綿密に計算して映画作りしとんねん!
やー、ビビりな上に結構のめり込む体質な私はネズミボカンのシーンで一緒にハネ上がり(それまで「何かありそうで何もない」を繰り返してた所にいきなりネズミボカンはビビるって!)、何処からともなく撃たれてる中を走っているシーンではずっと拳を握り締めていました。パンッ、パンッて鳴るたびウワッてなってたので見終わった後は何だか一緒にやり遂げた気分でしたね。
相方のブレイクが呆気なく殺されたのにはビックリでした。いいやつだったのが完全に仇になりましたね。もちろん戦争は体験した事はないのですが、実際にあんな感じで呆気なく死んでいくんだろうなぁ。さっきまで笑いあってた仲間が次の瞬間にはいなくなる状態ってスコフィールドじゃなくっても呆然となりますよね、きっと。更に当時の戦争って今みたく長距離砲がなさそうなんで敵陣が意外と近い!姿は見えなくてもその辺にいそうな緊張感が半端ない!まだまだ人対人な感じでした。
映画がどんどん手軽に観れるようになってる昨今において、本作のように映画館でしか味わえない体験ができる作品って貴重だと思います。四方八方から銃声が鳴り響く音響ってなかなかお家では味わえないですし。まさしく前線に行ってみた感があります。ワンカットじゃなくっても、ちょっと主人公補正が強すぎても、映画館まで足を運んで観る価値のある作品だったと思います。
かいりさん、コメントありがとうございます。
いいんですよ、ビビりを卒業したりしなくっても!それだけしっかり映画を観てる証拠ですんで!!これからもビビり街道を進んでいきましょう😱
ネズミのシーンは私もビビりました!昨日、『犬鳴村』でビビり卒業宣言しましたが、撤回します。
この映画は映画館で見たいですね。家で一時停止などしてしまってはいけないと思います。
おじゃるさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね~。ワンカットってインパクトある謳い文句なんですが、逆にそこが気になっちゃって。できるならワンカット風という事を知らなかったあの頃に戻ってもう一度観たいです!
共感&コメントありがとうございます。
本当にアキ爺さんのおっしゃるとおり!ワンカットという宣伝文句につられて鑑賞した自分が言うのもなんですが、それを知らずに観たほうが、よけいなことに気がそがれず、絶対もっと浸れたと思います。
NOBUさん、いつもコメントありがとうございます!
ネズミボカンはビックリしますよね。ちょっ、ちょっ!と言ってる間にボカン!ですもん。8割の方はビックリしてると思います。
作り手がビックリさせたいシーンで、ちゃんとビックリしてる我々はきっと良いお客さんですよね!
おはようございます。
”ネズミボカンのシーンで一緒にハネ上がり”
私も、全く同じでしたので、(失礼ながら)笑ってしまいました。けれど、画面に見入って”彼らと一緒に”行動している気分で観ていれば、あの場面は椅子から跳ね上がりますよね。
では、又。