劇場公開日 2020年1月17日

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「ジャッキー・チェン、魔界へ行く!」ナイト・オブ・シャドー 魔法拳 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ジャッキー・チェン、魔界へ行く!

2020年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 かつて80年代には中国映画の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』が日本でももてはやされていた。基本的には美しい女性(たまにセクシー)が幽霊であり、人間と恋愛関係になるというもの。あの当時のドロドロとしながらも官能的な出来栄えには及ばないし、ジャッキーの魅力もまったく発揮されない作品でした。

 どちらも短編集「聊斎志異」からの作品ではあるけど、美しい女性が際立たないと成り立たない。プウ先生(ジャッキー・チェン)が一応主人公であることや、弟子入りした男も絡めていたため目立たたなくなってしまった。しかも、白蛇男が登場するのは途中からなのだ。展開には驚いた。

 赤い衣装を身に纏ったエレイン・チョンは美しいのですが、元は白蛇妖怪だったツァイチェン(イーサン・ルアン)から人間に戻るようにと愛情をもって戦うことに。つまり、この二人は元は人間、妖怪から“気”を与えてそれぞれ妖怪、人間へと変わっていたのだ。

 もう一人の美女妖怪、鏡の妖魔(リン・ポン)の出番が少なかったのが不満として残る。せっかく美女を二人使ってるのだし、彼女ももっと活躍してもらいたかった。なお、吹替えの声優は水樹奈々!ワイヤーアクションはエレイン・チョンが多めだけど、やはり少なかったかな。終盤の宇宙空間にも似た地獄に金をかけすぎたんじゃないの?絵は面白くないですぅ。

kossy