劇場公開日 2021年1月8日

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大コメ騒動のレビュー・感想・評価

全74件中、21~40件目を表示

2.5母は強し。痛感させられる人間ドラマ!!

2021年3月2日
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悲しい

単純

知的

【賛否両論チェック】
賛:家族の生活を守るために、母達女性達が立ち上がっていく姿に、思わず痛快に心揺さぶられる。
否:当時の困窮状態を知らないと、なかなか感情移入はしにくいか。方言で何を言っているか分からない部分も多い。

 まさに「母は強し」「女は強し」を地で行く作品だなと感じました。米が買えず、明日の生活もままならない状況に追い込まれた“おかか”達が、家族を守るために決意を新たにし、やがて立ち上がっていく姿は、痛快の一言です。
 ただ、そうはいっても暴動を起こすお話でもあるので、当時の困窮している状態を感じられないと、なかなか感情移入するのは難しいかもしれません。
 また、方言がきつくて、何を言っているか全然分からないようなセリフも結構あったり、下ネタも少しあったりしますので、その辺はご容赦を。母の持つ力強さを、是非実感してみて下さい。

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門倉カド(映画コーディネーター)

5.0現代にも女性の生き方を問う作品

2021年2月4日
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泣ける

興奮

知的

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みーさん、

4.0諦めるのを待たれてる

2021年2月3日
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U-3153

4.0室井滋の演技に震える一作。

2021年2月2日
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歴史の教科書にも記載されている、1918年の「米騒動」の発端となった事件、「越中女房一揆」の顛末を描いた作品です。井上真央をはじめ、多くの女性が髪のほつれも顧みず、真っ黒に日焼けした(もちろん、そういったメイクなのでしょうが)熱演しています。その中でも、室井滋のおばばの存在感は抜きん出ていて、砂かけばばあを上回る、物の怪じみた迫力を醸し出しています。

もちろん物語を演出する上での多少の改変は含まれるものの、物語が語る内容は、概ね実際の事件をなぞっているそうです。シベリアへの出兵が噂される、不穏な状況にある日本において、現状を変えたのは女性たちだ、という視点で貫かれた本作では、男性達は女性に付き従うか、ただ狼狽するか、あるいは威圧するか、といった役回りに徹しています。そうした男性達の現状肯定的で、傍観者的な立場を体現するのは、中尾暢樹演じる新聞記者です。身体を張って必要なら強い者から奪うことも厭わない女性たちと、それを眺めていながら、社会に影響力をもたらす力は握り続ける男性、という構図が浮かび上がってきます。

本作は富山各地のロケ地、建物で撮影を行い、さらに同地出身の俳優が大勢出演しているなど、『思い出写眞』へと続く、「富山映画」の一作となっています。

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yui

3.0もうちょっと欲しかった。

2021年1月27日
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鑑賞方法:映画館

室井滋さんの富山弁が淀みなく生きる感じが伝わってきてすごく良かった。
夏木マリさんの演技も素晴らしくて美しくて良かった。
ただ時代的に価値観が違いすぎて感情移入するまで時間が足りませんでした。
あと個人的に、騒動が今ひとつ盛り上がりに欠けるというか、アベンジャーズみたいな「ぞわー」みたいなシーンがあれば良かったのにと思いました。

今から100年前、そんな時代だったと言うこと忘れないで生活したいです。

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北陸じん

4.5きよんさのオババ、最高

2021年1月26日
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鑑賞方法:映画館

地元民なので多少さっぴいて聞いてもらえれば…。最高に面白い。
これまで地元を取り上げた作品はいくつもあったが、演者の富山弁は秀逸。地元出身の俳優さんは勿論、すべての出演者の言葉が違和感ない。(県内でも言葉は多少違うので全く同じわけではないが)
どうせなら字幕スーパーつければいいのに。
さて、教科書に載るくらいの大事件がコミカルに描かれている。よくぞ、ここまで美味しい料理にしてくれた。
あの事件を社会運動、政府批判に利用しようとする姿は今も同じか。きよんさのオババ、そのとおり!

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にいやん

5.0生きて行くためのパワー

2021年1月25日
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政治家や役人たちが、どれだけ正論や理屈を広げても庶民の生活が困窮すれば、心など響かない。ただ、普通に働いて毎日が平穏に過ごせれば良いだけなのに苦しい思いをするのは、いつも普通の人々です。コメ騒動は血生臭い争いではないけれど、漁村のおかかたちのバワーが全国の人々を動かした。スカッとする秀作でした。

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伝居午

1.0駄作。まだこんなのを撮っているのか。

2021年1月24日
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駄作。
肉体労働は善で官吏商人は悪、女子供は善で大人の男は悪って。
市民は近視眼的群集心理と同調圧力から暴徒化しマスコミはまた購買市民に迎合し無自覚に煽る。
この成れの果てが市民と為政者が不幸にも一致団結したあの大戦だったと見る。
昨今の日用品枯渇もこのレベルだった。

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きねまっきい

3.0歴史

2021年1月24日
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で習う一揆のイメージとは違い、奥さん達の不満解消をするためのもの(勿論困窮はあったから笑い話では無いけど。)であった感じですね。

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ごっとん

4.0我らにコメを与えよ、然らずんば死を与えよ

2021年1月18日
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悲しい

楽しい

幸せ

2021年映画鑑賞11作品目
1月18日イオンシネマ石巻

時は大正
場所は富山
浜辺の母ちゃんたちがコメの高騰にキレてコメの海外運搬を阻止する話
広義的にはコメディー
怒りも悲しみも笑いに変えるエンターテイメント

役者さんたちはみんな及第点
これくらいのことはできる人たちで特筆することはない
強いてあげるなら主演の井上真央
今までで1番良かった
役作りで痩せたのだろうか
顔が黒いと目が大きいので眼力が目立つ
クライマックスの表情が良かった

一部を除き女たちの顔が汚い
ガングロヤマンバギャルでもないし『め組のひと』を歌うわけでもない
浜辺で力仕事をする労働者の顔つきである

男たちは嫌な人が多かった
特に木下ほうかが演じた大阪の新聞の編集長が1番嫌い
読者が読みたいものではなくてお前が読みたいものだろクソが

講釈たれてるだけで飯が食える奴と一緒にされたくないとおばば
今でいうと坂上忍や玉川徹のような連中のことだな

エンディングテーマは米米クラブの『愛をこめて』
やっぱりコメディー映画なんだな
なんでこれがエンディングテーマなの?と感じる作品もあるなかでこれはドンピシャ

残念なのは富山弁がところどころわからないところ
自分自身のリテラシーの低下が問題とはいえ
リアルにすると仇になることもあるんだなと

あと志の輔さんはナレーターだけで良かった

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野川新栄

3.0富山のオカカはえらかった!三浦は便りもせんとなんやっとんがい‼

2021年1月17日
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泣ける

笑える

楽しい

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ショコワイ

2.5映画.comレビューの評価通りでした。

2021年1月17日
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公開当初、映画.comの評価が4点以上だったので、
「おっ、この映画面白いのか?」と注目していたのですが、
今週は3点台前半まで落ちていたので
皆さんのレビューを参考にしつつ、特別な期待はせず鑑賞しました。
その点では、思った通りの映画でした。

レビューでは、「話が薄い」「コメディー系なのかリアル系なのか
どっちつかず」という感想がチラホラありますが、その通り。
確かにいい話ではあるけど・・・
それ以上の評価点が見つからない。

残念だった点として、
これは冒頭から気になって仕方なかったのですが、
その他大勢である女衆の演技が、なんか演劇みたいで劇中に入り込めない。
とりあえず一人ずつセリフをしゃべって、最後に一同うなずく、みたいな・・・
昭和の時代劇ドラマでは当たり前だったシーンを
まさか30年以上経った今、映画の中で見るとは思いませんでした。

もう一つやめてほしかったのが、
中高生が喜ぶ恋愛映画でよく見られる、登場人物を殺して涙を誘おうとするところ。
それもあり得ない設定での死なので、余計に冷めてしまう。
他にも使い古された展開が多くて、退屈しちゃいました。

キャストついては、井上真央、室井滋、柴田理恵を評価する声が多いですが、
私は夏木マリの凄みが印象的でした。
劇中で室井滋は、誰もが恐れるオババ役でしたが、
リアル系の映画だったら、威圧感たっぷりの夏木マリの方が合ってますね。
以上のような感想を持ちました。

私の感覚としては、
40歳以上の専業主婦が、友達と一緒に観に行く映画かな。

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Lucky!

3.0真央ちゃん合いすぎ!

2021年1月16日
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この映画観てお米が毎日食べれる事に感謝致します!

ラストの女性達の戦闘シーンはもう少し迫力欲しかったです。

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みくる

3.5可愛さを封印した俳優魂

2021年1月16日
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貧しい身なりとやつれたメイクで可愛さを封印して熱演した井上真央さんの俳優魂に感動。
現代の日本人は海外に比べて圧倒的にデモなど抗議活動が少なく主張をしない国民性ですが、この映画を観るとおかしなことにはもっと何事にも諦めずに声をあげなければならないと思えます。
面白かったですが、個人的にはもう少し最後の大コメ騒動のシーンを劇的に痛快に描いてもらえるともっとスカっとしたかなと思いました。

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光陽

4.0母は強し!

2021年1月16日
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米どころ、富山が舞台。
インフレを抑える努力をしなかった政府の失政と、一部富裕層が格差の果てに踏みつけてきた庶民の怒りをストレートに描いていて、現代に通じる世の中の問題を炙り出していてよかった(現代はデフレですけど、経済失策は同じ)。

それも旦那が出稼ぎで留守を預かるお母さんたちが、家族・子どもたちを守るために、騒動を起こすまでを描いているため、実にしみる。

そう、テーマは「母の愛は国の政治を変える」なのだ。
一種のフェミニスト映画ともいえます。

実のところ、騒動といっても人死には出ていないのでご安心を(事故で亡くなった人はいましたが)。
あくまでも、米の積み込みの阻止だけで微笑ましく、どっかの国のように議会占拠や暴動、武力衝突とまではならない。
富山からよそに売って儲けているのに、労働者への賃金をけちり、その労働者には倍以上の値段で米を売り、警察や政治家への賄賂によって利権を貪る、悪徳米問屋の船積みの邪魔だけなので、「これくらい当然」と観てる側が思えるバランス感覚が上手かった。

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コージィ日本犬

3.0おかかたちのエネルギー!

2021年1月16日
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歴史の教科書で習った富山の「米騒動」を描いた作品。どの程度史実に沿っているかはわからないが、漁村のおかかたちのやむにやまれぬ想いと行動が「実はそうだったんだ」とよく納得できる。
「女たちが起こした米一揆」というイメージが、マスコミにセンセーショナルに取り上げられて広がったことも、現代に通じる。
とにかくおかかたちのエネルギーを前面に出していて、なかでも室井滋のおばばの存在感が強烈。出番が少ないながら、左時枝の悪役ぶりも見事。この二人が富山弁で罵り合うところが一番の見どころとなっている。
それに比べると、主人公の井上真央はちょっと弱いが、最後の「米に旅をさせるな」のところは頑張っていた。
映画全体としては、エピソードの積み上げ方がぎこちなく、演出の冴えもとりたてて感じられないが、鬱々とした今の時代だからこそ、観るべき映画であると感じた。富山弁がいいね!

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山の手ロック

4.0一日一升は食いすぎやちゃ!

2021年1月15日
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 石川県民としたら、笑いどころは大胆な富山弁ながや。2県共通の方言として重要なワードは“だら(バカ)”と命令形接尾語の“まー”、そして“いじくらしい(鬱陶しい)”。これが会話の中に頻繁に混ざっとるし、理解しとかんといかんがやぜ。他にもあったけど、「かちこわくさい」はわからんしぃ、字幕が出たのは「じんだはん(警官)」のみ。とにかく、室井滋、左時枝、柴田理恵の富山弁が強烈やったがや。

 時代は1918年(大正7年)。実際に全国に波及した米騒動を描いていました。第一次世界大戦後と、ロシア革命に対する干渉戦争としてのシベリア派兵。戦地に送る食糧ということで米不足が発生し、米価格が高騰。夫が出稼ぎに出かけたあとの家を守るために、米屋に直談判、移送を力で止めようとするおかか達の頼もしい姿に心打たれました。

 朝日印刷の広告にもびっくりしたけど、もともと薬種商で有名な富山の代表的な印刷会社。浜からは立山連峰、時代にぴったりあったロケ地も魅力的でした。登場するおかかたちの中でも知的で目力のあるイト(井上真央)がとにかく存在感があり、室井滋演ずるオババが逮捕された後の中心になっていく様子が眩しすぎる。ガングロだけど・・・。そんなガングロの中でも妾のヒサ(吉本実憂)だけが色白!金沢の茶屋に向かうけど、それが合ってると思うよ。

 じわじわと連帯して暴動を起こす胸アツクライマックスがあると思ってたけど、予想よりは小ぎれいにまとまってしまったという感じ。投機筋が価格を釣り上げたとあったけど、米という実態のあるものであり、そこから100年の年が過ぎ、今や無形資産への投資で実態さえつかめない市場となった。生活の糧となる米価格が勝手に変動してしまうというわかりやすい構造なのでわかりやすかった。そんな中で、米屋の悪辣ぶりがいつの時代にもあるんだなぁ~などと恐ろしくなった。

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kossy

3.0話自体はまぁ面白かったんだけど、井上真央の田舎のおっかさん感が全然...

2021年1月14日
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話自体はまぁ面白かったんだけど、井上真央の田舎のおっかさん感が全然馴染んでなくて…。

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👘

5.0見ていて好感が持てるストーリー

2021年1月14日
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悲しい

幸せ

県人として、東京でこれだけ富山弁が聞けるのは感涙モノである。もちろんアクセントが微妙に違うものに気づいた箇所はあるが、県人でない俳優たちも健闘しているので、むしろ讃えたい。エンターテインメントとはいえ、米騒動が単なる暴動ではないことを全国に伝えてくれてうれしい。
オババ役の室井滋の怪演はもとより、西村まさ彦、立川志の輔、柴田理恵など県人オールスターズの中で感服したのは、米屋の意地悪な奥さんを演じた左時枝の好演だった。富山弁で言うところの「つらにくい」感じ。
やはり富山県出身の本木克英監督の作品らしく脚本も良く、漁民の生活の厳しさを描きながらも悲壮感ばかりにしない、見ていて好感が持てるストーリーだった。
県人でも知らないことはあり、当時の魚津の女性が米倉から浜の小船まで米俵を担ぐ「なかせ」という仕事をしていたことは不勉強で初めて知った。

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Boncompagno da Tacaoca

5.0足るを知る

2021年1月14日
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コメディ寄りの痛快映画かと思いきや、泣いてしまいました。同じ女性だからか? お母さんのつよさ、ごはんの大切さを改めて実感。良かったです。
エンディングを歌う人…ちなんでる笑

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ふさ