「それでも、空が広い」すばらしき世界 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
それでも、空が広い
多少自己中心的な面を持ちながらも、自分の考え持つ正義は貫く……。弱者を助けるのは正しいだろうけど、結局暴力行使での解決となるのか……。
なんだかんだ言っても暴力がイチバン効果的であるのだろうから、いくら法治国家でもソレを憧れ求める人は少なくない。
そんな暴力至上主義的な世界から抜け出し、別な道を行こうとするが、そう易々とは行かないのが今日の世の中。
貼られたレッテルも簡単には無効化出来ないシステム。
手っ取り早い生き方は、端折った分己に跳ね返る事になる。
それでも空が広いと言うなら、生きていける場所も在るはず。
後味は決して良くないのだが、余韻が、悔しさで前を向かせられた感じの作品。
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