「色々な意味で心に染みる話だった」すばらしき世界 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な意味で心に染みる話だった
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役所広司の演技がこの映画の素晴らしさを、引き出していたと思う。人生の半分以上を檻の中で暮らした生粋のヤクザの男。人生の最後は穏やかに暮らそうとムショを出てきた。でもとにかくキレる。突然キレて暴力に走る。目を覆いたくなるような男だ。それが、真剣に寄り添う人たちと触れ合って少しずつ変わるのだ。
支えようとしてくれる優しい人達のかける言葉を聞いていると、彼の方が真っ直ぐて善人のように聞こえてしまう。
そんな社会なのかと愕然とするけど、そういうところあるなと思って苦笑する。
そして最後。彼はコスモスに触れながら何を思っただろう。中野太賀の演技も良かったなぁ。
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