WAR ウォー!!のレビュー・感想・評価
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2025年の続編に向けて鑑賞!
なるほどなるほど。YRF(yash raj films)によるスパイユニバース作品。
リティク・ローシャンの作品は初めて観たけどあの澄んたグリーングレーの瞳とバッキバキのカラダにメロメロよ🥰
リティクも共演のタイガーも動ける!ヴィジャイさんのアクションシーンがほぼ全部スローモーションなのに対して、この2人のアクションはガチ感が凄い(←貧相なボキャブラリーをお許しください🙏)そしてふたりとも飛んだり跳ねたりするときの所作が麗しい✨まるでバレエダンサーかのようなしなやかなカラダの運び。いや〜美しかった。
もちろんストーリーはちゃーんと期待通り裏切ってくれる。
いやはや、大満足な映画体験だったゎ❤ ❤ ❤
コレ、円盤買っちゃいそうなヤツだゎね。
ワインド・スピード ICE BREAK。 インドの整形技術は世界一ィィィ! できんことはないィィィーーーーーーッ!!
インド諜報機関「RAW」に所属するエージェントたちの活躍を描くスパイ・アクション映画「YRFスパイ・ユニバース」の第3作。
RAWの凄腕スパイ、カビール少佐が組織の上級分析官を射殺し、そのまま姿を晦ました。強い愛国心と責任感を持つRAWのエージェント、ハリード大尉はカビールの捜索及び抹殺作戦に志願する。師と仰ぐカビールが、何故組織を裏切ったのか知るために…。
『タイガー 伝説のスパイ』(2012)、『タイガー 甦る伝説のスパイ』(2017)に続くYRFスパイ・ユニバースの3作目では登場人物を一新。カビール少佐とハリード大尉という新たな主人公が物語を盛り上げる。
ちなみに、一応シリーズの第3作という事になるのだが前2作との繋がりは全くない。マジで1ミリもない。女エージェントのアディティを演じたアヌプリヤー・ゴーエンカーさんなんて、『甦る伝説のスパイ』では全然違う役どころを演じているし。
今でこそユニバースに組み込まれているけど、当初はそんな予定なんてさらさらなかったのかも知れない。
本作の見どころはなんと言っても主役の2人、リティク・ローシャンとタイガー・シュロフである。狼のようにワイルドなローシャンと、白鳥のように優美なシュロフ。この2人がとにかく美しいのです…。
ギリシャ彫刻かと勘違いしてしまうほどの端正なマスクと、なに食ったらそんな身体になるんだと思わずにはいられないアンビリーバブルな肉体美。インドにはこんな完璧超人がいるのかと本気で驚いた。特に彼らの肉体の仕上がりは怖いくらいのクオリティ。6パックどころか12パックくらいあるぞその腹筋!?
同じアジア人でも、やっぱ日本人とインド人は全然違う人種なんですね。日本人がいくら頑張ってもこんな身体にはならな〜い🌀
反目し合う2人は過酷な任務を共に潜り抜ける事により無二の友となる。しかし使命が彼らの友情を2つに引き裂いてしまう…。うーん、なんてベタなストーリーなんだろう。こういうのを全力でやってのけるパワーこそがインド映画の魅力である。
まぁとにかく凄い身体の2人が、その筋肉を見せつけてあうようにして友情を育む。胸元をガバッとはだけさせ、時には半裸でじっと見つめ合う2人の間にもう言葉は要らない…。あーダメダメ、エッチ過ぎます!!
この2人の醸し出す耽美なブロマンスに、あなたの眼は釘付けになる事だろう。うぅ、興奮し過ぎて鼻血が…。
ムキムキな筋肉に加え、ダルシムも顔負けな手足の長さ。ローシャン&シュロフの繰り出す超絶アクションこそが本作のウリ。特にタイガー・シュロフの身体のキレと柔軟性は素晴らしい!無駄にパルクールしたり三角跳びしたり開脚したりと、とにかくその身体能力を十二分に見せつけてくれる。
特に、冒頭のワンカット風長回しアクションの殺陣は凄い!椅子や柱などの環境を利用したカンフーアクションはまるでジャッキー・チェンの再来である。これほど身体が動くのに、なんで国際的アクションスターになっていないのかが不思議。ハリウッドよ、凄い逸材がインドにいるぞ!!
彼らは当然ダンスも得意。中盤、2人の友情がついに結ばれた時に挿入されるダンスシーンは実に華やか。
それまで凄いシリアスな顔をしていたのに、いざダンスが始まると往年のジャニーズアイドルのようなポップな衣装に身を包み、インド映画でよく見る色粉を振り撒きながら爽やかな笑顔を送る。ここ冷静に考えるとめちゃくちゃなシーンなのだが、楽しければなんでも有り!となってしまうのがインド映画の恐ろしさ。これはハリード大尉の喜びを表す心象風景なんだから、おかしなところは一つも無い!!…のか?
脚本としてはありきたりなスパイ映画。反目しあってるけど、どうせ最終的には仲直りして一緒に巨悪に立ち向かうんでしょ。知ってる知ってる。
…なんて思っていたら、終盤で驚きのどんでん返し!王道を征くシンプルな娯楽作品かと思っていたので、この悪役の正体には普通に驚いてしまった。この展開を見抜く事が出来た人、あなたは凄い!👏
整形外科医なんでも出来過ぎだろっ!骨格から変わってんじゃねーかっ!!とか、アディティさん優秀過ぎるだろっ!もう彼女1人でいいだろっ!!とか、ツッコミたくなるところはそりゃたくさん有ります。なんでトロール船にスポーツカーが載ってんだよっ!!とかね。
まあでもそういう細かいことはもういいじゃあないですか。なぜトロール船にスポーツカーかあったのか?そんなもん『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)をプロデューサーと監督が観たからでしょ。氷の上でのカーチェイスを自分たちもやってみたくなったんでしょ。
本作は完全にインド版『ワイスピ』なんだから、脚本に文句を言うだけ野暮。シリーズが進めばそのうちハリード大尉も甦るかもよ?
正直なところ、前作『 甦る伝説のスパイ』が文句なしの傑作だった事を考えると、本作のガバガバさには多少の文句も言いたくなる。しかし、カビール少佐とハリード大尉の肉体美という眼福を得る事が出来たんだからそんな不満点はチャラ。いやー、良いもん観た😊
近年のインド映画の勢いってやっぱり凄い。このまま進化を続けていくと、そのうちハリウッド映画を駆逐しちゃうんじゃない?
ハリウッドを超えたか?
ハリウッドは超えてないとは思う。むしろ、B級だと理解して鑑賞した方がよい。
・CG処理がかなり雑。
・設定が結構ガバガバ。敵方の最強武器はオールマイティー過ぎる。
・導入部分でなんとなく結末がみえた。
・お約束のミュージカルパートがストーリーぶった切り的で白ける。
と、気になる部分をいくつか上げたが、アクションの作りだったり、人間関係や組織と組織人との関わりだったりを分かりやすく、鮮明に作っているのは素晴らしい。特にアクションのところはこの映画のウリなのだから。
総合的にはサーホーより全然良い。
なお、3時間近くは長い。インタラクションに救われたw
ストーリーが良ければもっといい映画に
序盤からストーリー説明が雑なところや強引なところが多かった。
話しもなにがメインかわかりずらい。
そして、エンディングはあまりスッキリしなかった。
ただ、映像は綺麗だし、二人ともかっこいい。
なんだか途中は24みたいだった。
アクションは意外と主人公が活躍する場面少なくて消化不良気味。
二人のバディもの!って感じで作ったら凄く面白そうなのに!!勿体無い。
ダンスはなんと文脈なくぶっ込まれてて笑った。
タイガーシュロフはシャツ破りまくってだけど、リティクローシャンはシャツ破らなかったwそれもちょっと残念
お腹いっぱい
長いし、予想を裏切る展開だし、アクションヤバいし、ダンスもヤバい(語彙力仕事しろ)
かなり満足できる内容でした。
ただ、BGMを強調し過ぎ感あるかな。
わりとどうでもいいシーンも壮大に見える。
スパイWAR!!作戦
先日見た『サーホー』も充分なエンタメだったもののちと要素詰め込め過ぎた感あったが、こちらは王道のスパイ・アクション。
やはりボリウッド・ムービーはベタであっても、特濃味の方がいい。
インドの諜報機関“RAW”のエリート・スパイ、カビールが味方の分析官を射殺して逃走。上層部は彼の抹殺を決定。その任務に彼のかつての部下のハーリドも志願。かつての上司の行動に疑問を感じつつ追うが、カビールにはある目的が…。
よく、全編に渡って繰り広げられるアクション!…なんて言葉があるが、それはこの作品の為にある。
それくらい全編に渡って繰り広げられる、怒涛のアクションの連続、連続、連続、連続、連続…!
冗談抜きに、10分に1回くらい。
冒頭のカビールの“事件”やハーリドが現在遂行中の任務で小出しした後、
時を遡り、ハーリドがカビールのチームに入隊。初任務。テロリストとバトルの末、捕らえる。
カビールが長年追い続けている大物テロリストを追い詰める時。が、まさかの…。これが後々までカビールやハーリドに暗い陰を落とす。
現在と過去が交錯して展開。
分析官を射殺した後も、ターゲットを狙うカビール。一人は高空飛行中の輸送機で。もう一人はハイウェイで。ハーリドとド派手なカーチェイスを繰り広げる。
その目的は…?
再び、過去。
大物テロリストにしてらやれ、仲間を失う。ハーリドも瀕死。
カビールは単独で追う。ぷっつり消息を掴めないでいたが、衝撃の事実、衝撃の計画。ある悲劇…。
これが、今回のカビールの裏切りに繋がったと言っていい。
そして、現在。
カビールはハーリドに秘密を明かす。
ハーリドもカビールに衝撃どころではない真実を明かす。
かつての上司と部下のエリート・スパイ同士の闘いの行方は…?
氷上カーチェイス、二人のクライマックス戦もド迫力!
CGやスタントもさることながら、肉弾戦や銃撃戦に興奮。
リティク・ローシャンとタイガー・シュロフの身体を張ったアクションと熱演(とイケメンムキムキ肉体美)に、漢なら燃えろ!
7ヵ国を股に駆けた大スケールは本当にハリウッド超え。
このアクション、このスケール、このナルな男たちに、同じスパイのトムクルも嫉妬しそう!?
そのスパイ映画に、顔を入れ換える某アクション映画の要素もあって驚きだったが、そこは有無をも言わせぬ面白さで突っ切る。
確かに全編アクション推しだが、カビールの動機も納得させるものがあり、どんでん返しもあり、『サーホー』ほどごちゃごちゃしておらず、見易い。
にしても、またまたインドは日本を軽々と超え、ハリウッドに匹敵するエンタメ・アクション超大作を世界に放って、“WAR!!”と叫んだ思い知らされた。
トムクルのスパイ映画のようにシリーズ化も出来そうだけど、相棒はやはり…。
おっと、ネタバレになっちゃう!(>_<)
主人公を勘違い
まず、主人公を勘違いして見ていました。
その時点で騙されてる。
インド映画は踊りのシーンが苦手だったんですがこの映画は上手く入れててまあ、許せます。
何度も何度も騙されて本当にこれで終わりか?と疑うくらい騙された。
長い映画ですが、退屈しませんでした。
でも石柱に頭何度もぶつけられて血も出ないとか、拳銃の弾をよけるとか許せるおおらかな気持ちが必要。
【”祖国インドと愛弟子のために・・” ミッションインポッシブル愛に溢れたサスペンスアクションインドムービー。超イケメン俳優二人大活躍。香港ノワールムービーの微かな香りも宜しい。シリーズ化希望!。】
ー冒頭から、スリリングな展開が世界各所にて繰り広げられる。
”どこかで見たような気がする”アクションもテンコ盛りである。ー
■”どこかで見たような気がする”アクションの数々他
・その1 リティク・ローシャン扮するカビール少佐の吸着装置を手にしての飛行機外部壁アクション・・・。
ーリティク・ローシャンさん、実は初見である・・。物凄いイケメンである。恐るべしインド映画界・・。
・その2 カビール大佐とタイガー・シュロフ演じるハーリドのバイクチェイスシーン・・。
ハーリドの父は売国奴であったが、妻の密告により阻止されカビール大佐に殺されていた・・。カビール大佐は”敢えて”ハーリドの忠誠を試し、厳しく鍛えて行く。ハーリドの右目の視野狭窄の問題を知りつつ・・。
ーこのタイガー・シュロフさんも初見であったが、アジア系の血が混じった風貌がとても格好良く、繰り出すカンフー技の切れも凄い。リティク・ローシャンも同様に凄い。-
・その3 ハーリドの顔が手術にて複製されるシーンと、その後の展開・・。
・その4 屋根の上を疾走する数々のシーン・・。
ー骨折しなかったかな・・-
・その5 適役フェローズのお気に入りの女性ダンサー、ナイナ(ヴァ―二―・カブール)がコレマタ、エキゾチックな凄い美人。幼い娘ルヒとハワイで暮らすことを夢見て、カビール大佐に協力する。
彼女は、機密情報を得るために、フェローズにハニー・トラップを仕掛けるが・・。
<多少、ストーリー展開が粗いが、無問題である。踊りも観れるし、美男美女入り乱れて、世界各国を舞台にしたサスペンスアクションをお腹一杯、堪能する。
ルヒと暮らすことになったカビール大佐の姿や、夫の汚名を見事に晴らしたハーリドの国家葬での母親の哀しみと誇らしさが入り混じった顔が映し出されるラストも良い。>
■蛇足 あのラストは、次があるよね・・。又、観たいなあ。望むシリーズ化。
次は、「007」へのオマージュ作品でお願いします・・。
<2020年9月20日 刈谷日劇にて鑑賞>
お腹いっぱいです!笑
ベタなストーリーとダンス・・・と思うなかれ。
なかなかのサスペンスとアクション!魅せてくれます。
ベタな展開なのかなぁ?と思っていると、良い意味で裏切られます。
インド映画の肉体派アクション、、、、悪くない!
それでいて、王道も踏み外さない。
長い上映時間が気になりません。
たっくさん食べましたが胃もたれなし。
おすすめです!
超おすすめです
007待ちきれない人必見です!
ミッションインポッシブルと、ワイルドスピードを足して2で割らない感じの映画です。「凄い」の一言。“グラグラ“映像が終始気になりましたが、そんなのお構い無しの圧巻の“でき“です。“バーフバリ“以降の最高のインドアクション映画だと思います。
アクションシーンは突き抜けていますし、ストーリーも時系列を組み替えながらも最後まで飽きさせずに、伏線回収もバッチリの出来です。正直ミッションインポッシブルよりも良いかも?2時間40分の長尺は全く気にならないし、お決まりのインドミュージカルも“キレッキレ“でめちゃめちゃかっこいい。主役のリティク・ローシャンさんは、超イケメンで、筋肉も半端無いです。トム先輩も歳に負けずに頑張ってほしい。
バーフバリ以降、インド映画のアクションシーンは異次元の世界だと思う。CGの荒さはあるのだけど、肉体の使い方が半端無い。本作の公開館が少ないなんて、、、、涙。
MI、007、ワイルドスピード、この手のアクション映画が好きな方は是非観てほしいです。納得の作品だと思います。
でもね、ウォー!!!!!タイトル何とかならんかね??
インド映画は変わった
「マニカルニカジャーンシーの女王」「燃えよスーリヤ!」
などちょくちょくインド映画も見ております
今作はスチールからは一見インド映画っぽくないなと
思いつつも遅れた近所のディレイ公開で観賞
感想は
骨太のエンターテイメントアクション
意表を突いたどんでん返し
インド映画らしからぬ筋肉モリモリイケメンバトル
時間もたっぷり
2本分観たような気持ちになりました
暗殺担当の工作員カビールがターゲットと
思われる中東系テロリストをスナイプすると
思いきや指揮していた指令を射殺するという
衝撃的なシーンから始まる今作
カビールは裏切り者として軍に殺害が命令されますが
もうひとりの主人公ハーリドはカビールとは特別な関係で
お前は私情が挟まると計画から外されてしまいます
その二人のエピソードや
なぜカビールが裏切ったのか?裏切りだったのか?
などを回想しながら伏線もばら撒きつつ
たっぷりじっくりやっていきます
そうはならんやろ的展開もあるにはありますが
昨今のハリウッドと比べてもまあこんなもん
その主人公の二人がインド映画定番の
ヒゲのぽっちゃりおじさんというイメージとは
まるでかけ離れた爽やかなモリモリマッチョマン
かつキレのある動きで
お約束のダンスシーンもこれ予算めちゃめちゃ
使ってるなと唖然とする豪華さでした
この完成度なら普通にもっとシネコン公開
増やしても良い気がします
ただでさえ洋画が今のコロナ禍で不足気味
ですし…
おすすめです
終盤もなかなかええええゑゑゑゑゑという展開で
楽しめますよ
キレッキレのダンス
先日のファヒムに引き続き、日本とかけ離れた環境にドンドン引き込まれました。
昔観たインド映画とは違って、こちらも楽しめました。いちいちスローになる画面に笑いそうになりつつもイイじゃんイイじゃん、あり!と。
キレッキレのダンス、イケメン、ムキムキ、女優さんの美人さにハマりました~
主人公の俳優さん多指症なのね。
知ってたらもうちょっとじっくり観てたかも。
インドでは指が多いと崇拝の対象となることもあるそうです。
また観たいな。
スパイアクション全部盛りカレー
007、ミッション・インポッシブル、ワイルド・スピード、その他諸々のスパイアクションをごたまぜにして、インドの踊りとバタ臭さをまぶして強火で揚げたような映画です。
とにかく定番のアクションをこれでもかと詰め込み、それをハイレベルな肉体と案外金かけてるCGでド派手に魅せる!
予算が相当あるのか色んな国へ飛びに飛ぶ!
アクションしてない間はだいたい踊ってるかキメ顔!
ハリウッドならおそらく「洗練されてない」と言われ、しかしインドだとなぜか似合ってしまう、ちょっとくどいくらいの力押しっぷりがもはや心地良かったです。
ストーリーもわかりやすい範囲で二転三転し、スパイものっぽい雰囲気を出すことには成功。
細かいツッコミどころは山ほどありますが、シンプルに面白かったです!
…とここまで褒めておいてなんで点数がこんなもんかというと、アクション面のラスボスがイマイチ過ぎた、これに尽きます。
以下、若干ネタバレを含みます。
アクション面のラスボス、観客としては「ポッと出の雑魚」なんですよね…
そんなんと死力を尽くされても、主人公側の格が落ちるだけというか…
そもそもそんなトリックなら、そんな細かい伏線じゃなくて普通に分かるだろうという…
まぁ意外性はありましたが、長い映画の最後の最後を飾るにはちょいと力不足だったかなーと。
面が割れる(物理)
諜報機関の少佐が味方の幹部を撃ち殺し、裏切り者として元部下をはじめとするチームに追われるが・・・といった物語。
序盤は昔のカンフー映画みたいなアクション。話も分かりやすいし、あぁコレ頭を空っぽにして観られるアクション映画だ~などと思っていたが・・・
中盤からは、最早ミステリーとも言える伏線張りとどんでん返しの連続。それにともないアクションもハリウッドテイストに。
でもでも、インド映画お約束のアレはしっかり提供!何だかんだコレが楽しみ(笑)
かなり早い段階でオチが読めた~とたかをくくっていたが、結局はしっかり騙されました(笑)
全体を通して、内容や展開はドストライクなんだけど、何故かそこまでググッと来なかったのは、やはりインド映画特有の長さの所為なのかな。
もうちょっとスッキリしていればより良かったかも。
良かった。
インド映画。ぽっちゃりの口髭じゃなくて、こういうマッチョな人たちが主役になる時代なんだね。
それでもオールインワンな感じと途中のダンスは楽しめた。
本筋のストーリーも、布石を一つずつ回収してラストはすっきり。いい映画でした。
よほど時間が余ったとき向け
ヒューマントラストシネマのodessa上映で鑑賞。odessaというのは新しい音響システムで通常の上映とは異なる音域での上映だそうである。簡単にいうと、音がでかいということだ。既にあちこちのシネコンでIMAXの上映を鑑賞しているので、特に驚きはなかった。
本作品はアクションを楽しむ映画なので、大音響が向いている。その点ではodessa上映は悪くない。音楽と踊りも愉快だし、アクションも見事だった。インド映画といえば「バーフバリ 王の凱旋完全版」でお馴染みの俳優プラバースのようなややぽっちゃり気味のヒーローのイメージだったが、本作品の二人はボディビルダーみたいに脂肪を削ぎ落とした肉体で、マッチョであるにもかかわらず軽快なダンスを踊る。マイケル・ジャクソンみたいに細くてシャープな男が踊るのもいいが、ごつい男が太い腕を振り回してアップテンポに踊るのも見ていて面白い。
ストーリーはミッション・インポッシブル風。アクションも同じくミッション・インポッシブルに似ている。軍人や諜報員といった現場で闘う役人が主人公だとどうしても似てくるのかもしれない。不死身すぎてリアリティに欠けるところがいまひとつで、あまりに超人的すぎる人物には誰も感情移入できない。
鑑賞後に残るものは何もないし、雑魚キャラとして登場する沢山の男たちがむやみやたらに殺されるのはそれほど痛快なことではない。予想される危機の想定シーンがなくて、登場人物の台詞だけで説明されるから危機感や緊迫感がちっとも共有できない。危機感を覚えているのは登場人物だけだ。
何も考えずにボケっと観る作品で、よほど時間が余ったとき向けである。
すっげえよ、これ!娯楽として楽しい!
俺は、映画は文化だと思うが、俺にとってのインド映画は純粋に娯楽みたいだ。きょう観てきた「WAR!」は、その点で満喫させてくれた。よかったら、以下のレビューでその感覚を味わってください。
まずは、007やスパイ大作戦を意識しまくったかっこいいオープニング音楽。インドっぽさの混じる旋律が嬉しい。う~ん、ちょっと前、つまり古さを感じるのは、俺の思い込みかな? お、この登場の仕方はなにかを思い出す… そうか、マンガだ。子供の頃に読んだスパイマンガだ! 横山光輝先生もそんなの描いてた時期があったのを思い出したぞ!
いいねえ、迫力の銃撃戦と軽業的肉弾戦を交互に繰り広げる中で「何故、いま撃たないの?」のオンパレード! 途中まではそれを説明する「畜生、弾切れだ」的なシーンも交えてたけど、途中から面倒くさくなったのか、そんなシーンはなしだ。これぞ、ちょっと前のアクション映画だ!気持ちいいくらい振り切ってるぞ! 軽業的肉弾戦の激しい動きは見事の一言! なのになぜか俺は微笑んでしまう。いやあ、いいよ、最高!
そしてしぶい男の背景音は、耳をつんざく大音量の重低音だぜ!副主人公の大活躍の後は、主人公の登場! 10mほど歩くシーンのスローだけで1曲終わるぜ。この調子で151分見てたら、低音の響きでお腹がキュルキュルしてきちゃいそうなくらいだ!
もうとにかくすべてのシーンに音楽か効果音がついてるぜ。やっぱ、ちょっと前のアクション映画だ! 観客の心の動きを誘導してくれる親切効果音だ。「ここは主人公登場ですよ」「ここはしんみりする場面ですよ」手取り足取り効果音と音楽が教えてくれるぜ。俺は、単純なので、音の通りに引っ張られるぜ!もう最初から最後まで、映画の言いなりだ。ベタに音で引っ張る、まさに昭和の手法だ!
軍人だったが国を裏切った父をもつ副主人公ハリード。その父が撃った相手であり彼の師匠、主人公カビールが今度は国を裏切る!どうするハリード。国のために父親代わりのような関係までになっていたカビールを撃ち、真相を明かさせられるか!
古今東西のアクション映画すべてからいいとこ持ってきたような映画だ! 銃撃戦と肉弾戦はさっき言ったが、バイクでの山道チェイスから街中チェイス、もちろんあります! 後部ハッチを開けた航空機内での格闘! 航空機からの自動車でのダイブ! もちろんあります! 氷上のカーチェイス! もちろんあります! どれもちゃんと金をかけてちゃんと撮った見事なもの! どうだ!インドだって、これだけのアクションを撮れるんだぞ! いやあ、わかりました。参りました。凄いです。ほんとに凄いです。ホントにこれだけやってるのは凄いです! ただ、全部どこかで観たシーンって感じなんで、俺は感心する一方で、微笑んじゃいます。
先に書いたように151分です! 「疲れるだろ」 てことでか、インターバル映像も入れてくれたよ。あんな男くさい男が、娘?と仲良くしてるシーンを、幕間みたいにつけとくから観といてね、みたいなシーンで一服させてくれたよ。 休めた? 休めたら再びアクションの嵐の再開だよ! こんな調子で最後まで、ぶっ通し走り続ける!!
さすがに、この手のオールアクション映画では、インド映画の特徴である「歌と踊り」は封印か? と思ってきた頃! やはりあったぜ「歌と踊り」。 ハリードとカビールが紆余曲折を経て信頼しあえたシーンで、フルコーラスでの歌いまくり踊りまくりだ! 「ないわけないだろ」とでも聞こえてきそうだぜ!(あらためて思った。インド映画の踊りは "心象" の表現なんだろうな。「うれしいぞ!!」という気持ち=踊りまくり、なんだろうな...)これでなくっちゃ、インド映画じゃないぜ!
後半もずっとアクションだよ。どんどん規模が大きくなってくよ! おお、川を下るこのシーンは「地獄の黙示録」じゃないか! そして最後の決闘シーン。銃撃戦なんて、もう、芸術だよ! もう、ほんと最後まで楽しめます。馬鹿になって楽しめます! とにかく、すげえ金額をつぎ込んだんだろうな。そういう映画。
あ〜、気持ちよく、疲れた。
...惜しむらくは...
すべてのエピソードはちゃんとつながっている。どんでん返しもあり、さらなるどんでん返しもあり。いったい誰がいいヤツで誰が悪者なんだ!? というドキドキもある。そんなわけで脚本もがんばった! だけど、なんだかなあ。映画はこんなに楽しめるのに、なんでストーリーはもうひとつな感じがするんだろう? 多分に以下の部分なのかな、と思う。
後半、敵の豪華な自宅を見張る主人公。敵の自宅のほとんど全ての箇所に、カメラ・盗聴機を仕掛けることが出来ていて、相手の動きは手に取るようにわかる。そこまでカメラを仕掛けることは出来たのに、パソコンだけは触れなかったらしく、わざわざ人を送り込んで、USBを挿してもらわないと、敵の悪事が見抜けない、というところかな? ノリノリで観ている俺でも、「これだけカメラ仕掛けられたなら、そのついでにパソコンもやってくればよかったのに」と、気付いちゃったからか? そうなのか? そしてそのために敵陣に送り込むダンサーのナイナに起きることが、あまりに理不尽だからか?
たしかに、もうひとつ、本作をナイナの視点から見ると、ひどい映画だからな。単なる悲劇でなく、ただ一言、「ひどい」だ。この扱いは日本の70年代くらいだろうか?「エンタメのためにここは犠牲にしてもいいだろう」と考える部分が、古いんだろうな。
M:I最新作公開!(ミッション・インディア)
タイトルからしてコメディかと思ったら、意外とガチなスパイアクションでした。元ネタバレバレのアクションシーンに、長回しのカンフーシーン、そして来るか、お約束のミュージカル群舞シーンと、見どころ、つっこみどころ満載なのが、ミョーに嬉しいエンタメ作品です。主役の二人は、インド人にしてはあまり濃くない顔立ちで、ハリウッド映画でもいけそう。
ダンスシーンの進化
インド映画のダンスシーンの位置づけは大きいけど、勢いを増して進化していると思うほど素晴らしいダンスだった。
内側から湧き上がる様なリズム感とシャープな動き、さらに魅せる表情にドキッとする。
男性バレエダンサーさながらのジャンプやスラリと伸びた真っ直ぐな足。
ジャンルまで超えた美しさと楽しさを堪能した。
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