ワールドエンド・サーガ 世界感染

劇場公開日:

解説

ゾンビが蔓延する世界を舞台に、希望を求めて生き抜こうとする2人の少女を描いたドイツ製サバイバルホラー。女性監督のカロリーナ・ヘルスゴードが手がけ、トロント国際映画祭、プチョン国際ファンタスティック映画祭など各国の映画祭で上映された。原因不明の病原菌により人類の大半がゾンビ化し、壊滅状態になった世界で、ドイツのワイマールとイエナの2つの都市だけがかろうじて存続していた。ワイマールの住民たちはゾンビを殺害することに執念を燃やし、一方のイエナでは治療薬の研究が進められていた。ワイマールに暮らす少女ビビは、厳しい規律のコミュニティに疲れ果て、イエナに向かうことを決意。同じくイエナを目指す少女エバと出会い、道中をともにするが……。ヒューマントラストシネマ渋谷の特集「WCC ワンダーナイト・シネマカーニバル2019」内の「MDGP モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2019」(11月22日~)上映作品。

2018年製作/90分/ドイツ
原題:Endzeit
配給:[MDGP]上映委員会
劇場公開日:2019年12月6日

スタッフ・キャスト

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(C)2018 Grown Up Films, ZDF (C)AnkeNeugebauer/Grown Up Films/ZDF

映画レビュー

3.0ビビりのビビ

2024年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

 物資輸送の自動運転列車が立ち往生。2人の少女を乗せていることは誰も知らない。そこでビビとエバは歩いてイエーナに向かおうと決意する。ビビは家族をゾンビに殺されたトラウマから精神を病んでおり、病院からワイマールから逃げ出したかったのに対し、エバは規則だからといってゾンビに噛まれた少女を殺害したことから罪の意識に苛まれていた・・・そしてエバもまたゾンビによる傷が悪化しつつあった。

 田園地方の絵画的な美しさに対比するようにゾンビの醜さ、さらには顔から草が生えている中年女性も登場する。シシガミ様ですか?

 走るゾンビに襲われたらひとたまりもない。武器も腕力もない2人の女性にとって、逃げるよりも隠れることのほうが大事。少女の成長物語なんじゃないかと高をくくっていたけど、もっと奥深い意味があるように感じました。

 ワイマールもイエーナも旧東ドイツというのも意味深。ゾンビが侵入しないように鉄条網の壁を作ってあるなんてのも旧東ドイツの閉塞感を暗喩してるんじゃないでしょうか。さらに草が生えるという自然の浄化作用とか、ゾンビウイルスに対する提起があるような気がしてならない。少女の冒険談だというから、ドイツ児童文学(二人のロッテとか?)を想像したけど全然違ってたなぁ。まぁ、普通に癒やされました・・・草

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kossy

1.5独りでどうする気だった?

2019年12月7日
Androidアプリから投稿

怖い

単純

ウイルスにより人々がゾンビとなり、正常な人が2つの小さなコミュニティで暮らす世界で、そこから出て行く2人の少女の話。

一方のワイマールはゾンビを徹底的に駆除しようとしており、もう一方のイエナは治療を試みるコミュニティ。
二つのコミュニティ間の人行き来は禁止されており、物資を運搬する無人の車だけが行き来するという中で、二人の少女がそれぞれワイマールから出るストーリー。

ゾンビ映画なのでホラー設定ではあるけれど、怖がらせることを目的としてはおらず、この世界を生きる二人のドラマをみせるロードムービー的な流れ。
ちゃんと襲われるところもあるけれど、ゾンビがわんさかと出てくる訳ではないし、ガシガシと足蹴にすれば倒せたり、共食いしたりと恐怖が迫る感じではないというね。

片や荒ぶり片やおんぶに抱っこの二人がそれぞれの思いや目的でコミュニティを出たのは良いけれど、突然揉めたりくっついたり、冒頭からとにかく間の悪いゆったりテンポで進行していくし、唐突に現れた緑のおばさん辺りから何か突然説教染みた感じになったりと何が何だか…悪くないシーンもあったけど、冗長だった。

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Bacchus

4.0No exceptions! Those are the rules.

2019年11月29日
PCから投稿

悲しい

知的

幸せ

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Naaki

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