フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめてのレビュー・感想・評価
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温かな映画。癒されます。
小さな漁村の漁師達が歌手としてメジャーデビューして成功する。ストーリーは単純で起こる出来事もよくありがちな物だけどいい。 劇中で繰り返される漁師達の歌がいい、心に残る。舞台となった漁村もいい佇まいで綺麗な風景。日本の田舎の漁師町の多くは寂しく、少し荒っぽい感じがするけど、この映画の漁村は雰囲気が違う。 サントラがほしいけど見つけられない。
俺、こういうの、好きだなあ
ロンドンの音楽プロデューサーが、遊びに出かけた漁師町で、友達に騙されて、漁師達をスカウトする話。 俺、こういうの、好きだなあ。 決して大型映画とは言えないし、エピソードもありそうなものばかりと言えばその通り。だが、ほぼ同じ生活が繰り返される漁師町を舞台に、カントリー音楽を聴きながら観ていると、「ありそうなエピソードじゃダメなのか?」という思いがしてくる。 そして、この映画は、「観た人を幸せな気持ちにする」という役割は、間違いなく果たしてる。 みんな、ずっと歌っていてほしいな。幸せな映画でした。
おじいちゃん達が歌いながら酒飲んでるのは幸せな光景
港町の漁師たちが舟歌でレコードデビューする実話を元にした話。 豪快で人情に熱い漁師たちがほんわかする。 おじいちゃん達が歌いながら酒飲んでるのは幸せな光景。 ストーリー構成はシンプルかつ強引だけどなんか許せちゃう愛くるしさありました。 ほっこり映画~。 港町の住人とよそ者が仲良くなる田舎モノの要素。 おじいさん/無骨男たちがレコードデビューを目指すギャップ要素。 そして恋愛要素をほどよく組み合わせてる。 オープニングが秀逸。 上空からとらえた海+漁師たちの歌が聞こえてくるパワーある画。 開始3分で泣きそうになった。 このシーンのおかげで”漁師たちの歌は良い”って大前提を客に納得させる機能的な意味も。 や、ほんと素晴らしい始まり方です。 終盤は冷静に考えると”あれ、それで解決でいいの?”ってなるんだけど、絵と人の幸福パワーがすごくて許せちゃう。 良い映画だったな~っとシアターを出れました。 ヒロインのタペンス・ミドルトンがめっちゃ綺麗。ちょいベッキー似で笑顔がステキ。 目に福~。 漁師たちは良い味出してる顔ばかり。 メイン格のジムは激渋。 おじいさんのジェイゴはもう存在が良い。 けっこうな下ネタも吐きながら楽しく暮らしてるのがよいなー。 前半は同僚たちのイジワルがやりすぎで……正直どん引きしてしまった。 で、なんかムカムカが~と入りは距離を置いてしまったけど、ヒロインのかわいさと漁師たちの魅力で次第に物語に引き込まれた。 派手な映画ではないけど、じんわりと心が満たされる映画でありましたー
人の心って温かい✩⃛✩⃛✩⃛
めっちゃくちゃ良かったぁぁ❤ ❤ ❤ これまた胸アツな男達の物語🎶 いや、男達だけぢゃないな。女性達もしかり。 This is a story about people with good deeds, always filled with love and hapiness. 父娘ものに弱い身としてはジムが娘を見る目にうるうるしちゃう。ジムパパとジムママの夫婦愛にもうるうるしちゃう。町中の人が嬉しいことも悲しいことも自分のことのように受け止めるこの町が素敵すぎるぞぉぉぉーー こーゆー胸を熱くさせてくれるストーリーはいいねー(*´ω`*) 2018年に観た「ウィスキーと二人の花嫁」を思い出す。(作品中でも"whisky galore"について触れてたこともあるし)
バツイチ子持ちこんぶ姫と小さな入江でホットワイン🍷 観ているこっちも暖まる
8時20分からのファーストショーのみでしたので、日曜日の朝早起きして新宿ピカデリーに。2月の始めなのに小春日和でした。映画を観たあとはもっとぽかぽか。この映画はレイトショーではなく、午前中に観て、お日様を浴びながら、余韻に浸るのが似合う。 イングランド南部のコーンウォール地方の小さな漁村が舞台。親子三代の漁師を中心に総勢10名の男性アカペラ集団。DolbyATMOSでなくとも、音質がすごく良く、ダイナミックに感じられた。カモメがうるさい浜のシーンや教会のシーン良かった。 音楽業界のひとりの愚直な男の信念が最後に実り、実に気持ちいい。 バツイチ子持ち女性とのラブストーリー仕立てもいい。 そして、何よりみんなが主役。 パブでの音楽クイズの場面も良かった。 亡くなってから、最高ヒットランキングを達成したのは…………… Otis Reddingの…………… Dock of the Bay…………… ほう! 500年の歴史のある漁師歌。歌詞の内容もなかなか面白い。黒人ブルースと共通点あり。 おじいちゃんのセリフが渋くて、カッコいい。庭の椅子で息を静かにひきとる場面は泣けた。 常に村人が集うPUBはとても大事な場所。云わば、「海の男達の聖地」 あんなにいつも満員で流行っているパブが赤字なのは、自分たちで飲み過ぎか、お代もらい忘れすぎ? 価格設定安過ぎ? 漁師のおじいちゃんの妻のばあちゃんと孫息子夫婦でやっている。 孫娘はバツイチで、民宿をやっているから、結局、親子三代での家族多角経営。民宿のほうが、もうからなさそう。男たちは漁師で地元の海難救助隊を兼ねている。漁に出ないときはお互いにサポートが可能。別に手放す必要ある?と思っていたら、後でその理由(プロット)がわかります。 バンドリーダーのオヤジさんの奥さん(息子と娘の母)はワイト島の男と駆け落ちしたと、会話のなかで説明があり、要するに男ヤモメ。 ワイト島? ティーン・スピリット(エル・ファニング主役)の舞台だ。イギリスのロックフェスティバルの聖地でもある。 エルのお母さんは男ぐせが悪過ぎて、お父さんのほうが家をでてったので、話しが繋がった❗ まぁ、強いて言えば、もう少し、漁の詳しい場面があって欲しかった。魚好き、釣り好きなもので。篭の中身はタコ🐙? カニ? オイラにマンションを売り払ってまでして、小さな入江の海辺の家を買う気にさせてくれる女は今後現れるのか? ガストのホタテとエビの海鮮リゾットセットを食べなから、真っ昼間からアホな妄想に浸るのであった。
海親父たちに癒やされた
実話を元にした映画で、 逆境もひねりもないどストレートだけど、とにかく海と島の風景、楽しそうなパブを見てるだけで心地良い。 そこに海の親父たちの声聴いたら、もう癒やされまくり。 リラックスできて気持ち良かった。良い休日を過ごせた感じ。
橋を渡って行ってみたい
スクリーンから伝わってきたのは、美しい映像や心に響く歌声だけではなく、漁師町に染み付いた磯の香りやビールの苦美味い喉ごし、静かな夕暮れの空気感、心地よい海風まで……感じられた。 4D映画だった。
久しぶりに真っ直ぐでいい映画を見た気がする
癖のある映画の方が、なんか面白いものを見た気がするんですよね。驚きとかもあるし。 けれどこういうしみじみといい映画というのも、やっぱりいいなぁと思わされました。 とはいえ美しい映像、ストレートだけど単調にならないお話、無理のないお芝居と素晴らしい音楽、どれもとてもレベルが高いが故、なんですよね。 終始心地の良い映画でした。 クセ映画にもたれた時などにぜひ。 素敵な作品です。
イケオジ満載ハートフル音楽映画
イギリスコーンウォールを舞台に、漁師仲間が歌うカントリーソングが、アルバムヒットチャート入りを果たしたという、実話を元にした物語。 連合王国であるイギリスの、地方の独立心や誇りの高さ、地元愛の強い気質を念頭に置いて見ると、一層味わい深いかも知れない。車で橋を通ってロンドンと行き来するシーンが幾度もあるが、作中の台詞「橋のこちらはイングランドじゃない」の気概があるのである。 口が悪く、頑固で気難しい漁師達は、観光気分で地元を引っ掻き回す余所者に冷淡。しかし、素朴で歴史ある地元の生活を理解し、尊重してくれる者については、ちょっと暑苦しい程に愛情深い。田舎町のおっちゃんおじいちゃん達が寄り集まって、助け合い、悪ふざけする様は、時に少年のように可愛らしくも格好いい。 主人公のロンドンの音楽プロデューサーが、都会的で洗練された爽やかイケメンでないのがいい。失礼ながら、ぽっちゃり体型で、ちょっとパグに似ている、愛嬌のあるタイプ。同僚にからかわれて田舎町に置いてけぼりにされた時には、大丈夫かキミ、職場イジメ受けてんじゃないのかと…(笑) しかしその、ちょっと抜けてる正直さと、朴訥な誠実さで、徐々に本気で漁師達に肩入れし、地元に受け入れられていくのが好感度高い。 音楽映画としても良質。妙に美声な漁師達、ちょっと俗っぽい民謡、浜辺やバルで、気軽に、賑やかに、歌い手も聞き手もごっちゃに楽しむ音楽の心地良さ。 鉄板の作りで目新しさはないが、メロディに心沸き立たせ、ハートフルなストーリーにほっこり、しんみりと、嫌みなく気持ち良く楽しめる映画。
私の場合は屋根に乗る事でした。
効率の良い仕事ぶりにテンポの良い会話、誰となく歌い出す歌、そして仕事明けのビール。 そんなプロフェッショナルたちに立ち向かう、よそ者。 こんな光景、仕事してれば大なり小なりぶつかるはず。 山奥の僻地に乗り込んでの仕事をした際、部落の人々の心をほどいたのは、雨漏り対策で早朝から屋根に登った瞬間だった。 ポートアイザックの人々同様に、無骨だけどシンプルで人の良い部落の人々も、盆踊りでの太鼓や唄は抜群にうまくて真似のできない深みがあった。 長く受け継がれる生活と味わい深い物、しっくりときてホッと力が抜けた。
気分よし!
ストーリーもいいんだけど、音楽が最高で自分の好みにドンピシャ❗ どこかポーグスを感じさせる響き、そして ちょっとだけトムロビンソンバンドまで使われてて、懐かしさ倍増。 恋愛話抜いてもらっても、私は全然楽しめたと思います。 サントラ買おうか迷い中、でもトムロビンソンバンドは入ってなかったん... あとは、フィッシャーマンズのCDもこの後調べてみたいです。 音楽からずーーーっと遠ざかってただけに、素晴らしいパワー頂きました‼️
☆☆☆★★★ ハリウッドの超娯楽大作を観た時に、期待以上の凄い作品...
☆☆☆★★★ ハリウッドの超娯楽大作を観た時に、期待以上の凄い作品だった場合。映画ファンとしては、この上ない喜びを感じる事でしよう。 だけども、日本で公開される全ての映画が超話題作とゆう訳ではないのが現実。 大半の作品は、全く話題にも挙がらず。ましてや、満足な宣伝もされずに公開され。いつの間にか公開が終了している作品は多い筈です。 そんな中から、地味な内容に少ない映画館数。事前に一切の情報も知らずに観た作品が、明日の活力を与えてくれる作品だった場合。これもまた、映画ファンであった事の喜びを、より強く感じさせて貰える事でしよう。 本作品こそはまさにそんな作品でした。 予定調和などクソ喰らえ! 田舎モンには田舎モンの流儀があるんだぜ!オレ達漁師を舐めんなよ都会人! …とばかりに、一見すると強面の男達。 しかし、そこは根の優しい人の良いオッチャン達。 観ていると、まるで少年ジャンプを読んでいる様に。友情に熱く、1人1人の絆は深い。だからこそ、その懐に飛び込んで仕舞えば「お前も仲間だ!よ〜し呑もうぜ!」…と、熱〜い男の友情物語が展開される。 まあ正直に言えば、特別に大絶賛する…って程ではないのですが。観終わった時には、心の中から〝ホッコリ〟とさせてくれる暖かさに溢れている良作でした。 2020年1月15日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター1
どこまでが真実ネタかわからないけれど。
漁師さん達が歌手デビューして現在も活躍中という事は事実みたいなので。 人生どこでどうなるかわからない、っていう超シンデレラネタでみたらハッピーになれる事まちがいなし。 イギリスの海は寒ざむしいけれど全編ハートフル。幸せ。
現実世界にもファンタジーはあるんだ!
こんな事が実際にあるんだ!本人たちも夢を見ているようだったと思うけど、側から見ても信じられない。まさに、この世に咲いたファンタジーの花だな。 見てても微笑ましく楽しめる。
コーンウォールの美しい景色とともに
漁師×唄 面白い題材で、やはり良作だった。 個人的に物語に出てくる漁師の長老が存在感を放っていて彼から目が離せなかった。なんて可愛いおじいちゃん。 漁師の男達の絆とプライドと生き様が歌に現れていてそれが人々の心を捉えたのだろう。 ちょっと出来過ぎ、順調すぎるストーリーではあるが、まぁ楽しく鑑賞できたので問題なし。ダニーとオーウェンのロマンスにも注目。 コーンウォールがとても美しい街であることが良くわかる作品でした。
重みのある歌声にはまるかどうか
実在する漁師バンド「フィッシャーマンズ・フレンズ」のデビューを映画化。 よそ者を嫌う排他的な風土、頑固で喧嘩っ早いオヤジたち、メジャーデビューを断る上司。たしかに障壁はあったが、意外とスムーズにことが進んでいく。実際こんな感じだったのかも。そう考えるとメインはラブストーリーのような気がしてくる。それもそんなに目立った盛り上がりはないんだけど。 ところがバンドのみんなが歌う姿に心を持っていかれた。海辺やバプで聴いてる人と同じように楽しい気分やしんみりした気持ちにひたる。万人にオススメはできないけど、個人的にはお気に入りの一本になった。 ちなみにお父さんジム役のジェームス・ピュアフォイがヒュー・ジャックマンに見えて仕方なかった。勘違いした人もいるんじゃない?
コーンウォールから届いた嬉しい調べ
大好きなアガサ・クリスティの故郷であるデボンシャーのあるコーンウォール半島の風景を見れたらと選んだ映画だったが、これは嬉しい驚きであった。人の営み、笑いと涙、新しい生と死、友情と愛情、誤解と和解、映画が描くべきものがすべてここにあると言ってよいだろう。それが心地よい調和(ハーモニー)を持って描かれている。いま生きていて映画を観れる事が幸せだと久々に思えた映画。
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