ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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『人は愛のためには何でもする』その言葉にテーマ付けされた展開が深い。
2017年のオリエンタル急行殺人事件とは違って犯人は分かったけど、期待通りの豪華で目を喜ばせてくれる。
ワンダーウーマンなどハードアクションが多のが一転キラキラ輝くガル・ギャドット、エジプトの景色などとにかく美しい。『人は愛のためには何でもする』その言葉にテーマ付けされた展開が深い。
1も奇数ですよ
当初の公開予定日から2年以上経過し、その間に何十回と予告を見たので結構楽しみにしていた作品。しかし前作の「オリエント急行殺人事件」はイマイチだったので、少し期待値は下げ目で鑑賞。結果、前作よりも遥かに面白い映画でした。
冒頭からめちゃくちゃいい。
キングスマンファーストエージェント味を感じる白黒映像。カッコよくてキレがあって、この映画でアクションが見れるとは想定外だったので、思わぬご褒美でテンションが上がった。ポアロの過去が描かれているため、前作は見なくてもいいけど、見てからの方がより愛着が湧いて楽しめるかも。
重厚感あり、高級感ありの質高ミステリー。
正直、結末に意外性は感じないし、少し消化不良で納得がいかない点とか所々であったけど、結末に至るまでの経緯だとか展開だとかがとてもよく出来ていて、前作よりも遥かに楽しめた。エジプトを存分に堪能させるカメラワークが、2年待った甲斐があったなと思わせる。旅に出かけた気分だ。
人間模様が前作とは比にならないくらい上手。
誰一人として忘れない濃ゆいキャラクターたちの集まりで、群像劇としてめちゃくちゃ面白い。しっかりと人物背景も描かれているし、ポアロと話していく中で浮き出てくる本性なんかも愉快。でも、ポアロの言い方はやっぱりキツすぎるよね?笑 リネットも美しかったが、エマ・ストーン似のジャクリーンもすごく美しい。と思って調べてみたら、名前はエマ・マッキー。エマは美女ばかり。
音楽も終始良くて、味わい深い一作。
噛み締めるような面白さでラストカットは考え深く、エンドロールでは「いい映画見たな〜」という余韻に浸る。ああ、なんて上品で気持ちがいいんだ。アガサ・クリスティのポアロシリーズはまだまだ沢山あるから今後も続けて欲しいなと思いました。
美しい
欧州がWW1の荒廃から立直りWW2はまだ起きていない時代の話。その世界感がこの作品の
魅力。ナイル川の風景が美しい、それだけでも観る価値はあり。でも、英国制作のテレビドラマ版の方が面白いと思った。それが、主演俳優の違いなのか、細かなら設定のせいなのか、自分の中でもよくわからないが、雰囲気がTV版の方がよい。上流階級の華やかな生活が描かれているが、当時エジプトは英国の植民地、列強に搾取されているアフリカの苦しみがこの物語の
背景にはある。そこまで、考えたとき、現在でも帝国主義を自でいく国があると思う。帰宅して、TVでロシアのウクライナ侵略のニュースを
観ました。プーチンの頭は19世紀で止まってる、ウクライナの人々に心をよせたいが、自分の無力さを感じる。こんな時に映画を観た自分も
自己嫌悪。でも来週も観ると思う。
ヒゲにそんな理由があったとは
ポアロの心に影を落とした過去のエピソードから物語は始まったが、ヒゲにそんな理由があったなんて。もしかして、これって今回の創作?
豪華絢爛を地でいく映像がずっと続くので、目の保養というか、目の楽園といってもいいくらい。莫大な遺産を相続した超美貌のワガママ娘が、シスター・ロゼッタ・サーブのブルース曲をバックに派手なダンスを決めた後は、ピラミッド、スフィンクスの壮大に見入ってしまう。そして、夜のナイル川に浮かぶ豪華客船の美しさは何とも言えない。
小学校高学年の時に読んだはずだが、随分と時が経ってしまったので内容はほとんど覚えていない。でも、記憶の奥底に眠っていたみたいで、犯人を早々に思い出してしまった。
誰れもが動機を持っていて、船上という密室状態で繰り広げられる人間模様は、犯人がわかっていたとしても面白い。複雑な人間関係が説明セリフなしで、徐々に明らかになっていく演出は本格ミステリー好きとしてはたまらない。
お金を持ってしまったがための不幸。一度味わってみたい。
「身から出た錆」「因果応報」。「自業自得」異国への旅気分は良い。中心人物描写が軸がぶれず秀逸。
アガサ・クリスティは昭和の頃、ある程度学校で、普通以上の成績で(ここが重要)
兄弟、姉妹がいるものは多分高頻度で一冊くらい小説の文庫
家にあったはず。「オリエント急行・・」が代表格だけども、
ネットがない時代「本の所有はチカラ=知識」の時代だから、
とりあえず兄弟の誰かが、興味を持って買ってしまうわけだ。
でも海外小説はやっぱり文字が不自然に多くて読みにくいから・・
結果「買ったけど途中で断念」脱落、討死にが多いわけだ。(・・とあくまで個人的に思う。)
わしも「討ち死に」組。
でも映画は寝なければ強引に最後まで連れてってくれるから楽チン・・
(でも、やっぱりいびきの奴居た・・ジジイが寝とる💢)
コレ名探偵ポアロの人生+大富豪の娘の話。この二人が主人公。
時代背景は「戦前=第二次世界大戦前」みたいだ。
ポアロの「ベッドメイキングの説明」がよくわからない??
推理ミステリは前日に10分か20分予習が実は必要。
基本、登場人物多いし、それなりの深い事情が急展開するから・・
(うっすらと・・)でも予習が欠かせない。
俺、学生時代、授業を真面目に聴くのと、直前の徹夜状態の詰め込み得意・・
だけど「予習」はしなかったカラ・・結構苦痛。
ただ乗りかかった船だから・・無料リーフ、無料「シネコンウォーカー」に加え有料パンフまで全て熟読して
臨んだ・・・結果は大正解。名探偵ポアロの友人の「ブーク」とその恋人が分かりにくいのであったよ。
ただ、主要愛憎人物はわかりやすいので、親切な作品である。ドラマチックな展開
異国の旅気分、巧妙なトリック・・ただそれでも、赤い絵の具とマニュキュアは分かりにくい
ただ導入場面含め、場面切り替え、濃淡の出し方、時代背景、テンポの良い良作。
セットにしてはエジプトの描写が良く出来ているよ。
人物に感情移入しやすくしている。
ただ「自分の美貌と富、カネ」を自覚していながら「今までの経緯をいとも簡単に裏切る」男
そんな男への対応を誤った「ガル・ガドット」演じる主人公の「自業自得」。
ところで、船員、なんで途中で、スタッフ全員消えたのだろか???
現代を反映した愛憎渦巻く人間模様
本作は、アガサ・クリスティの「ナイルに死す」の再映画化であり、現代社会を反映した人種差別、ジェンダー問題、逞しい女性などの要素を盛り込んだ、名探偵ポアロの活躍で難事件を解決する推理サスペンスと濃密な愛憎劇をブレンドした作品になっている。推理サスペンス部分の肝である、事件関係者、容疑者との会話劇も穏やかで知的なものではなく、愛憎渦巻く激しく動的なものになっている。赤裸々で生々しい作品に仕上がっている。
本作の舞台は1930年代のエジプト。ナイル川クルーズ中の豪華客船内で新婚旅行中の大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が殺害される。彼女の夫サイモン(アーミー・ハマー)との結婚を祝福に来た乗客全員が容疑者であり、リネットに招かれた名探偵ポアロは、乗客から緻密な事情聴取をし、次第に事件の真相に迫っていく・・・。
前半は、サイモン、彼を奪われたジャクリーン(エマ・マッキー)、彼を奪ったリネット、が織り成す生々しく赤裸々な愛憎劇が展開される。定番の展開であるが、恋敵の二人の女性を演じる女優の妖艶さと愛への執着心を強く感じさせる目力に凄味があり、只ならぬ雰囲気を醸し出している。不穏な未来を暗示している。
後半は、本作の売りである本格的な迫力ある会話劇であるが、真相究明だけに絞り込まず、現代に通じる要素を盛り込んだ乗客たちの人間模様を浮き彫りにすることで、現代感覚溢れる作品に仕上がっている。
本作は、有名で古典的な原作の再映画化作品である。原作は変えられないが、原作を映画化した時代背景や雰囲気を作品に反映すれば、作品は色褪せることはない。二番煎じになることはない。その時代の背景や雰囲気が作品を新鮮にしてくれる。1978年公開の前作も面白かったが、本作も前作とは異なる味わいがあって面白かった。また映画化されれば、また観に行くだろう。その時代の背景や雰囲気を反映した異なる味わいの作品に出逢えるからである。
古典的…ジャクリーンが怖くも美しい
アガサクリスティ原作の名探偵ポアロシリーズ。
前作オリエント急行殺人事件と違って犯人を知らなかったから単純に楽しめた。
ポアロの秘密も分かったので、そこも良かった。
前作の豪華キャストと比べると…だったけど、
個人的にはサイモンを誘惑するようなダンスを見せたジャクリーンの虜になった。
なので、ジャクリーンへのあまりの仕打ちに怒りを覚えていた。行く先々に現れるなぁと思い、スカイミッションのステイサムみたいだと思っちゃったから、怖さよりちょっと笑っちゃった。
あと、オリエント急行殺人事件の鮮やかな推理と違って、今作のポアロは断定的で攻撃的、こんなんだったっけと少しガッカリ。
真犯人も読めてしまったので、ミステリーとしても物足りず。
ラストのポアロと同じように、少しほろ苦い気持ちになった。
謎解きは早送り?
オープニングの戦争シーンは必要?
その後のダンスシーンは長過ぎだと思う。
そんな風にオープニングで無駄な尺使ったからか、一番盛り上がるはずの謎解きのシーンがまるで早送りのように呆気なく終わってしまう。
ポワロは悩むことなく、まるで段取りをこなすが如く犯人を言い当てるんだけど、なぜ判ったかについての裏付けなし。証拠もなし。ただただ百発百中でポワロの推理が的中しただけ。
探偵というより、超能力者のよう。
因みに犯人は予想通りだったので意外性なかった。
ずーっと待ってた!
ずーっと待ってたのでようやく公開!
ということでもうそれだけでだいぶ満足感がありました(笑)
原作を知っていて犯人を知っている状態で観たので、犯人のふとした表情や立ち振る舞いなどにすっとぼけやがって…などと別の角度から楽しみました(笑)
驚き感や謎解き感で言えばオリエント急行のほうがハラハラするやもですが、ロマンチックなのはこちらかもしれません。
続編はないんですかね?
続いてほしい気持ちです。
アガサ・クリスティについて語ろう
はい。よく私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
またこの始まりです。最近気付いたんですが、落語の定番の最初のセリフ。毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを一席申し上げます。
それのパクリだった!いやねそんなつもりは無かったんですが・・・
さてと・・・暫し個人的な話しになります。
いやね、別に自慢じゃないんですが生来の本好きなんですよ。大体教科書は貰ったその日に全部読んじゃう。貧乏だから大して本を買って貰えないからね。
それで学校の図書館で借りて読むようになったんですね。まず少年探偵団です。江戸川乱歩の。夢中になりましたよ。私も少年探偵団の一員になりたかった。
さて多分、小学校の4年生の時おもちゃ屋さんで、スパイセットを買ったんですね。最大のウリは消えるメモ。気になりますね。ところが・・・
メモを書いた紙を水につけるんですが、消えねえ!
5分かかって溶けたんですが・・・意味ねえー!大体ね江戸川区民のクソガキに大層な秘密なんてねえし、あとに何も残らねえ!
そのあとにはまったのは、シャーロック・ホームズ。英国民の誇りです。全部読みました。ジュブナイルですが。
ホームズは助手のワトソンくんの考えをズバズバ当てます。ワトソンは聞きます。何故そんな事までわかるんですか?ホームズ曰く・・・
ワトソンくん、君はここに来る時に階段を上がってきたね。その階段は何段だった?
わ、わかりません・・・
ワトソンくん、そういう事だよ。君は注意力が足らないんだよ。
私は思わず、ギャフン!
なんだよ、そのめちゃくちゃ昭和的なリアクションは‼️
そうなんです。階段なんて一回も数えたことなんてねえし。それでその日から小学校の階段を数え始めたんです。ある日、同級生に質問しました、
君は今、上がってきた階段が何段だったか知ってますか? 答えは・・・
うるせー‼️それに何の意味があるんだよ‼️
ぎゃふん!(2回目)
確かにな・・・
ふうーーなかなかアガサ・クリスティの話しになりませんね。あっ皆さまの声が聞こえてきました。
ふざけんな!長々とお前の日記を読まされてる、こっちの身になりやがれ‼️
きゃふん(3回目)
さて、ホームズを読み尽くし、アガサ・クリスティを読み始めるんです。
ここから熱く熱く大好きなミステリーの女王について語ろう・・・と思ったんですが、すでにかなり長文になっている。
ごめんなさいねえ。でマクラを終了してここから映画の感想です。
ストーリーについてはネタバレを避ける為、割愛します。平ったく言うと男女の三角関係をめぐる愛憎劇です。
製作、監督、主演は大英帝国の至宝、ケネス・ブラナーです。リアルに三刀流だよ。ロロノア・ゾロか!代名詞はこれまた大英帝国の文学の神様、シェイクスピアです。
極めて個人的な感想なんですが・・・もちろん推理ドラマなんですよ。でも私は全部知ってるんですね。なんかね、重厚な舞台劇を見ているような気持ちになりましたよ。
また最近はある理由でチェーホフの戯曲を読んでいるのも有ります。
まあ、映画の見方は千差万別。受けての自由ですからね。
役者さんで出色なのは、ガル・ガドット。面倒なのでガル姐さんと呼びます。
ガル姐さんって戦っていませんか?いつもいつも。本作では戦いを封印しました。わがままで勝気なアメリカ娘を演じました。でもね・・・チラリと二の腕が見えると見事な筋肉なんですよ。凄い。ジムに通ってるね。まあ、俗な言い方をすると・・・
すげえ、ガタイがいい‼️タッパもある‼️
ガル姐さんはイスラエルの元軍人です。しかも戦闘トレーナー。教える立場!
今度あったら土下座して謝ります。
あと、あの方ですよ。あの方。もの凄く言い辛い。シャラメくんと一緒に出た映画から贔屓にしていたんですよ。多分ですが、もう銀幕で観る事はないのかな・・・
パンフレットにも苦慮した跡が見える。人物紹介で写真がない。結構重要な役なのに。
芸は身を助ける、性は身を滅ぼす。
ところで!皆様に有意義な豆知識を教えたいんです。
誰にも言わないで下さいよ。なんと・・・
神田明神の石段(男坂)の段数は、68‼️
あっ?また皆さんの声が聞こえました!
また、ホームズかよ‼️お前は黙ってろ‼️
シャーラップ、ホームズ‼️
こんな毒にも薬にもならない与太話にお付き合い頂きありがとうございました。
・・・自ら座布団を持って退場・・・
あっ!アガサ・クリスティについて殆ど語ってなかった!
(映画の趣旨的に)レビューがしにくいですが、一応…。
今年52本目(合計325本目/今月(2022年2月度)24本目)。
私自身は原作は観ていないので、原作などとの比較はできません。
ただ、映画単体でみた場合、ほぼストーリーの趣旨は「犯人当て、どうやって?」(要は、WhoとHowの部分)につきてしまい(まぁ、ナイル川とピラミッドを見るという趣旨にも取れなくはないが…)、その話をすると一発でネタバレです。
ただ、この手の映画では比較的わかりやすいのではないか…と思います。具体的には書きませんが、消去法的にありえない人をどんどん消していけば、答えは出るようになっているものの(Whoの部分はわかる)、Howの部分(アリバイ崩しの論点)がひねりが入っているかなとは思うものの、50%を占める「誰が」の部分はかなりわかりやすいほうです。
なお、他の方も触れていますが、最初に第一次世界大戦のシーンがありますが、本質的に必要なものの、他の映画と勘違いする人も出てくるかなぁ…とは思えます(最初の10分くらいはそれになっている)。
趣旨的にネタバレ要素が異様に強く、ああだのこうだの書き始めると一発ネタバレ案件で好ましくないので短めに。
採点要素としても特に差し引く要素は見当たらないので、フルスコア扱いです。
ポアロの完全敗北だと思います
アガサ・クリスティの原作は未読ですが、前作『オリエント急行殺人事件』を鑑賞し想像を遥かに超える驚きの展開に感動しました。
今作もミステリーとしてやはり素晴らしく犯行の動機も気持ちいいぐらい腑に落ちました。しかし、今回は一番守らなくてはならない(当然命に優劣はありませんが作品上)大切な約束を守れなかったポアロの完全敗北だと思います。
推理小説を読みながら考えることがあります。名探偵と言われる人物を一番最初に殺すべきでは?
リメイク?
リメイクと言ってよいのでしょうか?
オリエント急行殺人事件も観ましたがこちらは旧作が圧倒的に良かったですがナイルはどちらでもないなという感想です。
リメイクとか続編は元作品が優れているため作成されると思っていますが本作に関しては何とも言えないという言いつつ時代背景から旧作の方が観やすかったかな。 また原作に忠実だったかもしれない!
始まりはちょっとビックリ。 全体にゴージャスで風景も美しい。 行っ...
始まりはちょっとビックリ。
全体にゴージャスで風景も美しい。
行ってみたいなぁって思った。
前作見たはずなのにほとんど思い出せなくて、私のアルアルなんだけど、
途中であーそうだった…
ポアロが個性的でカッコよかった。
いろんな人がやってるけど
このポアロが1番好きだなぁ
♪ミステリー ナーアーイル♪
2017年の『オリエント急行殺人事件』に続き、2020年には上映が予定していた本作が、コロナの影響で、2年も延期され、待ちに待ってようやく公開。名探偵エルキュール・ポワロが難事件を解決する、アガサ・クリスティーの名作『ナイルに死す』が原作というのはご存知の通り。
本作では、モノトーンで映し出される第一次世界大戦の戦況の中から物語は始まる。そこで、ポワロのトレードマークとも言える、立派な口髭の由来が明らかにされる。髭に隠された秘密とポワロの悲恋の結末は、自分も知らなかった新たな発見。そして、舞台はエジプトへ。豪華客船によるナイル川でのクルージングへと移っていく。
大富豪のリネットと結婚にこぎつけた貧乏なサイモンだったが、そのハネムーンのクルージング船に現れたのが、サイモンの元婚約者のジャクリーン。不敵な笑みを浮かべて、この結婚とサイモンとリネットへの復讐を誓う。しかし、その船には、リネットに関りがあって、彼女を恨む者達が他にも何人も乗り込んでいた。そして、最初に殺人事件が起きたのをきっかけに、次々と忌まわしい事件が繰り広げられていく。
観る者をミスリードするように展開され、前作同様に一番のキーポイントは拳銃であるが、その他にも、スカーフ、マニュキュア、絵具、等のアイテムが布石となって、前半から散りばめられており、見逃しがないようにして欲しい。
『オリエント急行殺人事件』から引き続き、ポワロを演じたケネス・ブラナーは、主演だけでなく、脚本・監督を務め、自分が若き頃に観た『ナイル殺人事件』やアガサ・クリスティーへの畏敬の念をもったオマージュ作品として製作したと聞いている。
横柄で、傲慢な探偵というポワロのメージは相変わらず。しかし、この事件は見方を変えれば、彼の傲慢な尋問によって、逆に犯人を追い詰めた結果の連続殺人とも言えなくもないような気がする…。
大富豪役のガル・ギャドットは、スクリーンにその美貌と肢体が映し出されるだけで、優雅さと存在感のあるオーラを感じたが、逆に、原作で描かれている大富豪特有の傲慢で高飛車な態度は、影を潜め、気品ある女性に描かれてしまっていた。
1978年版を自分もリアルタイムで観ているだけに、結末と犯人も知っていたが、原作に忠実なところと新たに脚色したところが見えて、それなりに飽きずに鑑賞できた。1978版では、サロメは作家で白人だったのが歌手で黒人で、人種を超えた恋愛劇も描き、また、LGBTの要素も取り入れ、現代的な世相も交えて製作されているところは流石である。
全255件中、201~220件目を表示