ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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監督と主演(同一人物)のエゴのためだけに作られた映画
本当につまらない映画だった。
数十年前にみたユスチノフ主演の同原作映画は、解決できてよかったという人々の一体感と喜びが、悲劇を乗り越えていこうとする希望が次にあった。
この映画は、なんの感興ももたらさない。それを象徴するかのように怪我人や死人が出ているというのに船はずっと止まったまま。
原作を作り替えて挿入した一番人間的で魅力のあった人物さえ(_)てしまう。
それ以外の人物を深く掘り下げる事なくポアロの一方的な視点からのみ話が進んでいくので、他の人物の描写さえ薄っぺらで演技する機会さえない。
そのせいでユスチノフ主演の作のように何度も見たいとも思わない。
誰がポワロの髭の解説を必要としているのか?
クリスティのいろいろな作品を読んでみてもそのような「プリマドンナ」のような性格だとはどこにもない。
これ以上もう作らないでほしい。
楽しめた
原作も1978年版も見ていません。
知っている人からすると、イマイチという感想もあるのかもしれませんが、僕のようにしらない人間は楽しめます。
オリエンタル急行の最後が今作につながる終わり方だったのに、偶然、来たような話になっていて??でしたが、その辺も伏線だったんですね。
風景の美しさも楽しめます。
足るを知らナイル
愛に纏わるってことではないけど
原作は読んだことないけど、テレビシリーズや旧作は観たことがあり、今回のポアロ(ケネス版)はかなり印象が違う。
そして何よりポアロ自身の人生も絡めた物語。
いろいろな伏線を張り巡らせ登場人物それぞれの物語が炙り出されるのだが、主であるリネットについては表面だけで多くを語られることがないのが残念でした。
それが彼女の不幸な境遇ってことでもあるのかもしれませんが。けど主要キャラなのでも少し膨らませて描いて欲しかったです。特に彼女が結婚を決意させることになった理由とかを。
推理ものとしては面白いけど、どの時点でポアロは複数犯という認識を抱いていたのか?
後半ブークを詰問するときには、犯人の目星(複数犯)が付いていたと思われ、そうした場合ブークが狙われる可能性をポアロは考えなかったのか?この点は疑問が残りました。
すべてが完璧!文句のつけようのないミステリー作品。
スクリーンじゃないと意味ない。
オシャレな雰囲気を楽しむ映画
素材が豪華なのに料理が雑
船がかっこよかった。乗りたい。ジャクリーンの銃も綺麗。欲しい。あと、ポワロが7つ出てきたデザートを1つ返して6つをピラミッド形に並べるところと、遺体の脚をまっすぐに直すところが好き。同じ大きさの卵二つの朝ごはんとかも。逆に、この辺りに注目して、ポワロが決して強く正しい捜査官ではなく、心に病的なものや問題を抱えた私立探偵なんだと理解して見ないと、尋問のヒステリックなテンションとかに到底ついていけない。
映画としては、ストーリーの昇華の仕方がいまひとつ。ただのフーダニットのサスペンスじゃなくて人間ドラマとしての面白みを持たせるかとか、犯人が不自然な行動を取る理由、それを周りが疑問に思わない理由をこじつけでもいいから提示するとか、そういう脚本の努力が十分に尽くされていないように感じる。
サイモン(アーミー・ハマー)のいいところが「精力絶倫」以外、特に見当たらないのも辛い。ハマーの性的暴行疑惑で本作の公開が遅れたりしたので、なんか皮肉だ。ボワーズ(ドーン・フレンチ)も、もうちょっと魅力が伝わるように描いてほしかった。ソフィー・オコネドーの歌手役はかっこよかったけど、恋愛っぽさ出してこなくていいのに。
エマ・マッケイはあの瞳に吸い込まれそう。作家エミリー・ブロンテを題材にした映画『エミリー』に主演しているそうなので、そっちを楽しみにしたい。フランシス・オコナーの初監督作でもあるんだよね。日本公開いつかな。
ガル・ガドットさんの出演
ケネスプラナーのポアロだ!
ケネスプラナーが監督、主演
オリエント急行殺人事件に続いての作品だ。
ナイル川の上に客船を浮かべ
結婚披露宴の中の殺人事件、
ワンダーウーマンのガルカドット アーミーハーマ
新鋭のエママッキーは、いいね。
ポアロのまた違う面がみれた。
アガサクリスティ原作には
あったかな?
また
このシリーズを見たいなあ。
愛という名のもとに
だろうね
常々思うのだけれど、なんで友達に彼氏を紹介するのか。そうなるよね…。あいつクズだよ。
しかし、ポアロもいて人が殺されすぎだと感じた。
友達に尋問する時に、夫を同席させたのは芝居なんだろうと思って見てたら…😱
ポアロの髭の意味と恋愛の思い出。ブルースを歌う女性と恋愛するのかなという予感もありつつ、なんか最後までスッキリしなかったです。髭をそったポアロは、今後どうするのか。続くのか?
美しい景色、女優、雰囲気を楽しむ映画
ナイルに流れるブルース! で勝負あった
コロナで公開が2年以上も遅れたがそれもさもありなん劇場で観なければ魅力が半減する映画である。「007」もそうだが半端ない制作費を投入しているだけに中途半端には公開に踏み切れないのであろう。面白かった。原作をすごくうまいこと脚色して2時間にまとめ上げている手腕に脱帽。冒頭は意外にもベルギー人のポアロが第一次世界大戦に従軍しているシーンから始まり彼の「恋バナ」口髭の由来も描かれる。「愛」がテーマなのだ。それから20年後のエジプト。ナイル川からカメラが水上に出てピラミッドを捉えるシーンでもう心をぐっと持っていかれた。そして流れるのは黒人女性シンガーの渋いどブルース!ナイルでブルースというこのマッチングがすごい。そして男女が惹かれあう様を余計な説明を省いてダンスシーンだけで見せ切った。脚本のマイケル・グリーンも見事だが主演・監督のケネス・ブラナーに拍手!
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