ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
全318件中、221~240件目を表示
(アガサ・クリスティ原理主義ファンとして一言)天国のアガサが怒鳴り込んでくると思う。(一映画ファンとして一言)原作が『ナイルに死す』だと思わなければそれなりに巧く作った映画だとは思う。
①一つ前の『オリエント急行殺人事件』は映画としても酷い出来でケネス・ブラナーの演出には映画作りの上手さも感じられなかった(あまりにも呆れたのでそこまで気が回らなかったかもしれないけど)。今回は実際に犯行がどう行われたのかを再現したシーンは流れるような演出が巧いと思ったし、原作の改悪ぶりがよくそこまで弄ったと思うくらい徹底していたのが却って誉めて上げたいくらい。しかし、この映画で唸らされたのはこの二点だけ。あと失敗点を挙げ連って行きます。②一番大きな失敗はケネス・ブラナーがポアロをハムレット気取りで演じたこと。本格探偵小説・推理小説の探偵はハードボイルド小説の探偵とは違いあくまでも事件を外側から見る傍観者の立場。ミステリーファンが楽しみたいのは、不可能と思える殺人事件の謎が提示され、さてどんなトリックが使われているのか真犯人は誰か探偵と謎解きゲームを競い、最後にアッと驚く種明かしに「騙された~」と唸ることである。誰も探偵自身の身の上話を知りたい訳ではない(それはまた別の話)。それが今作ではやたらポアロが一人で喋って観客が謎解きに参加する暇さえ与えてくれない。アガサ自身も自分が作り上げたこの希代の名探偵を途中から嫌になったらしいが、それでもポアロ=立派な口髭なのに、それを剃ってしまうとは。原作への冒涜でしかないでしょう。③原作の『ナイルに死す』のメインテーマは“人を愛しすぎるのは決して良いことではない、賢明なことではない、時には危険で恐ろしいことになる”ということ。今作が言っているように“愛のためであれば人は何でもする”というのとはちょっと違う。「いくら愛していても度が過ぎるのは良くない」というアガサの実人生からの教訓を、最初の結婚の破局⇒謎の失踪事件を起こしてから10年立ってやっと冷静に自分の作品中で描けたのが『ナイルに死す(Death on the Nile)』なのだと私は思っている。実はアガサはカップルを犯人にしたミステリーは他にも何作か書いている。しかし、ジャクリーンほど「サイモンを善悪も憐れみも何もかも越えてただ愛していたが故に犯罪に手を染めた」犯人像にしたのは『ナイルに死す』以外にない。それを際立たせないと『ナイルに死す』にならないのにポアロに自分の恋物語を語らせてどうする。④ガル・ガドットもミスキャスト。リネットを演じるにはスター過ぎるし、カップルの仕掛けた偽りの愛の陥穽に落ちるにはとうが立ち過ぎている。初登場シーンは確かに美しくゴージャスではあったが、それは映画スターのゴージャスさであって若くして大富豪になった娘のゴージャスさではない。1978年版のロイス・チルズくらいの準スターレベルのキャスティングがちょうど良く、ロイス・チルズの方が初登場シーンでリネットの人間像を短いシーンの中で上手く活写していたと思う。リネットが死の直前にジャクリーンに向かって『貴女とは友達でいたかった。貴女だけがお金目当てで近づいて来たのでなかったから』と言いジャクリーンが涙ぐむ(この後殺すわけだから)シーンは原作にも1978年版にもなかったシーンで悪くなかったが、元はと言えばあんた(リネット)が“入っては行けない道(原作の表現)“=“友達の恋人を奪う”からだろうが自業自得だ、とあまり同情は出来ない。⑤アーミー・ハマーのサイモンは柄といいネームバリューといい1978年版のサイモン・マッコーキンデールよりは良かったとは思うがイギリス人らしさがないのが玉に瑕。口髭も色悪っぽさを醸し出し過ぎで、ジャクリーンがリネットに初めてサイモンを紹介するときの内容と合致していない。リネットの死に大泣きするシーンがあるが自己抑制の強いイギリス人があんなに人前で感情的になるか違和感があった(アメリカ人ならわかるけど)。⑥エマ・マッキーのジャクリーンは柄としては1978年版のミア・ファローより原作のイメージに近い。ミア・ファローはどうみてもサイモン・マッコーキンデールの年上の恋人にしか見えなかったから。しかし、犯行を決行する前夜、前にポアロから「心に悪を入れてはいけない」(「愛が無ければ代わりに悪が入るわ」という原作の台詞が好き)と言われていたミア・ファローが、止めたい気持ちと(サイモンへの愛から)決行する気持ちとの相克に苦しんでいるような、もう少しでポワロに真実を話してしまいたいような忘れがたい表情をした演技を見せてくれたが、今回はそういう芝居がなかったのが物足りない。⑦21世紀になったとは言え、クリスティ映画で『やりまくった』とか、『昨夜は2回した』『いや3回』だとか、踊りや服を着たままとは言えdoggy styleとかを見たくなかった(そう言えば石が落ちてくる前にリネットがサイモンのズボンの中に手を入れようとしてましたね)。天国でアガサが卒倒していると思う。⑧戦前のイギリスで白人とインド人とがいとこだなんてあり得たのか?⑨同じ様に「黒人と同じプールで泳げるか!」ということはあっただろうと思うが、アメリカより差別の少ないイギリスとはいえ戦前に白人と黒人とが同じ寄宿学校に入るということがあり得たのだろうか?⑩1974年版の『オリエント急行殺人事件』が本格推理小説の映画化はオールスターキャストというのが主流となる契機となった。同じレベルのスターを並べないと犯人がすぐ分かってしまうという理由からだが、日本の市川昆監督の金田一耕助シリーズのお手本になったくらいだもんね。世代が違うからあまり言うのもなんだが、1974年版『オリエント急行殺人事件』、1978年版『ナイル殺人事件』、1981年版『クリスタル殺人事件(邦題は最悪
)』と、ハリウッドのレジェンドと言える銀幕の大スターから名優・名女優までをズラリと揃えた正に豪華俳優陣の競演がそのまま映画の楽しみに繋がった映画たちであった。(『クリスタル殺人事件』は前二作より映画の出来はいまいちだったし、『地中海殺人事件』以降は段々地味なキャストになってしまったけど。)2017年版『オリエント急行殺人事件』はまだ現在のスター俳優や名優と言える人たちも混じっていて辛うじて豪華俳優陣と言える配役であったけれど、今回はスターと言えるのはガル・ガドットとアーミー・ハマー(映画俳優生命は風前の灯だけど)、それとアネット・ベニング(老けたね!)くらいで、後は初めて見るような人ばかり。でも、何度も言うようにこの映画の主役はケネス・ブラナー演じるポアロであって残りは脇役みたいなもんだから、これはこれで理にかなったキャスティングだったのかも。⑪ヴァン・スカイラー夫人とバアウワー看護師との間に意外な関係性があるという設定は、同じクリスティの『予告殺人 (A Murder Is Announced)』からヒントを得たのかも知れないが、犯罪に関係が無ければ(明らかに関係は無いという描き方)あからさまに暴露すべきでは無いだろう、ポアロの態度にはデリカシーが無いと言わざるを得ない。(本来のポアロや他のクリスティ作品の探偵たちでも犯罪と関係があると明確に断定されない限りは無闇に暴露しないデリカシーは持っています)。⑫第二・第三の殺人に関する設定や描写も杜撰。人を殺すことを命ずるのに普通メモで伝える?誰かに読まれるリスクが高いのに。ブークが撃たれる前にサイモンが叫んだのは一度だけ。たったそれだけでジャクリーンに危険が伝わるか?原作や1978年版での通り不必要と思えるほどの大声で状況を伝えないと。この辺り、やはり1978年版を脚色した名手アンソニー・シェーファーとの力の差が感じられる。⑬最後に、アガサ・クリスティはシェークスピアではない。前作『オリエント急行殺人事件』も何かどんよりたしたラストだったが、本作も髭を剃った(!)ポワロが物思いに沈む沈鬱なラスト。何もアガサの作品にラストがやるせないものがないわけではない。最高傑作の『そして誰もいなくなった』もそうだし、少し幅を広げれば『アクロイド殺し』『邪悪の家』『溺死(「火曜クラブ」の中の短編の一つ)』『雲の中の死』『メソポタミアの殺人』『物言わぬ証人』『杉の柩』『五匹の子豚』『愛国殺人』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』『ねじれた家』『予告殺人』『魔術の殺人』『マギンディ婦人は死んだ』『ポケットにライ麦を』『死者のあやまち』『無実はさいなむ』『鏡は横にひび割れて』『バートラムホテルにて』『終わりなき夜に生まれつく』『ハロウィーンパーティー』『復讐の女神』『像は忘れない』『カーテン』『スリーピング・マーダー』などみんなそうだ。しかし、『ナイルに死す』は、リネット/サイモン/ジャクリーンの三角関係の悲劇がメインとは言え、その後にロザリーとアラトン夫人(原作『ナイルに死す』で最も魅力的な人物)の息子との幸せなツーショットを挿入して、アラトン夫人『恋って時には恐ろしいものになりますのね』ポアロ『だから有名な恋物語多くは悲劇なのですよ』(ここでロザリーとアラトン夫人の息子とのツーショットを描写して)アラトン夫人『でも世の中には幸せもありますのね』ポアロ『そうですよ。感謝しなければなりませんよ、奥さん』、と理性も道徳も忘れてしまうような過剰な愛との対極として穏やかな愛こそ幸せもを運ぶものというオチの付け方を忘れていない(アガサもマローワン教授との再婚で穏やかな愛というものを知ったのでしょうね)。1978年版も、ジャクリーンがサイモンを撃った後自害したときにはポアロに『悲劇だ!』と叫ばせたが、ラスト、ロザリー(オリヴィア・ハッセー!)とファーガソンとの地味ながら幸せそうなカップルの姿を映した後、『女の最大の野心は愛を燃え上がらせることである』とジャクリーンへの(もしかするとリネットへも)花向けの台詞で幕を閉じている。
イメージ
ポアロと言うと、自分では動かずに事件を解決するイメージだったけど、今回のポワロは走るし、銃は構えるし、行動的な感じですね。色んな形で伏線を張ってあるので、見逃さなければ、犯人はわかるかな?
ポアロは役に立ったのか?
エジプト・ナイル川の豪華客船で大富豪の娘リネットの結婚を祝う披露宴が開催された。しかし、リネットが寝てる時に銃で殺害される事件が発生し、披露宴に集まった乗客全員が容疑者となった。探偵ポアロは事件の真相に迫っていくが、その後も次々と殺人事件が発生していくという話。
ポアロが第一次世界大戦で負傷し口髭を生やし始めた経緯から始まるが、これ必要か?最後髭を剃った様だから、意味があったのだろうけど。
やっぱり疑問なのは、ポアロは事件を解決しようとしたのだろうが、犯人を追い詰め、結果的に死人が増えただけに感じたし、本人に自分が動いたせいだという自覚が有ったのかも疑問。
あの詰問の仕方はいかがなものかと思った。
ま、人の男を奪ったリネットの自業自得なんだろうけど。
エマ・マッキーは可愛かったし、ガル・ギャドットは相変わらず美しかった。
ポワロのアップが無駄に多すぎ(←自分が監督だからね)
ケネス・ブラナー監督・製作・主演の自己愛が炸裂。
無駄に自分のアップを延々と…。
じっくり時間をとって、涙も流して見せます!
誰も見たくないんですけど。
友人ブークを演じるトム・ベイトマンは、ケネス・ブラナーんとこの劇団員なのだね。
道理で!
ジャクリーン役のエマ・マッキーがひたすら魅力的。
そのせいでガル・ギャドットが霞んで見えた。
1978年作と比べてしまうけれど、、、
美しいナイル川の早朝や夕刻、月夜などの景色が美しかったですね〜。
前作が録画テレビ鑑賞だったので、さすが映画館!アブ、シンベル神殿の迫力も迫って来て、エジプト感バッチリでした◎
でもでも、、、前作の方が良かった点
① ジャクリーン役が、ミア、ファロー。線の細い、どこかしら危なげで健気な感じで吸い込まれましたの。
(今回は肉食女子系のイメージで、これも時代なのかも?笑笑)
② リネットの後見人のマリー。衣装が素敵で品のあるリッチそうな老夫人。彼女の付き人がマギースミスでこれまた知的な魅力的な女性で衣装も中性的で凛々しい。
(今回はただ太った似通った2人の老婦人)
③ 真珠のネックレス。シンプルな真珠の方がゴージャス!!
あらら、ケネス、ブラナー監督、ごめんなさい。本作もちゃんと楽しめました!
几帳面なポアロ。死体のリネットの足が、少し傾いていたので、そっと真っ直ぐに整えたシーンは、笑えました。
そして何より冒頭の戦場のシーンは、迫力があり兵隊姿のポアロは、初でした。
非日常の映像が日常の人の営みを映し出す
人は愛のためなら何でもする」
それは愛するため?愛されるため?
愛し愛されるカップルが、みずからの欲望のために、何人もの人を死に追いやる。
死んでいく時さえうっとりしてるじゃん!
原作でジャッキーがサイモンを撃ち殺す時の心情が表現しきれてなかった!
私はそこがこの物語の肝だと思うので、甚だ物足りないです…
あと、ポアロがカボチャの品種改良に言及してましたね!ということは次作は「アクロイド殺し」?これを映像化出来たら…ぶっ飛びます
ナイルというよりミシシッピ
いきなりの第一次世界大戦映像。あぁ、これは気合いが入ってるな~と感じた序盤。ポアロの髭のエピソードも語られていた。うんうん、いいよ。ワンダーウーマンだって1作目は第一次世界大戦だったから雰囲気ピッタリです。そしてピラミッドとアブシンベル神殿の迫力も文句の付けようがなかった。もう気分はエジプト旅行・・・のハズだったけど。
サロメ・オッタボーンがブルースシンガー?白人で作家だったはずだけど、黒人ミュージシャンに変更。これはこれでカッコ良かった。船に乗り込む前にブルースを研究したとか、ポアロだって負けてはいない。ただ、あまりにもブルース感が表に出て、ディキシーランドジャズ風の曲もあったりして、これはナイルじゃなくてミシシッピ川の雰囲気じゃ?と、神殿から離れると徐々にアメリカ南部感が増してしまいました。
人種も多様化、LGBTへの言及などの改変もあったりして、何かと今風になっていたが、他の容疑者の恨み節が全然響いてこないという欠点もあった。愛のためには何だってする!といったテーマそのものは損なわれてないものの、ジャクリーンの行動が奇抜だったこともあって犯人は推測しやすいと思う。
それにしてもリネットの名字がドイルってのはクリスティも対抗意識があったんでしょうかね。どうせなら日本人ゲストも出演させて、江戸川って役を与えたらいいのに・・・そんなことを考えていたら、映画音楽の担当がパトリック・ドイルですって!どうなんでしょ?真実はひとーつ!
サイモン(夫)が許せねぇ😡
富豪の女が新婚旅行中に殺された!ポアロの兄貴出番です😃的な映画です。
もうね最初からワイはサイモン(夫)が許せないの😡
それだけリネット(妻)とジャッキー(元彼女)がいい女
いいなぁ😃
ワイ推理もの結構好きなの
でも偏りがあって古畑よりもコロンボ、コナン君よりもジェシカおばさんが好き。でも推理小説ってあまり読んだ事ない。まぁニワカってヤツです
結論から言うと『あの〜犯人当たっちゃったんですけど』
ただしポアロのように理詰めの思考ではなく、今までに観た推理もののパターンからすると『コイツだよね〜(笑)…うわ当たった』みたいな感じ
今までに類似の推理物を観てるから目新しさはないんだけどこの作品が最初に発表された当時の衝撃ってすごかったんだろうなって思いました
でもさ…小さい頃にNHKでチラッと観たポアロってお帽子にチョビヒゲの可愛いおじさんってイメージだったんだけど本作のポアロってなんていうか…無能?って感じた
なんか尋問は恫喝まがいだし、情報はすぐ漏らすし、逃がすし、アンタが引っ掻きまわさなかったら死者は最小限だったんじゃないのって思っちゃいました
ポアロ自身には疑問があったけど2時間超の推理ものとしては長さを感じず映像も綺麗で登場人物も美しい😃
難解さもなくとても気楽に楽しめる映画でした
余計な一言
リネットとジャッキーどっちを選ぶって言われたら…
あぁワイには選べねぇや…
やっぱりサイモン許せねぇ!
ガーファンクルと歌ってろ!!
と思いました😃
追記
ワイ、ポワロだと思ってたけどポアロなのね
豪華な雰囲気を堪能
♪ミステリ〜ナ〜イルの1978年の前作から44年も経ってますか。そんなに?って感じ。
衝撃的な犯人だった為、記憶にあるところで、本作もこの人犯人だよね?と思いながら見てましたので、少し角度が違ったかもしれません。
オープニングから違う映画と間違えた?と思ってしまう白黒の戦争シーンから始まる作品ですが、
ガルガドットや、綺麗なエジプトの風景を堪能しての鑑賞で、久々に贅沢な時間を過ごしたような気分にもなってました。
犯人を知って無かったら、本作でもオイオイオイと思っていたかもしれません。
オリエント急行殺人事件でもそう思いましたが、少しポアロが解決する展開になるのが早過ぎたような気がします。
オリエント急行のラストで、ナイル殺人事件につながるようなエピソードがあったので本作もそれを期待したのですが、無かったのが残念です。
原作は見ずに映画のみ鑑賞しました。登場人物一人一人のキャラは立って...
原作は見ずに映画のみ鑑賞しました。登場人物一人一人のキャラは立っていて魅力がありました。ただ、ポアロの感情の変化がいまいちすっと入ってこなかった。ストーリーは良かったが、期待値は超えなかった印象。
前作のオリエント急行殺人事件では、ポアロの回想で推理がグングン進み...
前作のオリエント急行殺人事件では、ポアロの回想で推理がグングン進み、観客に推理する余地がありませんでした。
しかし今作では、正当な推理モノに仕上がっており、私自身も推理をしながら楽しむ事が出来ました。
愛のために・・・
ミステリーの女王
アガサ・クリスティの推理小説
「ナイルに死す」が
1978年に
「ナイル殺人事件」として映画化され
そして、
2017年公開の
「オリエント急行殺人事件」に続き
ケネス・ブラナーが、
監督とエルキュール・ポアロを兼任。
コロナ禍の影響で
公開延期になっていましたが
やっと、公開となり嬉しかったです。
冒頭で、ポアロの愛のエピソードが
足されていて 驚きましたが
ポアロの「髭」の理由が、明らかに・・
『人は愛のために 何でもする』
美貌の資産家リネット役は
「ワンダーウーマン」のガル・ガドット
上品で洗練されていて、
華やかで美しかったです。
親友ジャクリーン(エマ・マッキー)が、
婚約者サイモン(アーミー・ハマー)を
雇ってくれと リネットに会わせるが
サイモンに惹かれ奪い結婚する。
そして、新婚旅行で、
エジプト ナイル川クルーズへと・・・
仕組まれた三角関係を軸に
豪華なクルーズ船で起こる
連続殺人事件
動機のある
乗客全員が容疑者となり
展開される 愛憎劇です。
雄大なピラミッドや、神殿
砂漠の景色も圧巻でした。
1978年版では、サロメ役は、作家でしたが
今回は、Jazzシンガーでした。
演じるのは、ソフィ・オコネドー
歌声もステキでしたよ。
リネットが身に着ける
ティファニーのイエローダイヤモンド
この映画の為に再現されたそうです。
とっても、綺麗でした(^^)
ケネス・ブラナーの
ポアロ・・
自分の推理が絶対で利己的だけど
今回も、「灰色の脳細胞」が活躍します。
ラストのワンシーン
あれ?「髭」が・・・・☆彡
色々な物を失いました
殺人事件なので何人かの人命は失われ、ある者は大事な人を、あるものは名誉を、あるものはプライドを…この事件により色々な物が失われた。
ポアロからもある物が失われた…
監督兼主役はポアロと言う人間を再定義しようとしているのかも知れないけれど何と言うかちょっと失敗なのでは?と思わなくも無い。
尋問の仕方にも知性が感じられずスマートさが無い。同じ様な内容なのに喋り方一つでイメージが変わる。あれではただの怒れる偏屈なおじさんだ。
豪華キャストで映像も綺麗で素晴らしい。むしろ綺麗過ぎて不自然な位に。壮大過ぎるセットや今や現地ロケでも当時を再現できる訳でも無いのでCGで補正しているのだろうが…
何と言うか現実感が無い。
緻密で精巧過ぎるセットと同じくCG、果たしてどちらがより本物に見えるか…技術の進歩は良い事でもある半面微妙な気分にもなる。
次回作があるのかどうか分からないが、前振りがあったからいつかはあれやるのかね?
あとちょっと気になるのは当時の正確な時代背景は分からないが、人種問題とかの扱いが妙に現代的に感じるのは時代の流れなのだろうか?
それとヤマト2202程ではないが、愛がしつこい感じがした。そりゃそうなんだけど何度も出てくるとちょっとくどく感じる。
ナイルの船旅を楽しんだ
謎解きや犯人探しはポアロ氏に全て任せ、自分は完全に放棄しながら、豪華客船でのエジプト・ナイルの船旅と乗客達のやり取りを単純に楽しんだ。
トリックに関しては、1点について、そこは思惑通りにはいかない可能性が多いにあったのでは?不確実では?という印象をやや受けたが、まあ良しとして、個人的には充分に楽しめた。
ケネス・ブラナーらしさは本作も健在
公開延期が続き、待って待って漸く公開!期待が大きく膨らみすぎた?もちろんケネス・ブラナーのポアロ、そして作品全体に漂う上質感は健在。
ただミステリー感、衝撃的な描き方としてのインパクトは少し弱かったように思う。オリエント急行殺人事件のラストシーンの、あの絵力のインパクトの素晴らしさをどうしても思いだし、今回のキャストも、最後の謎解きシーンもちょっと弱かったなあ、という印象でした。映像もキャストも美しいのですが、ちょっと自分の期待が大きすぎたのかも。
それなりに楽しめる娯楽作
TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞🎥
それなりに楽しめる娯楽作であり、エジプトの風景などはチョットだけ旅行したような気分にさせてくれる😄w
映画館で観て良かったと思えたのは「音響の凄さ」で、映画館の椅子が振動するほどの音が伝わって来た。体感の心地良さ(^^)
大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が親友ジャクリーン(エマ・マッキー)の婚約者サイモン(アーミー・ハマー)を奪うかたちで結婚することになる。
ナイル川をゆく豪華客船に、リネットとサイモンの結婚を祝う人達が集まるが、リネットが殺されてから次々と殺人事件が起こり、探偵ポワロが事件の真相に迫って行く……といういつものポワロ・シリーズの流れ\(^_^)/
数年ぐらい前の『オリエント急行殺人事件』(リメイク版)でもポワロを演じたケネス・ブラナーが本作でもポワロを演じる。
1970年代に初映画化された時にはオリヴィア・ハッセーの綺麗さが眼を惹いたが、本作では(個人的に)ガル・ガドットよりもエマ・マッキーに惹かれた😍💕
いい歳して…😄笑
前回の映画化作品と若干の役割変更はあったものの大筋は似たようなもの…。
本作、冒頭の戦争シーンには意表を衝かれた感じだが、戦場での撮り方がスタンリー・キューブリックの『突撃』にそっくり過ぎて残念…(^^;
全体的には、まぁまぁ楽しめる娯楽作🙂✌️
<映倫No.48462>
エジプトの絶景を堪能
ナイル川の豪華客船を舞台に繰り広げられる愛と嫉妬が渦めくミステリー。映画館でしか味わえない大パノラマのエジプトの光景が本当に素晴らしく旅行気分でエジプトを堪能した。別作品かと思わせた冒頭の戦場シーンも圧巻で見応えがあった。
2022-43
全318件中、221~240件目を表示