ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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ジョージ・マイケルにつられて行ったら涙を根こそぎ奪われた
ジョージ・マイケルのラスト・クリスマスがモチーフになっている映画な上にデナーリス女王陛下ことエミリア ・クラークが主演だというので、とりあえず見てみたくなって、予告編も見ずに映画館に足を運んだ。
前半は、ジョージ・マイケルの曲とともにおバカキャラのケイトが軽く騒動を起こしながらコメディタッチで話は進んでいく。しかも結構笑える。
ケイトが店員をしているクリスマス専門店の外で空を見上げているトムと出会ってから、少しずつケイトに心境の変化が現れ、心の問題に立ち向かって行こうとしていく。
トムが携帯を持っていない理由て、なんだろうな。ロマンチックコメディみたいだから実はすごい金持ちとか、すごい作家なのかなと、予想しながら見ていた。
謎がわかったときに、嗚咽しそうになった。これはダメだよ。涙が全部持っていかれちゃうよ。
それでなくても、ジョージ・マイケルの曲で気持ちが揺さぶられやすくなってるんだから。
涙の後は、ハートフルなエンディングが待っていて、すごく優しい気持ちになった。
脚本書いた、ケイトのお母さん役のエマ・トンプソンは、いい味出してたね。ディックのところでは大笑いしてしまった。
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2019.12.28追記
渋谷パルコの新しい映画館で上映が開始されたので、新しい映画館の見学も兼ねて二度目の鑑賞
二度目は、謎がわかっているので、トムの最初の登場で早くも涙。ベンチでも涙。夜のスケート場でも涙。クライマックス前のOne More Tryでフライングの涙。
わかってるだけにヤバイくらい胸にこみ上げてきます。
ジョージ・マイケルの曲がバックな上に素敵な涙が流せて、この映画と出会えてほんとよかった。
欧州の社会問題を盛り込んだ恋愛映画
すんごい拾い物で、観て得した作品。
同タイトルのホラーとは無関係。
イギリスのポップスグループ「Wham!」のクリスマスの定番ソング『Last Christmas』をモチーフにした作品。
冒頭、かつて天使の歌声だった少女が、大人になってビッチに育ったあたりからスタート。
ポスタービジュアルから、「いい男に諭されて、立派な女性に変わって」みたいに陳腐なストーリーかと予想したんですが、全然違う展開に。
ロンドンをはじめ、ヨーロッパで起きている様々な社会問題が山盛りどんぶり状態に積まれ、凝縮されていました。
それらをサラッと盛り込んでの結末…
いやぁ、すごかった。
やり過ぎ感は否めなく、「リアリティ的にどうよ」「ありえない」と手放しで褒められないところはあるが、よくやったなぁとも思った。
オスカー女優エマ・トンプソンが原案・脚本・出演を手掛けてるのも、観てびっくり(少しは調べてから観ろよ私)。
シンプルでとってもいい映画
ありえない話を積み重ねてとても素敵な物語を作っている。
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