ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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味わい深い「ラストクリスマス」
ずーっと、若い娘の生活を、はちゃめちゃではあるが(ある意味で)淡々と描いて行って、どうなるんだろうと待っていると、結末が「それを持ってくる⁈」で、話が続きつつ、それまでのストーリーがフラッシュバック。 映画を二度楽しめるって感じ。
名曲に乗せて
歌詞をヒントにしたストーリーですね。ただし、そのまんまではなく、わざと別の意味に解釈して。
トムの正体は、すぐにいくつかの候補が浮かぶはず。徐々にヒントが増えて候補はしぼられてゆき、最後のほうで予想どおりの正体であることが明かされます。
ラブストーリーの要素もありますが、主軸は主人公の更生と、バラバラだった家族の再結合です。クリスマスから正月にかけての時期に見るに適した映画でしょう。
自分も周りの人も愛したい
自分も、大切な人も、他人にも優しく愛したいと
素直に思った映画。
クリスマス感のある街はとてもチャーミングで、
ケイトの自分のネガティブな心を乗り越えていく姿は
号泣した。
ストーリーに歌が相乗し、心温まる映画だった。
予想以上!!
素敵な映画のクリスマスプレゼント
エミリア・クラーク目当てで映画館へ。
本作「ラストクリスマス」でもまた違った魅力を見せてくれました。演技が上手いことは知っていましたが歌もこんなに上手かったんですね。
ストーリーも単なるロマンティックなクリスマス映画かと思いきや、深みがありメッセージの詰まったいい映画でした。
幸せって人から貰うよりも人に与えることの方が嬉しいものかもしれませんね。
ハートがポカポカ温かくなる映画ですのでぜひ観てください。
素敵な映画のクリスマスプレゼント、どうもありがとうございました!
ジョージ・マイケルにちなんで元ワーナー・マイカルでの鑑賞。いや、ここしか上映してなくて…ウキウキ・ルック・アップです。
2006年には『ジョージ・マイケル~素顔の告白~』という映画を観て衝撃を受けました。ワムについてはよく知らないのですが、ソロ活動を始めてから亡くなるまでの波乱の人生というか、歌以外で目立ってしまったことは今でも記憶に残ってます。多分、ジョージ・マイケルファンであれば気づいたんじゃないかと思いますが、ベンチの1986~2016というタグがそのままソロになってからの彼の墓標にも感じられるのです。亡くなった日も12月25日のクリスマス。映画の設定も2017年。それだけで胸いっぱいになれるはずです。
そんなジョージ・マイケルはラブソングだけではなく、反戦歌やブッシュ批判のPVも作ったりと、何かとユニークな歌手だったのですが、この映画でもラブストーリーだけではなく、イギリスが抱えるホームレス問題、移民問題やLGBT問題も日常的であるかのようにあっさりと描いています。彼がゲイであることも考慮して、ケイトの姉も同じくレズビアンであるという設定もリスペクトしてるからだと思われます。
イギリスがEU離脱を決定させそうなニュースも飛び込んできましたが、これというのも移民問題がかなり大きい原因。主人公ケイトも旧ユーゴ出身だし、ラブストーリーの相手はマレーシア出身だし、店長のミシェル・ヨーは中国系だし、友人もインド系、アフリカ系と多様な人種ばかりなのだ。今のイギリスは8人に1人が移民といった状況で、ジョージ・マイケルもギリシア出身なので、これも多様性の決め手だったのでしょう。
イケメンなら誰とでも寝てしまうケイトのビッチ状態。旧ユーゴには〇〇ビッチという名前ばかりだからじゃないのでしょうけど、とにかく序盤は引いてしまいがち。家族はディックとピーナスについて語ったりして下ネタもあるのですが、コックの立場はどうなるんだ!などと最近観た『ファイティング・ファミリー』も思い出してしまいました。
ストーリーを書くと、すべてがネタバレに通じそうなので遠慮しておきますが、書かなくてもネタは豊富です。「歌手になるんじゃ~」とやけくそ気味のケイト(そう見えた)。オーディションには遅刻してアカペラで歌わされるのですが、その曲が『サウンド・オブ・ミュージック』(1959)の「My Favorite Things」でした。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)でビョークが歌ったとき以来の衝撃!ちょっと待て、「ワム!」、ジョージ・マイケル以外にもいっぱい曲が溢れてる。もう書ききれません…クリスマスソングだけでもいっぱいあるんだから。
また、心臓移植も映画の肝にあたり、他の映画にもあるのですが、なんとなく『瞳の中の訪問者』を思い出しました。推理しようと思えばできるのに、ネタが豊富すぎて胸に傷跡があることすら忘れさせるテクニック。まんまと涙腺決壊させられました。観客も中盤まではクスクスと笑い声が聞こえたのに、最後はグズグズと鼻をすする音に変わっていました…
なんて素敵なものがたりなんでしょう!
ワム!のラストクリスマスをイメージしたということだったので、バリバリのラブロマンスと思いきや、、
ある奇跡でヒロインの人生が変わり、取り巻く人々をも幸せになっていく、悲しいけど心が温かくなる、クリスマスにぴったりの作品でした。
クリスマス作品がまた一つ
とくにWham!の曲が大好きという訳でもないし、個人的には挿入歌がそれほど効果的だったとも思えませんが、全体的には期待以上の心温まる良い作品でした。
また好きなクリスマス映画が一つ加わった感じです。
それにしてもEmilia Clarkeの表情の豊かさには驚かされます。
日本人にはなかなか難しいんだろうなぁ。。
お客さんが少なかったのが少し残念。
【現代社会に蔓延する不寛容な思想を吹き飛ばす、一人一人の心の繋がりの大切さをジョージ・マイケルの数々のヒット曲に乗せて描き出した素晴らしきラブファンタジー作品】
前半はワムの歌を効果的に使った軽めのラブストーリーかな、と思いながら観賞。
不寛容な思想を具現化した場面が時折、劇中に織り交ぜられて、物語は進む。
が、後半ある悲しい事実が示されてからは涙を堪えるのが、難しい。
不思議な魅力を湛えたトム(ヘンリー・ゴドウィック)と出会ったケイト(エミリア・クラーク)の心が徐々に豊かになっていく姿や、命ある事の素晴らしさ、一人一人の心の繋がりの大切さを知り”上を向いて”成長して行く姿も良い。
ヘンリー・ゴドウィックとケイトの雇い主サンタ(時折ミソにもなるらしい・・)を演じたミシェル・ヨーの”クレイジー・リッチコンビ”も宜しいし、
エマ・トンプソン演じるケイトの母親アデリアが随所で笑わせてくれるのもアクセントがあって良い。
<不寛容な思想が広まる現在、人の心の繋がりの大切さを描いた素晴らしい作品。エミリア・クラークの魅力全開作でもある。>
曲にインスパイアされた映画はダメなことが多いが…
全編Wham!とGeorge Michaelの曲で彩られるラブコメとなると観に行くしないでしょ!という40〜50代の男女は多いはず。ただ、曲にインスパイアされた映画はダメなのが個人的な定説。
でもこれは違った!普通のラブコメと違い、ユーゴ内戦、移民、セクマイといった要素が入ってて、話に深みがあった。後半明かされる真実はそれほど驚かされたわけではなかったが、前向きな結論はとてもよい。
演じる俳優たちが個人的にはあまり魅力的に感じられなかったのに、鑑賞後の印象がいいのはやはり楽曲の影響が大きいだろう。Wham!時代とソロ2作目までの曲がとても好きなので、とても幸せな気分に浸れた。
エミリア・クラークを見逃すはずがない
大好きな女優さんなんですよね。
今回も彼女の魅力を十分発揮していました。
少し、脚本で残念なところがあったので、☆5は付けるのを躊躇ってしまいました。
人に勧めたくなる映画なのに、惜しい、、。
ロンドンより愛をこめて
クリスマスが近づいてくると、日本では必ず聴こえてくる音楽がある。山下達郎の「クリスマス イブ」だ。この曲だが日本人で知らない人はいるのだろうか?あと一体何年連続なんだ?
きっと君はこない・・・かも知れないがきっと
印税はくる・・・
しかもだ。奥様の竹内まりやまで・・・
クリスマスが今年もやってくる〜
年末に夫婦で荒稼ぎですよ。
もち代稼ぎか‼️(昭和か!)
一応言っておくが、(こちとら打たれ弱いんじゃ) 私は達郎さんメチャクチャファンだからな。達郎さんが大ファンと言う理由でビーチボーイズを聴き始めた。また一番好きな曲「ターナーの機関車」の影響で吹き替えの映画がOKになった。(歌詞にそういう部分がある)
ターナーも大好きになった。ターナーはイギリスの風景画家です。
さて、達郎のコンサートで本人が言っていた事がある「クリスマス イブ」を始めて観客の前で歌った時の事だ。まだレコード発売前の事だ。
後半、全楽器が消えて、アカペラになる所だ。
多重録音でボーカルを重ねているのでライブでは再現不可能。だからテープを流す事にした。
ところが信じられない事が起こった。なんと・・・
テープが故障して音が出なかった!全楽器は止まっている。つまり無音だ!観客はお口ぽっかーんですよ。その後観客のツッコミが入ったのは言うまでも無い。
リアル サイレントナイトか‼️
さて、いつものように長いまくらが終わりました。本当にすみません。
洋楽のクリスマスソングの定番と言ったらなんでしょうか?「ハッピー クリスマス」レノン&ヨーコでしょうか?「恋人たちのクリスマス」でしょうか?歌手は確かマラリア キャリー!
マラリアでは有りませんね。マライア キャリーですね。
今はワム!の「ラスト クリスマス」ですね。
大傑作です。
この映画の原案、脚本、製作、なんと助演まで
こなしたエマ・トンプソンは生前のジョージ・マイケルと親交があり8年越しで完成させました。主人公一家は旧ユーゴ出身という設定です。エマ・トンプソンは主役の母親役です。エマは不気味な子守り唄を歌います。食卓では英語の男性を表す言葉が分からず何回もその言葉を連呼します。
もう爆笑ですよ!素晴らしいです。
ロンドンの風景も最高です。新旧併せて今のロンドンを堪能できます。
ロンドン ロンドン ロンドン 愉快なロンドン 楽しいロンドン(また昭和か!)
コヴェントガーデン、リージェント・ストリート、セント・メリー教会
地下鉄はアメリカではサブウェイですがイギリスではアンダーグラウンドです。
私は遠くを見る目をして、懐かしく思いました。しかし・・・
ロンドンに行った事が無かった‼️
先程述べたように主人公一家は旧ユーゴ出身です。主役のケイトの彼氏はアジア系、周りの友人もインド系、アフリカ系、上司は中国系。これが今のイギリスのリアルなんだと感じました。
こんにちは こんにちは 世界の国から〜
(まだ昭和か!!)
そういえばジョージ・マイケルもギリシャ移民の息子です。本名は イェオルイナス・キリアコス・パナイオトゥ です。やたら長い!
子供の時、隣の子供を殴ってコブを作った事があります。当然親は子供を連れて文句を言いに行きます。何回かやりとりをしたあと・・・
「なんだ、そのコブを見せてみろ」
「あーん あんまり名前が長いのでコブが引っ込んじゃったー」
こらー!それは落語の寿限無だよ‼️
ジョージ・マイケルは苦労しました。移民の子の上、性的マイノリティーだからです。励ましたい!
どんマイケル‼️
最後にこの方ですよ!この方!
主夜のケイトを演じたエミリア・クラーク!
いやね最初は嫌いだったんですけど、段々可愛くなって行く!
だんだん良くなるホッケの太鼓(しつこく昭和か!)
あのね我々、平たい顔族は端正な白人美女を見ると気おくれしちゃうのよ。この子は丁度いいブス(失礼)なのよ。もう大ファンですよ。
特に笑顔が最高!しぶこクラス!
君が笑えば この世界中に
もっと もっと、幸せが広がる
ロンドンから愛をこめて
いや、行った事ないけど。
ザワークラウトは天然発酵
子供の頃に両親と共にユーゴスラビアからロンドンにやって来た、歌手志望でクリスマスショップ店員26歳超自己中娘のお話。
近くに実家はあるけれど、母親が疎ましく友人宅に寝床を借りてはやらかして追い出されを繰り返す主人公。
コミカルに描かれているけれど目に余る振る舞いで、実際にこんな人いたら自分にはちょっと生理的に厳しいっす。w
そんな彼女の変化と成長の物語な訳だけど、切っ掛けがサンタにお説教された件じゃ味が薄いし、かといってこれと行ったものは見当たらず結構唐突に始まった印象。
マイナススタートからのちょいプラスまでの上昇だけど、たたみ掛ける様に好印象なエピソードが重なっていき、更にはちょっと悲しくちょっと温かい展開もあり、面白かった。
それにしても顔芸ならぬ眉毛芸がおみごとw
これは最高にいい〜💖 ストーリーも非常に良い。 観ている最中も、楽...
これは最高にいい〜💖
ストーリーも非常に良い。
観ている最中も、楽しく優しい気持ちになる❣️
観終わった後も、ほがらかな明るい気持ちになる❣️
ラスト当たりに衝撃的な事実が明かされるが、ケイトの気持ちも強くなり、全てが上手くHappyに纏まり、気分良く締めくくられているのが最高に良い。
クリスマス🎄や、年末に向けて、非常にお勧めの作品です。
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