「クリスマスと言えば、泣ける話でしょ?」ラスト・クリスマス bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスマスと言えば、泣ける話でしょ?
って言う、大衆ニーズに応える為の一作。でもさ、ドーラばぁちゃん、ダメだって。それじゃポン引きだってw
もの凄く好きな話。良かった。BBCが作ったクリスマスものは、ミシェル・ヨーとヘンリー・ゴールディングのコンビの顔ぶれから、アジアン・ラブストーリー in London?なんて言う俺の下衆な予測を、ものの見事に粉砕してくれました。全くの「クリスマス映画」でした。季節ものの感動話でした。
エミリア・クラークが、途中からキュートでキュートで。旧ユーゴスラビア、クロアチア移民のケイト。ビッチです。クソッタレです。地獄に落ちやがれ、なビッチが店員のクリスマスショップとか皮肉w
だが。彼女は旧ユーゴ移民と言う出自以外にも、ヘビーな過去を抱えていました。これが明かされるのは、ビッチ生活描写を引っ張って引っ張った挙句です。
トムの存在はファンタジーだと分かるのも、そのネタバレも、結構早い段階です。種明かしの場面とか、やっぱりねー、やっぱりねー、やっぱりねー、やっぱりねー、なんですけど。ヤバイくらい泣かす。涙腺緩めの方、覚悟が必要です。
私達は生きている。生きているだけで幸せ。今日の生に感謝を。クリスマスだわw
エミリア・クラーク、やっぱり好きやわぁ。
良かった、爽やかだった、感動した。とっても。
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12/12 ちょっとどうでも良い様な、でも重要な追記。
ラスト。「秘密の公園」で二人が共に時を過ごしたベンチに、今はケイト一人が座っています。立ち上がり歩き出すケイト。ベンチの背もたれには「Look Up」と刻まれたプレートが打ち付けられていました。ケイトですよね、このプレートを作ったのは。問題は和訳です。またこれが、和訳に困る言葉を使ったもんだ事w
「Look Up」は「上を見ろ」。劇中は良いと思うんですけどね、実際に顔を上げて上を見ている訳だから。
「Look Up」を命令形で使う場合、「元気出せよ!」と人を励ます意味があります。また「人を訪ねる」と言う意味でも使われます。「尊敬する」と言う意味で使う場合「Look Up To 人」の形式が一般的ですが、「Look Up」で「敬う」と言う意味でも十分に通じます。
ケイトがトムに会いたくなった時「訪れる」場所であるベンチ。トムが「元気出せよ!」とケイトを励ますベンチ。ケイトのトムへの「尊敬」を象徴するベンチ。
「Look Up」にはたくさんの意味があります。そんなこんなをぶっ込んだ、このシンプルな言葉が、すごく心に沁みてしまい。涙があふれてしまった。リピート確定っす。つか、次は最初のトムの登場シーンで泣いてると思うw
えへへ、運良く二度観れました。スターウォーズを封印して…
広島はたしかに終わっちゃったみたいですね。タイトルがタイトルだから、ここで終わるのはやむを得ないか…(ちと早すぎるけど)
毎年、この時期になったら定番ということで公開してほしいです。
会長!
bacchusも最近複数鑑賞の際はお茶を控え目にしていますw
ドジっこぐらいならまだしも、ちょっと序盤のマイナスイメージが強くて私は泣くまではいけませんでした…でもあたたかくて分かりやすくて良い作品でしたね。
私は年内後20本ぐらいは観ると思うのでそこに泣けるのがあるか…という感じです。
明らかに泣けなそうなのが半分超えてますけどねw
エミリア・クラークいいですよね。ターミネーター:新起動/ジェニシスはともかくハン・ソロは、なかったことにしてあげたい。
僕は、だまされやすい体質な上に、ずっとロマンチックなゴールと信じていたので、突然の展開に感涙のスイッチが入ってしまって、自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。
最後の方でジョージ・マイケルの出来損ないのナンパ男がでてきたけど、ブリティッシュ・ジョーク?