「ピクサーとディズニーの相剋か?」ソウルフル・ワールド カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
ピクサーとディズニーの相剋か?
Jazz をベースにしてくれて、スイングにグルーブあり楽しめた。
主題は、
ディズニーの夢とピクサーの生きるそして死ということ。
そして今回は誕生以前まで遡及した壮大な挑戦作品だ。
井の中の蛙大海を知らずか?
ディズニーの夢が叶った後、
ピクサーの気づきと余韻が素晴らしい。
夢の後にはもう求めていたキラメキはない。
それは井の中にも大海にあるのではなく、
ジョーは走馬灯のように一生を回顧して死を受け入れる。
そして、何百年も誕生する勇気を持てない22番に、
キラメキが何処にでもあることの体験を伝え誕生へと旅立たせる。
ここはディズニーらしいところではある。
まあ、子供向けらしいところだ。
更に、ピクサーは再生させたジョーをどうする?
(o^^o)
ソウルフル・ワールド
劇場公開日:2024年4月12日 101分
「インサイド・ヘッド」「カールおじさんの空飛ぶ家」を手がけ、
ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーも務めるピート・ドクター監督が、
人間が生まれる前の「ソウル(魂)」たちの世界を舞台に描いた長編アニメーション。
ニューヨークでジャズミュージシャンを夢見ながら音楽教師をしているジョー・ガードナーは、ついに憧れのジャズクラブで演奏するチャンスを
手にする。
しかし、その直後に運悪くマンホールに落下してしまい、そこから「ソウル(魂)」たちの世界に迷い込んでしまう。
そこはソウルたちが人間として現世に生まれる前にどんな性格や興味を持つかを決める場所だった。
ソウルの姿になってしまったジョーは、
22番と呼ばれるソウルと出会うが、
22番は人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられず、何百年もソウルの姿のままだった。
生きる目的を見つけられない22番と、
夢をかなえるために元の世界に戻りたいジョー。正反対の2人の出会いが冒険の始まりとなるが……。
日本語吹き替え声優は浜野健太、川栄李奈。
アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞を制したほか、第93回アカデミー賞でも長編アニメーション賞、作曲賞を受賞。
当初は劇場公開予定だったが新型コロナウイルス感染拡大により劇場公開を断念し、2020年12月25日からDisney+で配信された。
2024年、コロナ禍で劇場公開できなった他のピクサー作品とともに劇場公開が実現。
ソウルフル・ワールド
劇場公開日:2024年4月12日 101分