きみの瞳(め)が問いかけているのレビュー・感想・評価
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吉高の所に帰る流星に感涙!
びっくりするようなどんでん返しが、幾つかありました。ハッとしてしまうほどの作り方です。ラストに近い場面で、まさかの流星の死?度肝を抜かれます。風吹ジュンの名台詞「許していないのは自分だけよ」もジンときました。吉高も流星も不幸自慢で自分を許せないのですね。だから自分を解放することが、この映画のポイントでした。最近の号泣もののパターンでしょうか、愛する二人の再会は、ものすごく引っ張ります。もうダメかと思ったら、ちゃんとハッピーエンドにしてくれてありがとうと言いたいくらいです。人間は傷ついて丸くなって行くという例えに、海を漂って削れたシーガラスをストーリーの中に入れ込んでいますが、物凄く生きた設定になっていました。また、吉高のシャドーボクシング、可愛すぎて倒れそうでした。さらに、タイトルである「きみの瞳が問いかけている」は、シェークスピアのロミオとジュリエットの中に出てくるセリフでした。その言葉に続くのは「それに応えなければ」です。吉高の愛に流星が応えたので、安心して劇場を出ることができました。
ベタで結構
今週はこの辺しか観るもんないなーという感じで観賞
横浜流星の出演作品は初めてでした
感想としては
・ベタに徹して逆に監督の個性が出てる
・なかなか迫力あるボクシングシーン
・主演の演技力
確かにベタな恋愛映画なんですけど
殊の外面白かったです
裏社会で拳一つで生きてきた過去を捨てひっそりと生きる塁が
視覚障害を持ちながらも健気に生きる明香里にひょんなことから
出会い徐々に心を開くとともに愛が芽生えますが
それは過去の自分との意外な接点を持つ悲劇の始まりでも
あった・・
という感じですが展開はどっかで見たことがある
前述の通りのベタな展開ではありますが
逆にそれが監督の個性の出しどころに活きている
感じがしました
横浜流星の役は少し前に見た三池監督の「初恋」
で窪田正孝が演じた役になんか似てる感じもしましたが
これはこれで個性があるし何より
リングのシーンはなかなか見ごたえがありました
吉高由里子もさすがで
割と見えているようで見えていないぎりぎりのラインを
うまく演じていたと思います
終盤の互いの立場が入れ替わりながら
互いの過去を知って再び出会うシーンはなかなかの
感動を起こすことができたと思います
しいて言えばBTSの主題歌はまるで合ってなかった気がします
まあ韓国映画のリメイクらしいんでその流れで
使われてるんでしょうけど
今年見た恋愛系の映画では一番
今のところよかった気がします
『街の灯』の邦画版としては成功している方。吉高由里子は笑顔の多い役が良い。この役は良かった。横浜流星は顔だけ。でも華はある。「あなたでしたのね…」のシーンは流石に泣かされた。でもラストシーンは蛇足。
①演出は特に個性的でも特徴もないが堅実で最後まで飽きさせない。②鑑賞中ずっと主演の二人の見た目の年齢差が気になった。映画は映像で語るものなので、その点では残酷なのだ。吉高由里子が年相応の風貌になってきたこともあるし、前半は特にダボッとした服を着ているので、二人でいると姉と弟、酷いときはおばさんと若者に見える一瞬すらある。然し、悪いのは吉高由里子ではない。何故ならこの映画は吉高由里子(の演技力)が無ければ成立しなかった映画だからだ。③そうなると男側の問題となる。横浜流星の人気(あるのかな?)を当て込んだキャスティングかも知れないが、実際これは男側のキャラや設定を変えても基本成立する話だ。もう少し吉高由里子に釣り合う年齢の相手役を選ぶべきではなかったか。④話もよく考えれば(よく考えなくてもか)ご都合主義が多い。特に後半。前半は話にまだリアリティーがある。特に、明香里が自宅まで押しかけた色キチ上司に乱暴されかけた現場に居合わせた塁が、上司を痛め付ける場面が白眉。必死で止める明香里の頼みを無視して報復の乱暴を働いた塁に明香里は生きていく為に仕事を見つけしがみつくのがどれ程大変か涙ながらに訴える。吉高由里子のリアルな演技もあって見応えのある場面になっている。横浜流星の非日常的な風貌も前半は現実社会に馴染めない塁の孤独な佇まいを表すのに適していたかも知れない。⑤そういう前半に比べ後半はご都合主義が多く非現実的な話になっていく。おとぎ話が好きな人にはこれで良いかも知れないが、人生60年生きてきたオジサンには違和感が増していく。視力を取り戻した明香里が、特段才能があったようには描かれていなかったのに、たった2年で厳しい陶芸の世界で自分の店を持てるようになるものだろうか。知らなかったとはいえ、自分の眼の手術のお金が裏社会のお金だと知って嬉しいだろうか。塁が明香里がボランティアをしている病院に入るまでの2年間はどうやって生きてきたの?裏切り者は許さない組織が塁が生きていることを知ったら息の根を止めに来ない?ついつい要らぬ心配をしてしまう。⑥それでも塁が生きていたことと「あの人物」が塁だったことに明香里が気付くクライマックスシーンは演出の呼吸と吉高由里子の演技とが上手く相まって泣かせてくれる。ただ、ここにはチャップリン(男側)は立ち合っていない。ここで映画は終わって良かったかもしれない。或いは明香里が塁の居所を見つけたような希望のあるシーンくらいは付け足して。実際のラストシーンはこの映画に何の貢献もしていない。
号泣😭 主題歌たまらん
もう、泣く気満々で今日観てきました。
今日は仕事の合間でサービス業の私は金、土日は忙しいので普段は金曜晩なんて仕事モード
絶対レイトショーなんて行きません。
でも、こんな時だから観たかったの
案の定、途中でBTSの曲が流れてきただけでウルウル
それから、悲しいのか何なのかわからないけど、ずっと涙が流っぱなしでした。
映画の内容はと言うと韓流っぽい、偶然の連続。
話の間に間があって、小休憩みたいなのいるかな?
それと、せっかく手で覚えてた顔の輪郭
顔は作ってお店にでも飾って欲しかったなぁ
エンドロールぐらいでさりげなく窓際にかざってたその顔の作り物が横浜流星そっくりだって感じは欲しかった〜
色々ツッコミどころは満載ですが、こんなけ泣けたのでヨシです!!
それと、悪の先輩!
カッコイイなぁとずっと見とれてて
もしかして?私の好きな?あの人かな?
エンドロールで町田啓太💓💞
やっぱりかっこいいです。
あんな役も似合ってたなぁ
今回は事前のキャストで横浜流星と吉高由里子しか知らなかったから。
この2人は最高でしたね
素敵な映画でした!
主題歌たまらん
愛、哀、eye…
感動作みたく泣かせに来るんだろうなーと思っていましたが、流星くんの良さを全開に出した映画で良かったです。
流星くんの空手などで鍛えた身体能力を活かす作品はあまりなくて、あったとしても掻い摘んで雑に入れたようなものばかりでした。しかし今作は、しっかりとアクションシーンを魅せて、血だらけでボッコボコとこのご時世、ましてや大人気俳優がやりそうに無かったことをやってのけたことに対して、製作陣・役者陣に感謝が止まらないです。
ストーリーの導入も自然な場面が多くて分かりやすかったです。明香里と塁の出会う場面も勘違いから始まるけれど、微笑ましくて。会う回数を重ねていくたびにお互いのことを少しずつ分かっていく感じも見ていて恥ずかしくなるくらいピュアでした。個人的には超サイコパスになった野間口さんが良かったです。途中退場が惜しまれるけれど…
元が韓国映画なのも多少あるとは思うのですが、突飛な展開が待ち受けていて、シスターが突然登場したり、別れてから顔と顔を合わせて2回も会っているのに明香里は気づかなかったりと少々間延びした感じがありました。
それでも、アクション・恋愛をバランスよくストーリーに落とし込み、演技力も申し分なく素晴らしいものに出来上がったと思います。流星くんには今後もアクションという1ジャンルの作品にたくさん出てもらいたいです。
横浜流星のくせ毛が好き
2年経っても塁のスニーカーの匂いを忘れていなかった犬。えらかったね。
前半、あすかに嫌われないように足を洗うシーンが多すぎなのはそのため?なのにアングラ格闘技からは足が洗えない。
椰子の実を選んだのは日本的で良かったと思う。風吹ジュンのシスターはこの前、浅田家見たばかりたったので、コスプレか?とちょっと思ってしまったいけないオイラ。
韓国映画のリメイクらしいが、いかにも韓国映画らしいレイプ未遂シーンや闇格闘技などは思いきってことごとく排除してもよかったのでは? せっかく、吉高由里子と横浜流星の会話をギリギリまでそぎおとしたいい感じだったのに、フランス料理にキムチ乗っけたみたいになっちゃって残念。
坂之上茜(町中華で飲ろうぜのお姉ちゃん)がセレクトショップ・アントニオの店員役で出ていて、個人的にすごく嬉しかった。
【”彼女の目が問いかけている・・、僕は応えなければ・・。”哀しき過去を背負う男女の恋物語。作品構成の妙が、最後半に多幸感を齎してくれる作品でもある。】
■印象的な事
1.目の不自由な明香里を演じた、𠮷高由里子さんの”深い哀しみを抱えながらも、常に口角を上げ、毎日笑顔でコールセンターで客のクレームや上司のセクハラに耐えながらも、懸命に生きる姿。”
ー彼女の姿が健気過ぎて・・・。𠮷高由里子さんの”無理してでも、明るく頑張っている姿”の演技が絶妙に上手い。-
2.過去に深い過ちを犯したアントニオ・ルイを演じた、横浜流星さんの、前半は希望を失い笑顔のない表情から、明香里と出会い、徐々に自分の帰る場所、守るべき女性のために懸命にキック・ボクシングに再度取り組み、明るさを取り戻していく表情の変化。
ーずっと俯きがちだったルイが、明香里と出会い、時折見せる笑顔の素敵な事。-
3.作品構成の妙
1)「椰子の実」の唄の使い方。
-”名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ 故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月・・・。 いずれの日にか故国に帰らん” ー
映画を観れば一目瞭然なのだが、この唄は、ルイと明香里の人生を暗示しており、二人の頭の中には常にこの唄がある。
だからこそ、後半ルイが明香里の陶器の店で、聖母マリアが彫られた木箱のオルゴールから流れる「椰子の実」を聴いて、落涙する姿が心に染みるのだと思う。
2)前半は、目の不自由な明香里をルイが支え、後半は明香里の手術代のために、再び闇のキックボクシングの世界に戻ったが故に、下半身が不自由になってしまったルイを、ルイのお陰で、視力が戻り生き生きと暮らす、明香里が支える設定の妙。
前半の海岸でのシーンで、二人は”シーグラス”により深く繋がりを持ったのだ。
明香里の海岸でのセリフ
”ガラスも最初は尖っているけれど、色んな波に揉まれると角が取れて丸くなるんだよね‥”
と言い、”シーグラス”をルイの掌に乗せるシーン。
そして、このシーンが後半じわりと効いてくるのである・・。
<前半は、やきもきする部分が幾つかあるが、主役お二人の演技がそれを十分に補完している。
そして、荒々しい中盤を経て、
ルイと明香里の身体、精神の状態が逆転した後半に訪れる”あの海岸”での二人の”再会”のシーンは、涙が溢れつつも、多幸感に満ちたシーンであると思います。>
■補足
1.横浜流星さんの鍛え抜かれた身体から繰り出されるキックボクシングの技・スピードは流石である。
本編とは別にして、彼が自ら演じた幾つかのキックボクシングのシーンは、充分見応えがあると思う。
2.横浜流星さんが演じたルイと、目の不自由な明香里を演じた、𠮷高由里子さんの関係性を見て
”チャールズ・チャップリン”の「街の灯」の浮浪者の男と花売りの娘を想起したのは、私だけではないであろう・・・。
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