劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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鬼滅は苦手だけど、無限列車は好き
アニメ全話見て鬼滅には全くハマりませんでした。
理由は色々とありますが、主な理由は、あの世界の倫理観が苦手だからです。
キャラクターの台詞や心理描写に全然共感できませんでした。
そんな状態で映画を観に行ったわけですが、無限列車に関しては手放しで面白かったと称賛できます。
テレビで久しぶりに二度目の鑑賞をしましたが、やはりめちゃくちゃ面白いなと感じたのでレビューすることにしました。
まず無限列車の好きなところは、戦闘舞台が列車だというところですね。
走る列車上で戦うというこの特別ステージ感。
「動く戦場」という舞台はワクワクしますし、映画化するのに相応しい舞台だと感じました。
そして何よりメインの敵キャラが魅力的で強いです。
例えば猗窩座は所詮肉弾戦ばかりの脳筋で、煉獄一人相手に辛勝した程度の実力です。
対して魘夢は、一睨みで相手を眠らせることができます。
列車と同化して無数の触手を伸ばして攻撃することもできます。
さらに列車と同化することで、唯一の弱点である首を隠すこともできます。
たとえ首の場所がバレても、お眠りや触手の攻撃で首切りを防ぐことができます。
自分の能力を最大限活かせる場所として無限列車を戦場として選んだ狡猾さも含め、非常に厄介で強力な敵だと感じました。
炭治郎達も5人がかりでようやく倒せ、誰か1人でも欠けていれば多くの犠牲が出ていた大物だと言えるでしょう。
最後に猗窩座戦ですが、落とし所が非常に上手かったと思います。
ここは初めて上限の鬼が登場するシーンですので、今後のストーリーのためにも上限の鬼の格を見せつける必要があります。
煉獄さんにあっさりやられるわけにはいきません。
かといってそれは柱側も同じで、登場したばかりの鬼殺隊の柱の一角があっさり鬼に殺されるわけにもいきません。
しかし結果的に煉獄さんはやられ、「あーあ負けてしまった」という虚無感が視聴者を襲います。
ところがここで炭治郎が言ってほしいことを全部言ってくれるんですよね。
「人間は鬼みたいに再生できるわけじゃない。いくつもの命を全部守り抜いた。これは煉獄さんの勝利だ」と。
これは負け犬の遠吠えなんかじゃなく、客観的視点に基づいても非常にロジカルな台詞で、「負けたけど勝ったんだ」と感じられる名シーンです。
結果として上限の鬼の格も、柱の格も落とさずに決着をつけられた見事なシーンだと感じました。
落ち込む炭治郎を叱咤激励するのが伊之助というのもいいですね。
アニメ版の時から伊之助ってかなりクレイジーなキャラクターで、ひたすら強さを追い求めるだけの荒々しいキャラクターでした。
それ故に滅多に人に媚びるようなことはしないのですが、唯一、「強さ」という点においては他人に対しても素直なんですよね。
アニメで窮地を義勇に助けられた時も、義勇の強さを素直に認めていましたし、「強さ」に対してストイックだからこそ「強い人」に対しては素直さを見せる側面を見せるキャラでもあります。
だから目の前で上限の鬼と死闘を繰り広げた煉獄さんのことも素直に尊敬し、メソメソする炭治郎を叱咤激励したわけです。
伊之助のことは今まで特に好きでも嫌いでもありませんでしたが、ここは伊之助らしさを感じさせる非常に納得感のあるシーンだったと思います。
いつも凛としていて全く表情を崩さなかった煉獄さんが、屈託のない笑顔でにこやかに逝くところも含め、非常に見所の多い作品です。
鬼滅の刃が好きじゃない、むしろどちらかと言うと苦手な部類だと感じていた私がここまで面白いと思えたのですから、ファンにとってはそりゃもうとんでもない映画だったのでしょう。
鬼滅の苦手なところ、面白くないと思うところ、私はいっぱい言えます。
一方で無限列車の面白いところも、私はまだまだ言えますよ。
400億、納得です。
おもしろいけど。。。
言われるほど泣ける内容ではなかった。
そこまで煉獄を知らないし。
アニメを全て視聴してから観ていますが、
それでも泣けるほど煉獄の事はわからない。
原作は読んでいないのでそのせいでしょうか?
某別漫画の仲間の過去編のように、
煉獄の話がきちんと作り上げられてからの無限列車だったらおそらく泣ける内容だったかも。
百歩譲って炭治郎はわかるけど、
善逸と伊之助が泣いてるのがかなり冷めた。
自分的には、炭治郎の悪夢を見せられた後の一言が一番感動的だった。
煉獄さん…貴方と出会えて良かった
この日は私の誕生日で、この映画館でのラスト上映という事で早起きして行ってきました。
煉獄さんの活躍や言葉は、一生私の胸に刻まれました。少年時代、病床の母から言われた「強き者は弱き者を助ける責務がある」
この言葉を煉獄さんは一生懸命果たそうとします。煉獄さんが必死に戦う姿はカッコいい!!
昨年、母を亡くした私にとっては、心にくるものがありました。母から言われた言葉は忘れられないんですよね…
煉獄さんもきっとそうだったから、あんなに傷だらけになっても最後まで頑張ったのですよね…
もう何度観ても泣けます!素晴らしい作品です!!
前評判高過ぎ。ストーリー的にはあまり騒ぐほどのものでもない。
評判が良かったのは、マスコミのあおりと日本人特有の周りに流されているだけだと思います。コロナで軒並み映画がないとか、コロナ疲れの反発みたいな時期的にも良かったのかも知れません。映画の楽しみ方は人それぞれで、映像が綺麗とかいう人いますが、映画なんて物語が面白くてなんぼのもんだと思います。
内容的には話がちょっと、間延びした感がありました。緊張してみてたのですが、途中ちょっと眠くなりました。TVの26話の無惨と下弦の月のやり取りあたりは、映画に入れた方が引き締まってよかったのではないかと思います。
魘夢が列車の巨大な化け物になったところなんか、げんなり。大きくすれば良いってもんではない。これまでは倒された鬼の過去の話があったのですが、魘夢の過去の話はなく、これで魘夢終わり?て感じでした。ストーリー的に中途半端さを感じました。面白いのは最後だけでしたね。煉獄さんって柱の中でも強そうで、良さそうな人だったので、最後の方まで残っているのかと思ったのですが、こんなにあっさりいなくなっちゃうんですね。予想外でした。
あと、久しぶりに映画館で映画を見ましたが、技術革新が進み、うたい文句はものすごいのだけど、IMAXレーザー/12chサラウンドはこんなものかって感じでしたね。Atmos感はありますが、低音がすごいわけではなく、音はうるさいだけで、聞いてて不愉快でした。家で4Kモニター+5.1.4のAtmosの方が良いように感じました。
原作は面白いのは分かる。
だが、作品の1エピソードで映画を構成するのには反対する。理由は簡単、地上波アニメでそのままやっていい程度の内容ではないか?と思うからだ。
映画化で制作費も掛かってるから、映像的には綺麗。細やかに動く木々なども実写の様に見える。そこは「おっ…」とはなるがそれだけだ。
話題の作品らしく、作中には様々な想いがあるキャラクターが登場し、皆揃って極端だ。
でも真っ当に生きている。伊之助はちょっと違うが(笑)
主役の炭治郎の叫び、走り去る猗窩座に向かって叫ぶ「逃げるな!」に続くセリフは圧倒的有利な所から他人を踏みつけにする者への糾弾だ。
自分は夜の暗闇でフルパワーで戦える状況へ、それより劣る者を誘い込んで倒す…。
現実では法律さえ犯さなければ、情け容赦なく仕掛けてくる経済戦争と変わりない…。
一緒立ち止まった猗窩座がすぐに撤退するのは、彼が望むのは命を賭けた勝負にプライドを賭けてない故か?利害得失を持って行動する猗窩座にはまったく魅力を感じなかった。
炭治郎の台詞は真面目すぎるが、資本による歪んだ形の当たり前が横行する暗い世の中では、皆を救いたい努力家の炭治郎が輝いて見えた。
作品に対する感想とは別に閉塞したコロナ禍と言うタイミング
そこに産み出された大ヒット作、原作は普通にヒットするに十分な内容だし、少年ジャンプらしさもしっかり出している。残酷な描写も昨今のマンガ、アニメの状況を見れば、少々のグロ描写も受け入れられており、すでに観る側もその事に関して嫌悪感も薄くなっている。
原作の大ヒット~アニメ化、アニメ終了後の鬼滅ロスに飢えたファンに映画化と商売の仕組みとしては上々の仕掛け…。
麻薬に酔ったようなファンなら垂涎の作品だ。
ただ原作もアニメもスルーした人が映画作品として観たなら説明はないので、このキャラクターたちは何故?みたいな事になるだろう。
原作もアニメも知らずに話題だから「観た」と言うのでは髙評価はつける人は少ないだろうし、ギャグシーンにも笑えないのではないか?
自分は一応原作もアニメも見ている。
面白くない訳じゃないし、胸踊らない内容でもない…。
だが素直に観られない。商売としては利益の回収に全力なのは当たり前…だが、あざといと思ってしまっている。その分評価を下げたくなってしまう。
従来のジャンプ作品の劇場版だとちょっとしたスペシャル版で各キャラクターが必殺技を連呼し見得を切るものが圧倒的に多かったが、この作品は原作の連続した部分を抜き取り、敢えて映画化し、映画化後売り切った状態でDVD、Blu-ray Disc発売、さらに次期シリーズをアニメ放送するメディア展開に「上手いことやりすぎだろ?」と思う。
絶妙のタイミングで昨今の映画館を救った作品ではあるが、今後この作品の評価は上がる事はないだろう。売れた時以上の遣い処はないだろうから…。
上記を書いておいて、2022年9月現在… ufotableの地元徳島県では阿南市でワンコインで観られる日もあるし、未だに常時公開中のufotable常設ミニシアターがある。まだ客が入るのか興味あるので観に行ってみる。
良かったけど、うーん…!
普通に鬼滅の刃が好きな一読者です。
煉獄さんの信念と強さ、最後の微笑みには目頭がうるっとしたし、映画館の巨大スクリーンと音響設備でやるのに相応しいエピソードだと思います。
だけど、原作の内容をそのまま映画にしているので展開もわかっているから、作画の凄さと声優の演技以外はワクワク感も新鮮さもなかったのが正直な感想です。
映画館では1回観ればいいかなぁ。
てか話題故に内容知らずに無限列車だけを見ると「何が何やら」になるので、この展開に至るまでの知識は少し入れないとですよね。
こういうこと書くと、文句言われるだろうか…と思って心に留めておいたんですが、やっぱりアウトプットしないと気が済まなかった!
しかし煉獄さんはめちゃくちゃカッコよかった!ど迫力作画に日野さんの声と演技も本当に合ってるし、素晴らしかった!!まさかこんなに早く退場すると思わなかっただけに、原作読んだときにはビビり散らかしたし、ショックでしたね…。映画観たら、やっぱりもっと活躍を観たかったと思いました。でも「うまい!うまい!」のシーンはもっと勢いが欲しかったです…映画だと「うまい、うまい」くらいのテンションに感じたので…。
それと原作では気にならなかったんですが、シリアスの中にギャグ挟んでくるのが、どうも中途半端というか違和感あって、あんまり面白くなかった。
あ!猗窩座は石田さんで本当に良かった!!!!!
もー予告で猗窩座の声優が石田さんだと分かった時点で期待しかなかったし、期待通り…いや、期待以上でした!!個人的に!!!石田さんはこういう役が本当に似合うなぁと改めて思いました!!!
あと「禰豆子ちゃんは俺が守る」が映像で見れて良かったです!まぁ映画じゃなくてもいい事ですけど。
愛されキャラ達
最終上映ということでしたので、観てきました。
原作を読んでいたので、結末を知っての鑑賞でしたが、
笑いあり、涙ありで楽しめました。
最後、カラスまで泣いてるのはちょっとやりすぎかなと思いましたが、
きっとそういう世界観なのですね。
炭治郎の無意識領域が海と空で、善逸の無意識領域が真っ暗だったりするのは
善逸がちょっと気の毒だったりします。
夢の中の敵を発見するのも、善逸、伊之助はなんかギャグテイストですし。
原作も通して、この漫画のよいところは、きっと
キャラ達が愛されてるということですね。
原作を知らない状態で、この映画を観てみたかったです。
タイトルなし(ネタバレ)
本作は伝統的な三幕物とかの映画の作り方に従っておらず、単体の映画としては成り立っていません。私は原作は未読ですが、恐らく、原作に忠実に、長いサーガの一部を切り出して作っているのでは無いかと思います。ファン映画としては正解だったという事でしょうが、賞とか取るというのは、少し違うかな、と思います。採点不可能という選択肢が無いので、平均的な4点とします。
良かった点ですが、敵が家族の幻影を使って心理攻撃を掛けてきた時に、主人公がすかさず「俺の家族がそんなこと言うか」と突き破るのが、ぐっと来ました。ちょっと葛藤があるのがよく見る演出ですが、一瞬の間も無くというのが良いですね。
気になった点。主人公が夢から目覚めるのが大変だったけど、他の人はどうやって抜け出た?敵が、戦闘に気を取られて、夢がボケるシーンがあっても良かった。
原作を読んでいない人から見れば…
原作未読です。アニメ1期は全話を3回程度観ております。
泣ける…と言われ観てみましたが、あまり感情移入が出来ずそこまで泣けませんでした。炎柱を物語の中心に持ってくるのであればアニメ1期でもう少し掘り下げをすべきだったのかなと思います。そして鬼の生い立ちが全くと言っていいほど描かれていなかったので魘夢に対しても感情移入は出来ませんでした。
そして猗窩座戦は原作では何故そこに現れるかという説明もなされているそうですが、1期にも登場していませんし、原作を読んてない人からすれば「いきなり現れて炎柱を殺して逃げていった好戦的でよく分からない鬼」という印象を受けてしまいます。
音響やアニメーションは非常に綺麗で良かっただけに、シナリオの不十分さが目立ってしまう残念な作品でした。
鬼の首を取った?
鬼はどうして死ぬのかなと思って見ていたら、「ハイランダー」を思い出した。 不死身の敵も首を切り落とされてしまえば死ぬのであった。そして最後の決闘シーン。文字通り、鬼の首を取ってハッピーエンドかなと思っていたら、違っていた。続編を作るためか。
予備知識が全くなかったせいもあり、ストーリーの複雑さ、難解さ、画面の早い動き、大音量の音楽と効果音等、私のようなおじさん(おじいさん?)にはついていけませんでした。おじさん(おじいさん?)が乃木坂46のコンサートに行ってしまった場違いな感じに近い、いちばん後ろの席で良かった(笑)。
<印象に残ったセリフ>正確ではないかもしれません。
煉獄が鬼に:おまえとは初対面だが、お前が嫌いだ。
煉獄の母が煉獄に:どうして他の人より強いのだと思う?弱い人たちを助けるためよ。
そこはフォロー欲しかった
原作再現を忠実にやるスタンスで作ってるからなのだろうが、だからといって布石も無しに猗窩座をポッと出させるところまで再現してはいけないだろう。
他は全てリッチで良い出来なだけに、ターニングポイントのピンポイント(でも非常に目立つ)雑さがたまらなく嫌な感じだ(その後の展開が良いのも含めて、尚更苛立たしい)。
これでヒットしたの?
コロナ渦が始まり、その中で初めて映画で見たい(※)と思っていた作品だけに、BDやDVDが発売されようやく鑑賞したが、残念ながら期待したほどではなかった。
※ちなみに当方はテレビアニメ版が面白くて興味を持ったのみで、現在も原作の展開は一切知らない
【腑に落ちなかった点】
・ストーリー序盤くらいに2体の鬼が炎柱によりあっさり倒された。テレビアニメ版にその内の1体が出ていたが、ストーリーに絡むような鬼ではなく、ただの雑魚鬼だった。後に下弦・壱の鬼が死ぬ間際に、クドクド愚痴をこぼしていたが、その内容からしてこれらの雑魚鬼は不要だったのではないかと思った。
・敵側にまわってしまった乗務員、子供4人が出てきたが、主人公の夢に入った子供(結核の子)以外に、感情移入できるキャラ、要素がほぼ無かった。前述の先に倒された鬼ほどの強者ではなくても、これなら人の潜在意識等に詳しい「鬼」を1体使うべきなのではと思ってしまった。または、下弦・壱の鬼の分身とか。
・下弦・壱の鬼を倒し、その後に上弦・参の鬼が出てきたが、なぜいきなり出てきたのか疑問に思った。初めから下弦・壱の鬼と結託し、伏線を張りながら最後に登場の演出なら理解はまだ出来たが、少なくとも柱と対峙する「場所」としてふさわしくないのではないかと思った。なぜなら、最後に太陽光を避けるために逃げるように鬼は撤退したが、数々の柱を葬ってきた猛者ならば、「時間」と「場所」の推定ぐらいはやっておいてしかるべきでは無いのかと思った。何年生きているのかはわからないけど。
・次のストーリー展開を示唆する「描写」がラストに盛り込まれていなかったと思った。原作を知らないので、この後の展開がどうなるのか当然わからないが、それなりに次回の舞台が「どこ」で、「誰」が主体となるのかぐらいは出してほしいと思った。当方はYouTube等で「遊郭編」なる宣伝予告を知っただけだった。まあ「遊郭」なだけに子供向けとしてどうなのかと思ったし、描写しづらいのはわからなくはないのだが。
・本作の主題歌がエンドロールに流れるだけで、テレビアニメ版とは異なり「聞きたい」という意欲は個人的に湧かなかった。
【良いかもと思えた点】
・炎柱キャラの深掘りがあり、思っていたほど悪くなかった。むしろ母と弟を大事にする強い男であることは納得した。父親のことはよくわからないが。
総評として、個人的にほぼ悪くはないが、何度も見たいと思うほどのものではなかった。また、少ない描写でも構わないので、今回の下弦の鬼の過去やなぜ舞台を「列車」にしたのか、基本的内容を原作に頼らなくても済むように描写説明してほしいと思った。今更だが。
最後に余談として、BD通常版で視聴したが、内容は本当に「本編のみ」で予告PVは一切無いのがとても残念だった!!
予告の使い方が上手い
現在4回程観ており、原作は最後まで読んでいます。
リアタイでアニメを観ていた時の最後の特報で身震いしたのは今でも覚えています。
作画、音楽、演技、内容何をとっても素晴らしいデキだと思います。
技がいちいちカッコ良く、最初の煉獄さんの不知火から鳥肌たちっぱなしでした。移動さえもカッコ良い…。一番のお気に入りは善逸が禰豆子を助けるシーンです。3,4回目はあのシーンを観るために行ったと言っても過言ではないくらいです。
何よりも、映画前の特報や予告で猗窩座を一切出さなかったことが一番素晴らしい演出だったと思います。初見の人と行った時は凄くハラハラしたし感動したと言っていました。
唯一若干気に食わないのは猗窩座の登場シーンがいつの間にか着地してたみたいだったことくらいです。猗窩座の一人称視点でも背景としてでも迫力満点で着地してきてほしかったです。本当に不満はその程度です。
ついでに、アニメあるあるで説明が省かれるところがいっぱいあります。ぜひ漫画で補完することをオススメします。
そろそろ円盤が発売となりますが、あの迫力はやはり映画館で観ることをオススメします( ˆᴗˆ )
泣けた
数カ月ぶりにドルシネでみました。映像が素晴らしかったです。
そして何度見ても泣けます。煉獄さんの母上の台詞、強く生まれたものの使命ですというところは、日本人として背筋がのびる思いがしました。
原作通りのストーリー展開
この映画は原作ストーリー展を更にクオリティ上げた映画。
大抵の場合はストーリーが改変されて原作の良さが消えるがこの映画は反対に原作ストーリーを改変せず、かつ細かなエピソード入れて更に深くした。
列車の鬼は原作は一匹だが、2匹になり煉獄さんの凄さが際立つ。
夢の世界、炭治郎君が振り切る時の「ごめんな…」
こんなにも切ないセリフはない。
思わず涙がこぼれ落ちる。
そして煉獄さんの激しい生き様
死ぬ時でさえ炭治郎君を労る優しい眼差しと声
「俺がここで死ぬ事は気にするな」
「俺は君の妹を認める」
「胸を張って生きろ」
子どものような笑顔で亡くなる場面はすすり泣きが必ず聞こえる。
映像の美しさ、声優の演技、音楽など全てのクオリティが高いアニメ映画。
かなりリピートして30回以上観ていますが。観るたびに感動や発見して毎回ハンカチ握りしめ泣いてます。
熱さが伝わってきた
全巻読んで展開を知ってから見た映画。
結末を知ってるのに、こんなにも悲しい思いをするとは…
映像がとにかく綺麗で映像から伝わる熱量が画面越しに伝わってきました。
それぞれの人間性も良く表現されていた。
とくに煉獄さん。
あー、これで終わり、ハッピーエンドかと思いきや猗窩座の登場で急に重くなる出演。
後半30分のシーンは、下弦の一の戦闘が霞むほどに圧巻で泣くこともできずにただ応援するのみ。
祈るのみ。
鬼殺隊がどれほどの思いを繋いで今まで鬼を討伐してきたか、鬼に人が殺されるという命の重み、そして尊さ。
とてもよく表現できていて見ていて辛かった。
私的には
「心を燃やせ」より「時間は止まってくれない、共に寄り添ってくれない」や「若い芽はつませない、柱なら皆そうする、前を向け」がとても響いた。
これが今後、炭治郎にとっての成長に繋がり、煉獄さんの形見と共に鬼舞辻と対決する展開となります。
猗窩座の生い立ちもしっかり描かれています。
この人の死を無駄にはしない、繋いでいくという今後の展開も未読の方々におすすめしたいな、と思います。
強くなれる理由を知った
何回見ても感動する映画です! ストーリーはまるで漫画の流れと同じでよかった! 戦いのシーンを見てすごくドキドキしたり、ハラハラしたりしました! 煉獄さんが死んで号泣していた炭治郎たちの"もっと強くなりたい!"という気持ちを共感して来た。あれを100回見ても泣きそうに気がするわ😢
物語の根本的な部分でシラける要素がある
テレビアニメを何度も観たファンです。
テレビアニメに出て来た強敵の鬼は必ず鬼になる前の人生に共感があり、そこが1番の見所でした。
しかし今回出てきた2人の鬼は2人ともめその要素がないままに映画が終わったのがとても不満でした。
そして特に上弦の三の鬼は単に再生能力が強いだけにしか見えず、彼が何度も煉獄に向かって言い続けるテーマ
「鬼になって永遠に武を究めよう」
が切られてばかりいて何が武を究めるだ!笑わせるな!と言う気持ちにさせられました。
このセリフというか、この鬼のテーマは言わない方が良かったと思います。
凄くシラけました。
この映画の主役は誰ですか?
探偵小説でやってはいけないこと。それは物語の中盤にようやく現れた人物が真犯人、という手法です。
この映画のハイライトは、煉獄さんと猗窩座の一騎討ち。それなのにポスターには炭治郎と魘夢が向かい合った状態でデカデカと描かれてるってどういうわけなんでしょうか?
原作通りだというのは分かりますが、これは映画です。1回観るのに1800円払ってるんです。原作を読んでないお客さんもたくさんいるはずです。だからこそ、猗窩座を「物語中盤以降に突然出てきた真犯人」のように扱うべきじゃありませんでした。
この作品の評価点は、「もしかしたら煉獄さんが猗窩座に勝つ!?」と一瞬でもお客さんに思わせた点です。そのあたりの演出というか、煉獄さんがギリギリまで力を振り絞ったという描写はちゃんとできていました。
そうであるなら、尺の冒頭から猗窩座の異常な強さを見せつけるシーンがなくてはいけません。たとえば、抜刀したモブ隊員を十数人まとめて惨殺するとか。レイティングの問題でそれが難しいとしても、彼の強さを強調する手段は他にあるでしょう。もう一度書きますが、これは映画なんですから何から何まで原作に忠実である必要はありません。
つまり、焦点を「煉獄さんと猗窩座」にのみ絞るべきでした。魘夢なんて、ただのチョイ役です。そもそも彼は、他人の夢即ち回想シーンを使わないと30分も持たないような悪役。情けなさでは『クリフハンガー』の武装強盗団といい勝負です。
ならば魘夢をもっとエグイ悪役として描くか(つまり魘夢が人間を殺害しているシーンを描くか)、或いはそんな弱っちい奴のシーンなんか削って猗窩座をもっと登場させるべきか。いずれにせよ、この作品を観たら「誰がボスなの?」という疑問が浮かんできてしまいます。
これは『トップガン』に近い作品です。
『トップガン』は最後の空中戦の場面だけが素晴らしい出来で、シナリオ自体は当時の風潮を反映して本当に薄っぺらい。残念ですが、『無限列車編』もこのような感じの作品になってしまいました。
しつこいようですが、何から何まで原作に忠実である必要はありません。
原作への強いリスペクトがいい映画を生む
4DXで観た。ストーリーは原作に極めて忠実である。違ったのは、お館様・産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)が鬼殺隊の墓参りをするシーンを映画の冒頭に挿入したこと、序盤に列車に出るザコ鬼が一匹増えたことぐらいではないか。いろいろな方の感想に、映画の前半の敵・魘夢(えんむ)の過去のエピソードがないとか、後半に出る敵・猗窩座(あかざ)の登場が唐突すぎるなどの批判があるが、どちらも原作どおりである。
総じて、アニメ製作会社のufotable(ユーフォーテーブル)は非常に良い仕事をした。
①原作のストーリー、メッセージ性を忠実に伝えようとしている。そこには製作側の原作に対する非常に強いリスペクトを感じる。たとえ原作の内容を変更したとしても、作り手の作品に対する敬意や愛情は漏れ伝わってくるものだ。ちなみに4DXもなかなか凝っていた。単にアクションシーンで座席を動かすだけでなく、水の呼吸で本当に水が顔にかかってきたり、刃を突き刺すシーンで背中に固いものが刺さってくる刺激があったり。設計者はかなり頭をひねってプログラムしたであろう。
②原作の弱点である画力の乏しさを補って余りあるクオリティを提供している。例えば、背景に実写映像や3D効果を多く取り入れ、キャラのベタなアニメタッチに意識的にかぶせることで新しいアニメ映画の完成形を見せている。ただ、この映画を十分に楽しむには予備知識は必須だ。原作を知らなくても、それなりに楽しむことはできる。しかし、鬼滅の刃が人々の琴線に触れるのは、主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)の純真な心、不撓不屈の魂、自己犠牲をいとわぬ無限の愛情である。
妹・禰豆子(ねずこ)がなぜ鬼になったか、なぜ自身が鬼狩りをしているかといった背景を知らずして感動は得られない。
わたし的にこの映画で一番グッときたのは、魘夢が見せた悪夢- 鬼に殺された家族たちが炭治郎に恨みをぶつけ、罵る夢- に対し、炭治郎の怒りが沸騰し覚醒するシーンだ。
「言うはずが無いだろうそんなことを!俺の家族が!俺の家族を侮辱するなアア!」
これも原作どおりの展開・セリフなのだが、迫真のアニメーション処理、声優の熱演も加わって、原作以上にこみ上げてくるものがあった。
夢から醒めるため、炭治郎は夢の中で自決する。このアイディアは素晴らしい。そして、連続して被弾する夢攻撃のたび、かかった直後に自決を果たし覚醒を繰り返す。
そのアイディアは壮絶だ。なぜ主人公はそんなことができるのか。
『私をはるかに超え、愛する人のために、大切な仲間のために』に尽きる。
自分のことで感情が荒ぶることはないが、家族や煉獄杏寿郎の死に臨んでは、悲しみや怒りを爆発させる。アニメ史上最大と言ってよいほどの大粒の涙を流してワンワンと泣いた。逃げる敵に対し、わめき叫びながら怒りをぶつけた。これほど真正面から感情をあらわにする映画は意外に少ないのではないか。特に子供向け映画では。
感情移入が自然に起こるには、観客はその分、残酷な描写、容赦ない登場人物の死とも向き合わなければならない。それをきちんと見せている点で「鬼滅の刃」はとても良い映画であると感じた。
全265件中、21~40件目を表示