劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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4Kアップコンバートリバイバル上映
言わずと知れた国内興行ランキング歴代1位作品。それも404億円オーバー。
初公開初日の2020/10/26に観に行きましたが今回、約5年ぶりの再観賞。
あらためて作品の完成度、特にストーリーと映像美は言葉で表せないほど素晴らしいです。
今作は「炎柱 煉獄杏寿郎」が主人公でしたね。
残念だったのは、楽しみにしていた劇場版「鬼滅の刃 」無限城編 の劇場限定予告がかなり短かったこと。
まあ7/18の公開日を楽しみに待ちましょう。
改札鋏音で落ち見る幸夢。
鎹鴉からの伝達で乗車した人間が行方不明になってる“無限列車”、その無限列車に任務でいる煉獄へ合流するようにと命じられた炭治郎達の話。
無限列車に憑く下弦の鬼・魘夢とのバトル、…後に現れる上弦の参・猗窩座とバトルとなる炎柱・煉獄杏寿郎だが…。
本作の公開当時2度劇場鑑賞、Blu-ray購入で何度観ただろう。各キャラのバトル、そのバトルで流れる各キャラごとに違うBGMがカッコイイ!特に禰豆子のピンチ時助ける善逸の“霹靂一閃・六連”とBGMが好きで一番好きなシーン!
終盤の猗窩座と煉獄のバトルは熱すぎて目頭熱くなる、バトル後の煉獄から炭治郞への話、炭治郞の後ろに幻として現れる煉獄の母に「…全うできましたか?」問い笑みを浮かべる煉獄の姿に涙。
リバイバル上映を機にBlu-ray鑑賞でしたが久しぶりに観て面白かった!
何も知らずに観て、どハマりしました
いい映画でした。怖さもあり癒されたり笑えるシーンもありました。特に後半は、物凄い熱量に圧倒されました。
ジェンダーレスっぽいエンムが、「上弦」について触れていて、そのあとでアカザ(声:石田彰)が登場して伏線回収しました。
エンムは、独り言で鑑賞者に詳細を説明してくれました。
だいたい普通の映画は会話という形で説明する場面があるのですが、お喋りのエンムは欲張りで独り占めするタイプで、作戦を誰とも共有しないため、独り言の癖があるのかなと思います。
各々の夢が人物紹介の役割を果たしていました。
炭治朗の心の清さが、美しい映像で印象深く描かれていて、煉獄さんの母親の台詞も素晴らしく、夢の中でネズコの「ムー」以外の台詞も聞くことができました。
どのシーンも綺麗で迫力満点でした。台詞がユニークだったり、詩的で美しかったりして個性的だと思いました。
ラストの煉獄さんとアカザの戦いが素晴らしかったです。その後の炭治朗の言動もガツンと来るものがありました。
エンディングロールの絵も歌も最高でした。
♪僕たちは 燃え盛る 旅のとちゅーで でーあいー…。
『鬼滅の刃』の面白さを知ることができて満足しています。
本当にすごかった。 まず映像が美しすぎて、戦いのシーンとか息を呑む...
本当にすごかった。
まず映像が美しすぎて、戦いのシーンとか息を呑むレベルで迫力あったし、列車の中の雰囲気もめっちゃ引き込まれた。
炭治郎たちの絆がしっかり感じられて、仲間ってこういうことだよなって胸が熱くなった。
煉獄さんの存在感がとにかくすごくて、あの強さと優しさに心打たれて、涙腺崩壊しました。
ストーリーは切ないけど希望もあって、見終わった後に何か大切なものを貰ったみたいな感覚が残ります。
終わった後、しばらく余韻から抜け出せなかった
簡易検査キット
国民的人気アニメの仲間入りを果たし、どう無視してたって耳に飛び込んでくるニュースは大げさに誇張されたように感動を押し付けてくる。「なにがなんでも見てやるもんか」と、意固地になっている自分がいたが、試しにアニメを見てみたら意外に面白い。途中から見始めて、ほとんど予備知識なしに映画館に行ったら、なんと『ワンダーウーマン1984』の初日よりもお客さんが入っているじゃないか。小さい子供さん連れの親子鑑賞も多かったが、このコロナ禍で映画鑑賞マナーも大きく変わった中、映画館のあり方も様変わりしてしまったようだ。
いくつかのポイントで、感想を抱いた。
1.作品の訴えかけてくるメッセージのあまりにも真っ直ぐな強さ。これはむしろ希少な部類に入るだろう。最近はここまでストレートに主人公の生き方を問う物語も無かったように思う。コミックの主人公であれ、ひとくせもふたくせもあるキャラクター造形が成され、そこに共感を呼ぶ作り方がほとんどだった。家族とか、仲間、組織、敵など、分かり易い構成になっていながら、深く掘り下げると丁寧に描き込んである。重箱の隅をつつくような難癖をつけてくるファンに正面突破で直球を叩き込む作者の潔さに、老獪なしたたかさを見た。実際にはどんな人が作ったのか知らないが。
2.次に感情を揺さぶる演出の見事さ。クライマックスのエモーショナルな爆発までの見事な波。軽い笑いから、大粒の涙まで、見る人の呼吸を支配しているかのように巧みに引っ張っている。PG12ということで、学童以下の幼児にはハードルが高かったようだが、亥之助や善逸の動き回るシーンではちびっ子たちも見入っていた。禰豆子のちょこまかとした動きにも気を取られたようだ。そのバランスが絶妙に配してあり、全編通して、ストーリーよりも感情の起伏をコントロールすることに主眼が置かれているようだ。見事としか言いようがない。
3.登場人物の背景が、彼らの見る夢の中で簡潔に語られていること。初めて見る私にも、キャラクターの成り立ちがはっきりと見えるように作られている。特に、本編の主人公ともいえる煉獄杏寿郎の生い立ちは、ほとんどセリフのやり取りのない炭治郎たちにとっては謎のままだが、彼の見る夢を介して観客には読み取れるように作ってある。煉獄の生きざまは涙なくして見ていられない。逆に、列車に乗る一般人たちのあまりにも平板な魅力の無さに落差を感じるが、些末なことだ。単体でこの映画だけを見ても、普通に入り込めるように作ってある。
4.自然に自分の過去を振り返るきっかけを作ってくれるお話になっていること。昔、父親と一緒に見に行った最後の映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』を思い出したが、あれも自己犠牲と守るべき大切なものを賭けた人間賛歌だった。そこに軍国主義を垣間見た人たちはたとえ子供向けのアニメとは言え、決していい心持ちはしなかっただろう。父もその意識があったのか、「あれはマンガの中のお話だから」と、感動の涙を流す私に「死んで花実が咲くものか」と言いつけた。今、この映画を自分の子供と見たとすれば、いったいどんなことを思うのか、考えさせられるきっかけになった。ほぼすべての国民が大きな災禍に巻き込まれた2020年に、まるでリトマス試験紙のように現れた映画。自分は何色なのか?知るきっかけになる映画だ。今風に言い換えるなら、簡易検査キットともいえるかもしれない。この映画に免疫がある人は、何の影響も受けずに、普通に受け流せるのだろう。
上弦の鬼に全てを持ってかれた
【上弦の鬼に全てを持ってかれた】
煉獄の活躍を期待して見てたのに、最後の最後でぱっと出の鬼に殺されて萎えた。「なんでここに上弦の鬼が居るんだよ!」炭治郎も言ってたけどほんとコレ。どこから来たのか、なぜこのタイミングで来たのか、一言くらい説明が欲しかった。挙句の果てには鬼が逃亡。せめて相打ちにくらいさせてやれよ...煉獄が救われないんじゃんか。
【全体的に中途半端で薄っぺらい】
炭治郎や仲間達の過去やら、煉獄の過去やらを詰め込みすぎて薄っぺらい。特に煉獄の過去にはちょろっと触れたくらいだから感情移入できなかった。だから最後もイマイチぐ〜んと来なかったなぁ。まあ2時間に全てをぶっこむのは無理があるか。
【炭治郎の無意識の世界に感動】
この映画で1番感動したのは、炭治郎の無意識の世界。炭治郎の優しさと思いやりが、清々しいくらいに青く染まっていた。核に導かれた少年が泣き崩れてたけど、俺でもそうなってたと思う。あんなに優しくされちゃ破壊なんて出来ないよ。
俺も炭治郎みたいな無意識の世界を持って生きたい。
燃える
鬼滅の刃は原作も面白いが、とにかく映像化に適したアニメだ。
バトル、斬撃の軌道、多彩な動きなど美しくも迫力もあり圧倒される。
人気の高い列車編の映画化は当たりだと思う。
動き続ける蒸気機関車、たくさんの守るべき乗客、不利この上ない。
煉獄さんの柱としての頼もしさ、炭治郎達の決死の戦い。他かまぼこ隊など個人個人多様の戦いなどすべてに綺麗に焦点をあてていてそれを映画館で観れるのは大変贅沢な時間だった。
敵対する猗窩座と煉獄さんの戦いで猗窩座が煉獄さんの能力を認めるもあくまで柱として毅然と戦かう。
そんな姿に涙するしかない。
その刀の鍔か炭治郎に受け継がれる時、煉獄さんの燃える魂はあり続ける。
鑑賞がだいぶ前の為記憶が定かではないが、とにかく泣いた。
女子の間ではリピートする事を「乗車してくる」というらしい。
漫画で描ききれないところの表現良
映像がこんなにすごいかと感動。
鬼に飲み込まれた列車のシーン、
炭治郎の無意識エリアのシーンは驚き。
ウユニ塩湖だった。
小人かわええなあ…。
列車と戦いのシーンのあの迫力を
イラストレーション(CG?)で表せるのが
すごいっすよね。
ストーリーは原作通り。
ですが、狭い列車内での戦い、
無意識領域の描き方、
エンムの目の術の表現、
漫画では描ききれないところを
とても良い方に表現していて驚きでした。
エンムが列車と融合したあとの内部のうにょうにょ、
めちゃくちゃ気持ち悪かった。
触手やんけ…きっも…。
悪夢の中の家族惨殺シーンとか
そこそこグロさもあるけど
子供ってそういうの
やっぱ悪影響なのかな?わからん?
あかざこのときは嫌いだったんだけど、
後々憎めないキャラになるからなんとも言えなくて…。
敵キャラの中では好きなほうです。
始まりのお館様のシーンはみんなわかるのかな?
と思いつつ、
原作既読からしたら毎日お参りしてたのか…と。
2時間あっという間でした。
号泣覚悟でいきましたが
原作の無一郎のほうが泣けたな…と。
早く最新刊読みたい。
20.11.11映画館
原作を超えるクオリティ
炎柱が大活躍
アニメ一期からの続き。下弦の一との戦いとその後の上弦の参のとこまで。
原作に忠実。アクションは流石のユーフォーテーブルで少年アニメらしい作品。原作を知ってないと楽しめない
オリジナリティがあっていい
なかなかよかった。
先日、別のアニメを観て、そこそこおもしろかったが、物足りなさを感じた。それがなにかを考えていたのだが、本作を観ていて思い当たった。それはオリジナリティーだと思う。
いろいろと観ていると既視感のあるアニメが多いが、「鬼滅の刃」にはオリジナリティがあり、そこは評価できる部分だ。
ストーリーは単純で、鬼が出るといわれる無限列車に柱である煉獄杏寿郎が乗り込む。そこに主人公の炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助も乗り込む。その列車の中で、鬼殺隊の面々は眠りこけてしまうのだが、実は鬼の魘夢の術中にはまっていたのだった。そのことに気づいた炭治郎は夢から脱出し、魘夢を倒すべく奮闘する。というもの。
このストーリーというのが結構雑で、最初に出てきた登場人物がそれっきりだったり、最後に唐突に強い敵( 猗窩座)が出てきたりする。特に猗窩座は場を盛り上げるために出てきただけじゃないかというくらい唐突だったが、このあたりは物語が進むにつれて納得できる説明がなされるのかもしれない。お涙頂戴の要素も多いのだが、それもイマイチインパクトがなく、おざなりである。
ストーリーがたいして面白くないのであれば、本作のどこがよいのか、という話になる。それはキャラクターと映像だ。
登場人物のキャラクター造形、とくに煉獄杏寿郎などは非常にわかりやすくてインパクトのあるビジュアルで、多くの漫画家はここまでの造形ができない。
そしてufotableの作る、戦闘シーンの和風なテイストが斬新だ。ufotableという会社はこれだけの映像を作り上げることができるのに、なぜか鬼滅の刃とfateくらいしかHPに掲載されていないのが謎なのだが。それだけでやっていかれるのだろうか。
それはともかく、鬼滅の刃は個人的にはアニメにしてこそ評価のできる作品だと思う。もちろん原作ありきではあるのだが、原作は最初の数ページで挫折したので。
最高に素晴らしかった
夢から醒め、この過酷な現実と戦え。
善の理念(イデア)、永遠、正義。これらを透き通すのが炭治郎の心である。不幸な現実の否定性に対峙し、それと戦う炭治郎。人々はそれに共感し、賛同しているのであろう。現実が否定的なものであるということは、20世紀から今日にかけて、ほとんど常識と化したことであろう。しかし、これまではそうした現実から身を逸らすか、否定性を否定性とだけ描写して終わっていたように思う。 夢から醒め、この過酷な現実と戦え。そして運命は勇者に微笑むのだ。
ー 夢が理想的な平和である ー この考え方は、一見古いように思うが、しかし、夢が無意識からのぼるある種の表象像に過ぎないということも、現代人は精確に把握しているようである。
これまでは、(まさしく敵の魘夢ように)現実を悪夢と混同していた。(魘夢「悪夢だ…」)本当は現実はより射程が広く、夢は表象の一部分である。フロイトによれば夢は、無意識から構築されたものである。無意識は現実と同じように射程が広い。炭治郎の無意識は、特に、永遠を見渡し、優しさと温かさに包まれていた。これこそが現代の人々が、本当の意味で理想化していくべき共通観念である。
他方で、端役の夢は、対照的に、単なる夢想に終わっていたり(善逸)、現実と変わらない混沌を描いたものだったり(伊之助)、過去の記憶を蘇らせるものであった(杏寿郎)。これらの夢も、現代人の一側面を反映したものであり、興味深いものであった。自分がそれらのどれに当てはまるかで、自分の今日のあり方を見つめ直すことは出来るかもしれない。(2021年1月30日)
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