劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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アニメを見てから見たから面白かった
完全にアニメの続きだった。当時流行ってるからからという理由で早まって見なくて良かった。
煉獄さんが無限列車と全く関係なく突如現れた上弦の鬼との戦いで力尽きてしまうのはなんだか納得は出来ないけど、上弦の鬼の強さを見せつけて次に繋げるって感じなのかな。
面白いけどあそこまで大盛り上がりするほどなのかと、口コミの力ってすごいんだなぁ。
初めて同じ映画を劇場で数回観ました
娘が「お母さんが好きそうなキャラ見付けた。映画観に行くから〜それまでアニメ観といて。」と言うので、Amazo○primeでアニメ鑑賞して行きました。
アニメでは煉獄さんは何方かと言うと好きでは無かったので、1回目は途中まで炭治郎の「此処に居たい。」でグッと来たんですが。
はい。娘の言う通り煉獄さんの生き様素敵過ぎました。
映画一本でファンになれるキャラクターが居てこその名作映画。久しぶりに出会えました。
結果、音響いい映画館で2度目の鑑賞。
2度目からは、「美味い!」すら愛おしい(笑)
いい歳した大人もすっかり魅了してくれる映画です。
テロップが無いのにテロップ感
私は心が汚れているのかもしれません。
日本記録を樹立したこの作品が、うまく受け入れられませんでした。そして、これが日本記録と思うと少し不安。。
全てにおいて説明的。
おそらく初見の人でも理解できるようになのだろうけど、敵も味方もようしゃべる。
ほら、これこれこうだから、感動してね、どうぞ!みたいな。
映画って、言葉も大切だけど、映像で見せたり、音楽で聴かせたり、視聴者の想像力と合わさって感動するのだと思うのですが…余白がない。
こんなに説明しないといけないのか…
ずっとテロップが出てる民放番組を見ているようでした。
アニメ版をザーッと流し見した時もそうだったのですが、基本的に笑いのツボが合わないようです。この後がさらに面白いそうですが、どうなんでしょう。
これが大衆に受け入れられる作品だとすると、私は何か大衆に向けて作品を作ることは出来ないな、と思ってしまいました。まぁ、マイノリティタイプなので仕方がない。
一緒に行った友人が、煉獄さんの最期のシーンでホロリとしていたことに一番感動してしまいました(笑)
テレビシリーズの続き。 戦闘シーンは迫力があり、綺麗だった。 煉獄...
テレビシリーズの続き。
戦闘シーンは迫力があり、綺麗だった。
煉獄さんの炎がカッコよかった。
展開もあるし、ラストの切なさ、映画にはちょうど良い内容だったのかな。
仲間、家族への想い、みんなが優しくて、そしてそれぞれの言葉が胸を打つ。全ての人に当てはまり、勇気づけられるんだと思う。
満足です。
少し期待外れでした
テレビの放送で直前のストーリーまで観てました。
映像はとても綺麗でしたが、那田蜘蛛山の方が面白かったです。興行収入歴代1位を取れるほどの作品とは思えなかったです。
気になったのは下記になります。
・煉獄が誰も乗客を殺させなかったという実績は邪魔です。
この設定のせいで、下弦の鬼が人間の乗客を一人も食べれず、怖さがないです。もし食べないのなら、一定時間内に幸せな夢から抜け出せないと、それだけで死が訪れるとかの設定が必要だと思う。
・炭治郎が逃げる相手に煉獄の凄さを語っているシーンは不要。
それより、煉獄が乗客や炭治郎などを命懸けで助けた方が説得力があります。
実際それで負傷していた方が、最期にも納得できたと思います。個人的には、負傷で柱を引退して後進を育てるぐらいにして欲しかったですが。
以上
期待値を大きく上回る作品‼️
劇場版での前作「那田蜘蛛山編」、特にテレビシリーズ版での19話にあたる「ヒノカミ」は、神回と言われるくらい感動的なストーリー展開だった。
ここで、水の呼吸を使う炭次郎の父親はヒノカミ神楽の使い手であり呼吸を扱える人物であるという伏線が張られ、炭次郎は今作「無限列車編」で共闘する鬼殺隊最上級隊士"柱"の一人、炎の呼吸を極めた炎柱の使い手、煉獄杏寿郎にヒノカミ神楽及び日の呼吸について教えを乞うことで接点を持ち親交を深める。
前半から中盤にかけてこそはいわゆる炭次郎、善逸、伊之助、禰豆子 を中心に十二鬼月下弦の魘夢(えんむ)との戦いを描いているが、後半は唐突に現れた鬼の上弦の参・猗窩座(あかざ)と、煉獄杏寿郎との一騎打ちが描かれる。
柱達が登場した時、煉獄杏寿郎は間違いなく柱の中心人物だと思っていたが、いきなりその逆だったという結末はインパクト大だった。
この時代で公開されるという逆境をもろともせず、興業収入の記録を打ち出し、老若男女を問わず涙を誘うストーリー展開は、古臭さが一周回って新しいガチガチの勧善懲悪❗️
今作をもう一回観たい、と同時に早くも次作が待ち遠しい限りだ👍
IMAX レーザーにて鑑賞。
煉獄さん…
音と画はめちゃくちゃよかった。
魘夢と煉獄さんの声優さんよかった。
ストーリーは映画にするには少し物足りん感じやけど、それ以外は完璧。
ストーリー 93点
配役 87点
音楽・映像 95点
全体 94点
映像の美しさとシナリオに感動
ブームというか社会現象で大騒ぎしていた2020年の秋冬に見に行けず、
年越えた2021年1月終わりにようやくの鑑賞。
一週間前にアマプラでこれまでのアニメをまとめて見て、予備知識習得。
映画はアニメの続きで無限列車に乗り込むシーンから始まり、
夢の世界へ誘われたあとは、なぜだか上限の鬼の登場。
そこから上限の鬼と柱のバトルの凄さ、スピードも迫力もハンパない。
時間が経つにつれ、鬼と人間の差、違いが表れ、みなさんご存じの結末に。
悲しいけど、柱=煉獄さんのまっすぐな心の強さに感動。
でも・・・周りから散々号泣と言われていたせいか、そこまでは泣かなかった。
そして・・・ハッピーエンドが好きな私は、もう一度見ることはできないかも。
P.S
2021年のテレビアニメは魘夢を倒すところまでは見ましたが、
上限の参・猗窩座が出てきてからは、録画はしたけれど見ていません。
遊郭編は全部見ました笑
ジャンプ特有の
商業主義ではありますが、この作者さんの才能には驚きしかないです。
が、元々ハードル高めのハードな作品、ダークファンタジーの類を子供ウケする作品に変える商業アニメ化の王道王様、ジャンプ様!の作品としての役目は大いに果たしているのかなぁという感じです。
本来子供が見れる作品ではないと思いますが、それをここまで大化けさせるのは本当に感心してしまう。
これを見た子供たちが、全てものにはそれぞれやむを得ない立場があるんだとしり、その上でも恨みは怨みしか生ず。報復には報復ではなく赦しを、復讐し続ける事の虚しさを学べると良いなぁと、切に願うばかりです。
しかし、この作家さんのキャラクター作りには才能しか感じませんね。個人的には黄色い少年と猪之助が好きかな。
煉獄杏寿郎の壮絶な生き様
心揺さぶられる作品である。やはり、鬼殺隊の最強の戦士・柱の一人、炎柱である煉獄杏寿郎が登場すると、作品の迫力、クオリティーが増し、格別な面白さがある。彼が鬼と戦う姿は、彼の人間としての生き様そのものであり、その凄さに圧倒される。熱いものが込み上げてくる。
本作の舞台は大正時代。主人公は、竈門炭次郎。彼は、家族を鬼に殺され、生き残ったが鬼になってしまった妹・禰豆子を人間に戻すために、鬼殺隊に入り鬼との戦いを繰り広げていた。杏寿郎、仲間の吾妻善逸、嘴平伊之助とともに、次の任務地である行方不明者が多発している無限列車に乗り込むが、夢を操る鬼に苦戦を強いられる・・・・。
夢を操る知能犯の鬼が相手であり、列車内という閉所が舞台なのでアクションシーンは控えめであり、鬼との頭脳戦が展開される。また、過激、残虐なシーンが多い作品だが、どんな時でも変わらない主人公の優しさ、主人公と禰豆子の絆の強さが、作品の殺伐さを中和している。
主人公は強者ではない。懸命に自分の全知全能を使って戦っていく。万策尽きても、考えろ、考えろと自問自答し、自分を鼓舞して戦っていく。決して諦めず生きようとする。禰豆子を人間に戻すという強い信念、兄妹愛が彼の気持ちを支えている。
中盤までは、列車内、夢という特殊な設定で魅せてはくれるが、普通の面白さだった。しかし、終盤に入って、杏寿郎の活躍が始まると、物語の面白さは加速していく。繰り出される奥義は色彩豊かな映像で表現され、美しく迫力がある。また、回想シーンを巧みに取り入れて、杏寿郎の生い立ちが紹介され、彼の強さを支えているものが明確になる。鬼との壮絶な戦いを通して、彼の生き様が浮き彫りになる。
生きるのが辛い時もある。挫ける時もある。しかし、そこで立ち止まっていても何も変わらない。気力を振り絞って前に進まなければ道は開けない。本作は、鬼との戦いを通して、人生の生き方を強く我々に訴えている。
唐突感があるが、シリーズ全体のできがいいので人気が出たと思う
空前のヒットを飛ばした今作、但しエピソードの1つであり、鑑賞当時原作を読んでいなかった(現在は全巻読んでいる)ことから、突然このエピソードが出てきて唐突感があった。
つまり作中では炭治郎やその仲間たちがどういう人物でということは分からなかった。
たまたまその直前にテレビSPで、アニメ版第1話からのダイジェスト放送があったので、キャラクターがどういう生い立ちなのかはわかったが。
本シリーズではファンタジーという虚構でリアリティというのはある程度無視されているが、設定が練り込まれており、特に人物の過去の描写はさすがなところ。
人気が出るのも頷ける。
ただ今作の「無限列車編」では、魘夢はただただ狡猾で非道な人間いや鬼であり、突然出てきた猗窩座の過去はこの時点では明かされていない。
そういう意味では人物描写と言うよりは、エンタメ性に重点を置いた作品であり、そういう意味では物足りなかった。個人的には那田蜘蛛山編が好きだ。
なお、無粋を覚悟に言えば、無限列車の客車が大正ではなく昭和後期に登場した50系客車をベースに作られているのではないかと言うこと。
原作では割とその当時の客車風に書かれているし、資料がないというのなら明治村のSLに牽かれている客車が明治末期製なのでこれをベースに作った方が良かった気がするが。
平板な人物像と単純な世界観の低年齢層向けゲームまがいのアニメ
本作が話題となった昨年、まずはTVアニメシリーズを見始めたのだが、評判とは裏腹に退屈きわまりなく、3、4回見ただけでやめてしまった。
この映画版無限列車編が日本ばかりか世界中で大ヒットしたというので、TV放送されたのを機に再度挑戦してみたところ、何故この作品がつまらないのかがわかった。その理由を以下、ざっと並べてみよう。
1 人物像の平板さ
本作では、炭次郎の心安らぐ場所として親子、兄弟、家族のシーンがえんえん繰り返される。そもそも炭次郎は家族を鬼に殺され、鬼にされた妹を人間に戻すために鬼殺隊に入ったのだから、それも不自然ではないのだが、まだ年少なのだから未来への希望とか物欲とかがあってもおかしくはない。
ところが、「無意識」とやらの領域には、裸の欲望とか未来ビジョンとかまるで存在しない、ただの青い空と広い海しかないではないか。これを映画では「きれいな心」と言っているのだが、別の言い方をすれば、のっぺらぼうな人間ということだ。
同様に鬼殺隊リーダーの煉獄も、戦いで追い詰められていくと、心の拠り所として描かれるのは「親子、兄弟、家族」で、死ぬ間際に母からの「承認」を得ることで充足するシーンが泣かせ所となっている。そのとき炭次郎に言い残す遺言は、弟に「自分の心のまま正しいと思う道を進め」、父に「身体を大切にしろ」――こんな空疎な言葉で炭次郎たちが泣きじゃくるとは、理解不能だ。
他の「鬼滅の刃」シリーズを遡ってみても、こうした家族とのつながりをしきりに強調するシーンが目立ち、その結果、どの人物も同じ平板な人形に見えてくるのである。女性の地位向上に伴い離婚率が上昇する現状を考慮すれば、家族・家庭の価値をいたずらに持ち上げることは異様に感じられる。
宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」は、自足できる価値観を持てないまま欲望を暴発させる人間を「カオナシ」として登場させたが、それと比べればいかに本作の人物像が薄っぺらかわかろうというものだ。
2 単純な世界観
どうやら大正時代の日本という設定らしいのだが、そこで鬼が暗躍し、それを駆逐すべく鬼殺隊が戦うというのが、本作の世界のすべてである。
鬼を登場させるために、まだ科学技術が十分行き届いていない時代を選択したのだろうが、その鬼とやらが何やらバンパイア風だったり、対決する鬼殺隊が新選組風だったりして、残念ながらそのどこにも新味、オリジナリティがない。
押井守の関わった「BLOOD THE LAST VAMPIRE」が、戦後間もない時代のアメリカンスクールに出没する鬼と、日本刀でそれを退治するセーラー服の少女という斬新な世界観を打ち出したのとは比ぶべくもないだろう。
さらに炭次郎は鬼に操られて自分を刺した人間を、「自分が死んだらこの人は人殺しになってしまう。そうなったら可哀そうだ」「一人も死なせない」と、鬼との闘いそっちのけで助ける点も、世界観を軽薄化させている。
例えば災害医療の現場でさえトリアージと称する命の選別が行われるのが通常だが、ここにはそうした現実を無視した理想主義の白々しさしか感じられない。自衛隊を否定しながら、自分たちが困ったらその保護を求めるどこかの政党のような、偽善の臭いがプンプンするのであるw
3 「犬夜叉」からの引用その他
妖怪の戦いといえば「犬夜叉」が描きつくしているから、大なり小なり後追いにならざるを得ない。
本作で描かれる戦闘シーンも、鬼殺隊の刀の技は犬夜叉や殺生丸の妖刀が繰り出す風の傷、爆流破、 鉄砕牙、金剛槍破、竜鱗の鉄砕牙 、冥道残月破、爆砕牙と同工異曲で、それに呼吸がどうした、型がこうしたというアレンジを施しただけのものに見える。
同様に鬼とその魔力も、犬夜叉の妖怪のアレンジだろう。犬夜叉の奈落が鬼舞辻無惨であり、彼らがさまざまな妖怪=鬼を操り、主人公たちを付け狙うというわけだ。新味があるとすれば登場人物の変わった姓名であり、この辺は謎解きの楽しみがある。
いずれにしろ本作のメインは、次々に現れる鬼と鬼殺隊の戦いを描くアクションにあり、その点では対戦型ゲームに類似している。ゲームにストーリーを付け加えれば、本作が出来上がるだろう。メインはゲーム部分ということで、その証拠というわけでもないがすでに鬼滅の刃のゲームが発売されている。
子供なら引き込まれて夢中になって見るだろう。コロナ禍の下、行き場の限られた家族客が殺到した理由もわかる。しかし、それと作品自体の評価とは自ずから別物である。つまらないものはつまらない、としか言いようがない。
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