劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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燃える
鬼滅の刃は原作も面白いが、とにかく映像化に適したアニメだ。
バトル、斬撃の軌道、多彩な動きなど美しくも迫力もあり圧倒される。
人気の高い列車編の映画化は当たりだと思う。
動き続ける蒸気機関車、たくさんの守るべき乗客、不利この上ない。
煉獄さんの柱としての頼もしさ、炭治郎達の決死の戦い。他かまぼこ隊など個人個人多様の戦いなどすべてに綺麗に焦点をあてていてそれを映画館で観れるのは大変贅沢な時間だった。
敵対する猗窩座と煉獄さんの戦いで猗窩座が煉獄さんの能力を認めるもあくまで柱として毅然と戦かう。
そんな姿に涙するしかない。
その刀の鍔か炭治郎に受け継がれる時、煉獄さんの燃える魂はあり続ける。
鑑賞がだいぶ前の為記憶が定かではないが、とにかく泣いた。
女子の間ではリピートする事を「乗車してくる」というらしい。
漫画で描ききれないところの表現良
映像がこんなにすごいかと感動。
鬼に飲み込まれた列車のシーン、
炭治郎の無意識エリアのシーンは驚き。
ウユニ塩湖だった。
小人かわええなあ…。
列車と戦いのシーンのあの迫力を
イラストレーション(CG?)で表せるのが
すごいっすよね。
ストーリーは原作通り。
ですが、狭い列車内での戦い、
無意識領域の描き方、
エンムの目の術の表現、
漫画では描ききれないところを
とても良い方に表現していて驚きでした。
エンムが列車と融合したあとの内部のうにょうにょ、
めちゃくちゃ気持ち悪かった。
触手やんけ…きっも…。
悪夢の中の家族惨殺シーンとか
そこそこグロさもあるけど
子供ってそういうの
やっぱ悪影響なのかな?わからん?
あかざこのときは嫌いだったんだけど、
後々憎めないキャラになるからなんとも言えなくて…。
敵キャラの中では好きなほうです。
始まりのお館様のシーンはみんなわかるのかな?
と思いつつ、
原作既読からしたら毎日お参りしてたのか…と。
2時間あっという間でした。
号泣覚悟でいきましたが
原作の無一郎のほうが泣けたな…と。
早く最新刊読みたい。
20.11.11映画館
原作を超えるクオリティ
炎柱が大活躍
アニメ一期からの続き。下弦の一との戦いとその後の上弦の参のとこまで。
原作に忠実。アクションは流石のユーフォーテーブルで少年アニメらしい作品。原作を知ってないと楽しめない
オリジナリティがあっていい
なかなかよかった。
先日、別のアニメを観て、そこそこおもしろかったが、物足りなさを感じた。それがなにかを考えていたのだが、本作を観ていて思い当たった。それはオリジナリティーだと思う。
いろいろと観ていると既視感のあるアニメが多いが、「鬼滅の刃」にはオリジナリティがあり、そこは評価できる部分だ。
ストーリーは単純で、鬼が出るといわれる無限列車に柱である煉獄杏寿郎が乗り込む。そこに主人公の炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助も乗り込む。その列車の中で、鬼殺隊の面々は眠りこけてしまうのだが、実は鬼の魘夢の術中にはまっていたのだった。そのことに気づいた炭治郎は夢から脱出し、魘夢を倒すべく奮闘する。というもの。
このストーリーというのが結構雑で、最初に出てきた登場人物がそれっきりだったり、最後に唐突に強い敵( 猗窩座)が出てきたりする。特に猗窩座は場を盛り上げるために出てきただけじゃないかというくらい唐突だったが、このあたりは物語が進むにつれて納得できる説明がなされるのかもしれない。お涙頂戴の要素も多いのだが、それもイマイチインパクトがなく、おざなりである。
ストーリーがたいして面白くないのであれば、本作のどこがよいのか、という話になる。それはキャラクターと映像だ。
登場人物のキャラクター造形、とくに煉獄杏寿郎などは非常にわかりやすくてインパクトのあるビジュアルで、多くの漫画家はここまでの造形ができない。
そしてufotableの作る、戦闘シーンの和風なテイストが斬新だ。ufotableという会社はこれだけの映像を作り上げることができるのに、なぜか鬼滅の刃とfateくらいしかHPに掲載されていないのが謎なのだが。それだけでやっていかれるのだろうか。
それはともかく、鬼滅の刃は個人的にはアニメにしてこそ評価のできる作品だと思う。もちろん原作ありきではあるのだが、原作は最初の数ページで挫折したので。
最高に素晴らしかった
夢から醒め、この過酷な現実と戦え。
善の理念(イデア)、永遠、正義。これらを透き通すのが炭治郎の心である。不幸な現実の否定性に対峙し、それと戦う炭治郎。人々はそれに共感し、賛同しているのであろう。現実が否定的なものであるということは、20世紀から今日にかけて、ほとんど常識と化したことであろう。しかし、これまではそうした現実から身を逸らすか、否定性を否定性とだけ描写して終わっていたように思う。 夢から醒め、この過酷な現実と戦え。そして運命は勇者に微笑むのだ。
ー 夢が理想的な平和である ー この考え方は、一見古いように思うが、しかし、夢が無意識からのぼるある種の表象像に過ぎないということも、現代人は精確に把握しているようである。
これまでは、(まさしく敵の魘夢ように)現実を悪夢と混同していた。(魘夢「悪夢だ…」)本当は現実はより射程が広く、夢は表象の一部分である。フロイトによれば夢は、無意識から構築されたものである。無意識は現実と同じように射程が広い。炭治郎の無意識は、特に、永遠を見渡し、優しさと温かさに包まれていた。これこそが現代の人々が、本当の意味で理想化していくべき共通観念である。
他方で、端役の夢は、対照的に、単なる夢想に終わっていたり(善逸)、現実と変わらない混沌を描いたものだったり(伊之助)、過去の記憶を蘇らせるものであった(杏寿郎)。これらの夢も、現代人の一側面を反映したものであり、興味深いものであった。自分がそれらのどれに当てはまるかで、自分の今日のあり方を見つめ直すことは出来るかもしれない。(2021年1月30日)
2回観たけど2回とも泣けた。
内容を全く知らないまま観たのに号泣。ストーリーも良かったし画もとても綺麗だった。音楽も完璧。LiSAの歌声思い出すだけですぐ泣ける。舞台挨拶にも連れて行かれて2回観たけど2回目もしっかり号泣。観て良かった!!
外形は傑作。
原作を知らず、TVシリーズは観ております。
映画館にたくさんの人を呼び込んでいることには敬意と感謝を申し上げたいのですが、あまりに人が多くて映画館に行くこと自体を控えていました。ようやく空席が目立つようになったので鑑賞してきました。
まず、IMAXなどの映像、音響のいいところで観たほうが良い、には完全に同意します。(自分は通常館でしたが)
・作画、画像:手抜きが感じられない、光の使い方の巧妙さ、丁寧に書き込まれたもので動きも十分に満足出来ましたが、いくつかのとある主要な場面、背景でのパースの歪さに違和感があります。空間把握に課題かなあ。
・音響、音楽:梶浦由記さんにすごいですね。すっとぴったりでした。戦闘シーンなどの音響も邦画にしては珍しく響いてくるし、サラウンドも比較的上手く使えていると思いました。が、もっと尖らせてもいいんじゃないかとも。
・演出:実力派声優で固めた陣容は素晴らしいです。一部で感情表現が平坦と酷評されがちな花江夏樹ですが、どこを観てるんですかねえ?松岡禎丞のぶっ飛び加減は倍化され、役どころが変われど狂気や偏執を演じたら最強な石田彰、そして、特徴表現に特化した日野聡の煉獄さんなどは聴き逃がせないポイントじゃないでしょうか。あ、禰豆子の大活躍はとても重要でした。
・総評:原作があり、テレビシリーズの続編ということですが、映画単体で観ても分かりやすい作品だと思います。ただ、そこがこの映画の限界でもあって、表現が難しいのですが、魂が薄い、物語に深みが足りないと感じました。まあ、逆にこれだから多くの人に受け入れられた名作になったんだろうとも言えるかもしれません。
・その他:周囲の、特に若い女性が号泣しながら観ていました。うるさいくらいにwそんだけ、魂を揺さぶられる人も相当数いるのでしょう。
自分?自分は終始笑い放しでした。特に、松岡くん、、、
誰も死なせない!
鑑賞前は子供のお付き合いくらいの気持ちで行きましたが、見事に大人もはまってしまうクオリティでした。いやね、最後こんなに泣かされるとは思わなかったです。エンドロール中は、ちょっと放心状態でした。
鑑賞時は漫画は読んでおらずTVアニメ版だけみているという知識レベルで、まぁ面白いアニメだよね~くらいな気持ちくらいしか持ち合わせていませんでしたが、本作を観て一気に「鬼滅の刃」熱が付いたといっても過言ではありません。それほど良かったです。(後に漫画大人買いし一気読み)
何が良かったか、それはもぅ煉獄杏寿郎のドラマで一気に持っていかれた感覚です。主人公の竈門炭治郎が目立った中盤までであれば、TVアニメの延長でと言う感覚で観ており、映画だから迫力分が上乗せして面白いなぁといった感覚でしたが、後半からの煉獄杏寿郎の独壇場からは、もうかっこいいやら悲しいやらで一気に心もっていかれました。
良かったのはストーリーだけではなく、アニメとは思えない大迫力の鬼退治格闘シーンや映像美も見どころでした。その映像美と迫力、そして効果音は圧巻といっても過言ではないでしょう。
めちゃくちゃ綺麗
先に泣くと聞いたのが裏目
原作未読。アニメは観ました。
号泣した、や、煉獄さんに感動した、
あるいは絶対にネタバレするな、などの
公開当時の噂を先に聞いてたせいも多分にあるが、
毛一筋も泣けなかった。
煉獄の1対1が脈絡もなく入ってきたようで
思い入れもさほどなく。
さらに登場人物が死んだら悲しくて泣くって
感覚を生憎そんなに持ち合わせてもいないので、
キャラクターたちはいいことは言ってるけれども
申しわけない、そんなには響かなかった。
子供の頃に観たら違ったのかもしれない。
とうに若くないので、限りある命のほうが~というのも
幼少期にアニメで散々観てしまったし、
信念や役割を裏切らないのも
某アニメで登場するしな、など
雑念が入ってしまうのもいけない。
しかし目覚めるために何度も夢の中で自決するというのは
まっすぐすぎて突き抜けて狂ってるので
そこには大変しびれました。
ところで。テレビ放映されればそれだけ沢山の目に触れます。
世の中の人皆が同じ感動のツボではないのです。
違う意見の人もいるんだと流しましょうね。
この時代に、優しさ・実直さ・自己犠牲・意志の強さを真正面から肯定し...
以前、かかりつけの整体師さんにおすすめされて鑑賞。犬夜叉や、人魚の...
大正コソコソ噂噺。ずっと見ないままでいた筆者は…
大人気なのは知っていた。
社会現象級大ブームなのも知っていた。
国内興行を塗り替えた事には驚愕した。
でも、何となく長らくスルーしていた。
が…、この程遂に初めて、『鬼滅の刃』を鑑賞!
いつもなら劇場版だけ見てアニメシリーズは未見のままが多いが、このとんでもねー!人気の作品。せっかくだし。
それに、いつかは見ようと思っていたので。
まずはアニメシリーズ(と言ってもまだ『炭治郎立志編』だけだけど)とこの劇場版を見た。
ちょっとだけアニメシリーズの感想。
話は今更説明しなくても充分過ぎるほど知られているが、一応。
鬼に家族を殺された少年・炭治郎。唯一生き残るも鬼になった妹・禰豆子を元の人間に戻す術を探すべく、鬼と闘う“鬼殺隊”に入り、果てしない旅を続ける…。
ジャンプ漫画なだけあって、王道の展開と見せ場の連続。
鱗滝の下で血の滲むような修行。鬼殺隊に入ってからも試練に次ぐ試練。
道中出会った仲間。善逸と伊之助。彼らとのやり取りが物語にユーモアとテンポを加えた。
様々な能力を持った鬼たち。闘いはいつも死闘。ボロボロに疲労傷付き、身体の限界を超えて。
勝利する時は必ず、己の不屈の精神、仲間との絆、禰豆子や家族への思い…。
時には鬼にだって悲しいドラマがある。
設定もキャラ描写もドラマもアクションも、一つ一つが緻密に練られ、引き込まれてしまう。
さて、この劇場版は…
初めて対した“十二鬼月”の累との死闘で負った傷を癒し、炭治郎たちは新たな任務へ。
乗客たちが不審な失踪を遂げる“無限列車”の調査。
そこで彼らが出会ったのは…
鬼殺隊の“柱”の一人。“炎柱”の煉獄杏寿郎。
柱ってアニメシリーズに初登場した時、えげつない奴らだなぁ…と。
一癖も二癖も三癖もあり過ぎ、規律違反の炭治郎と鬼の禰豆子を殺せ!…と。殺意や敵意剥き出し。お館様の鶴の一声で事なきを得たが…。
鬼以上に鬼。それほど修羅場をくぐり抜けてきたスーパーエリートたちなんだろうけど。
この煉獄は“炎”をモチーフに、赤い髪、カッと見開いた目。デカイ声で、竹を割ったような性格。
弁当を一口毎に、旨い!旨い!旨い! ハッハッハッハッハ!
えっと…、柱ってやっぱりヘンな人しかいないの…?
そこに鬼出現。煉獄は炎の如く瞬殺。
さ、さすが柱~!
よッ、煉獄の兄貴ぃ!
ハッハッハッハッハ!
彼らはある瞬間から眠らされていた。鬼との闘いも夢。
煉獄さえもかかる術。
その夢を見せていたのは…
十二鬼月の魘夢。
アニメシリーズで鬼舞辻無惨による下弦鬼パワハラ粛清の中、唯一気に入られ、能力アップ。
夢を自在に操り、この無限列車である事を企む。
全て魘夢の手中。計画通り。
魘夢が見せる夢は、各々が見たい“夢”。
炭治郎が見た夢は、死んだ家族との本当だったらこうであった筈だろう幸せな日々。
いつまでもいつまでも、これが当たり前のように、深い深い眠りに落ちていく…。
が、現実世界で必死に起こそうとする禰豆子と夢の中での違和感に気付き、覚醒。
その覚醒の方法は幾ら夢の中とは言え、相当な覚悟。それをやるのが、炭治郎。
夢から覚め、走る列車の上で魘夢と決戦。
魘夢の頸を斬り、勝った。
…が、魘夢は死なない。
それもその筈。魘夢の“本体”は身体には無かった。
魘夢は、この無限列車と同化していた…!
仲間たちも覚醒。二手に分かれ、一方は乗客を守り、一方は魘夢の頸を斬る。
壮絶な攻防が突っ走る…!
夢の中と現実の行き来。
見る側もどっちがどっち?…と迷わせるほど。まるで『エルム街の悪夢』。
魘夢に使わされた人間が相手の夢の中に入り、決行しようとする。まるで『インセプション』。
魘夢は炭治郎に“悪夢”を見せる。死んだ家族から辛辣な言葉…。しかし炭治郎はその悪夢も断ち切る。何故なら、俺の家族がそんな事を言う筈がない。俺の家族を侮辱するな!
『オリエント急行殺人事件』『新感染 ファイナル・エクスプレス』『ブレット・トレイン』…走る密室サスペンスとスリル満点のスピーディー・アクションは映画映え。
本作のハイクオリティーの作画をさらに高める。
列車と同化した魘夢の造型は不気味だが独創的。
ビジュアルもアクションの迫力もテンポも、日本アニメの超レベルを改めて目に焼き付ける。
魘夢の悪夢列車を止めた。
そこに現れた、新たな鬼。
同じ十二鬼月でも、遥か格上の上弦の鬼。
猗窩座。
その強さは手こずった下弦の魘夢とは次元違い。
煉獄と一騎討ちするも、煉獄さえ劣勢。致命的重傷を負う…。
煉獄の強さに惚れ込み、鬼になれと誘う。
鬼になれば、その強さは永遠のもの。
何故弱い人間のままでいる? 弱い人間でいたら、その強さは老い、死にゆくだけ…。
それが、人間の尊さ。老い、やがては死ぬも、限られた生命を強く、熱く生きる。
煉獄の炎のような信念。
人間は何故生きるのか…?
秀でた才を持つ者がいる。その力は何の為か…?
煉獄が幼き頃、亡き母から託された責務。
答えと意味が、全てそこにある…。
死闘の果てに、煉獄は…。
何となくそうなるだろうとは予想していたとは言え…。あの伊之助でさえ身体を震わし、涙を流す。
逃げ去る猗窩座への、炭治郎の叫びは見る人全員の心の代弁。
燃え尽きた煉獄の炎。
我々は彼のように生きれるだろうか…?
四の五の言って悲しんでる暇はない。
心に刻め。
我が身に焼き付けろ。
その熱く誇り高き姿と生きざまを。
煉獄語録と武勇伝に心底しびれた。
エンディングの主題歌『炎』も彼を謳い、胸に響く。
これが、“400億の炎”か…!
自分的には“無限列車”と言うより、“煉獄燃炎編”であった。
遂に斬り込み始めた『鬼滅の刃』。
次は『遊郭編』。
そして現在放送中の『刀鍛冶の里編』に追い付くぞ~!
ここで、“大正コソコソ噂噺”。
ずっと見ないままでいた筆者は、まんまと気に入ったらしいですよ。
2025年5月9日追記。
リバイバル上映で『鬼滅の刃』をスクリーン初鑑賞!
やはり、迫力が違う…!
うまい!
劇場公開時に観て大感動し、そろそろ次作の公開前に復習のつもりでDVDで観なおしました。そもそもコミックもTVも観てないので、作品全体をよく理解できてないのですが、それでも十分に楽しめる作品です。大ヒットした理由は様々あると思いますが、いろんな映画のエッセンスがうまく消化、昇華されているようにも思います。例えば、「隠れ砦の3悪人」、
その影響を受けた「スター・ウォーズ」、壮絶な復讐劇である「キル・ビル」、死んだらリセットの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、次々強い敵が登場する「ドラゴン・ボール」や「北斗の拳」、突如、主人公の顔が漫画チックに変身する「パタリロ」、超高速列車内のバイオレンス映画「スノーピアサー」などなど。クライマックスはやはり涙涙でした。
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