「夜明け前の二人」わたしの叔父さん Youcadanさんの映画レビュー(感想・評価)
夜明け前の二人
一見、高齢の叔父さんと若い姪のほのぼのとした酪農ライフが描かれた 心温まる映画のようだが内容はシビアかと思う。
単調な日々、そのお陰で二人は互いを見なくて済んでいる。
叔父さんは姪のこころの傷を、姪は叔父の身体的、そして姪の幸せのために自分を犠牲にできない という心理的な弱さを。
そんな中、姪に将来性のある仕事と恋愛のチャンスが訪れる。
彼等は互いを、そして自分の弱さを見つめることができるだろうか?
使い古された表現だが夜明け前が一番暗い。
ラストでの姪の視線にわずかな光を感じた。
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