悪人伝のレビュー・感想・評価
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良い映画が大抵そうであるように、コメディではないのに笑えるし、ダレない
刑事とヤクザが組んで殺人鬼を追うという、あり得ない話なのだが、「ヤクザも刑事もやってること似てるよね(クスッ)」。しかもヤクザの動員力といったら、警察なんて遠く及ばない。
好青年を演じることが多いキム・ムヨルがやさぐれた刑事。マ・ドンソクは…いつもの変幻自在ぶりながら怖いけど憎めないヤクザのボス。この二人をキャスティングした時点で、もういい作品になるに決まってる。特にマ・ドンソクは、彼じゃなければ映画が全然違う方向に行ってしまったことだろう。キム・ムヨルも無頼ぶってはいるもののちゃんとスジを通す人なのだと、人柄から滲み出てる。キム・ムヨルがあの感じじゃなかったら、ヤクザとの関係の変化をどこかで入れなければならなかっただろうから、自然なストーリー展開にならなかっただろう。
刑事たちとヤクザたちが一緒に酒を酌み交わすシーンは、色々と味わい深い。ほっこりする。荒くれ者たちなのにね。
あるトリガーによって、彼らは本格的に犯人を追い詰め始めるのだが、そのトリガーが情緒的で、「そりゃあ本気になるだろう」と思う。ヤクザといえど、血も涙もないケダモノではない、ということだろう。いや、悪いことはいっぱいやってますけどね。
前編全くダレ場がないのは素晴らしい。バイオレンス・アクション、カーチェイス、どれも素晴らしい。ダレそうな時間になると、マ・ドンソクが他のヤクザを張り倒したりして、笑いの間を作ってくれる親切設計。暴力もマ・ドンソクならみんな許せるって……どんな才能なんだ。
バイオレンスアクションに特化したバディー映画。
内容は、2005年韓国🇰🇷で起きた『天安連鎖殺人事件』が元ネタになっている。若い女性を狙った連続殺人事件が市民を恐怖に陥れていた。が本作の題材は同じ天安で起きた別の連続殺人事件。全く別の時間を無理やりくっつけた感じだ。天安連鎖殺人事件は、その11月ある大学経理部長の身代金拉致事件が発生500万円を奪う事に成功。しかし証拠を残しそれが原因で二人は捕まる。しかし本題はここから、共犯二人は暗数殺人と呼ばれる警察が把握していない余罪を吐露した。二人以外にも別の二人も犯行に参加し、その時に車で追突後滅多刺しやモンキーランチで撲殺した上金銭を奪っていた。その数殺人10件を含む合計18件。2007年2月主犯格のキム・ジョンインは拘置所で自殺。残り3人も無期懲役と懲役7年になった。この時間をモチーフに再構成されたのが映画の背景の様です。印象に残った台詞は『二人の悪人が更に悪い悪人を捕まるだげだ!』暴力団と警察のダブルタッグの表明は、カッコよく撮られ、この映画の見せ場で音楽もポップで軽快な感じが爽快感を感じました。印象に残った場面は、雨の中バス停で待ち合わせの際に女子高生に傘を☂️あげるシーンの後、バスが来て🚌女子高生の後ろ座席に犯人が乗車していた時の恐ろしさは半端なかったです。思わず8時だよ全員集合のコントの一場面の様に『後ろっ!後ろっ!』と言いそうになりました。全体的に、カーチェイスや肉弾戦が多くCGも上手く多用して飽きずに見られました。犯人の心の機微の整理がイマイチな為統一感がなく中途半端な感じになってしまったのが悔やまれます。元々違う事件と違う犯人を混合した事による不協和音かもしれません。お金と生活環境による犯人の動機は、暗数殺人と共に韓国内🇰🇷の社会階層問題を浮き彫りにされた様な気がしました。
『殺人の追憶』のように
犯人の不気味さを見せるのかと思いきや(連続殺人、空き家と古い写真、際立った特徴のない整った顔、雨の日の犯行など同作と共通点が多いこともあり)、復讐劇がメイン。警察・ヤクザ側とも相当にホモソーシャルな空間とはいえ、被害者がほぼ中年男性でヤクザの情婦等は登場せず、鑑識の女性が(主人公の恋人等でなく)有能な同僚として描かれるのは2020年の作品という印象。マ・ドンソクの窮屈そうなスーツ姿が良かった。
最後まで面白い
韓国・濃い味系ノワール(やり切った感が凄い)
この映画は自信と責任を持ってオススメします。
これ以上面白い展開のアクション映画って最近では他にありませんね。
《極悪組長》×《暴力刑事》×《無差別殺人鬼》
その3者それぞれのキャラクターの濃いこと、存在感ハンパないです。
極悪組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)
暴力刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)
サイコ・殺人鬼(キム・ソンギョ)
ある日、当て逃げして来た男に半殺しの目に合った組長チャンは、
腹の底から屈辱を覚えていた。
「俺を半殺しにした男」腕に覚えあるチャン組長は、メンツを潰され怒り狂っている。
そこへ現れた暴力刑事チョンは、連続殺人鬼がチャンを襲った犯人と同一人物だと
睨んでいて、悪人組長と手を組むことを提案する。
《悪を持って悪を制す》・・・と言う訳です。
エグい場面、黒い場面、多々あります。
心優しき方にはお勧めできませんが、本物のバイオレンス映画に飢えている方なら、
ドツボにハマること請け負います。
暴力刑事チョン役のキム・ムヨルはかなりお茶目でセクシーです。
この映画の良き緩衝材。
もちろん良いところをゴソッと持って行くのは、マ・ドンソク。
この役柄は、性格も行動も予測不能で複雑。
悪人だけれど、正義感も強い。
ラストの展開は、そこまでおまえ、考えてたのか?
と、惚れ直しますよ。
サイコ殺人鬼のキム・ソンギョは身が軽くパルクールの名手並み。
アクションのクオリティとスピード感を牽引してます。
この映画ハリウッド・リメイクも決まったし、マ・ドンソクはマーベル映画の出演が
決まったそうです。
エンタメとしてなら「パラサイト」を超えたかも!!
爽快なバディ物でした
命を賭けたゲームにケリを着けよう
いや~暴れてたなぁ~
『悪人伝』鑑賞。
*主演*
マ・ドンソク
*感想*
何者かに襲撃された893のボスと、暴走刑事がタッグを組んで、連続殺人犯を捕まえるバイオレンスアクション。
マ・ドンソクの破壊力がある鉄拳が豪快でたまらないし、武井壮似の刑事がまるで暴走機関車の如く、暴れまくります。(笑)
連続殺人犯が不気味だし、無差別に人を襲うのが許せない!
犯行動機があまり捻りがなかったけど、いやぁ~バイオレンスでした。そこまでグロ描写はなかったけど、血の描写が生々しくて、凄かった。(^^;
ストーリーのテンポが早くて、展開も面白い。退屈なシーンはほぼありませんでした。
久々の韓国映画でしたが、かなり面白かったです!\(^^)/
おもしろすぎる…
私は最近、韓国映画を観るようになったので、韓国人俳優を全く知らない。
それなのに、日本のやくざ映画より登場人物のキャラが立っていて、観終わった後も誰がなんの役をやっていたか覚えているくらい素晴らしかった。
ストーリーもいい。テンポもいい。カメラワークもいい。演技もいい。
面白すぎてあっという間に終わっちゃった。
もう、マ•ドンソクのファンになった。
やくざ映画は日本も見応えのあるものを作れると思っているけど、韓国にはかなわないのかな。
映画そのものが韓国には敵わない気がする。
日本にも素晴らしい俳優さんはたーっくさんいるけど、日本の映画やドラマって、俳優さんの見た目重視すぎて、演技力が物語に追いついてないと思う。
演技力があれば顔はそこそこでもカッコよく見えるのに。
日本がんばれ!!
韓国版アウトレイジ✕熱血刑事
ハリウッドリメイクも納得
マドンソクに惚れてしまった!
エグめのハードボイルド最高。
味のある人間性、それが醍醐味
マ・ドンソク兄で成立する作品ですね🐻
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