BLACKFOX: Age of the Ninjaのレビュー・感想・評価
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よくできた紙芝居
スーパーヒロインは狐衆の女忍び律花(山本千尋)、父親特製の黒狐のコスチュームを着て快刀乱麻の大活劇、敵役の根来衆の頭目白(藤岡麻美)も女性、事件の発端となる狐衆への依頼人、宮( 矢島舞美)も女性と、女性が前面に立った珍しいアクション時代劇。
宮の持つ電気うなぎのような能力を手中に収めんとする城主の陰謀を背景に只管、宮を守ろうとする律花の奮闘ぶりが見どころなのでしょう。演じる山本千尋さんは中国武術の元世界ジュニアチャンピオンだから格闘シーンはお見事ですね。
(ネタバレ)
子供向けを意識したのか律花は刀を使っても皆、峰打ちで敵であっても殺さないのが信条とご立派なキャラ設定、宮の特殊能力もSF並みで時代劇にはちょっとそぐわない気もするがコミックのノリなのでしょう。
娘を座敷牢に入れたり、胡散臭いとは思いましたがこの仕掛けは後味が悪いですね、監督は何が言いたかったのでしょう、親の言いなりは危険ですよとか・・。
女性の名前もリッカ、ミア、メリサなどキラキラネームだしタイトルも英語、必然性の無い切腹シーンなど、海外販売を目論んだのかも・・。エンドロールでは続編を臭わせていましたね。
まあ、頭の固いおじさんから見ればよくできた紙芝居程度の感想ですが若者には如何なんでしょうかね。
不殺の黒狐
お父様は平賀源内か何かですか?w
悪党集団:根来衆にある理由にて付け狙われる少女:宮(みや)。宮は宮で父の仇討ちの為、お金で何でも依頼を受ける狐(きつね)を探していた。命からがら逃げた宮はある屋敷庭内にて律花(りっか)と出会い、律花のお爺様が当主である狐に仇討ちを依頼するが、、、。
簡単に言えば、忍者・隠密集団の時代劇バトルで御座います。お子様も観れる仮面ライダー等のヒーロー物に近い為、血は極力避けています。
時代劇ドラマで言えば必殺シリーズ、逃亡者おりんの流れを組む作品。俳優陣のアクションは頑張っていると思う。
しかし、内容が内容(Vシネマ並み)である為、それ以上でもそれ以下でも無かった。
(VOD配信→映画祭上映のみだしなぁ💦)
狐(集団)を嫌いつつ、狐の仮面を被るのはどうかと思うし、また狐仮面を被りつつ敵に「律花」と自分を最初から本名を名乗るのはどうなのかな?ww
忍者・隠密なのに日中堂々と多人数の前でバトルをしているのも見事w
アニメ版(そちらは近未来)も最近公開されていたので、それと一緒に楽しむのも一興かな。
特撮時代劇です。ジャンル的には悪くはない。
(松竹の曇天に笑うよりはマシだったのでこの評価。あちらは評価見直しする良いキッカケに。あくまで劇場作品としてです。VOD作品としであれば少し上。)
円熟が増すであろう律花(山本千尋)を今後観たいのも確か。
気になる方はVODでどうぞ。
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