街の上でのレビュー・感想・評価
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下北沢! ほのぼの、サイコ~!
下北沢という街のごく狭いエリアで、主人公と元彼女の周りで進んでいく日常を切り取った映画。
前半の主人公と彼女の別れ話シーンで思う。「つきあっている」というのは権利ではないな。
「なんで男と女は友達づきあいできないの?」「そんなにうまく、寂しさをコントロールできないよ」というイトの言葉。
「長いの?下北沢に住んで?」という問いに対する、「いちばん、どうでもいい(と感じる)時間の概念」という回答。
あいかわらず、いろいろ気づかせてくれるじゃん。さすが、今泉監督。
各シーンは、観る人によっては「間延びしている」と観えるかもしれないが、自分にとってはこの各シーンの余韻みたいなものが、とても心地よい。その余韻で何かを観せたいわけではなく、ただ味わうだけ。自分にとっては、これが今泉ワールド。
イトが自宅で主人公と布を広げるシーン。なんの意味があるわけでもないのだけれど、なんか映像的にビビッときた。
「古書ビビビ」、中華「眠亭」、バー「水蓮」、映画館「トリウッド」、居酒屋「にしんば」、そして当然の劇場「スズナリ」と下北沢オンパレード!
さて、主人公がぶらっと入ったライヴは誰だったんだろう?
全体は、小さな小さな話だが、それぞれの話が最後に集まってくるこの構成は好きだなあ、こういうところで今泉監督に魅かれるのかな。
本作は、今泉監督が「下北沢映画祭でお披露目するために、下北沢を舞台にした映画を撮ってくれ」とのオファーを受けて2019年に撮影した作品と聞く。オファーされた内容、つまり「下北沢という街を描く映画」として、最高なんじゃないだろうか。
さて、ここまで書いてきてあらためて、オープニングを振り返ってみる。
「私が見たかった映像」、「存在している...街の上で...」
なるほど、ラストまで観て、なるほどこの冒頭の字幕の意味がわかる。たしかに、映画には存在しないが、街の上には存在している(していた)映像だねえ。これらの言葉の意味は、ぜひ、劇場で観て納得してください。
おまけ
"姪っ子の好きなお巡りさん"。下北沢なら、こんなお巡りさんもいそう ...って、いるわけないか。
おまけ2
ビム・ベンダースの映画か、「ベルリン・天使の詩」(1988)、「アメリカの友人」(1987) いずれも観てないなあ。20代後半は映画観てなかったからなあ。これからでも、観る機会をつかんでいこうと思います! そしてそういうタイプの映画を語り合う青年たち、いかにも下北沢にいそうだよね!
(上記は、本作鑑賞当時の感想。「ベルリン…」はその後観る機会に恵まれました。幸せ)
おまけ3
予告編は、その映画をみにきそうな観客を想定して入れてると思うのだが、今回流された「キネマの神様」「いのちの停車場」「はるヲうるひと」3連発は、今泉ワールドを好む人たちにはまるとは、決して思えなかったけどなあ。
下北はこんなものか?
今泉監督とは相性がよく無いのかも知れません。
ごめんなさい。
タバコを話のキッカケにするのはとにかく止めませんか?
さて、私は下北沢周辺に小さい頃から住んでいたので、とっても違和感があります。
全体の話の流れは好きです。結局何も起ころないとこは最高です。
でも、下北沢を雑誌やテレビで紹介される、みんなが期待した像を描き過ぎでは?
井の頭線も小田急線も周りの駅の商店街が小さいので、下北沢は渋谷・新宿に行くほとではない、
買い物をする街です。ピーコックに少し良い食品を買ったり、レコードを買ったりします。
大きめのゲームセンターがあり、雀荘があるわけです。
劇場や謎のバーや古着屋や古本屋も昔からありましたが、それは全く一面でしかありません。
下北沢でわざわざ写真撮っちゃったりすることが、それを示しています。
下北沢は私鉄が交差してる連絡できであること、商業地区と住宅街が混然一体となっていること、
元々谷間なので周囲は坂が多く、道の見通しが悪いこと、おそらくそのため大きい建物が少ないこと、
が独特の雰囲気を作っています。それが、生きているので最後の朝の自転車のシーンです。
あそここそが、下北らしさです。雀荘からの朝帰りのようです。
私の勝手な思いですが、もちろん私の勝手にできるレビューです。
星2つとしたいところですが、出演者の力で加点します。
何と言っても、中田青渚さんですね。
すっと、ペラペラ喋っているのを聞いていたいです。
うみべの女の子の中学生役も最高でした。
小さな街の上での小さな温もりがずっと心に残る
傑作❗
この映画の素晴らしさはレビューでは伝えきれない!
「街の上で」拡げられる若者達の青春の一コマを丁寧に魅力的にそして、非常に自然に紡いで見せてくれる!
人間て、そうだよね!あるある(笑)そう…こうなっちゃうよね。本人 大真面目なのに傍から見たら滑稽かも(笑)
あんな人間関係あったら良いな。
素敵な役者さん達の 素晴らしい演技と 演出の面白さが、秀逸❗
とにかく観て欲しい!まだ上映中の映画館も有るけど、DVDレンタルや配信が始まったら、本当にオススメしたい❗
そして、絶対に 「○○ながら視聴」をしたらダメ🙅。
この映画の素晴らしさは 『会話劇』
登場する人物達の言葉を一瞬も聴き逃さないで欲しい…。
何が凄いかって、会話劇を超ロングロングワンカットで撮っているところ!
まるで、隠しカメラで観ているような一点からの画角で拡げられる 登場人物達の会話のやり取りの自然さよ!あまりに自然過ぎて、ドキュメント観てる?と錯覚しそう(笑)なくらい、リアリティが有る。台詞だけじゃなくて、表情も動きも、全く違和感無し!そして それが凄く面白い!特にイハとアオのシーン!
どれだけ 練習、リハを重ねたんだろうか❗
そして、その会話シーンは役者の声だけ…音楽無し!感情を音楽に頼らない!素晴らしい!
でも、ライブシーンの歌やBARなどに流れる音楽はセンス良い!そして、主人公のアオが歌う「チーズケーキの唄」が とても魅力的❗今泉監督の作詞作曲だそう。沁みた。
[この先ネタバレあり]
主人公のアオは彼女ユキにフラれるけど、アオは、田辺や高橋やイハ、そして、風俗嬢などの女性から好意を持たれている。アオは全くそうは感じてない?けど…
アオって…素直で飾らない。悪かったと思えば、ちゃんと謝る。良い人。気付いてないけど、セクシーな面もあるかな。そんなアオを若葉竜也さんが体現していた!
だから…ユキだって…😊
警官が、全く他人のアオやユキに自分の恋の悩みを唐突に打ち明けるシーンは、とても共感した。(笑)人間て、知ってる誰かより 全く知らない人に悩みを聞いてもらった方が、自身の気持ちを確かめられる時があるなぁー…解るなあ…と思った。
知り合ってすぐのイハとアオが恋バナをアケスケに語り合うのも、解る気がした。このシーンが、本当に秀逸❗
素晴らしい!拍手👏👏🏻
イハが可愛い!すっぴんの「おはょ」は女の私も♡
こんな人間関係 持てたら良いな😊
イハに警戒心持たれないアオ(笑)でも、そこが魅力なんだろう(^^)
カフェのマスターの「もし…あの時ここで食事してたら…彼は今も生きていたかもしれない…」の言葉。遺された者は少なからず後悔する…辛いね…。
この映画はまだ若葉竜也さんが朝ドラに登場する前に一回目を観たのだが、昨日観た時に成田凌さんと「朝ドラに出てる人」という台詞が有って笑ってしまった!「おちょやん」観てたら…笑う😄これは偶然?に重なった?(笑)ちなみに、もう一人 千代の弟役の俳優さんもいた!
他にもいろいろ笑いを堪えながらのシーンも有り、本当に面白い。楽しい!時に切ない。そして、優しい☺
もう レンタルや配信でしか観られないと思ってたら、近くで土蔵での映画会でもう一度鑑賞出来て、改めて傑作だと思った!
観られて本当に良かった!
軽妙洒脱
極狭生活圏男子の生活を深掘りする作品かと思ったが違った
リアル風だけど現実的でない、緩くて笑いのツボも多い作品
傑作とか名作とかと言われるタイプのものではないと思う
VODにのっかってきたら、そういえば面白かったともう一度観るとは思う
普段着の有名人がフラリ歩いている様な印象
評判が良かったので気になっていたのですが、劇場で観られてラッキーでした。
しかし、これってコメディでいいんですよね。あまり笑っている人いないので笑うのを控えていたのですが、いちいち面白かった(笑)
まあ大笑いをするタイプの笑いではないですが、他人の会話を何気に聞いているとまるで異次元の話の様で笑うしかないという感じの笑いでした。
でもタイトルが示す様にまさに街の映画なので、本当に楽しめるのは地元の人だけなのかも知れません。
関西圏でシモキタに近い街があるのかなぁ?あまり思いつきませんが、シモキタって小劇場の街ってイメージがあるので、関西圏ってそういうの集中した所があまりないのですよね。
空気感は十三辺りに近い様な気もするけど、十三は若者の街でもないしオシャレさもないし、ナナゲイ(第七藝術劇場)はあるけど、ヴェンダースを語る場所でもない様な気がするので、やはり関西圏に該当する様な街はありませんね(笑)でも、町が人(若者)を作るって感覚は分かりますよ。それが分かる人はこの映画が好きになれると思います。
しかし、この作品に登場する女優達もいちいち誰かに似ていましたよね(爆)
まあ、劇中エピソードにもあった様な、街自体が普段着の有名人が歩いている様な感じでもあり、一般人との境界線のない街って感じもしますし…
若者たちのリアリティ?
こういう映画に乗りきれないのは自分はもう若くはないということなのか?
若者の感性から大きくズレてしまったのか?
と、密かにショックを受けております。
あまり中身がなく一見噛み合っていないような会話、そこに発生する微妙な間、これらは凄くリアルで「作られた台本」感はしないのはお見事。
この手の作品には必ずと言っていいほどに出ている萩原みのりさんを始めとする女優陣がとても良いですね。特に後半全部持っていったかのような中田青渚さんはこれからも楽しみ。
成田凌さんも作品選びが上手いですよね!
斬新だな
自分自身が「街の上で」の登場人物になったような感覚の2時間だった。
今泉力哉監督の作品は、全てがとにかく自然体で、物語だったら普通こうなる、みたいな劇的な展開も起きないしロマンチックな結末もない。この"ありふれた"空気がとても良い。
タバコをもらったはいいもののライターがないことを言い出せない、あの感じ、めちゃめちゃわかります。
青とイハがお茶を飲むシーン、ただくだらないことを話しているだけで凡庸なのに、とても引き込まれていつまでも聞いてられる感覚に陥る。イハの歯切れの悪い喋り方とか、話してる内容とか、(もちろん伏線という意味もあるけれど、)大した意味もない感じが、素敵だった。
5人が一同に会して、とってもカオスになるシーン、シュールでめちゃくちゃ好きだった。映画やドラマだったら、もっとドロドロした展開が待っているんだろうけど、日常はそこまで面白くないよ。そんなふうに思えてクスッと笑えました。
私たちは確かにここに存在している。それをわかっていれば、それでじゅうぶん。
キュートな人達が独特のテンポで繰り広げる喧騒に爆笑させられる愛らしいコメディ
主人公は下北沢の古着屋で働く荒川青、27歳。自分のアパートで彼女の雪の誕生日を祝っている最中に浮気していたことを告白された上にフラれるというエゲツない目に遭ってボコ凹み。さらには行きつけの古本屋で顔馴染みの店員冬子に無神経な質問をしてしまって途方に暮れているところに女子大生の町子から自分が監督する自主映画に出演してもらえないかと突然のオファーを受ける。半信半疑のままオファーを受けた青はもらった脚本を手に自己流の演技練習を始めるが、その出演をきっかけに下北沢から一歩も出ない平凡な毎日に想像もしない荒波が押し寄せる。
これはメッチャクチャ笑える作品。『愛がなんだ』のナカハラが古着屋に転職したかのような純朴な男がただボーッと読書しながら店番してたり、馴染みの店をブラブラしているだけなのにそこで出会うちょっとだけ変わった人達にブンブン振り回される様が絶妙にルーズなテンポで繰り出されるのがツボにハマってしまい、最初はそれなりに堪えていた笑いがどんどん爆笑に変わっていきます。羨ましいくらいに自由でダラダラした時間の中でワガママを投げつける人とそれらを真正面から受け止める人と軽くスウェイして避ける人が織りなすドラマが終盤でいきなり疾走する感じが『音楽』にも通じていて、共同脚本を担当している大橋裕之の持ち味もしっかり映像に滲んでいました。俳優陣がもうとにかく魅力的で、上記3人のヒロインを演じた穂志もえか、古川琴音、萩原みのりもとにかくキュートなんですが、一番光っていたのが4人目のヒロイン、城定イハ。終始マイペースな神戸弁でまくし立てるクールな不思議ちゃんの勇姿に同郷のオッサン達は全員メロメロになると思います。演じた中田青渚には今後注目していきたいと思います。
職質が趣味になっている警官
地味な青年、彼女に一方的にフラれてモヤモヤしてるところ、脈ありかもな女性たちがやってくる。
シュールな感じが良い。
良い点
・クスっと笑える
・BAR
・自転車を盗られた人の背中が思い返すとじわじわくる
悪い点
・警官が少しばかり前面すぎ
・何にでも当てはまるタイトル
なんとなく…見たかった
何と無くずーっと気になってた。
若葉さんの雰囲気が好きで、見たかった。
映画館が、多数封鎖で、中々見に行けなかった。
小さなシアターで、とても良い雰囲気の中、
下北沢と言う街の中で、
彼、彼女達の考え方、気持ち、さまざま在り方など、50代後半の私は、面白かった。
私も、昔、ある街で、
あんな感じな事してたなぁって
思い出させてくれる様な、
とても私は、好きな映画になりました。
日本映画史に残る恋愛群像劇の最高傑作
絶妙な間と、痒いところに手が届き過ぎてさらにむず痒くなる会話劇に、ボディブローのように笑った。
特に見事なまでの五角関係の鉢合わせシーンは最高。
複雑に絡み合ってくる恋愛の多角関係を描かせたら今泉力哉監督の右に出る者はいないと言っても過言ではないだろう。
イハの部屋でのシーンを代表に、どこまで脚本通りでアドリブなのか、まるでエチュードのような流れる会話劇に惹き込まれる。(自然と出るリアクション以外は脚本に忠実だったよう)
そして最後の籠りに籠った「好き」は堪らない…(ここの演出は役者の生の演技に委ねて生まれた奇跡のシーンらしい)
下北沢を舞台に起こる、たわいのない恋話を盗み聞きしてるだけのような物語なのに、なんだかとても面白い。
今泉力哉×若葉竜也マジックの独特の空気が流れる温かく心地良い映画。
そしてつくづく今泉監督の作品にはいい役者ばかり揃っている。
端役まで味があって、そしてこれからが楽しみな4人の若手注目女優が揃い踏み。
また今泉監督作詞作曲の「チーズケーキの唄」がいい曲だし、若葉竜也も歌が上手い。いい歌声。
ちょっと疲れたときに観れば、きっと元気を与えてくれるだろう。
ズミっ!ズミです。 えっ?あっ、え?
下北沢を舞台に、音楽、演劇、映画、本など様々な文化を通して人々の日常を切り取った、今泉力哉監督作品。
これはまさにお守りにしたい映画だ。
パンフレットで主演の若葉さんがおっしゃっていた「この映画をお守りやキーホルダーのような映画にしてもらえれば」。
まさにそれ、自分にとって大切な映画になりました。
というのも、主人公の荒川の姿が自分の憧れの姿だったから。
下北沢で暮らしている。
ふらっと寄ったライブハウス。
一人で音楽をしていた。
やや、一匹狼的(Tシャツ)で、ウェイ系からはアウェイ。
ただ、口下手ではない。
本や音楽など文化人。
天パ。
魅力的な女性たちに囲まれている。
女性にも気兼ねなく下ネタを振れる(そしてそれを受け取ってくれる女性)。
芝居に挑戦。
自分が欲しい物を全部持ってる。
やりたいことを全部やってる。
かといって完全な理想形でもなく、共通点も結構あって抜けてるところもある。
ある意味、未来の自分を見ているかのよう。
数年後になりたい自分・少しはなれそうな自分=荒川青。
こんな感じの若者になりたい。
だからこそ、この映画全シーンがお守り。
前半は鮮やかな下北の文化と人、後半は恋愛日常コントへと傾いた。
今泉監督の男と女の描き方がすごい好き。
サッパリ女子と未練タラタラ男子。
浮気問題などなど男女間での問題って、本人たちは真剣でも第三者から見るとこんな感じのコントのようなものなのかも(物によりますが)。
間の取り方、すれ違い、日常あるある。
雪&マスター、荒川&イハwithイハ元カレのシーンは笑わずにはいられなかった。
今年1番笑った映画かも。
圧倒的主人公若葉竜也、存在感強めな4人の女性たち、朝ドラいじり成田凌(実はホットギミックいじりも)、そして街から飛び出してきたかのようなその他のキャストもみんな魅力的。
良いシーンだらけで特にどこが良かったとは言えないけど、敢えてあげるなら荒川・イハの麦茶二次会。
何時間でも何年でも観ていたい、近いようで遠いようにも感じる、お守りを越えて宝物にしたい、そんな映画でした。
下北沢に住む猫ちゃんたち
「犬は人に住み猫は家に住む」と言う言葉があるが、下北沢という土地に住み着いた若者たち。人とは程よい距離を保ちながら自分の気持ちで行動したり、就いたり離れたり・・学生時代を思い出し応援したくなる映画でした。あの頃は何も束縛されず、時間は無限にあったなぁー。家庭や仕事など責任も増え、今にちょっと疲れを感じている方にはオススメですぞ。
下北沢に一度も行ったことなくても、存分にその空気に浸れる一作。
つい先日も『あの頃。』が公開されたばかりの、今泉力哉監督の最新作。下北沢という場所の名前は聞いたことがあるけど、どんな街なのかな、と思いながら鑑賞したので、下北沢に疑似生活したかのような映画体験はとても心地よかったです。
主人公、荒川青は飄々としているようだけど実はすごくダメな部分も多々あって、それでいながら愛嬌を感じさせずにはいられない。そんな一言で言い表すことが難しい人物像を、若葉竜也は見事に演じています。下北沢の風景と、そこに溶け込んでいるかのような住民一人ひとりを演じた役者はいずれも素晴らしく、今泉監督がどれだけキャスティングに心血を注いだのか、背景を知りたくなってきます。
本作は2019年に制作されたため、もちろん映し出される下北沢の風景にはその後の新型コロナウイルスで激変した状況を予感させるような要素は全く映し出されておらす、それが一種のノスタルジーを感じさせます。実はそれ以前からの再開発で、現在の街の姿は本作以降大きく変化しているとのこと。映像にそこはかとなく写しこまれていた建築現場は、そういうことだったんだな、と後から納得しました。
「古書ビビビ」などのロケ場所に、いつか作中の人のように巡礼したいと思わせる作品でした!
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