街の上でのレビュー・感想・評価
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普通な感じが心地よい。
スリルとかアクションとか感動とかはないけど、普通な生き方が一番心地いいのかなって思える映画。下北沢の古着屋とか古本屋とかカフェとかの雰囲気が魅力的だった。若葉君の演技もナチュラルで良き。
笑わせる気はないジャック・レモン
※星取りは苦手。何か書きたくさせてる時点で★5つ
街に溶け込むように暮らしている荒川青。
雰囲気のいい店構えの古着屋の店員。
レジでいつも本を読んでいる。
行きつけのbar、古本屋、カフェ
どれも「いい味」の店
折々でのやり取りがまるでコント
こちらはくすぐられて笑ってしまう
一人一人、みんな真面目に生きてるけど
いちいち可笑しいやり取りになる
一見、無口なクール青年とも言えるのにグズグズ未練がましいし、
カメラの前ではガチガチに緊張しちゃうし…
憎めない小市民なのだ。
出ていったスターを追いかけて
「え?いいの?」て言っちゃう小市民感覚も秀逸。
ホントなら非現実的な「芸能人」との恋愛も映画っぽく溶け込んでた。
成田凌なら、ひとまず付き合っちゃうよね的な!
若葉竜也が「アパートを…」の
ジャック・レモンみたいだと思った。
ジャック・レモンが笑わせる気満々なのに対して、あるがままが可笑しいジャック・レモン的な…
ありきたりな感想だけど、
下北沢に行きたくなった
アイネクライネナハトムジーク@下北沢ver.
同じ街で暮らす、名も無き(?)若者たちの群像劇。
何気ない生活を固定カメラでコツコツと、余白たっぷりに積み重ね、気づけば最高純度の映像世界を形成。
一見冗長なようだが、伏線を思わせる台詞や表情(全く何でもないのが憎い…笑)が垣間見られ、作品を引き締めている。
日常の描写でありながら、クスッと笑える絶妙な物語性を随所に感じる。点と点が繋がる終盤は波状攻撃。しかしどの人物もこの瞬間に真っ直ぐ向き合い、必死に受け入れよう呑み込もうとする姿が可笑しくも愛しい。
ゆったりとした作品世界を支える、俳優陣の力量は言うに及ばない。最近注目している萩原みのりさんのショートカットがかっこいい。撮影時期が『佐々木、イン、マイマイン』より前だったのかな。
行きつけ店のマスターと話す安心感や、初対面の異性と赤裸々な恋バナを自宅で展開する不思議な緊張感などは、着飾らない人物描写に長ける今泉監督だからこその表現。何か起きそうで起きない、監督の作風を全感覚で堪能できる一作。
p.s.若葉くんそのままでいいのに、なんでそんなに堅くなるの!!…笑
十両って確かに知らない人多いかも。
不器用な青年の地味で退屈な展開だと思ってましたが、終盤にきてスクランブル交差点的な5人の会話からラストへの展開好きだなあ。訳ありのおまわりさんもいい仕事してたね。
しかし相撲の序列知らない日本人男性って実際どれくらいいるんだろう。
空気感がいい。
若者の恋愛の何気ない日常を描いた作品です。
主人公の優しさ 真面目さ 女性と恥ずかしそうに話すところ。街の空気の様なものを感じて。人との繋がりとか男女の会話も楽しそう。映画を撮るシーンや鉢合わせしちゃう所とか。コミカルに笑えるところが随所にあって楽しめた。なんか ふふっ。笑みがでる
チーズケーキの歌が意外といい。
街の上で
一年も待った分楽しみにした分この映画へのすきが大きくなって、何度も観るほどなんでこんなに好きか考えて、考えて書けるのは、台詞がすきです。放たれる言葉がすきです。
セリフに放ってないとこにも見えてくる、芝居から見える、
そういうとこもすきです。
そこには肯定してくれる安心があって
(そうか、それでも良いんだ、なんだ、)ってうれしい安心で崩れ落ちそうに、(何がダメだったのかに気づき)苦しげにもうれしい気持ちに、何度もなりました。
町子、小生意気な学生映画の監督、何回見ても小生意気すぎで、意識高くてさすがで、ユキの最初の別れ話のときの顔、最後の好きっていった時のあの好きで溢れた可愛さの顔、全く違って見えてさすがでした
中田青渚と若葉竜也のシーンが特に好きです、今作は今泉作品の中の若葉竜也、今まででいちばんだなっていうほど最高に最高です。そして中田さんがとにかく素晴らしかったです。
成田くんやことねちゃんは出てるけど、素人っぽい人が多くて、レベルは...
成田くんやことねちゃんは出てるけど、素人っぽい人が多くて、レベルは高くない。でも、下北沢愛に溢れていて、脚本と台詞、微妙な間がよくて、演劇的というか、映画的というか、日常の偶然の中で繰り広げられ、そこで噴出する非日常性や真実など、とてもよかった。チーズケーキの歌は今泉さんのものなのか。
人物描写を巧く描いた今泉作品最高傑作
下北沢を舞台に描かれた群像劇で、特に大きなストーリーが展開されているわけでもないが、
登場人物一人一人が作品の中に巧く溶け込んでおり、若葉竜也氏演じる主人公の青が、この街でいかに生きているかが描かれている。
そしてこの作品は、実に脚本がよく出来ている。最後のあの鉢合わせシーンでは会場から笑いが起きるほど。なかなか今まで映画館で聴いたことないくらいの笑いだった。
下北沢って、もしかしたら一般的にはお洒落で、音楽や演劇で夢を追う若者の街、みたいなイメージがあるかもしれないが、私の印象としてはサブカル色が強く、そして何と言っても狭い!
そんな映画では測れないキャパシティもうまく表現できていたと思う。
人間同士の距離感なんかも脚本でうまく表現できている。
キャスティングも素晴らしい。穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚と邦画厨にはたまらないヒロインも最高だった。
今泉力哉監督作品は今までも何本か見てきたけど、これは最高傑作でした。
下北沢の街でこんなことあった話
今泉作品の中では上位に入るであろう、ステキな作品です。下北というノスタルジックで、独特なゆったりとした時間が流れているような空気感がとても心地よかった。
そこに若葉竜也と成田凌という、愛がなんだ、くれなずめでも共演のお2人。もう、個人的に2人とも大好きなので、贅沢な時間でした。
何箇所もクスッと笑えるとこあって、脇の人のクセが強くて面白かった。その人達にもまた違った日常があって、それが間接的に描かれてるのがいい味で出てました。
4人の若葉くんに絡んでくる古川琴音ちゃんをはじめとした女優さん達、それぞれ存在感あって、個性が出てていいなって思いました。
監督がネタばれしないでほしいって仰ってたので、詳細は語れませんが、とにかく、ワクワク、ドキドキする事が同じ人と一緒にいれたらいいなって思いました。やっぱ同じ事で笑ったり、泣いたりできるっていいですよね。
当たり前だけど、人間は自分が見ている範囲の他人しか見えない。
とても楽しい映画で、いくつものシーンで劇場内にくすくす笑いが発生したのも納得です。
映画が編集によって取捨選択されたカットから構成され、観客には編集段階で落とされた無数のカットが目に入ることがないのと同様に、人が人と関わるとき見えているのはほんの一部分。当たり前ですけど。しかし見えない部分は確実に存在するのであり、見えない部分があるから見える部分がある。というようなことが実に巧みに表現され、絶妙に噛み合わずすれ違うやり取りとなって笑いを誘うのです。
日常の中でふと現れる、言葉では言い表せない何だかちょっと変な感じ。今泉監督は、生身の俳優たちがカメラの前で演じることでしか生まれない何かを抽出するのがほんとうにうまいですね。
あと、私はそれなりですが、下北沢に馴染みのある人は知っている場所がたくさん出てきてそういいう意味でも楽しいでしょう。
もう1回観てもいいな。早くまた映画館で楽しめる日が来てほしいものです。
普通の様で普通じゃないキャラクター達が素晴らし過ぎる!
脇役たちが非常に重要な群像劇風シュールコメディー。
それぞれのエピソードだけでも非常に面白いのに、それを感心するほどの構成力で上手くまとめていて驚き。間やテンポ等も考えた編集も上手い!
これだけ今泉監督独りで出来てしまえば相当手応えはあったんじゃないかと思うし、観た我々も観ておいて良かったと思えた!
まぁとにかく観て損はない傑作です。
ローテンション恋愛喜劇
もっとエモい、アンニュイな感じかと思ってた。こんなに笑える作品だったとは。元カノが忘れられなかったり、好きだけど好きと言えなかったり、そういうどうしようもない気持ちを抱えてもがく人たちが、リアルに、ちょっと滑稽に描かれていた。
イハと青が恋バナするシーンが好き。ああいう夜のおしゃべり楽しいよね。一緒に話したくなった。
今泉監督。参りました。文句なく★5
一言で言えば下北沢を舞台にした群像劇。
しかし、しかし。主人公が彼女に浮気されたところからスタートし、変な警察とやり取りあり、何故か映画に誘われ、、、と人間模様が膨れ上がりとにかく面白い。最後の五人のやり取りは笑いを堪えるのに必死でした。
脚本は今泉監督作品らしく感心するほど練られており脱帽。
若葉さんの普通のお兄ちゃんぽさ(褒めてます)が素晴らしい。
BGMのような映画
街の上をふわふわと浮遊し続ける若者たちの物語。大人が存在しない心地よさ。ルールが存在しない心地よさ。スクリーンでは伝わらない街の喧騒や匂いまでもリアルに感じることができる。 特別に大きな展開が訪れる訳ではないが、人生においてこの時間を過ごすことは特別。主人公に好感。
下北
僕の青春も下北にある。30年も前にもなるんだけど。
いまの若者と、でも変わっていない。
プールバーに行って知り合った女の子と朝までジャズ喫茶で話をしてたっけ。
ハッピーエンドはいい終わりだった。
アイネクライネナハトムジークといい50すぎたおっさんだけど、今泉監督の映画はいい。
ナチュラルな風景に癒される
とても普通で、本当に下北沢での出来事を切り取ったような作品。終始自然体なやり取りが映し出され、なぜか観てると癒されました。
大きなハプニングや、ドラマチックな展開が起きるわけではないし、登場人物は皆どこにでもいそうな普通の若者たち。彼らが下北沢で生活して、会話をしている。それだけなのに、なぜかずっと見ていられそうな不思議な空気を纏っている作品で、次第に登場人物それぞれの魅力に引き込まれていきました。
ゆったり味わい深い良作です。
下北 45
前半、コント「下北沢」が何編も続きそろそろ飽きてきたかなというところで、後半物語が動き始め終盤のオチへ
場内大爆笑!!
主演の若葉竜也がよかったのはもちろん、共演の女優陣が各々魅力的
今泉作品は観たあと誰かとあ〜だこ〜だ語りたくなるというあるある探検隊
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