8番目の男

劇場公開日:

8番目の男

解説・あらすじ

韓国の男性アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで「SUITS スーツ 運命の選択」などのドラマでも活躍するパク・ヒョンシクの長編映画デビュー作。2008年に韓国で導入された国民参与裁判で実際に事件をベースに、陪審員に選ばれた8人の一般市民たちを描いた法廷ドラマ。韓国の歴史上初めて国民が参加する裁判が開かれる日がやってきた。全国民注目の中、年齢も職業も異なる8人の一般市民が陪審員団として選定された。彼らが扱うこととなったのは、すでに証拠、証言、自白が揃った明白な殺害事件だった。8人の役目は刑を量定するだけのはずが、被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになってしまう。粘り強く問題提起を続ける陪審員8号役をヒョンシクが演じるほか、「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」のムン・ソリが裁判官キム・ジュンギョム役を演じる。

2019年製作/114分/韓国
原題または英題:Juror 8
配給:クロックワークス
劇場公開日:2019年11月1日

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映画レビュー

3.5「疑わしきは罰しろ」が蔓延る日本。韓国法廷劇から何を学ぶ?

2025年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

知的

法廷密室劇の最高峰に君臨する「十二人の怒れる男」に、
リスペクトを込め模したと思われる映画タイトル。
このジャンル映画の「8番」なる番号は、野球でいう所の永久欠番みたいな、特別なナンバーだ。

ただ、韓国発の陪審制モノ作品ではあるが、一工夫あり、
今作の陪審員は、控室に籠もり議論するだけではなく、
部屋から飛び出て、刑事や探偵さながらの現場検証まで行うのが、
見どころの1つになっている。

歴代の同ジャンル作品を真似しつつも、この作品はとりわけ、

「疑わしきは、被告人の利益に」

という裁判の大原則を、繰り返し繰り返し、陪審員同士だけではなく、
その上にまとめ役として君臨する裁判官、はたまた、観客にまで、
幾度も幾度も問いかけ続ける映画だ。

問いかけられればられるほど、真実はよくわからない。

わからないんだったら、無罪だよね?

いやでも〜、黒とは言えないってだけで白だとは、、、

グレーってこと?

まあグレーなのかな。

じゃあ、グレーは白だよね?だって「疑わしきは、被告人の利益に」なんだから。

でもさあ〜。

これを延々と続けていくと、人は狂う。
人が人を裁く事は難題すぎて、真剣に考えるほど、気が狂いそうになる。
(@_@;)

でもふと、世情を見渡すとどうだろう?

気がつけば、我は性被害者ナリと称する輩が、

「疑わしきは罰しろ」

と、口を揃えて大合唱連呼しているじゃねーか。

気がつけば、袴田さんの冤罪に憤慨し、SNS上で怒りの大絶叫をしていた輩が、
一夜明けたら中●正広や長●剛に対して、怒りの糾弾罵倒をSNS上で公開している。

二重人格にでもなったのだろうか。

日本人はもはや、正気の沙汰ではない。
韓国もだいぶ病んでるとは思うが、ここ10年限定なら間違いなく、
日本人の方が、病みが加速していると思う。

気がつけば国民の大半が貧乏人へと転落し、正気を保てず狂い始めている。
裁判員裁判なんてもんの選出をする前に、
全国民にS●X相手やら結婚相手やらをくじ引きで選出し、
正気を取り戻させる事が先決なのではないか。

それはともかくとして、主人公の「8番」が、やたら伊藤健太郎に似たルックスで、
少しチャラついてて、テキトーさも感じる若者として冒頭から登場するも、
2時間の中で次第に思慮深く、慎重さを増していくキャラに変貌していくのも、
「疑わしきは、被告人の利益に」と「人が人を裁くことの難しさ」の、
心理的重力のかかり具合による結果と思われる。

もう1人の主人公とも言える女性裁判官の、
陪審員達による「真剣さの引力」によって変化する心の動きも、見せ場として面白かった。

ただ残念な点は、陪審員8人の属性やら特徴やら人間模様の見せ方が、
歴代の作品に比べ、少々浅く見えてしまい、あまり深掘りできてないのは、
勿体ないなあと思った。

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ソビエト蓮舫

3.5疑わしきは罰せず

2024年12月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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hachizen

4.0人間ドラマとして面白い

2024年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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くまっち

3.5韓国版、「12人の怒れる大人」 陪審員制は、ドラマのネタとして美味...

2024年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

韓国版、「12人の怒れる大人」
陪審員制は、ドラマのネタとして美味しい。

日本の司法での、理念を守る健全性大丈夫?
刑事事件の公判では、有罪率が異常に高く、袴田さんの事件のような事例が山の様にあるのではないか?と訝っている、

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J417