不時着した孤島で少年少女たちが巨大な昆虫に襲われるというベッタベタなくらい王道なサバイバルホラー&エログロ。
もともと原作単行本の特典OVAとして制作された作品のためか、全体的に粗が多すぎて全部突っ込んでいたらキリがない。一点だけ言わせてもらうと、終盤で主人公が廊下を歩くシーンが長すぎる。マジで意味不明なくらい長い。それでいて無駄にカットを割っているせいでむしろ映像が陳腐化している。BGMフル再生するための尺稼ぎだとしてももっと上手いことできただろ…
それでも物語はポンポン進んでいくので意外とすんなり観られる。登場する虫のバリエーションがニッチなので興味をそそられるし、それらに対する退治策も面白い。ヘビトンボって人生で一度も見たことないけどな…
あとメインであるエログロシーンは割とフェチズムが感じられてよかった。ダニの群れに血を吸われる美術教師とかロイコクロリディウムに寄生されて頭がおかしくなるヤンキーとか、割とエゲツない描写が多い。そして無駄にサービス精神旺盛なお色気シーン。「風呂に入りましょう」と説明を始める時点で既に全裸なのおかしいだろ。その後もレズあり逆レ◯プありとやりたい放題。
こういうノリ、なんか懐かしいなと思ったけど『学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』ですね。高校生とゾンビが戦うアニメ。巨乳ばっか出てくるところとか作画が怪しいところとかモロに『HOTD』っぽい。いや、さすがに『HOTD』のほうが作画は安定してたか…
エログロサバイバルホラーの系譜、いったいどこで途絶えちゃったんでしょうかね。そもそもそんな系譜はねえよ、と言われれば返す言葉もございませんけども…