「ある意味感想を書きたくなった」Red k _さんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味感想を書きたくなった
原作を読んでいないので、話の流れが掴めず、
冒頭のシーンから、何から何まで時系列を追うのに戸惑った。ほぼ夏帆さんの洋服で、この日はいつの何の後でこの前の日がここにいた日か、、と判断した。
妻夫木さんがここまで口数の少ない渋い男の人を演じているのは初めて観た気がする。
鞍田さんはクールだけど、心根が温かい人だということがわかる。妻夫木さんのお顔がいつまでも童顔であどけない分、ベッドシーンもちょっとだけそのかわいいお顔が邪魔をしていた印象。。
夏帆さんは、妻にも母にもなりきれていない独身の感覚を持ったままの女性をしっかりと演じられていて、さすがだなと思った。
柄本さん演じる会社の先輩にキスをされかけ、「するならちゃんとして」とくりくりな目で言った塔子は、もともとそういう遊びたい気持ちが有り余っている、素質のある人なんだろうなということがわかる。
じゃないとほぼ初対面の上司と船には乗らないしそのまま夜遊びもしない。
何度も言うけど、原作を読んでいない
ので、鞍田さんが病気を告白するのは突然すぎた。し、その展開がきた途端に少し見る気が失せた。
なんでそんなありがちなストーリーになったの??と。
雪が頭に積もるほど降り頻る寒空の中、ふらっと入ったご飯屋さんのご夫婦との会話とか、奥さんとタバコを吸うシーンとか、あれ要ったかな?とおもう。
映像はとってもきれいで美しかった。
キスシーンはとにかく長くて、
これいつまでやるんだろう?とおもったし、
映画館で観なくてよかった、、といった感じ。
ベッドシーンは裸体を隠しすぎててほぼ顔アップだったので、長回しでこれは女優泣かせでは、、と演じる方の気持ちを察してしまった。
けど、夏帆さんはすごく素敵だった。
主婦の姿はどこにもない、ひとりの女だった。
レビューでは原作を読んだ方から、原作のおもしろさが全くないという声が多いなと感じたので、むしろ原作が読みたくなりました。
それからまた映画を観たら、
もうちょっとこの世界を理解できるかな??って。