「Take my breath away. こうあるべき!」シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Take my breath away. こうあるべき!
そうそう、これですよ、これ。マンガを原作とした映画はすべからくこうあるべきです。フィリップ・ラショー監督よくわかっています。原作のシティーハンター大好きって事が存分に伝わってくる作品です。
正直90年代に日本のアニメがフランスで流行ってたっていう話が今一つピンと来なかったのですが、本作を観ると本当だったんだって納得できます。だって原作観てない雇われ監督にこんな作品はできないですよ。100トンハンマーとかカラスとかもちゃんとフォローしてますし。
いや、最初はちょっと違うかなって思ったのですが、観ている間にだんだんとリョウと香にしか見えなくなってくる不思議!きっと監督がちゃんとキャラクターを理解している証拠ですよね!あ、でも海坊主だけはずっと海坊主でした。再現率高いですよね。
スケベだけど銃の腕は抜群でキメる時はキメるシティーハンター冴羽リョウをフィリップ・ラショー監督本人が演じています。脚本も自分で書いてて、わざわざ作者の北条司先生に許可を貰いにいったとか。よっぽどやりたかったんだろうなぁ。他のアニメも好きだったみたいで小ネタもチョコチョコ入ってきます。トップ・ガンの「Take my breath away 」も流れるので80年代90年代の文化が大好きなんでしょうね!あの悪人が事故って飛んでるシーン大好きでした!
アクションもしっかりカッコいいんですよ。車の解体現場でのバトルも一人称視点入れて工夫してたり、ラストのリョウと香のコンビネーション抜群の銃撃戦も見応えありました。コメディの中でもカッコいいシーン入るのがシティーハンター。ホントよくわかっていますよね。
パンチョもね、最初は「こんなオリキャラいらんねん」って思ってたのですが、ベッドカーチェイス辺りから段々好きになり、スキッピー突き飛ばして香守った時には心の中で拍手喝采でした。いいキャラクターになるんですよね。
と言うわけで、とっても楽しめた「シティーハンター」。ジャッキーのとは大違い。今後アニメの実写映画を撮ろうとする関係者全員に実写化のお手本として観てもらいたい作品でした。原作愛って大事だなぁ。
NOBUさん、コメントありがとうございます。
みんな大好きシティーハンター!でも本作は作った人が一番好きそう♪きっと海外の方が変な利権とか絡まなくって、好きな人が自由に作れるから面白い作品ができあがったのではないでしょうか?
みんな大好き シティハンター しかし、フランスの方が製作した作品の方が邦画よりも面白いのは、やられた❗って感じですね。グローバルに受け入れられている理由ですかね。