スケアリーストーリーズ 怖い本のレビュー・感想・評価
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児童書が元だけに、ホラー要素も柔らかめ
ホラー初心者でも見てオッケーな映画でした。
個人的にはホラー映画は嫌い。相当話題になった映画でない限り、進んでみることはほとんどない。
今回も、妻の希望で見ることになった。(妻はホラー好き)
ホラー嫌いの私が見ることを決意したのは、レビューの多くが、ホラー入門編だとか、そこまで怖くはないだとか書かれていたから。
実際見た結論としても、それらのレビューは正しかったと認める。
驚かされるシーンがないわけではないが、良心的(笑)だし、グロいシーンもない。
被害者たちは殺されるというよりも、いなくなるということだから。
原作というか、元が児童書がコンセプトだからかね。
原因となる女の子にも壮絶な過去があって、それが今回の騒ぎを引き起こすわけだが、そのへんのストーリーもわりかしちゃんと作られてる印象。
ホラー撮りたいだけの、とりあえずのストーリーというわけではない。
原因を推理して、突き止めて、解決するという王道の流れもあって主人公たちを応援してしまう。
出てくる怪物は、やはりアメリカ産なんだなという印象。
当たり前だけど日本ぽくない。
最初の怪物にやられるシーンと、病院で逃げ回るシーンは恐ろしさの印象が強い。
ホラー嫌いだけどこの映画見たいんだよなー、とかいう人がいたら、多分見ても大丈夫だよ。
ひねりのないストーリー
ホラーなのにスタンドバイミーを超えるノスタルジー!
児童文学から生まれたスリラー作品。
全米の子供たちにトラウマを与え、図書館に置くことを禁止された“怖い本”の映画化。
原作:アルヴィン・シュワルツ『誰かが墓地からやってくる』児童文学。
子供向けに近く、とても見やすくわかりやすいスリラー作品。
しかし大人もしっかり恐怖を味わえる。
見やすい。
雰囲気はよい、見本のようなホラー
ちょっと変わった3人組と新たに加わる青年が魔女で有名なお化け屋敷に侵入した事から始まる呪いの物語。
入り込んだ若者は六人。
ステラ(ホラー好き眼鏡女子)
オギー(長身で理屈っぽい)
チャック(ビビりでアホ、良い所がない)と、
ラモン(その日に町にきた青年)
ルース(チャックの姉、演劇部)
トミー(あからさまなイジメっこ)
持ち帰った無地のノートにいきなり文字が浮かび上がってくる。
彼らが幼い頃に聞かされた恐ろしいサラの物語で、屋敷に入り込んだ若者たちに次々と怪現象が襲いかかる。
個々に起こると恐ろしげな出来事で、トミーは案山子になり、オギーはベッドで失踪、チャックは病院で怪異に取り込まれ、立て続けに消えていく。
ただチャックのビビりっぷりが腹立たしかったので心の中で「早よ逝け!」と思ったのは久しぶりだ(笑)
サラの呪いの物語が書き記されていく様とあわせて、現実化していく過程はちょっと面白いが慣れてしまう。
最期はどう収拾つけるのか?と思ったが意外にオーソドックス。
ラストも期待を持たせる感じで終わる為、少年少女の成長物語とも見える。
ジュブナイルクリーチャーホラー
異形の者への偏愛と名作へのリスペクトが滲んだずっしりと重いジュブナイルホラー
ステラ、オーギー、チャックの3人はハロウィンの夜に紛れていじめっ子のトミーにリベンジを仕掛ける。トミーに追われた3人はドライビングシアターに逃げ込みそこにいたラモンに助けられる。意気投合した彼らは町外れにある幽霊屋敷、ベローズ邸を探検することに。屋敷の中にある隠し部屋を見つけたステラは手書きの古びた本を持ち帰るが、その書きかけの本に赤い文字が浮かび上がり新しい物語が綴られる。その『ハロルド』と題された怪談は現実のものになっていることをまだステラは気づいていなかった・・・。
映画の冒頭に"1968年"と出た瞬間に、そうきたか!とホラー好きなら誰でもピンと来る、要するに『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が公開された年。当然ながらきっちりオマージュが刻まれていて全編にホラー愛が溢れています。幽霊屋敷ものというオーソドックスな題材に当時の世相を滲ませながら子供達の冒険譚として成立させる脚本と演出が見事。デル・トロ印なので異形の者に対する偏愛が絶妙で、ヒトではないキャラクター達が絶妙に愛らしいです。
ゴア描写は控え目ですが、爽快感に逃げない展開には『IT』のような凄惨さと禍々しさが濃厚で、意外とどっしりした印象を残します。この辺りは『トロール・ハンター』、『ジェーン・ドウの解剖』と続けざまに独特の作風を世に問うたアンドレ・ウーブレダルの個性が滲んでいるかと。主演のメガネっ子ステラを演じるゾーイ・コレッティがなかなかキュートです。
いつか見たような光景
エクソシスト・チャイルドプレイ等、長い歴史を歩んで来たアメリカンホラーの常識や、基本的な手法・規則を忠実に守り製作された作品だなと言う印象ですね
なので、エスケープルームが魅せてくれたような斬新さは何一つないですね、誠に残念ながら…
何から何まで観て来た数々のアメリカンホラー映画作品の断片をつなぎ合わせて作られたようなものを見せられた感じ
なんか漠然とした危機感を感じずに居られないね
先日観たシライサンでも感じたけど、このまま何も新しいものを魅せられず、陳腐な手法等で作品を生産し続けていたら、正直、ホラー映画というものはもうひたすら廃れて行くだけじゃないかな?と
あの呪怨をリリースし、一大ムーブメントを巻き起こしたジャパニーズホラー映画の革命児清水崇監督のような人物は早く現れないかな~
王道のホラー、ビクッと系、悲しいお話
びっくりどっきりオバケ屋敷の王道ホラー
怖くはない
ホラー映画の入門編
血しぶきが飛び散ったりするわけでもないし、惨殺体が出てくることもない。それどころか、出てくるモンスターも案山子であったり、ふくよかなおかちめんこであったりして、恐怖感よりも愛らしささえ感じさせる。
一瞬の静寂の後に大音量でおどろおどろしい音を流して恐怖感を演出するというのも古典的な手法。
率直に言って、コアなホラー映画好きには物足りなさを感じるだろう。
ただ、全体的にスティーブン・キング作品のオマージュのようであり、劇中にジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画が出てきたり、チャイルドプレイのチャッキーのようなキャラクターが出てきたりと
ホラー映画の先達へのリスペクトも感じさせる。
むしろ、ホラー映画への導入にはピッタリな作品だと思う。
「こんなのを見たかった」
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