スケアリーストーリーズ　怖い本のレビュー・感想・評価

普通に面白かった。
まず映像がかっこよくて一瞬で世界に引き込まれた。
ああいう映像はいくらでも観ていられる。
話は観ていて日本のリングが頭に浮かんできた。日本的な心霊の捉え方なのかな、とも思った。
すごく怖いのは嫌っていう人でも楽しめる感じ。
クリーチャーやらモンスターってのは寒くなりがちな要素だと思うのだが、真っ向から勝負してる感じも好感が持てた。

最近ホラーと謳う作品をよく観てる気がするけど、ロールプレイングゲーム感がどの作品にもあるな、と。（ミッドサマーには無かったが）
その感じも個人的に好きだと最近分かった笑

最初のう⚪︎こに引きました。

確かに子供には怖すぎるでしょ。子供達がしっかり化け物に襲われちゃうし、内容が黒魔術やら家族の裏切りやらベトナムやらネタが重すぎる。登場する化け物もちょっとユーモラスな見かけながら容赦なしの襲いかた。なかなか面白かった。

「デル・トロのクリーチャー愛が爆発してんだろうなぁ」と予想しながら観に行ったら的中。
足の指がない歩く死体、ぶよぶよのおばさん幽霊、四肢と首が分離可能なおじさんなどなど、実にコミカルかつ丁寧な造型で、趣味全開。
小学生から中学生あたりが、「ホラー映画導入編」としてファーストコンタクトとなる作品になるように作ったような。
ジャンル好きな人の裾野を広げたいという、優しい意図を感じました。

小粒のＩＴプラス貞子、という感じ。お化けの描写はベタだけど怖い。
なんでこんなベタなお化け映画を作ったんだろう？と思ったら、有名な小説の映画化だったんですね。思い入れのある人には面白いのかな

音とか演出でのホラーは、犬鳴村より良かったと思う
ただ、お化けがずっと追っかけるような状況はコスプレが追っかけるような感じでシュールだった