2分の1の魔法のレビュー・感想・評価
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想像以上の何かが詰まった映画
どうにも食指が動かなかったのは、下半身だけのお父さんをちゃんと全身蘇らせる話、というプロットにあまり魅力を感じなかったから。青い主人公たちのルックの地味さもあって、そこに想像以上の何かが待っている予感がしなかった。いやしかし。ピクサーというのは本当にとんでもないですね。こんなにもたくさん想像以上の何かが詰まった作品だったとは。しかし逆に言うとこれ、宣伝の内容に疑問がわく。繰り返し見せられたのは日本版主題歌が流れるイメージビデオのような映像ばかりで、単純なプロット以上の情報はまるで入ってこない。事前情報との落差のおかげで映画をより楽しめたという面はあるにせよ、下手するとスルーしていた危険もあったわけで。 ともあれ、映画の主題すらミスリードするピクサーのストーリーテリング力にはあらためて脱帽。シンプルな“楽しさ”ならピクサー作品でも上位。
ピクサー作品らしい贅沢な絵作りと行き届いたドラマの妙
字幕版で鑑賞。亡くなった父と話すために、兄弟が力をあわせて24時間限定の旅をする。その様子がテンポよく、ピクサー作品らしい贅沢な絵作りと行き届いたドラマの妙で描かれていて楽しめました。登場人物も少なく、家族と兄弟の絆に焦点をあてたミニマムな物語にほっこりさせられます。 魔法で下半身だけよみがえった父親と兄弟がとるコミニュケショーンは、足と足をあわせたり足に手をあてたりするだけ。この表現に、ピクサーらしいチャレンジを感じました。終始、兄弟の声が聴こえているのかどうか分からない絶妙な芝居も上手いなと思いました。 科学文明のほうが便利だからと、魔法がすたれてしまったファンタジー世界のビジュアルも非常に楽しくて、もう少しこの世界を見てみたいと思わせるほどでした。テーブルトークRPG「D&D」を思わせるギミックが随所にあって、細かいところに遊びがひそんでいそうです。
兄弟愛
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昔は魔法を使える者がいたが、今の時代はラクな方に流れて誰も使えない。
主人公はエルフの高校生の少年。ゲームオタクでガサツな兄がいた。
そして少年の16歳の誕生日にこれを渡せとの、死んだ父の遺言が遂行される。
そこには呪文が書かれた紙と、魔法の杖があった。
それを唱えれば24時間だけ父親が復活するらしい。
兄が唱えたが失敗、そして少年が唱えると父の下半身だけが復活。
それを何とかするために2人の冒険が始まる。ここからはRPGみたいな感じ。
結局魔法を唱え直すためのアイテムをゲット、ラスボスも倒す。
しかしその混乱の中で、父と直接話せたのは兄だけだった。
少年はそれを遠くから見ただけ。でも少年はそれで良かった。
会って父にしてもらいたいことは、全て兄が普段からやってくれてたから。
それに気が付き、改めて兄を敬愛するようになる。
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劇場で見た。兄弟愛の話。ところどころで涙ぐんだし、いい話やと思った。
映画って、それを見てる時に感情移入できればそれでいい。
でも現実問題としてはどう?この兄みたくバカでガサツな人って割といる。
多分、兄弟として身近にいたら、ウザいだけなんちゃうんかなあ(場)
いくら自分への愛情がその根っこにあったとしても、
マイペースかつ短絡的過ぎて、それに四六時中巻き込まれるのは地獄やし、
兄のせいで好意を持つ人と仲良くなれないシーンもあったし、うーん・・・。
結末に夢がない
父との思い出が一つもない主人公がたった一度でもいいから父に会いたくて魔法を使う。
それが物語の発端なのにラストは主人公は遠くからほんの一目見るだけ。
それすらも途中で岩が崩れてまともに見ることもできない。
父と兄との和解や、父の代わりに主人公にはずっと兄が居てくれたというのはわかるし、そこに関してはいい話だと思うけれど、ほんの一瞬でもいいから抱きしめあうぐらいはして欲しかった。魔法があっても夢がないと感じてしまいました。
他の部分に関してもコメディ部分に関しては場面場面楽しめましたが、「羽のあるものは空を飛ぶために」「馬の脚は走るために」そしてそれに喜びを感じるという部分があり、良く言えば自身のルーツとありのままを愛せよなのでしょうが、逆に言うと生まれた時点で生き方を強制されているようにも感じてなんとなく嫌で私は楽しめませんでした。
動画漫才
台本ベースの掛け合い漫才のような兄弟の絡みの鬱陶しさを耐え忍べばそれなりに面白い作品。しかし、兄弟の絡みが大半なので・・・。 ストーリー展開においての前提説明が不足気味なのも不満。お父さんって何者だったんだろう?
ピクサーの中でも五本の指に入る傑作
公開当初に映画館で観て今更になるが、見終わって率直にトイストーリーやカールじいさんに並ぶ傑作が誕生したと思わされた。 アニメ映画で男兄弟の微妙な距離感のある関係性をここまで如実に表現できるものなのか。 その兄弟の関係性を踏まえた上でのあのラストは本当に完璧すぎた。 実際の兄弟の有無や関係性でこの映画の評価はまったく変わってくると思うが、自分的にはこの映画は傑作中の傑作でした。
トイストーリー4
スタッフ作成とのことで安定、それ以上の出来なのは言わずもがな。 家族愛の作品で会いたくなりました。 兄弟愛も中心に描かれているので兄弟居る人は感動もひとしお。 上映時間もちょうど良いです。 なんだかんだうまくまとまっていて爽快感のある見心地です。 吹き替えだとトムホランド、クリスプラットでアベンジャーズ感も笑
吹替で視聴、悪くなかった
正直あまり乗り気じゃなかったけど見てみると普通に面白かった。 ただピクサーは素晴らしい作品が多すぎてその中で見るとどうしても今作は埋もれてしまうかな…
50点
映画評価:50点 まぁまぁ良かったです。 トロールっぽいけど、 主人公の種族はエルフだったんですね。 設定も面白いし、 展開も面白い。 思春期独特の拗らせと、 身内に対してのモヤモヤ。 何だかリアリティーあって良かったです。 先日観た作品もそうですが、 変わり者の身内を邪険にしていたが、 色々あって最後には和解して、 その身内のありがたみに気が付くってオチが ディズニー映画には多い気がします。 そんなこんなで案外楽しめました。 【2022.8.20観賞】
兄弟の友情ものって意外と珍しい?
PIXARで男兄弟が主人公って珍しくないですか?
いつにもまして特殊な世界観で、ユニコーンがゴミ箱漁ったり、ネコみたいに縄張り争いの喧嘩したり・・・PIXARの作る世界観は本当に独特で飽きません。
序盤はお兄ちゃんのキャラにちょっともやついて、少々エンジンがかかり切らない印象がありましたが、そこはPIXAR。
空中浮遊の魔法のところでは、兄弟と同じく手に汗握り、目的達成のために愛車を手放す兄の判断に思わずぐっときて、そして、兄が自分を支えてきてくれたことを弟が自覚するシーンではちゃんとウルっときて・・・
やはり抑えどころが分かっているな~という安心感、
今までのちょっとした小ネタ的要素が伏線的に回収される気持ちよさ、さすがです。
映像もきれいですが、今回は映像メインではないですかね。
弟・母・マンティコアの戦闘力とか順応力とか、あの世界において何が普通で普通じゃないのか分からないので、細かいところは突っ込みません。ライブ感重視です。
これだけ引っ張った「父」が現世に戻っての収穫が「魔術師名」と「ハグ」だけって、ちょっとあっさり?な気もしましたが、
もう新しい恋人のいる母親とか思うと、いいバランス感覚だったのかも。
病室の父親にちゃんとお別れ出来なかった兄→お別れのハグできて良かったね、の感動に、
実はそのハグは弟のためにっていう被せ。おしゃれすぎる・・・。
いまのアニメ映画市場的にはちょっと地味?なのかもしれないけど、
やはりPIXARともいうべき完成度で個人的には非常に満足でした。
最後に、やっぱり一番好きなのはお兄ちゃんが愛車をレクイエムかけながら岩に突っ込ませるところです。かっこよすぎ。
一人っ子の自分には刺さらなかった
うーん……。
一人っ子だからか、自分にはあまり刺さらなかった。
俗に言うヴィランズの舞台装置感が強く、オチも完全無欠のハッピーエンドではない。
無難に面白い映画という印象ではあった。
ピクサー的冒険活劇
ディズニープラスにて鑑賞
CMみて絶対面白くないよなあと思い完全スルーを決め込んでいた作品
全然思っていた作品ではなく、めっちゃ冒険活劇してた笑
あらすじは、魔法が消えかけた世界で杖をプレゼントされた少年が父親を復活させようとするが失敗してしまい下半身だけ復活させてしまい24時間以内に完全に蘇らせようとさせる。
初めは少しグダッているが妖精とのカーチェイスのシーンから怒涛の展開
見てて飽きない
アクションシーンも流石のアニメーションで迫力も満点である
またトムホの声が主人公にピッタリでいい感じであった。
ストーリーは大味なのでそこまでだが見ていて楽しくピクサーはこんなん感じでいいと感じる作品である。
また見終わった後もスッキリした気持ちになれる。
足だけの父親がシュールでもう少し役回りがあればよかったかな
個人的には最後のところで父親と全く顔合わさなかったのは珍しい展開だなと感じた。
まあ家族愛というよりかはアクション映画のイメージ
トイストーリーとか好きな人は楽しめる作品だと思うのでぜひ〜
想像以上にハラハラドキドキ
あまり期待しないで見たら、なかなかよかった!空気の読めない破天荒なお兄さんが、話が進むにつれだんだん弟想いの頼りになるお兄さんに印象が変わっていき、最後は固い絆で結ばれる兄弟になった。ラスト、お父さんと再会できたシーンは泣きそうになってしまった。
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