劇場公開日 2020年8月21日

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「ピクサー作品らしい贅沢な絵作りと行き届いたドラマの妙」2分の1の魔法 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ピクサー作品らしい贅沢な絵作りと行き届いたドラマの妙

2020年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

字幕版で鑑賞。亡くなった父と話すために、兄弟が力をあわせて24時間限定の旅をする。その様子がテンポよく、ピクサー作品らしい贅沢な絵作りと行き届いたドラマの妙で描かれていて楽しめました。登場人物も少なく、家族と兄弟の絆に焦点をあてたミニマムな物語にほっこりさせられます。
魔法で下半身だけよみがえった父親と兄弟がとるコミニュケショーンは、足と足をあわせたり足に手をあてたりするだけ。この表現に、ピクサーらしいチャレンジを感じました。終始、兄弟の声が聴こえているのかどうか分からない絶妙な芝居も上手いなと思いました。
科学文明のほうが便利だからと、魔法がすたれてしまったファンタジー世界のビジュアルも非常に楽しくて、もう少しこの世界を見てみたいと思わせるほどでした。テーブルトークRPG「D&D」を思わせるギミックが随所にあって、細かいところに遊びがひそんでいそうです。

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五所光太郎(アニメハック編集部)