みをつくし料理帖のレビュー・感想・評価
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和食にまつわるエトセトラ
さて、いきなり冬の足音が聞こえ始めた今日この頃でございます。
秋は足音もなくやってきた。そして去って行きそうです。もの思う思秋期でしょうか。まあカニ食べ行こう!はりきっていこう!
まずは毎度毎度の枕でございます。
EP1 味噌
東京の亀戸の知人と話しをしていた時です。私がよくやる手だが罵倒に見せかけた地域いじりがある。
亀戸は佐野味噌屋という味噌の名店がある。そこで・・・
佐野味噌屋の味噌でも食ってろ!
あっ、でも中学の時学校に来て味噌を作ったよ!
ふーん、あっ?でも発酵があるからすぐできないでしょ?
クラスに味噌係がいた。週に一回くらいかき混ぜていた。
なんと味噌係ですよ。そんな係聞いたことはないよ!
と、いう話しを別の人に話していたら。あっ、私の所はお茶係があった。給食の時に注いで回る。その人は静岡の藤枝出身。
なるほどね。静岡は牛乳と一緒にお茶ですか。
素晴らしいです。流石のお茶どころ。ちなみに京都の宇治では蛇口からお茶が出るそうです。
EP2 出汁(だし)
近所に変わった自動販売機があります。出汁です。もう丸ごと出汁なんです。500mlのペットボトルで中に魚(あご)が入っています。もう何故の嵐!まず誰が買うのか?魚は取り出すのか?値段はなんと700円!買った事のある人いますか?
EP3 蕎麦
週に二回程行く蕎麦屋がある。昔ながらの日本蕎麦屋。食事中に親子三人連れが入ってきました。お父さん、息子、娘、である。息子はイケメンである。あれっ?!見たことがある。昔から知っている気がする。わかった❗️
須賀健太くんだ❗️
大きくなった。イケメンになった。親戚気分になった。
思わず、ファンですと声をかけ・・・なかった。お父さんが強面だったんだもん。
はい。枕が終わりました。まずは簡単にストーリーを紹介します。
8歳の少女二人。舞台は大阪。大の仲良しです。澪と野江。占い師から野江は旭日昇天の相、澪は雲外蒼天の相、と言われます。前者は天下を取る後者は苦労をすると言う意味です。
主役は澪です。そしてその夜、大阪は大水で澪は両親を失いました。さらに野江とも離れ離れになります。
そして10年の月日が流れ去ります。
澪(松本穂香).は江戸にいます。孤児になりましたが天満一兆庵の女将 芳 に助けられたのです。澪は料理人として蕎麦屋 つる屋に勤めました。
上方と江戸の嗜好の差に四苦八苦しますが、少しづつ上達して名料理人になっていきます。
そして馴染みのお客と一緒に吉原へ行きます。にわか(祭りの一種)を見に行きます。そこには謎の太夫がいます。誰もが知っているが誰も顔は知らない。おまえは・・・
月光仮面か❗️(カイザー ソゼとの二択でこっちをチョイスしました)
さて謎の大夫とは誰でしょうか?おい!答えを言ってるも同然だよ!CMの東京03的な・・・
は置いといて・・・コンコンで泣かされました。観た人はわかりますね。予告編でも使われていますからね。それより・・・
映画館に私一人ってなんじゃあ!都内に近い舞浜だよ!マスクしてないと入れないんだが、いらないだろ!もう最初から涙目だよ。寂しくって。
あいつのせいだな。あいつ。もう興収が100億を超えたあいつ・・・
鬼だーー‼️
良い映画なんだけどなあ・・・客はコンコンかあ・・・ため息だよ・・・
EP4 ところてん
ところてん。漢字では心太。元はこころふと、と言いました。訛って今の呼び方になりました。劇中でみんなでところてんを食べるシーンがあります。思わずむせる澪。ゴホッ。そうです、上方では黒蜜の一択。甘いかと思ったら酸っぱい。あれ?この話、私はした事がある!あっ!おいしい給食の時散々語っていた!コメントも貰っている!読み返しました。
面白いなあ。
ごめんなさい。【手前味噌】でした。
長文ですみません。
オチが弱くてすみません。
読んで頂き有難うございました。
これが角川映画の見納めかもしれない
旭日昇天!雲外蒼天!食は人の天なり!
2020年映画館鑑賞100作品目
原作未読
漫画もテレ朝ドラマ版もNHKドラマ版も全く観たことがない
可でもなく不可でもなく
映画観る前にしっかり昼飯を食べたせいか料理がそれほど美味しそうに感じなかった
茶碗蒸しパクった商売敵と料理対決でもあるのかと思ったらそういう話ではなかった
生き別れの幼馴染と再会する話である
江戸一の料理人になって親友を身請けしたのだろうか
ハッピーエンドか
2時間くらいの映画に詰め込むには無理だったのではないか
『この世界の片隅で』もアニメ映画より実写のドラマの方が良かったもんなあ
連ドラでじっくり観たい
とりあえず北川景子版か黒木華版を観たくなった
江戸時代に詳しい先生ではないので元号だといつ頃かわからない
四千両が大金なのはわかるが今の金額でどのくらいかわからない
具体的な情報でも時代が変わるとうまく伝わらない
松本穂香は面白い顔をしている
もちろんいい意味で
退屈しない顔だ
着物と日本髪の鬘がよく似合う
洋服より和服がぴったりだ
地獄だというが豪華絢爛煌びやかな地獄である
何が地獄かって幼稚園児じゃないからわかるが地獄と言われると腑に落ちない
本当の地獄は違うぞと
キャスト陣が豪華で松山ケンイチがチョイ役で登場するくらいだ
そんななかで藤井隆だけが浮いていた
芝居が大味で1人だけ吉本新喜劇だった
たしか「あわびが入っているのなぜ知っているの」「顔が悪いから」「話がつながらない」だったかな
そこだけは面白かった
浅野温子のテンションも衰え知らず
ママハハブギやあぶない刑事からちっとも変わっていない
それなりに楽しめた
少なくとも『みをつくし料理帖』の宣伝にはなった
ドラマとかあまり観ないし好んで読む小説も限られているし
あと沢口靖子主演のドラマ『澪つくし』とは関係ないのね
なんどもウルルとさせられた、予想外の秀作
江戸時代の享和二年の大坂。
幼い頃から天神橋の近所で育った澪と野江。
泣きみその澪は、いつも野江に慰められる間柄だった。
ある時、著名な八卦見に手相を見られたふたり。
野江は「旭日昇天」天下を取る相、澪は「雲外蒼天」苦労の末に青空を手に入れる相といわれる・・・
といったところから始まる物語で、その後、二人は享和の大水で離ればなれになり、十年後に江戸で暮らすようになる。
澪(松本穂香)と料理屋の手伝いとして、野江(奈緒)は吉原最高峰の花魁として・・・
と、まぁ一手みれば、かなり大味な女性ドラマで、朝の連続テレビ小説みたい。
たしかに、そんな感じなのだが、かつての日本映画の風雲児・角川春樹もいまや老成したようで、演出が手堅い。
映画としての手堅い演出としては、主役二人の演技を信用し、彼女たちの演技は長廻しで撮っている。
それに応えるように、特に主役の松本穂香の演技は、かなり繊細。
ふつうのときは、特段、「下がり眉」ではないのだろうが、この映画では、常に、どうしていいかわからない困ったような表情をし、それそのものが物語を動かしていく原動力になっている。
彼女がほのかに恋心を寄せる武士・小松原(窪塚洋介)は彼女のことを「みを」とは呼ばず、「下がり眉」といってい、それがいいアクセントになっている。
終盤、澪が重大な決意したことを小松原に告げるシーンで、小松原が返す言葉、「退(さ)がるなよ、下がり眉」、これがいい。
この一言のために、彼女のキャラクターを「下がり眉」としたと言っても過言でないかもしれない。
このような、ピリリと効いたセリフがあってこそ、全体的には大味とも思える映画が締まってきます。
俳優陣もおおむね好調で、先に名を挙げた俳優以外では、中村獅童と若村麻由美がキリリとしています。
中村獅童は、いいときの中村錦之助のような凛々しさ。
若村麻由美は、一本筋の通った御料さんを演じています。
観ている最中、何度もピリリと効いたセリフにウルルとし、「自分も歳をとったなぁ」とも感じましたが、いや、この映画が習作だったのです。
上方と江戸のマリアージュ料理が美味しそう。ところであれは何?
関東のそばつゆは真っ黒でしょっぱいとか言われますが、そもそも関西の温かいうどんつゆとざるそばのつけつゆを比べるのがおかしいですよね。鰹節(サバ節の場合もある)にはしっかりした濃口醤油が合うし、実は関西の薄口醤油の方が塩分が多いです。
本作で澪が大阪と江戸の味覚の違いに苦労しながら自分の味を探す姿は応援したくなります。
ただ、いつ上京したのか不明ですが、味覚が鋭いはずなのに客とのずれに気付かないとか、勤めて3か月でいきなり料理を作らせるとか、味を調えるのに醤油ばかり足していたのにはちょっと不満です。酒とみりんも使ってください。
お話は安心して観ていられる人情もので、叶わぬ思いなどもしっとりと描かれているので、コントのような演出は要らないと思いました。
俳優は特に松本穂香さん、窪塚洋介さんが光っていました。「里見八犬伝」の作者?の妻が薬師丸ひろ子さんというのは感慨深いです。
重箱の隅をつつくような、些末なことですが、又次が『亡八』の話をした時に、「仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌」の忠と信を逆に言ったんです。本当は順番はどうでもいいのでしょうが、ここは決まり文句みたいなものなので、順番通りに言ってもらいたかったです。
気になったのが、澪と源斎先生が縁側で話していた場面で、生きたモビールみたいにぶら下げられてもがいていた亀?スッポン?あれはどういう事だったんでしょう。
残念無念
この世界の片隅で、久々の時代劇、違和感を感じるが、楽しめた
人情ものの秀逸娯楽映画
3度泣きました
とても心地よい映画
ほんのりほっこりする様な和食を良さを噛み締められる作品です。
料理をテーマにした作品は個人的にも好きなのと角川春樹さんが監督した作品と聞くとなんとなく気になったので観賞しました。
で、感想はと言うと、ほんのりほっこり。料理を通じての澪(みお)の成長物語であり、幼なじみで友人の野江(のえ)との友情の物語が心地良い。
決して大作ではないが、心地の良い良作です。
江戸時代の様々な庶民の食事事情が出てきたり、大阪出身で江戸に上京した為、上方の味付けと江戸前の味付けの違いや苦労が面白い。
また、様々な当時の食事も色々と美味しそう♪
今の食事事情では和食は思ったよりも食す機会が少ない事を改めて実感し、改めて和食は良いなあ〜と思ったり出来ますし、和食が食べたくなりますw
作品は様々なメディアで映像化されていて、それぞれのイメージがあるかと思いますが、テレビドラマは未観賞なので、松本穂香さんの澪にも全く問題無し。
主演の松本穂香さんは個人的なイメージですが、ミニシアター系の作品で光る女優さんと言うイメージですが、今作では堂々と主役を張ってます。
ですが!…少々気負い過ぎな感じもしなくなく、何処か成長するよりも達観している感じがしなくもない。
普段がほんわかとしていますが、たまに理不尽から啖呵を切る所があるんですが、分かるんだけどちょっと合ってない感じ。
もう少し、頼りなさも含めて、観る側と共に成長する姿の歩みが共感出来ても良かったかな?
出演者はかなり豪華。流石角川春樹さん。今までの人脈をフル活用してますw
薬師丸ひろ子さんや渡辺典子さんが出ているのなら、やっぱり原田知世さんも出演して頂きたかったなあ〜♪
また「つる家」に勤める浅野温子さんが良い感じのアクセントになってます♪
藤井隆さんが思ったよりも大車輪の活躍と言うか、出番が多い。ただ過剰に演じている所があってちょっと鼻につく感じがします。
131分と言う時間をたっぷりと使われているのですが、料理の部分が丹念に描かれていますが、些か間延びする感じがしなくもない。
また澪と野江の友情と言うか、再会がかなりもどかしいw
吉原一の花魁と言う立場は分かるけど、ちょっと引っ張りすぎに感じます。
また、吉原が意外と普通の街な感じになっていて、江戸の「区界」としてはなんかオープン過ぎるw 料理映画なので「吉原炎上」程の吉原の状況を丹念に描かなくても良いけど、もう少し拘っても良かったかなとは思います。
70年代後半から角川映画で一斉を風靡し、角川から独立後もいろんな作品を制作された角川春樹さんの最後の作品と言う触れ込みですが、個人的には最後にしてはちょっと勿体無い。と言うか物足りない。
あくまでもイメージで言えば、「復活の日」みたいな大スケールの作品の方がラストを飾るのに相応しいイメージが強いんですが、俳人としてもご活躍されるだけにこう言う心に染みる様な作品を撮りたかったのかな?とも思います。
ですが、もう少し映画業界でご活躍を期待したい!
なんせ、バリバリの角川映画直撃世代なので、いろんな思い入れもひとしおなんですw
最近の刺激的な作品が多い中では一服の清涼剤みたいな感な作品で、結構お勧め。
観賞後はなんかお腹が空いて、和食が食べたくなる事が必須なので観終わったら、美味しい和食を食べに行きましょう♪
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