ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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良い人生とは笑顔で踊れること
全てを体験せよ
生きることを楽しめ
小さなジョジョがカッコいいパンクな男の子になっていく
最後のボウイーのヒーローズ
You deserve it!
前半のナチス党員たちがユダヤ人とドイツ人を比べユダヤ人を否定するところ2023年10月7日から今11月19日毎日パレスチナガザがイスラエル軍に攻撃され殺戮が行われる中、ユダヤ人をパレスチナ人と置き換えれば今の話となるのだ。
コウモリやなんかに例えられていたが、「イスラエル」人はハマスつまりパレスチナ人を動物も大臣から若い女性までテレビのインタビューで公然と言っている。
ジョジョの聡明で美しく明るく希望に満ちた母親は人生を楽しめ生き抜け大人になって楽しいことをしろダンスしろと言ってジョジョやエルサを励まし導いたが、およその80年何の意味があったのか。人間は人間としてなニカを成し遂げたのか。
人を信用すること、と母親は語り、殺されたが、今生きてる意味を失わせているなすすべもない私たちは涙と途方にくれる。強く勇敢なウサギになるにはどうしたら良いのか。
今、でない時に観ていたら違う感想を持てたであろう。でもだからこそ今観て大いに恥じるしかない。
スカーレットヨハンソンがやはりすばらしく、ナチスのジェームズブラウンも素敵な演技だった。
着想、キャラクター、音楽、ユーモア全てよい。
くだらないというか、つまらないというか、ホントに無意味さ感じる
タイトルなし(ネタバレ)
いや〜〜、驚かされました。
このテーマを?このノリでやるの?正気?ほ、本当に大丈夫??監督勇気あるなァ…という戸惑いのオープニング。「英語かい!」と一瞬ズッコケましたが、見終わってみれば違和感無し。むしろドイツ語版「I wanna hold your hand」で始まるのが秀逸。10歳児のヒトラーへの親しみや憧れのような気持ちと重なって、これ以上無いキャッチーな雰囲気で導入は成功しています。全体として戦争を扱った作品にしては新しいというか(チャップリンとかいるけど)、これだけ高い評価なのはやはり素晴らしいバランス感覚ゆえだと思います。ちなみにスカーレットヨハンソンは母方が東欧系ユダヤ人移民、監督のタイカワイティティは母方がロシア系ユダヤ人でご本人はニュージーランド出身。単純にあーねとすんなり納得しちゃう所もあり。このノリをそのまま日本人がやったらダメに決まってますよね、はい。
現在は、ウクライナやロシア、イスラエルとパレスチナの紛争(戦争?)など毎日テレビで見ない日は無く、SNSを通じて若い世代も現実の身近な問題という認識になりつつあると思いますが、戦争映画って昔のことってイメージ大きいし、悲惨で重いのでとっつきにくさが正直あるので、この作品は歴史に関心をもったり、ずっと忘れないために、より多くの人たちと「今」や「これから」を考えるためにも、とても良いきっかけになるんじゃないかなと思いました。
久々にガツンと来ました。
タイトルなし(ネタバレ)
最初、イマジナリーフレンドがヒトラーはとんがってると思った。知識なく映画を見た。
序盤は少し嫌悪感を感じた。昔のおかしさをわかりやすくしてるけど気持ちよく笑えないし、どう見ればいいのかと。
当時の当たり前を今やると、ありえないと思ってコメディになる。
ふくよかな女性の言ってることとか、挨拶が滑稽に感じるとか。ジョジョの信じてることとか。
映画が笑ってるのはナチのこと。おかしさと緊張感がずっとある。
当時のドイツを描くなら、ヒトラーを好意的に思ってる国民がいるのは当然で、主人公はとても影響されてる子。
でも映画で今まで見たことなかった気がする。
大尉は同性愛者と感じるとこがあった。
お母さんや大尉は戦争が終わるのを待ってたのに残念だ。
お母さんと過ごした時間が、ジョジョを優しい子にした。土手行ったり自転車乗ったり、踊ったりおしゃべりしたり。
誰かを攻撃するより、好きな人と楽しく過ごすのが大切だと感じられるように。
見終わった後、ジョジョ・ラビットというタイトルがいいなと思った。
臆病者という不名誉な理由でつけられたあだ名だけど、見終わった後の意味は優しい子だ。
最初ジョジョは無知で教えられた通り信じ込んでる素直な子。
知ることで考えを変えられた。
知り合いでもないヒトラーの言ってることより目の前のユダヤ人のエルサとの経験。
美術が美しく色が鮮やかで教訓のこめられた絵本のような映画。
聞いた知識で敵だと判断するのは違うし、自分で知ることで考えは変わる。
もし経験から嫌いになっても、攻撃はいらない。
大事な人と楽しく過ごす方がいい。
他の映画でも思ったけど、やっぱ見た目では見分けがつかないんだ。
友達のヨーキーも可愛くて、無事でよかった。
最後のダンスは嬉しくて泣けた。
感想メモ
良かった
女の教官リアル感あって好き
お母さんが死んでるところが好き、淡々とした感じ
お腹の中で蝶が羽ばたいてる
最後ダンスのシーンは涙無しに見られない
David Bowie!
ナチスドイツをおとぎ話で包んだ名作
ポップなテイストにズシンとくる戦争の現実
心優しい、主人公のジョジョ
お母さんのスカーレットヨハンソンも美人で陽気で
反骨精神のある強い女性
ジョジョは合宿でうさぎを殺せずバカにされたし、ユダヤ人の女の子を匿ってて、見つかれば家族や自分も縛り首だけど、戦争が終わればそんな価値観も全部ひっくり変える。
本当にこの平和な時代に産まれて良かったと、心から思える作品でした。
ワイティティ監督自ら演じたヒットラーは、ポップで陽気で、子供っぽくて面白かった。
この作品を観てる間、大爆笑もしたし、大号泣もして、なかなか忙しかったです笑笑
サムロックウェル が本当に良かった!
サムロックウェル の映画観たくなっちゃいました!
こんないいやつの役もすれば、グリーンマイルみたいな最低な役もする、本当に名優ですね!
オカンがヨハ子っていいよな
国を想うにどんだけ捻じ曲がった思想でも
それがイイと思ってしまうんだよな。戦争って。
というか人間はそんなもんなんでしょう。
しかしジョジョは戦争反対!ではなく
ヒトが好き、動物が好き、オカンが好き
と戦争時代を背景にしながら
人間もいいとこあるよ、と。
ほんのりさせる作品でした。
70点
アレックスシネマ大津 20200123
こんな素晴らしい映画があったなんて!
ナチスドイツ政権下で自分の信念を貫き、
ユダヤ人や子供たちを守る、ドイツ人の大人たち感動です。
人として、自分という1人の人間として、
何をしたいか、何をするべきか。
たとえ死ぬことになろうとも、貫くべきは自分の信念。
ナチスドイツの戦時下を露骨に描きつつも、
コメディ要素ありで、ポップなテイストも好きです。
「今日もまた生き延びた、それでいい」
明日死ぬかもしれない、そんな厳しい世の中でも、明るく今を楽しく、自分に正直に生きる人たちに、生きる希望をもらいました。
戦争に行く男、家を守る女、大人、青年、子どもたち、
戦時下のそれぞれの戦いと生き延び方が描かれてるのもいい。
私もたくさんの大人に守られながら
子供から青年、そして大人になったのだなと思うと
周りの人への感謝が溢れます!
私もまた、今日を生き延びよう。
ハイル・ヒトラー、ガイズ!
とても良くできた、いい映画でした。学徒動員されたナチス狂信者の少年の目から見た終戦直前のベルリンの物語。
コメディタッチで笑えるシーンは多いですが、内容は深く感動的です。
臆病な少年の心に去来する、ヒトラーへの忠誠心、戦地に赴いたという父親への想い、ユダヤ人への差別、反ナチの人たちが広場に吊るされた意味、母親への愛と軋轢、淡い恋心...うまく織り込まれていました。
ナチスに対しては徹底して風刺的に描かれていて、訓練の初めに教官がハイル・ヒトラー、ガイズ!なんて適当に軽薄にあいさつしちゃう。この設定も笑えていい。
母親(S.ヨハンソン)と教官の大尉(S.ロックウェル)のキャラクターとてもいいし、両俳優の演技が見事にハマっていて素晴らしかった。デブのお姉さんのキャラも良かった笑。ヒトラー役は監督自らが演じていて、これもよかった。
ジョジョがロボットの着ぐるみで鍋釜の供出を依頼しに街を回ってるシーン。ドイツでも鍋釜の供出があったんだなあ、なんて感慨をもって観ていたら、ジョジョは母親を見かけてしまう。母親はジョジョとは気づかない。ちょっとした伏線になっていて、うまくできてるなあと思いました。
独語版の「抱きしめたい(ビートルズ)」や「ヒーロー(D.ボウイ―)」も良くハマってました。
自分的には「クローンの散歩」と「クルミの意味」がツボで大笑いしました。
少年の淡い憧れと恋心の美しさ、戦争や迫害のバカらしさ
戦地が自分のすぐそばに迫ってくるまで、街ややりとりは戦時下とは思えないくらいポップに描かれている。
ユダヤ人の少女との出会いからの展開も、まるでおとぎの国の住人に出会ってしまったかのようなどこかほんわかとした空気感すらある。淡い恋心の描写も、蝶で描かれたりしていて、子どもらしくとても愛らしい。もちろん、警察が家に来て…のところのシーンはとても緊迫感があって心臓バクバクしたけど…!笑
終盤の合戦のシーンが結構良かった。自分もジョジョと一緒に、地獄の世界の中にいるかのような感覚になった。スローになる演出が効果的だったと思う。
軍事訓練も、ヒトラーの存在も、なんとなく絵空事のようだったし結構ポップだったので、見知った顔が次々と死んでいく現実を一気に見せられて、やっと戦争というものの実態を見た気がした。ジョジョもあれをみて、戦争万歳なんてとても言えなくなったのではないかな。
ホロコーストのことも、ジョジョにとっては絵空事や御伽話のような話だったけど、自分の目でみて実態がわかってたら、「ホロコースト万歳」なんてとても言ってられなくなったよね。
「制服を着ていないと仲間に撃たれるから」とドイツ軍の制服を着て、ドイツ軍が降伏したあとは「ここから逃げろ」とドイツ軍の制服を脱がされたのが印象的だった。
一瞬で立場が裏返る滑稽さというか、争いの馬鹿らしさみたいなものを感じた。
ユダヤ人かそうじゃないかなんて、たったそれだけの違いで虐殺までに至る、馬鹿らしさ。
私にとっては、ヒトラーってもちろんそんな身近な存在ではないけど、ジョジョや当時を生きたドイツの人々は、いつも眼にするし意識しているとても身近でクールなら存在だったんだろうなぁと。街の人やジョジョが、日常会話の中でヒトラーの名を出すのが新鮮で、そんなに当時の日常を垣間見れた気がして、面白かった!
子ども目線
子供主演映画にはハズレが少ないと勝手に思ってる。
今回も当たりだ。
最初は熱狂的なナチスかっこいいな、と雰囲気に流されて
憧れてるだけの純朴な少年が、
邪念に狂わされることなく
真っ直ぐな目で現実を見据え、
むしろ体制に迎合する大人たちより
しっかりと自分の頭で考えて判断している。
少女も難局を知恵で乗り切り
エンタメ(戦争を描きながら!)としても面白い。
見せしめ処刑は子供の目の高さでの
視界で、それがまたいい効果を生んでいる。
ラストもはっきりと言葉にしなくても
互いに通じる空気とノリ、
どれほどに二人が仲が良いかという証。
やたらと気持ちをセリフで説明するような演出とは
雲泥の違いで大変良い。
名作とまでいえないかもしれないけど
秀作である。
ドイツ版ポケットの中の戦争
ガンダムファンなら誰もがこの作品を連想せずにはいられないだろう。
少年の視点から見た戦争…という展開はまさにこれだ。
しかしポケットの中の戦争と異なるのは、現実に起きている終戦間際のドイツ領内の地獄絵図とは違い。その大半が少年の妄想が入り混じった"ポップな戦争"が描かれている点だろう。そしてイマジナリーフレンドのヒトラーと少年の掛け合いを軸に、コミカルに描かれている点も非常に個性的だ。
少年の目線を貫いているからこそ、現実のナチズムの残虐性はほどほどに、ポップで明るくストーリーは進んでいき、クライマックスまでスムーズに見ることができる。
この点は戦争を題材とした作品として賛否われるところであろうが、私は評価したいと思う。これは戦争を軽視しているわけではなく、あくまでもあの時代に熱狂した当時のドイツ少年に向き合っての演出だったのではないかと思う。
戦争を悲劇として扱うのは簡単だが、そうではない別の切り口で戦時下の日常を描いたことにこそ、本作の真の価値がある。
…などと小煩い事をグダグダ語ったが。
ようはエンタメ作品をとしても戦争映画としても非常にバランスの取れた作品なのだ。
単純に一本の映画として非常に面白く、それでいて見終わった後にしっかり余韻に浸れる。
これで十分だと思う。良作だ。
笑っていいのか…
魂が震える
愛は最強
靴ひも
少年の成長
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