ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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全体としてはもひとつ弱いが
粋な場面がいくつもあって、スカーレット・ヨハンセンの演技はすばらしかった。セリフで出て来るが、ホントにナチはプロパガンダアニメで、ユダヤ人を空飛ぶ吸血鬼として描いている。当時のその映像を入れてもよかったかも。監督のヒトラーはイマイチ。愛想がよすぎる。子どもに優しかったのは事実だが。お母さんの死があまりにも唐突であっけなく、ちょっとどうかと思った。もっとカットして、カルト系ぶっとび映画にしたらなおよかったように思う。
母の靴
自分できめること。
自分の心で
ユダヤ人の女の子を
人間として
扱う事を決めたのが
よかったです。
親のつとめは、
子供がなにかを決める
ものさしを作って
あげることなんですね。
母の靴がとても悲しい象徴に。
最後は
少し
微笑んで
帰れました。
ああもう…語彙力が追いつかないよう…泣
これを書く前に、この作品の他の方のレビューを参考にしようと思ったのだが、
その中のとある方のレビューが自分の言いたい事や、言葉に出来なかった感動や喜びを全て書いてくれていてとにかく素晴らしかったので、
もうそれで満足してしまった所もあり、このレビューは単純な感想だけにさせていただきます。。。
というかもう…この作品自体が素晴らし過ぎて、美し過ぎて、今思い出すだけでも涙が出そうな程だ。
なのにこの感動を言葉に出来なくて、何とももどかしい…!!
前半はほとんどコメディ要素満載で、クスッと笑えるシーンでいっぱいだが、やはり扱っているテーマがテーマなだけあり、ちょっと笑えないようなシーンもあった。
が、重たいテーマをこういうコメディドラマにしてくれるだけでとても見やすく、中高生でも気軽に見れるような作品になっていると思うので、そこも評価が高い。
後半から畳み掛けるような悲しい出来事の連続に、最後の最後まで涙が止まらなかった。
10歳の少年が無垢にもナチスヒトラーを敬愛し、それを称えながらも本当に大切な事を教えてあげようとする母との親子愛も素晴らしいし、ジョジョとヨーキーのなんとも愛おしい友情にも後半は特に涙が零れた。
本当にヨーキーが死ななくて良かった…!!
それが1番嬉しかったです。
ジョジョとエルサ、子供と年上のお姉ちゃんの恋愛模様も終始キュンキュンせざるを得なかった。
グレンツェンドルフ大尉の兄のような父のような、不器用な優しさにも涙涙。。。。
彼の部下であるフィンケルとはやはり愛し合っていたのだろうか?
フィンケルは戦死してしまったのだろうか?
どちらにせよ、大尉は最初から最後まで立派で偉大な男だったということは明白であろう。
冒頭から伏線が貼ってあった、「自分の靴の紐すら結べない坊や」が、最後に愛する女性の靴紐を不格好に結ぶというフラグ回収は、監督並びにスタッフのセンスとしかいいようがない。
最高のシーンだった。
とにかく語彙力がないのもで、ベラベラと書いてしまったが、とにかくこの映画は私のベスト映画の中に入る事間違い無しの作品だったという事だけは、最後に書いておこう。
大尉の存在感はヒトラーとかぶるので、脚本的には面白みがないが、個人的には大好きだ。
題名の意味は解ったが、映画のテーマには成っていない。
僕なら、この題名をきちんと映画の切り口にしたでしょう。
なぜなら、この映画を通して、監督は何を言いたかったのか、心棒が通っていないからだ。
主人公と逆説的・同調的な存在であり、主人公のもうひとつの内面を表現する冪ヒトラーだが、中盤以後は重要なシーンでさえ機能していなく、最後だけ再登場。
監督はヒトラーを出し過ぎると、映画的に”しつこい”と判断したのだと思いますが、逆にその判断が映画の質を落としました。
”ラビット性”とヒトラーとの対比がこの映画の肝に成る冪です。
少年がヒトラーと話すように母親も誰かと話をしているシーンがあるが
その相手はイタリアの戦地・運動地から戻らない父親だろう。
しかし少年とは違い、母親の相手との関係は違い、ヒトラーと対比させても良く
その辺をもう少し掘り下げた方が映画として良かった。
カメラ位置はまるで小津映画の様に低位置が多く、それは主人公の目の高さ
足だけで表現できたりもする重要シーンもある。流石だ。
ただ、その足に書かれていた札の文章を日本語訳してほしかった。理由を知る為だ。
少年にとって無情な死への怒りは、ユダヤ人少女に向くのはこの映画の神髄を描いている。
どうしてもユダヤ人を扱うと、割礼がついてくる。
欧州ではとても敏感な宗教的行為・目印だが、日本ではテレビCMでも割礼を促す奇妙な国なので、
映画を観る宗教観の薄い日本男子には、この辺の意味合いが理解できないでしょう。
終盤での国民総動員死闘(ベルリンでの戦い)で連合軍と戦うドイツ人(残存兵・老人・女子・子供達)の様子が痛しく、胸が詰まった。
戦場に横たわる破壊された105ミリ砲は88ミリ砲だともっと嬉しかった。
映画を通して、挿入歌の選曲はとてもいい。特に最初
この映画は「ブリキの太鼓」と見比べた方がよさそうだ。
タイトルなし(ネタバレ)
久しぶりに映画館で号泣した、、戦争映画は大体恐怖と可哀想な気持ちでいっぱいになるから、、
イマジナリーフレンドとしてヒトラーが登場してくるの新鮮!ヒトラーがジョジョのドイツへの忠誠心の表れになってて、とてもわかりやすかった。
お腹の中に蝶々が飛んでるのが恋❤️の描写なのステキー。
最後喜びが爆発する直前でラストを迎えるのもよかった。「わたしたちは本当に解放されたのか、、?自由なのか、、?信じていいの、、?」みたいな、理想と現実がごちゃ混ぜになって、目の前の景色にだんだん色がついてくる感じがリアルだった。
映画と優しさは戦争と憎しみを凌駕する事ができると知った。
希少、良質な映画作品の一本。
残酷な歴史上の事実をそのまま残酷に、悲劇的に表現するのではなく、我々人間の愚かさ、滑稽さ、悲しさ、逞しさ、優しさを一人の幼い少年の戦時の日常を通じて時にはユーモラスに描く。
気弱な少年が少年らしく、強い人間に、社会から認められる人間に成長しようと、自分ではない自分に自分を押し込んで行く過程は誰の身にも覚えがあるのではないか。
一周して結局は「気弱な少年」のままでいることが、「気弱だけど優しい人間」であることが正解なんだと知る。
人間は弱い。それを強面の顔や硬い筋肉という鎧で隠して平然と人を殺す。
弱いまま、自分の弱さを抱き抱えて黙って歩いて行けば、それでいいのかもしれない。
究極の愛の物語
こんなにも泣かせにくる映画だとは露知らず、途中から声を抑えるのに必死でした。
主人公は、純粋な心を持つ無垢な10歳の少年ジョジョ。ヒトラーに忠誠を誓い、ナチスを敬愛することこそが正義であり、そんな時代の価値観にまっすぐに従おうとする純粋な少年です。
だけれども、ジョジョは一部のまわりの大人達のように完全に心が汚れて凝り固まってしまう手前の、まだまだ愛と優しさに溢れた心温かき少年なのです。壁裏に潜むユダヤの少女と触れ合うことでいままでの価値観がガラリと変わっていき、みずから既存の価値観と向き合っていく様は、観ている者の心を激しく揺さぶります。
個人的に印象的だったのは、ジョジョがたびたびつく"嘘" です。子供らしい嘘のつき方は、相手を傷つけてしまうこともありながら、大人には到底真似できない"温かさ"を含んでいます。
物語は基本的にコミカルに描かれていますが、不意に描かれる残酷なシーンは、戦争の悲惨さを際立たせています。
映画というのはいくらでも史実を脚色したり美化することが可能です。その反対もしかり、いかに戦争が悲惨であったかをシビアに、力強く伝える映画もあります。しかしながら、この映画は基本的にコミカルに描いている中に敢えて残酷なシーンを入混ぜているからこそ、どんなにコミカルに描かれても、戦争の悲惨さを避けることができないという強い印象を残そうとする作り手のメッセージを感じ取れたような気がしました。
こんなに泣かせる映画は久しぶりです。過去1番に泣いたかも…
"Rabbit"に込められた意味。
JOJO RABBITーー。第2次世界大戦下での訓練でウサギを殺すことができず、教官から"JOJO RABBIT"という不名誉なあだ名をつけられた少年の物語。
なるほど、RABBITとは、臆病でか弱いジョジョのことか。
なるほど、、RABBITとは、勇敢で優しいジョジョのことか。
なるほど、、、RABBITとは、ナチに憧れてユダヤ人を憎むジョジョに殺されず、ジョジョ救われジョジョと共に外の世界に旅立ったエルサのことか。
なるほど、、、、RABBITとは、靴紐(うさぎの耳の形)を結べるようになったジョジョの成長のことか。
戦争中のドイツの男の子をコメデー風に表現した作品
デビッド・ボウイ とヨハンソンに
ジョジョラビットでいいじゃない
良い映画!
ユーモアを交えながら戦争、人種差別の狂気が描かれていて、とても良い映画でした。
少年の成長と初恋物語で小学生くらいの男子のおバカさは国が違っても共通ですね。
母親とキャプテンKがいい味出してます。
最後に字幕で出てきた詩が印象的でした。あとで検索してみようと思います。
自分を信じる勇気
この世界の片隅に、みたい
メルヒェン
オープニングでビートルズが流れた時、「この映画は寓話です」と宣言されたように思った
戦時下、しかも敗色濃い中…、でも子供はそんなことお構いなしで、ヒットラー大好き、戦争ごっこ大好き
そんな子供たちが集まったキャンプで、まるでボーイズスカウトのような楽しい雰囲気の中、突然ウサギを殺せ!と命令される
正面からナチスを扱った映画ではなく、砂糖菓子に風刺が散りばめられたような映画なのだろうと思って見ていたので、ああ、さっそく針が出てきたかと思った
が、隣で見ていた我が子(予備知識ゼロ)には相当ショッキングなエピソードだったらしい
この後もチラチラと針が出てきて胸に突き刺さってくるが、ほのぼのとした可笑しさとキレイな風景、母と子の情愛、10歳の子供たちの可愛らしいおしゃべり…、マッドナース的な小太りな女性教育係もコミカルで嫌いになれない、終始ノスタルジックで優しい色合いの映画だった
母と子が自転車を交差させながら走るシーンは幻想的で美しい、しばらく忘れられないシーンになりそう
エンドロールが上がった後、我が子が「『アメリカ人とハグしてきなさい』と言われてた子、あれ自爆してこいってことだよね。あの子死んじゃったよね」と
主人公の母の死よりもショッキングだったようだ
シンドラーのリストや戦場のピアニストもいいが、こういう映画もぜひ子供たちに見てほしい
フランス映画の「陽だまりの庭」も戦時下にある普通の人々の日常を描いたやさしい寓話で、ジョジョが好きな人にはぜひ見てほしい
こちらはおじいちゃんとかわいい孫娘が奮闘する、やさしい大人の寓話です
余談 スカーレットヨハンソンがラックスのCMの人と同一人物だと我が子に伝えたら、なんであのCMではあんなにブサイクなのっ!?とえらく驚いていた
ボーイミーツガールwithヒトラー
とても愛らしいジョジョ
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