シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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満足満足
自分は初代ウルトラマンの放送が、始まった年に生まれました。というわけで本家の初見は再放送ですが、子供時代に多大な影響を受けたのは間違い無いですね。それが令和の世に映画となるとは、思いもかけないボーナスをもらったようで、感激もひとしお。
ストーリーは本家からの抜粋に、現代風のリアリティを足してオーバーライドした感じ。話の展開もオリジナルストーリーを踏襲しつつ、アレンジするところはしっかりアレンジして、1本の映画としてもきちんと成立しています。画面を通して感じる雰囲気が、本家の印象に忠実で、制作側の意気込みとこだわりを感じた。
画づくりは、本家の定番、顔面大写しのパターン中心の、緊迫感漂うシーンや、浮遊感のある異星人のシーンなど、昔の雰囲気を残しながら、現代の技術で違和感なく表現していて、好感が持てた。固定電話の着信音や、浮遊音など、効果音もそのまま再現されていて、ああ、コレコレ、と懐かしくなりました。
旧作はCGが無いので、子供ながらに少しダサい特殊効果が気になってましたが、今回作品が現代に蘇ったことで、スッキリしました。まあ、大人になってみると、旧作はそのダサさもまた良いのですが。
ネタバレになるので触れにくいですが、個人的には、「巨大化」と「ゼットン」の裏ストーリーに感激です。本家見ていた人には、絶対おすすめ。そうで無い人も、本家の正当なイメージが伝わるので、楽しめると思います。
今年は「シン仮面ライダー」もあり、楽しみが増えますね。
帰ってきたぞ、ウルトラマン
メタウルトラマンとウルトラセブンのアングル
壮大なスラップスティック
映画「シン・ゴジラ」を鑑賞したときのような感動を期待したが、何故かしら、何も感じなかった。樋口真嗣監督と庵野秀明さんのコンビは同じなのに、本作品には「シン・ゴジラ」にあった重厚感がない。ずっしりした革ジャンとペラペラのウインドブレーカーくらいの差がある。
「シン・ゴジラ」で唯一違和感を感じたのは米大統領の特使カヨコを演じた石原さとみである。演技がどうのというよりも、若すぎたのだ。カヨコ以外は、長谷川博己が演じた主役の矢口蘭堂官房副長官をはじめ、それぞれに人間的な深みがある役だった。そしてカヨコも矢口蘭堂との関わりの中で、不安や恐怖を吐露し始め、骨太な人間ドラマとしての作品を支えることになる。
本作品で長澤まさみが演じた浅見弘子がカヨコに似ていた。しかしカヨコが次第に世界情勢が絡む問題の本質を理解し始めるのに対し、浅見弘子はずっと同じノリである。人間的に軽いままなのだ。その軽さが、本作品そのものの軽さとなってしまった。
主演の斎藤工や有岡大貴、早見あかりはそれなりに頑張っていたが、いかんせん浅見弘子の軽さをカバーするまでにはいかなかった。長澤まさみはスタイルのよさが取り柄みたいな変な展開には違和感しかない。
もしかしたらギャグ映画だったのかと、はっと気づいた。ウルトラマンと宇宙人が日本の居酒屋で交渉をしたり、宇宙人と総理大臣が書面の覚書を交わしたりするのは、たしかにギャグだ。であれば、長澤まさみのアホなシーンも頷ける。本作品は壮大なスラップスティックなのだ。
今年最大の期待値
1話30分原作の映画化とは。
帰ってきたぞウルトラマン
世代ではなかったけど、家にあったVHSを何度も子供の頃見た。
情報量が多いし、ちょっと駆け足だったかもしれないけど、作品へのリスペクトと特撮愛がめちゃくちゃ詰まっている。
テレビのウルトラマンの重要な話を詰め込みつつ、現代に置き換えて、初見でも置いて行かれることなく、一つの映画に纏めているのは凄い。
見終わったあと兄に聞いた話。庵野さんはウルトラマンも作りたくてエヴァを作ったらしい。
なるほど、ウルトラマンにエヴァみを感じていたけど、それは反対でエヴァにウルトラマンを感じたんだなと。
個人的に滝くんの普通の人なところがとても好き。
あんなすごいヒーローや外星人や人間の化学の範疇を超えた存在が現れたら自分はちっぽけになる。
待てば海路の日和あり
萌えない
萌え要素少なくてガッカリ。
斎藤工の演技は素晴らしいし長澤まさみはチャーミングなんだけど、科特隊には官僚の背広ルックではなくちゃんとお揃いのユニフォーム着てジェットビートルとかカッコいいクルマ乗ってレーザーガンで戦って欲しかったよ!机の上でノートパソコンいじってるだけじゃなくてさー!せっかく長澤まさみが出てるのに科特隊ユニ着せないとか信じられない‼️
あと禍威獣(怪獣)を主役にしてもっと大暴れさせて山の中だけじゃなくて東京のど真ん中でスカイツリーとか首相官邸とか虎ノ門ヒルズとか破壊しまくって欲しかったしデザインがイマイチ特にゼットン可哀想!こんなん最早怪獣じゃないじゃん。
あとシンゴジラにも思ったけどつまんない霞ヶ関&永田町の茶番の小芝居やめてほしい全然リアリティ無いし観てて恥ずかしくなる。ただし新聞記者でも思ったが田中哲司だけはホンモノの官僚みたいで実際にこんな感じの人たくさんいる笑
ワンパターンな展開で残念
禍威獣をちぎっては投げ、ちぎっては投げの展開で新鮮さがないと思いました。空を飛ぶポーズからのサマーソルトや、メフィラスとウルトラマンの脚と脚が蹴りあうシーンは面白かった。しかし私は正直脚本がイマイチだった。『シン・ゴジラ』のようなシリアス要素が薄かったので個人的には肩透かしを食らった感想です。
キャスティングは最高だった。禍特対は追い込まれれば追い込むほどキャラクターが爆発する人たちだったので、観ていて飽きなかった。
演出に関して、子供向けの特撮には出ないシーンがあって、禍特隊の船縁の自主規制音(ピー音)があったり、田村の喫煙シーンはちょっと意外でした。
もう一回観ようと思いますが、Youtubeの解説動画を見ると新しい視点で観賞できると思うので一回だけじゃ否定できない映画でした。
ウルトラマンを初めて見た感想
誰もが知るウルトラマン。カネゴンとかバルタン星人とかそんなやつと戦うのかな?なんて考えながら、初めてその戦う姿を鑑賞するため映画館へ行きました...が
ウルトラマンて胸に3分タイマーなかったっけ?とか宇宙から来る謎のヒーローじゃないの?とか...本場(?)からウルトラマンの何たるか教えてもらいました。
本作品は汚い人間性が散見され、イラッと来るシーンがありました。特に手のひら返しや政府の責任の擦り付けのような会話の駆け引き...
でも結局やってる事は関係ない宇宙生命体の殴り合いですからね。横で小難しい事を話してる役に立たないホモサピエンスと力を持つが故に利用される正義のヒーロー『ウルトラマン』
そんな彼の勇姿は魅力的でしたが、救うに値するような登場人物がいなかった為、地球にいっそ滅んでしまっては?とふと思うような...そんな風刺ありありな映画でした。
シン・マルチバースへの序章の一歩となってくれ。
本作は、初代テレビ版ウルトラマンへのオマージュが多い作品だとは聞いていたが、
ここまでやるのかと思ってしまう。
着ぐるみ怪獣の使いまわしネタ。
銀色から赤色の体色変化(カラーテレビ普及率を表しているのかなぁ)や、独特なカメラワーク。
空の飛び方や飛行効果からのオマージュ。
当時の効果音・劇中曲。
ゾフィーのゾーフィ呼びなど、あげるとキリがない。
ストーリーは主に4つの話を繋げたダイジェスト的な作品で、一本の映画として見ると、やや小間切れ感があるため、骨太の物語を見たかった方には物足りなさを感じたかも知れない。
また、過去の映像を現代風にリメイクする事に重きを置いているようにも感じるので、ウルトラマンの大きさを表す為の装置が戦場セットのみで、人間側からウルトラマンや怪獣を見上げるような映像が極端に少ない。シン・ゴジラはゴジラの大きさを感じるカットが多かったので、巨大怪獣の恐怖を感じられるが、本作はそこの恐怖感がオモチャのような愛らしさすら感じるのが、作品の方向性とズレているようにも感じる。
しかし、やはりウルトラマンの格好良さに関しては素晴らしい。ウルトラマンと言えば、基本的には宇宙プロレスを見る作品だ。そこに関して言えば、本作の面白さは非常に高い。
ネロンガ・ガボラ戦も素晴らしいが、特に素晴らしいのはザラブ星人(偽ウルトラマン)との戦闘時の、市街戦。ビルの間を飛ぶウルトラマンの映像は美しいとしか言いようがなかった。
本作でのMVPはメフィラス星人役の山本氏。いやぁ、絶妙な変態感と胡散臭さ(良い意味で)である。ビジュアルも、より現代風になっている為、スタイリッシュ悪魔な感じが良い。
各所で言われているが、渦特隊 が全然活躍しない。
現場の指揮権の行使のみで、情報収集程度の仕事。基本的には現場に行くけど有効打を出さないし、最終戦での結論もウルトラマン頼み。もっと人類の叡智の結晶を見せて欲しかったよ……。
特殊兵器の開発や、ビーグルでウルトラマンとの共闘とかあっても良かったのでは?
そこが肝だと思っていたので、渦特隊にイマイチ感情移入が出来ないのが残念。
ただ、見終わった後の感想としては、……昔、正月くらいには特撮のダイジェスト特番とかあったなぁと。意外と面白くて、それを見て作品を知ったものも多かったなぁと。
それに近い感覚があったので、まさに初代のテレビシリーズを模しているとも言える。
難しい言葉は多いが、内容はシンプルなので万人向けとも言える本作。
劇場で初代ウルトラマンの「音」を楽しむ事に特化した映画とも言えるので、劇場での音に特化した宇宙プロレスを楽しんで欲しい。
個人的にはラストの余韻がもう少し欲しい派なので、そこについては今後のシン・サーガとも言えるマルチバース展開での「帰ってきた」あたりを待ち望みたいと思う。
※シン・仮面ライダーも公開するし、1993年に発売された「スーパーバトル ウルトラマンVS仮面ライダー」をもう一度やろうとしているのかなぁ。いっそ、2大ヒーローに復活したゴジラと戦ってもらっても良いので、そんなお祭り映画を作って欲しいなぁ(版権的には頑張ってクリアして頂いて……)
最初から最後までクライマックス
元のテレビシリーズを知らない人でも楽しめるエンタメ作品に仕上がっていたと思います。
知っている人には、リスペクトするような小ネタも満載なので、より楽しめるかと。
作品タイトルロゴが出てきた瞬間からずっとクライマックス。
三幕五戦八場のスピーディな展開は、サブスク配信にYouTubeやTikTokなどで倍速再生に慣れた子供たちすら飽きさせることはないはず。
それに、ウルトラマンも怪獣も、庵野さん監修のもとに作られた、直感的に「かっこいい」「美しい」と思わせる造形なので、老若男女問わず視覚的に引き付けられると思います。
なにより、役者さんの持ってるポテンシャルを引き出す演出・撮影がすばらしく。
主演の斎藤工さんもよかったですが、終わってみれば長澤まさみさんと山本耕史さんのことばかり思い出します。
このあたり、役者の演じるキャラを丁寧に撮る、樋口監督の手腕がいかんなく発揮されたと思います。
私自身、ものすごく面白かったと感じたし、何度も観返したいと思いました。
ただし、若干の懸念が2点。
まず、本作ではテレビシリーズ最終話「さらばウルトラマン」に描かれた「宇宙人と人間のコミュニケーション」「ウルトラマンが人間を好きになって守りたい気持ち」を大事に膨らませています。
かつてのテレビシリーズでは、最終回と宇宙人の絡む数話以外は「怪獣と科特隊(人間)」が主人公で「人間目線」で物語が構築されていました。
今回は「ウルトラマンが主人公」になり、人間と外星人の狭間にある「ウルトラマンから見た目線」が多く入れられたため、(禍威獣の脅威にさらされる当事者・地球人類側視点=自分事としてではなく)俯瞰した「第三者」「観察者」から見た人間の姿が描かれることになります。
これによりSF的要素が強まり、かつ『ウルトラセブン』に近いテイストが足されていたように思います。
そのことが、物語に没入しにくくする可能性があるかもと。
もう一つが、お色気やフェティシズム要素が強いこと。
コメディ要素として機能するように描いてはいるのですが、一部には過剰反応して叩く人が出そうなことも心配です。
本来ならその辺をマイナスと思わず、物語を面白くする工夫と捉えたほうが、作品を素直に楽しめるとは個人的には思うのですが、娯楽は嗜好品なので……捉え方は人に寄りけりかなと。
そんな不安は杞憂・取り越し苦労で済むように、大ヒットしてくれたら嬉しいかな、と。
劇場から出るときに、興奮していたよその子どもたちや、女性たち、外国人たちの姿が見えたので、心配しなくてよいのかもしれません。
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