シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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テレビ原作の弊害。ラストのカタルシスが足らない惜しい作品
ウルトラマンとしてはよくできている。ただ一本の映画としてみると不完全燃焼な作品だと思います。この作品としてよく対比させれるシンゴジラとは何が違ったのか・・・
まずシンゴジラは同じ映画が原作です。二時間ぶっ続けで日本を破壊してきたゴジラがついに人類よって倒される。これはゴジラという作品の黄金のパターンであり、ゴジラが静止する姿に観客は大きな感動を感じます。一方シンウルトラマンはどうでしょう・・・ 原作はテレビ版です。今回複数話を一つにまとめたおかげで観客の感情移入がしずらくなってしまいました。最後を飾るエピソードにうつる時点で上映時間の六割を消費してしまっています。そこからウルトラマンと人類は最終決戦に挑むわけですがどうしても尺が足りません。地球が救われた時、本来であれば観客は大きな感動を味わいたいわけですが、そんな余裕もなくたんたんと幕がおります。人類がいかに絶対絶命か、禍特対の苦悩も非常にあっさり描かれています。これでは感動を生みません。
この作品の主題はウルトラマンの美学の今の技術による再現だと思います。おそらくスタッフは安易な改変は絶対にできないという強い信念によって制作されたと想像できます。それがこの作品の「不完全さ」になってしまっている。自分にはそう見えました。もう一度いいますがこの作品はよくできています。良作ともいえます。しかし神作にはならなかった。これが私の感想です。
ジャパニーズ特撮モノ
いきなりオープニングからトップスピードで心の準備が追いつかないまま独特の世界観に入れられてしまった。今やアニメにしても特撮モノにしても凄まじい勢いで進化している技術を日々観せられているなかで、あえて昔のウルトラマンという特撮映画の枠を超えない。でも、今の目をもって観ても惹き付けられる。リアルを追求する今っぽさが無く、いい意味で滑稽さを醸し出す役者のみなさんや映像がとても新鮮で音楽もちゃんと胸アツの場面では変えてきて憎い演出。本来のウルトラマンなどの特撮モノに接していない世代にはどう映るのだろう、、、あと、長澤まさみでなくてはならない理由がちゃんとあったし、エンドロールでまた驚かされた高橋一生でした。
かつて星空から彼を探した子どもから、これから星空から彼を探す子ども達へ
とにかく、気になるところはあるものの、それを覆い尽くせるような面白い映画でした。
初代ウルトラマンのリメイクは過去に何度も行われていますが、さすがに現代の映像技術を駆使しているリメイクは、とにかく見応えがありました。
頭が空っぽにしても楽しめるし、深い洞察をしても楽しめる映画は、ウルトラマンというコンテンツの懐の深さでしょう。
私は、見終わった後にウルトラマンのマネをし出した子どもを目撃しており、それを証明しています。
樋口&庵野コンビらしく、小ネタや小難しい理論満載ですが(私も理論物理学は全然分かりません)、それをすっ飛ばして楽しめるエンターテイメントになっています。
まずは細かい表現にとらわれずに、広い心で鑑賞してもらいたいものです。
「なぜウルトラマンは命がけで地球人を守ってくれるのか?」という、ウルトラシリーズ共通のテーマが根底にあり、人類を駄目な部分もひっくるめて戦い愛してくれたウルトラマン、もちろんスタッフらからも愛を感じる作品でした。
一方、長澤まさみに対するあの表現について、現在の感覚では問題があると思われ、それを批判する動きもあるわけですが、他方で過去シリーズにおいては「ザラブ星人」「メフィラス星人」などと「○○星人」と民族名で現していた悪役キャラクターを、本作では単に「ザラブ」「メフィラス」という個人名を思わせる表現に代えたことについてはもっと評価されても良いと思います。
そのほかラストの唐突さなど気になるところは確かにあります。
そういう面では減点対象です。
何しろ一番気に入らないのは「僕の考えたウルトラマンとは違う」と言うことなんですが、これは単なる嫉妬に過ぎないので、減点しない方がいいでしょう。
あの日僕たちが見たウルトラマンを、子ども達にも伝えることが出来たと思うので、多少の問題があっても満点に値できるでしょう。
「シン***」は僕が好きな言葉です。
「ウルトラQ」も「ウルトラマン」を観て育った世代だが、個人的には  それ程 強い思い入れはなかった。
しかし封切り前から、周囲の皆が絶賛していたので、僕も併せて観たけれど、
以外にも、邦画の目指す冪"頂点"のひとつが、ここに在った。
映画版ウルトラマンは全身がカラータイマーだったのは良いが、化学特捜隊(禍特対:禍威獣特設対策室)が下げる
"DOGTAGが1個づけ"なのは、唯一のアウト点
DOGTAGは2個で1組。1個は死人です。
単式ガンドロワ(イデオン)であるZ-TONはウルトラマンでも安易に倒す事は出来ないほど恐ろしい。
本筋には関係ないアドリブ的な演技をしたがる長澤まさみさんも今回はキッチリ良い演技をしていました。
それでも、ケツピン! を流行らせたいのか? 一応 事前許可は取った感じ
モーションキャプチャーCGを映画では使っているのに、空を飛ぶシーンや回転するシーンでは
あえて、人形的なCGにしたり、製作者の OTAKU としてのこだわりが良く伝わってくる。
ウルトラマンのテーマ曲は聞けなかったが、科学捜査隊のテーマが聞けてニンマリ!
とにかく ニンマリの連続映画でした。
同じ制作スタッフでも、シン・ゴジラとは違い、政治家を茶化す事をしないのも好感が持てる。
シナリオとしても、わかりやすく 進行テンポも快適で、鑑賞者を飽きさせない。
撮影も完璧で、スタッフの技術レベルも高い。
邦画の目指すべき一翼を完璧なまでに到達した満点作品。
この映画を観たら、禍威獣(怪獣:カイジュウ)1号~6号がどう処理されたか、気に成るところ
よって1号の処理と思われる「大怪獣のあとしまつ」を観る事をお勧めします。
ウルトラマン好きは、是非!
最初は、カラータイマーもないし、ウルトラマンファンとしては、偽物ぽくてあまり期待せずに鑑賞しました。
ところが、ストーリーもなかなかしっかりしてましたし、部分部分昔のウルトラマンのストーリーを継承しているところもあり、なぜかワクワクしながら見てました。
スペシウム光線はもちろん、ウルトラスラッシュが出た時は感動です!
キャストも大物が多々出演していて現代版のウルトラマンって感じです!
やはり、カラータイマーと背中のチャクがないのは、最後まで違和感でしたが!
あと、ところどころ、シンゴジラやエヴァンゲリオンを思い出すキャラクター等が出てきますが、そこは庵野さんらしくて良いかと・・
最後の場面はもう少しエコーをかけて欲しかったな〜
声が反射するぐらい!(昔の場面のように)
大体、昔の話をリメイクして何十年ぶりに制作される映画はハズレが多く感じますが、今回は良かったと思います。
ウルトラマンを見て育った方は、見る価値はあると思いますので、是非!
たしかに面白いけど…。
ふつう ド平凡 凡作
20代前半男です。ウルトラファンではありません。庵野作品は嫌いではないけど信者ではない
ストーリーからアクションから脚本や演技に至るまで超ふつうのふつう映画でした。
なんかゼットンが使徒/デススター/ネオジオングみたいになってるのなんなの? ウルトラファンではない俺ですら「あれは違うだろ」って思った。ウルトラマンといえば地に足つけたレスリングのような白兵戦怪獣討伐モノでしょ? なんで最後ドラゴンボール/スーパーマン/エヴァンゲリオン的宇宙バトルスペクタクル映画になってるの? 意味不明。
特撮技法に拘ってる限りウルトラマンは世界的IPにはなれないよ。シンゴジラもそうだけど滑稽でしかない特撮に似せたCGもういい加減やめない? 時代遅れだよ。年配の人以外は喜ばないよ。ハリウッドのモンスターバース見習えば?
#37 日本製SFはこうなるのか
日本が地球外生命体を描くとこうなるのか〜。
昔から慣れ親しんだウルトラマンだからこそ、色んなツッコミどころも全て無視して手放しで楽しめるのが良い。
とは言ってもあんなに怪獣がしょっちゅう出没して建設物が破壊されるなら、私ならいっそのこと復元を諦めて全て簡易的建物にしたくなっちゃうな。
元の神永はどんなキャラだったのか気になる。
やや期待はずれ
ウルトラマンを観たいなら絶対にお勧め
ありよりのあり
今作の価値は「ウルトラマン」というブランドを現代の技術で復刻させたという点のみ
「シン」シリーズの最新作としてウルトラマンがリブートされたわけだが、「シン・ゴジラ」と同じような作品を期待すると裏切られる。
そもそもゴジラは原作の時点で完成度が非常に高く、原爆という現代の必要悪の恐怖をうまく「ゴジラ」という形に実体化、具現化させていた。
だからこそ、当時の脚本を少し現代向けに脚色し、特撮技術を組み合わせることで驚異的な映画へと進化することが出来た。
それに対して「ウルトラマン」はテレビシリーズが元であり、映画のフォーマットではない。
その分制作陣がその空白を埋める必要があり、言い方を変えればウルトラマンという設定しか決まっておらず、本当の意味でし「シン」シリーズのスタッフの実力が試されることになる。
その結果、まあ、傑作とは言えないまでも駄作とも言えない、特撮オタクの妄想の具現化ともいえる映画が出来上がった。
ウルトラマンを現代で作ったら多分こうだよなぁということがそのまま映画になっている為、古参のファンは十二分に満足できるが、予想外のことはなにも起きないし、本当に本作はそれだけなのでメディアコンテンツにあふれた現代を生きる目の肥えた初代ウルトラマンを知らない世代にとっては物足りなく感じるだろう。
「シン・ゴジラ」は初代ゴジラに欠けていたものを現代の技術で埋め合わせ、本当の意味での「ゴジラ」を作ってくれた感があったが、ウルトラマンはすでに初代で完成していた為に「シン・ゴジラ」と同じ様に作れば物足りなくのも当たり前なのだ。
だからこそ、「ウルトラマン」は古参ファンをうまく裏切り、新しい「初代ウルトラマン」を提示して欲しかった。
しかも、古参ファン視点で作っておいてテーマ曲を若者人気筆頭格の米津氏に任せるという点もちぐはぐである。
よって私は今作の価値は「ウルトラマン」というブランドを現代の技術で復刻させたという点のみと言わざるを得ない。
人間とは、人類とは何だ?
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