「シンゴジラの方がいい映画だった」シン・ウルトラマン ややさんの映画レビュー(感想・評価)
シンゴジラの方がいい映画だった
ウルトラマンはストーリーくらい知ってる
シン・ゴジラは好きな映画というスタンスで鑑賞で、アガるシーンはあるが総評は微妙でした。
○怪獣の種類
大まかに分けると4回戦うことになります、それを分類すると、脳筋型→知略型→知略型→ラスボスのような流れです、そして作中長いのがこの知略型のパートで、二人の怪獣(星人)は政府を騙してどうにかこうにかという、戦略まで一緒なので、同じ展開を見せられてるのかなと思います。
どちらか一つに集約すればいいのにと思いますし、もっと単純に兵器として強いという敵(ラスボスがそうなのかもしれないが、あれはちょっと意味合い違うかなと)がいたほうが絵的にも盛りあがった
○人間ドラマ
斎藤工と長澤まさみの関係が薄いのに、何故か昔からのバディのような扱いを作中でされている
かといって作中でバディとして、この二人の絆が深まるシーンもまるでない
大切なものを託したり、相手方に悲劇が起きて泣いたり、関係性から言えば他のメンツの方が信頼にあたいするはずなのに。
作中で納得できるだけのドラマを描ける時間がないなら、長澤まさみが転任してきたばかりって設定はせめて外してくれたら、まだ納得がいった。
○最後の解決方法のあっさり感
シン・ゴジラと比べてしまうが、あれはゴジラを倒すという方法を作中全ての時間で模索した、もちろんそれが手放しで納得できるかわけではないが、少なくても作中でのリアリティは感じられた。しかし、今回はラスボスを倒すために模索するシーン、5分あっただろうか?ちょっと凹んだあとに会議したらアッサリ解決、これなら「頑張れウルトラマーン」と子供に言わせて、奇跡の力で倒したって方がまだスッキリする。
他にも、普通は斎藤工の元の性格しっかり描いてから、ウルトラマンと入れ替わりやって、観客に入れ替わってる違和感さとか、不気味さを見せるんじゃねーの?とか思うし、戦闘のCGも予告の鋼の錬金術師よりは頑張ってるけど微妙だなーとか、最初のドリルとの戦闘シーンのカメラワークダサいなとか、「私の嫌いな言葉です」ってのは一回使うから印象的であって二回使うなよとか色々ありますが、全体で音楽は素晴らしいです!
BGMやSE両方ともカッコいいなと思います。