劇場公開日 2019年11月15日

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「【”あなたと”盲目”の時に出会えて良かった・・。シニカルビターな騙し合いをコメディタッチで描く。”ボーッと観てると騙されますよ”】」盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”あなたと”盲目”の時に出会えて良かった・・。シニカルビターな騙し合いをコメディタッチで描く。”ボーッと観てると騙されますよ”】

2019年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 盲目を装うピアニスト、アーカーシュ(アーユシュマーン・クラーナー)が ある場面を”目撃”してしまった事から始まるシニカルビターなコメディタッチのノワールムービー。

『興味深かったシーン、幾つか』
 ・冒頭の道標に隠れるウサギ。
  後半、同じシークエンスで再登場するウサギ。そこで起きる出来事。

 ・ハリウッド映画「ライフ・オブ・パイ」にも出演したタブー演じる元映画スタープラモードの若妻シミーのちょっとおまぬけな悪女。淑やかな若妻がどんどん本性を現すが、何故か憎めない。(マンションのお隣のおばあさんを口封じで殺めてしまったり、クスリを盛ってアーカーシュの視力を奪ったり・・)

 ・アーカーシュを助けるふりしてシミーが得たお金をふんだくろうとする宝くじ売りのおばさんの腕のシヴァ神のタトゥの意味・・。

 ・アーカーシュを助けるふりしてシミーが得たお金をふんだくろうとする、医者の言葉”人生は、Liver 次第だ”

 ・2年後、ヨーロッパのどこかの国で”盲目”のピアニストとして演奏しているアーカーシュは元恋人ソフィと偶然再会し、”抱きしめる”。ん?
道路に転がる缶を見事に蹴る。んん??

<で、結局アーカーシュは再び目が見えるようになっているのか? 推理を巡らせるのも楽しい作品。>

NOBU