喜劇 愛妻物語のレビュー・感想・評価
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あれ、なんだこの既視感
どっかで見たぞ、この風景。駅前シリーズ?寅さん?違う!あっ、わが家だ。
キッつい嫁、うだつの上がらない旦那、まるでウチじゃないか。
見ていて辛くなってきた。嫁さん(水田さん)、まだ言うか、やめてくれ…。
喜劇ってお笑いじゃないの?だまされた。でも、こういうのがペーソスちゅうの?
うー、辛い。
終演後回りみたら、仲良さげな夫婦連れの多いこと。辛かったのは私だけ?
週明けのワイドショーで舞台でのちせちゃんのセリフ、「うちの両親はこんな感じじゃない。作り物だとわかっていても、もう少し仲良くしてくれたら」。
絶対子供はそう思うよねぇ。
きょ〜
古い傷痕が疼いた
濱田岳のダメ夫ぶりが、天然レベルにはまりすぎていて、笑うに笑えぬ苦笑の連続!
映画としては面白いし、出来はいいと思うものの…
ふと「発注プロデューサーは気楽に『没』『企画中止』って言うけど、それまでフリー側が負担したロケハン費用やかかった労力に対して、金は一切払わず『また今度』で済ますよな」ってシーンで、心がザラついてイライラしちゃった。
自分が過去の仕事にて、発注も受注もしていたから、両方の立場でNGだろうって思うことが多数。
だいたい、フリーを呼び出しといて、ありがとうの一言もない奴多すぎ!交通費と時間は馬鹿にならんのだ!
決して作品が悪いわけではなく、ある意味では作品として成功しているのだが、私自身が受けたり見ておかしいと思ってきた世の中の色々な酷い事例を思いださせられたのでありました。
人生にはユーモアが必要です。
【靴下とでかいパンツ】
面白いけど、どう笑っていいものか悩んでしまう(笑)。
ただ、あんな良い子供だったら、子育ては上手くいったのだろうし、仲良く出来るように、「旦那、もっと、努力しなよ」というところか。
ちょっとシュールなのは、エンディング近く、親子3人で固まってビービー泣くシーン。
よくあんな風景があったと思う。
手前がお墓。
道路にへたり込んで泣く3人の親子。
河。
そして、河の向こうのラブホテル。
この世に生まれてきたものの、ああ、三途の川を渡ってしまって、でも引き返せるか、このままかみたいな。
ここも、ちょっと笑ってしまった。
僕の田舎には、通称「人生通り」という、2キロぐらいの長い通りがあった。
昔、通りの始まりにお産婆さんがあって、すぐ隣に幼稚園、更に隣に小学校、その隣に中学校があって、通り沿いの結構離れたところに病院があって、更に離れた通りの行き止まりに火葬場があったのだ。
お産婆さんは既にないし、幼稚園と、病院は規模拡大で移転したが、小中学校と火葬場は今でも残っている。
なんか、それを思い出した。
映画にあるように、あ 脱いだ靴下の匂いを嗅ぐ女性はは多いのだろうか。
昔結婚していた人は、身体の柔らかい人で、良く足のつま先の匂いを嗅いで臭いか確認していた。
いろいろな意味で、かなり驚いた。
靴下は裏返して洗濯すると臭くならないし、ひいては足が臭くなるのも抑えられると思う。
悩んでいる人は裏返して洗ってみてください。
それと、あのデカい赤いパンツ。
昔付き合っていた女性は、家に帰るとデカいパンツに履き替える人だった。
勝負パンツみないなのも当然所持していたが、外出する時につける下着は、正直かなりきつきつなのだそうだ。
女性は大変だ。
普段から、ゆるいパンツを履いたらどうかと一度助言してみたが、それは「絶対無理」と言っていた。
下着の線が気になるのか、詳しいことは聞けずじまいだった(笑)。
というか、聞いたら怒られそうで聞けなかった(笑)。
男は男でエロいこと考えているのは至極当たり前だし、大久保さんにその魅力を感じるかは別にして、そんな自分の日常や思い出と照らし合わせながら観たら楽しい映画だと思います。
因みに、映画に僕は一切教訓みたいなものを感じませんでした(笑)。
過激な愛の形
まず、この作品を家族で見ようとしていらっしゃる方がいたら少し注意したほうがいい。pg12指定がついているが、出てくる下ネタのワードが結構えげつない。
小学生以下の子供と一緒に観ようとしてる人は要注意。
その上で本作の感想。
僕は普通に楽しめた。
何より水川あさみさんがすごい。
基本罵声しか発しないのだがその節々で本当は旦那の事が好きで、旦那のことを誰よりも認めているというのを所々で表現されていた。
この水川あさみさんと夏帆さんのおかげで見れるようになったと言っても過言ではない。
濱田岳さんもとても素晴らしかったのだが、ナレーションの声に少し違和感。
その上で良いところでもあり、悪いところを述べる。
それはBPOギリギリの主人公夫妻の言動である。
貧しいからという理由ではあるがシングルで予約したホテルに裏口から忍び込んでフロントの目をごまかして泊まるという犯罪行為、さらに夫は夜街に出かけて酔い潰れてる女性のパンツを見ようとしたり。
妻が浴びせる罵声も「そんなに言わなくても・・・」となるくらいの過激な言葉。
これを許せるかどうかで本作を楽しめるかどうかが変わると思う。
ちなみに僕は引っかかりはしたもののなんだかんだ役者さんの演技で最後まで観れた。
特別な映画ではないけど・・・
男と女 (所帯じみすぎてて笑えないところが喜劇)
新海誠さんの娘さん、また走ってます。走り回ってます。はしゃぎまくりです。セリフより走ってる時間の方が長くないですか?元気だね。子供は元気が一番だす。
旦那がクズです。とことんクズ。能無しなくせに、プライドは高く、志はありません。せクロスの誘惑に負けちゃうタイプ。金は稼げませんが、世間体は気にします。うっわー、何か、俺みたいだよ。若い頃の、だけどw
女房が怖いです。いつも怒ってるのに、怒ってないと言う最凶メンタル。怒る必要もないのに怒ってるヘビメタ脳です。ケチで犯罪的にセコイです。うっげぇ、何か。俺の知ってる、あの人にそっくりですやん。1/20くらいに薄めればだけど。
という事で、何やかんやで、身につまされる映画でした。同時に。どこのお宅も、こんなんなん?ホンマに?うちなんか、まだ、マシな方なんだ。と、リアルにほっとしてしまったりして。
幸せを呼ぶ、赤パン。と言うより。あれはニット系の鬼パンツで節分でっしゃろ。夏は、暑いと思うけど。そんなパンツをはいて寝てる女房の気持ちを察しろよ。
取りあえず、最後はホッコリで良かったです。
「八日村の祟り」よりも「暴力温泉」を観てみたい!
「幸福の赤いパンツ」は『幸福の黄色いハンカチ』のパクリではないのか?!いや、これがオマージュなんだって・・・と、主人公豪太も妻チカも、そして友人である由美も大学の映研出身らしい。もっと映画談義も楽しみたかったのですが、その他はペキンパーや日本の俳優名が登場する程度でした。
手書きにこだわる脚本家の豪太。「暴力温泉」で賞を獲ってからというもの、鳴かず飛ばずの有り様。映画の脚本にこだわってるせいもあるけど、元来持っているプライドが邪魔してるんですよね、きっと。そんな彼にもチャンスが回ってきた。以前書いた「八日村の祟り」が実現しそうだったからだ。さらにもう一つ、「うどんを打つ女子高生」を取材して物語を仕上げる企画が舞い込んできたのだ。
ストーリーの中心は妻とセックスしたい欲求と、家族両行で絆を取り戻したいと願う豪太。ここでも頑張り屋のチカが旅行の計画を全て立て、倹約につとめるたくましいお母さんが描かれていた。東京から香川まで“青春18きっぷ”を使うところから苦労が窺えるのです。また夫のダメぶりを罵るかのような夫婦漫才の様相を呈してきて、ツッコミされまくりの豪太。笑えるどころか悲しくなってくるほどで、高齢カップルの観客が多い中、大笑いしたのは最後の一発だけでした。
でも、ちゃんとわかってる。家族旅行を提案した夫の気持ち、チカは心の奥では感謝していたんだよ。ただし、ノーセックス!質素倹約してるんだから、豪太もその気持ちを汲んでやれよ~てな感じで呆れてしまう場面もしばしば。あとは、パソコン打てるくらいになろうね。エロ動画ばかり見てないで・・・
濱田岳のモノローグを聞いていたら、W座からの招待状を思い出しました。
実力派のこの2人だからこそ。ギリセーフ(笑)
ハチャメチャで暴言も炸裂だけど、この2人の確かな演技力で、見事に昇華させている気がします。
幼い子供の前で夫婦が激しく罵り合いとか「死ね」はアカンやろって最初はモヤモヤ思うんやけど、そのキワドイぎりぎりのところで水川あさみが可愛いとこ見せるし、ダメダメ夫の濱田岳ちゃんは憎めないし。もう絶妙😅
映画館じゃなくて家だったら、何度も声出して笑ってたと思う。
結局夫婦って相性なんかな、って思わせるラスト。なんやかんや言ってもしょうもないことで仲良く笑い合ってるし。
離婚経験者としてはなんか羨ましい、この夫婦😉好きなこと言い合っても、結局離れずで。
水川あさみさん、好きな女優です!
中途半端な俳優が演じてたら、くだらない、ガラの悪いだけの作品で終わってたと思う。
巷間の夫婦のありようとして面白く鑑賞できた
タイトルに敢えて「喜劇」とつけたのは「愛妻物語」だけだと大量のツッコミが入ると予想されたからだろうか。朝から晩までセックスのことしか考えていない夫は少なくとも愛妻家ではない。しかしこういう愛妻家がいてもいいでしょうという開き直りの意味での「喜劇」だとすればよく理解できる。ある本によれば男は52秒に一度性的なことを考えるらしいから、本作品の主人公豪太みたいな夫は強ち稀な存在ではないのだろう。手の届かない若い娘よりも、ヤラせてくれそうな吾妻さんにちょっかいを出そうとするのが哀れだ。
世の中の妻はどうかというと、これも夫と似たりよったりで、本能的であるところは変わらない。動物でも昆虫でも、メスは強いオスと交尾したがる。より強い遺伝子を選ぶことで種の保存を成し遂げたいという訳だ。人間の場合は少し違っていて、種の保存よりも自分の保存を重視し、そのために強いオス、経済力のあるオスを選ぶ。ママ友の自慢話は夫の経済力や地位、見た目のよさ、性的能力の順である。
ところが本作品のチカは、何故か強くもなく経済力もないオスを選んでしまった。メスの本能に反する選択であり、チカはこの選択をずっと悔いることになる。チカの凄いところは、通常は相手を傷つけるから隠すはずの本音を真正面から当の本人にぶつけ続けるところである。夫婦間ながらパワハラそのものである。そしてパワハラの被害者であるはずの豪太は自分の不甲斐なさに原因があることで、妻からの罵詈讒謗を甘んじて受ける。しかも罵倒されながらも妻とのセックスのチャンスを窺うという、恐ろしく強い精神性の持ち主である。
現実にこんな夫婦がいたらなるべく近寄らないでいたいが、物語としてはこういう典型的な本音人間を登場させるのは痛快である。他人を気にしながら生きているすべての人は、たまには傍若無人になりたいと願っているのだ。水川あさみは人格破綻したチカを思い切り演じていた。何しろ日頃は絶対に言えない言葉ばかりを大声で撒き散らす役である。さぞかし愉快だっただろう。
人間は自分が傷つけられないように、他人を刺激しないようにして生きている。他人に酷い言葉を投げつけたら、それ以上に酷い言葉をぶつけられる危険性がある。あるいは哀しそうな表情で無言に沈まれ、いたたまれない気持ちにさせられる。酷い言葉というのは結局自分と相手の両方を傷つける諸刃の剣なのである。
被害者意識がある間は、優しさを獲得できない。チカがその典型だ。思考の基本が損得勘定だから、どこまでも自分が損をしていると考えて相手を許せないのがこのタイプである。夫の豪太がチカから優しく接してもらうためには無限に与え続ける必要がある。しかし豪太にそんな能力はない。夫婦は最初から破綻しているのだ。
しかし破綻したままでも夫婦として成り立っているのが人間の面白いところで、だから「喜劇」なのだろう。破綻していても破局しない理由は豪太の我慢と妻への恐怖と稼げない引け目とそれに妻への性欲というのだから、笑えるというよりも泣けてくる。妻の前だとうつろな表情になってしまう夫を演じた濱田岳も、こういうわかりやすい俗物を演じて楽しそうだった。
愛妻家というと優しく微笑んで妻への感謝を口にするイメージだが、金の切れ目が縁の切れ目みたいな本音を出してみたらどうなのか、愛妻家の定義をいつまでも妻に対する性欲を失わない男のことにしたら面白いんじゃないかという発想で生まれた作品だと思う。こういう夫婦には誰が総理大臣になっても関係ないのだろう。巷間の夫婦のありようとして面白く鑑賞できた。
腰の回転飲んでみたい
年収50万円、嫁に相手にして貰えず2カ月童貞の売れない脚本家が、取材を兼ねて嫁と娘とともに香川県へ旅行に出かける話。
取材にしたって、ものすごい速さでうどんを打つ女子高生の映画って、個人的に興味がわかないんだが。と思っていたら出オチかよw
そもそも電話でアポとるときに確認しようよw
その年収で家事をすることをハードルが高いとか言っちゃうし、モヤシ料理にモンクをつけるし、愚痴もプライドも良いけどその前にやることやれや!な典型的ダメ男。
何かといえば嫁を誘い、嫁が好きで好きでならばまだ良いけれど、単に頭の中が桃色一色なだけだしね。
嫁も顔を合わせるたびにモンクばかりで手厳しけど、そのやり取りはもう見事な夫婦漫才。悪態つき過ぎでちょっとギスギス感強めだけどね。
なんだかんだ嫁さん優しいじゃん。感謝しろよ、と思いつつも自分に置き換えると、ちょっと身につまされるところもあったりしつつ、最初から最後までたっぷり笑わせて貰った。
観ていて決して気分がよくなる映画ではないけど
水川あさみがステキ
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