ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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期待してたのはこれじゃない
んーなんかちょっと違ったよね、長えし
ほとんど同じ映像で見てて眠くなってくる。
主人公の女の人が個人的にすごく性格気に食わないタイプだから余計入り込めなかった。普段あまりキャラの性格とか気にならずに観れるタイプだけどリアルなだけにあーいう人とは友達になれんなってタイプだった。
まあ映像の撮り方とか音とかは凄いんだと思う。けど見たいホラーはこういうのじゃなくて、もっとゾクってなるシーンが息つく暇も無く来て欲しかった。
後半にとんでもないグロいシーンとサイコパスシーンとが渋滞してて、それまで指の隙間から見るような緊迫したシーンがないからすごく中だるみしてたなあ。
個人的にホラー映画はやっぱり昔の日本のやつが面白い。
怖いというより不気味なカオスムービー
最初は平和な雰囲気で和やかに物語が進みますが、段々と空気が一変するシーンを重ね、ムードが転換していきます。それにしたがって、ずっと明るいのが段々と怖くなってきて、違和感が増していきます。スウェーデンの奥地での独特な慣習、儀式が終始、物語を不気味なものに引き立てていました。残酷なシーンが多数あり、苦手な方は要注意です。
一方、登場人物たちの性格や行動も見どころの一つです。それぞれのキャラクターが起こした行動がどういう結果を招くのかの関係性が面白かったです。
細かな演出や意味など完全には理解できませんでしたが、登場人物たちの心情、見ているこちら側の心情が共に目まぐるしく変化していく展開はとても楽しめました。
ニ度と見たくねぇ...
アマゾンプライムで鑑賞。
面白かったですね....うん。最高であると同時に最悪なんですよね。
序盤から2時間半ずっと気持ち悪かったですね。永遠とドロドロしていました。窓を開けて換気してくれ。序盤に限らずホルガ村のような開けた美しい場所にいても同じようにドロドロしていましたしね。
ラストも辛い。ハッピーエンドと感じるかバッドエンドと感じるかは人によって変わると思いますが私はバッドエンド派です。ダニーの気持ちにはなれませんでした。
高い芸術性とか民族文化的にとか人間の本質がとか
…この映画には、人徳の高い方々がいろいろ深イイ評論をなさってますが、
私はこの作品大嫌いです。
そもそも個人的に恐怖な映画、悲惨や不幸一辺倒な映画、不条理が主役の映画は、映像が美しかろうが演出が素晴らしかろうがテーマが崇高深遠だろうが基本的に苦手なので仕方がない。
それは… 私は辛い料理も好きでたまに食べますが、辛さの程度には限界があります。いくら人気でも某店の“北極超辛・唐辛子ピラミッド”みたいなのは受け付けたくありません。激辛ファンの方は「激烈な辛さのなかに旨味がある」とか言いますが私は全然そう思えない、ただひたすら辛いだけ… 恐怖や不幸・不条理の受容度が低い私には、怖がらせるのが主眼のホラー、スプラッタや不条理で人間の本質を伝える?本作のような映画は、ただの辛過ぎ料理に過ぎません。
その意味で、周りからは食わず嫌いと言われますが、「ダンサーインザダーク」も観たいと思ったことがありません。悲惨な環境設定というと「マイ・レフトフット」なども大変ですが、あちらは不屈の前向きさ・信じる力の話であり、尊敬する作品です。
肝心のミッドサマーの作品評をしていませんが、要はあまり思い出したくない、話したくない鑑賞経験ということですすみません。ストーリーや主題以外の映像的部分はまぁ… やっぱり気持ち悪くて適切に評価できません。
合わなかった
スウェーデンに旅立つまでは、こういう人たちいるねで普通に見てましたが…
コミュニティに入ったところでわざとらしく地面にさしてある黄色い花々が気になり。
主要モチーフの豪勢なお花の数々、どこから持ってきてるの?というくらい周辺には見当たらない。
建物も、昔から連綿と続く孤立したコミュニティとは到底思えない、スタジオセットみたいに表だけの建物でしょ?と思うくらいペラペラ。
美しい映像とはあまり思えなかった。
この現実感のなさは狙ってかもしれないけど、妙に安っぽく見えて気になってしまい、没入できませんでした。
休憩時間になるとあの薄いセットで素に戻る俳優さんたちが思い浮かんでしまった。
そこでヒロイン彼氏のあの現場、狂気や恐怖よりもはや一周まわったギャグにしか思えなくて、ダメでした。
ヘレディタリーもあまり合わなかったけど、そういう点ではまだ現実味があった。
じゃあ見なきゃいいんだろうけど、この監督の映画はなぜか高評価なので、次回作も結局気になって見るような気がします。
不思議な体験
最後まで既視感に付き纏われるがどうしてもどこで見た景色か思い出せないまま終わる。衝撃的なシーンもあるが美しさとのどかさにその狂気は飲み込まれる。そして何かが弾ける。話題にはなったし映画としての完成度は高く終始破綻がないのでこの星数だが正直どこか物足りなさもついて回る。
人に言いにくいけど面白かった・・・
この作品を見て、久しぶりでエログロ・ナンセンスという言葉を思い出しました。
星新一さんのSFショート・ストーリーを思わせるような寓話的要素もあり、「サスペリア」がお好みの方にもオススメ出来そう。
エグさでは似たり寄ったりの「ヘレディタリー・継承」よりも面白かったです。
主人公のフローレンス・ピューは両親と妹を亡くした哀しみを癒せない中で、恋人に北欧への旅に誘われ、友人たちと参加することになる。
白夜の北欧の美しい夏祭りの中で繰り返される狂気じみた儀式は、どこかポール・デルヴォーの白いドレスと裸の女性たちの絵画を思わせて、清廉さと謎に満ちている。得体の知れない飲み物、奇妙なダンス、残酷な儀式の数々に思わず目を背けた場面もあったが、それでもラストまで見てしまうのは、フローレンス・ピューがいつしか村に馴染んで根を生やしそうな気配を感じさせたからかもしれない。家族や恋人を失った哀しみを癒し、受け入れてくれる場所はもしかしたらここなのでは・・・宗教の誘いってツボると恐ろしいなぁ。
おぞましい映画ではあったけど面白い女優だと再確認出来たし、これからも目が離せない存在になりそうです。
1年後も見たい
彼女の1年後、見たいです。
長い映画だけど全く飽きず、むしろずーっと観てたくなる不思議な映画。
あのあと彼女がどういう生涯送ったか気になるやん!!!
ああもっと先が見たい。
そんな気分にさせてくれる映画は珍しいというか、単に「続編が観たい」とはまた別の感情を抱かせてくれたので、監督才能あり。(上からな書き方ですが、面白い才能だなーと思ってるからです)
個人的にとても興味深い作品でしたが、多くの人には受け入れられないも...
個人的にとても興味深い作品でしたが、多くの人には受け入れられないものかと思います。すごいもん見せられた。。。
細かい内容とやかく言いませんが、ホラーやサスペンスにありがちな演出なくここまで恐怖感、不快感を感じさせられるのかと驚きます。小道具一つとっても全く隙のない作り込みが更に現実味を高め作品に没入させられました。
グロ注意作品
テーマはすごく好き
だけども期待値高すぎて残念な作品
終始ざわざわした気持ちになるので
不安感をもちつつラストまで観たい方にはおすすめ
主人公の内面描写、コミューンの形態、などがものすごく曖昧
曖昧故にしっくりこない
3点の映画だよ!監督も知らない人だよ!
で観ると2点はつけなかったかもしれない
邦画のB級映画好きの方は観てみてください
(音楽と映像を楽しめる)
美しい描写がストーリーの粗さを際立たせる
絵本の世界、緻密な装飾、フラワー、気候、非常に美しい描写は素晴らしかった。音楽、音響もいい。
反面で、ストーリーに入り込めず。異文化で片付けすぎ。卒論テーマのためにそこまでやらないでしょ。浅く薄いその主人公の元々の心の病、不安定さの描写だけでその結論に回収しないでほしい。
本来、拒否されるべき結末の意味
エンドロールが流れたとたん、半笑いで「えー!」と口走ってしまった。
奇妙な共同体の異常な風習を疑似体験。
ドラッグとショック体験で奪われる、正常な判断と感情の先にあるものは。
映像からカルト宗教や洗脳やらが連想されるが、
この狂気は何かに似ているなと探って、「戦争」という言葉を思い浮かべた。
初めはショックを受けるが、巻き込まれて何が何だか分からぬまま、必死に生き抜くうちに異常が異常でなくなって、むしろそのルールに馴染んでしまうという狂気。
いや、気付けば馴染むどころか率先して行動していたりするかも。
(ナチの党員などを思い浮かべる)
特にしれっと出て来る殺人グロ表現と、淡々とこなす人々の姿に戦争という名のもとに、
残虐な行為を残虐と思うことなく、むしろ正しいとすら考え行う人々の姿を重ねてしまった。
(考え過ぎかな)
疑似体験というわけで、映画によくある主人公の心の変化に沿うというよりも、
観客もまた共同体の訪問者となり、
自身の身をもってして、鑑賞前と鑑賞後の変化を体験するような本作。
だから、なんだか最後、納得してしまった人ほど、
あなたももう、あの共同体の一員。
奪われ、すり替えられたものがあるのでは、と思えてならなかったりする。
いやいや、それ、アブナイってばさ。
本来、これは拒否されるべき結末ですぞな、もし。
ちなみに、架空の共同体の物語とはいえ、ああも作り込んでしまったなら、
該当国の人からクレームが来ないのか少し、心配してしまった。
とにかく明るい横溝正史
最近の若者は、ネタバレを調べてから映画を見ることが多いらしい。お金を払って観に行くからには、損をしたくないというのが言い分らしい。まあそれでも映画館に足を運ぶわけだから、まだイイのかもしれないがおじさんには良く分からない。
ネタバレして来場しているのかは分からないが、どうにも年齢層の低い女性客で埋め尽くされた「ミッドサマー」のレイトショー。印象に残ったのは、上映中のどのシーンと言ったものでなく、暗転明けた際の会場の空気である。若い女性らの悲鳴に近いざわつきが止まらない(ざまあみろ)。その喧騒は1階までのエレベーターでも続いていた(ざまあみろ)。
SNS界隈も騒がしているようだが、ここまで観た人間の感情を揺り動かしたら評価はともあれ大勝利だろう。
ショッキングなシーンは多いものの、何気に予定調和で進むストーリー。伝統や風習、文化という単語で片付けがちな、極一部の人間の常識がどれだけ怖いものかを突き付けてくる。ふと思う。描いているのは案外日本的だ。ホワイトを基調に青と黄色のIKEAカラーで美しく描かれてはいるが、彩度を下げ、明るさを抑えていくと横溝正史的な世界が見えてくる。
ほら、そんなシーンもあったじゃない。
足がさぁ、ほら。
トラウマをめぐって
美しい映像。
展開は奇抜さもなく着々と進んでいくが、ひとつひとつのシーンのえぐみが重い。
じわじわと、一枚ずつ、道徳観を剥がされていくかんじ。
トラウマ経験が扱われているが、主人公のトラウマ経験に対する周囲のリアクションの差と、トラウマが手放されるシーンが鮮明に焼きつきました。。。
ある痛みが共鳴されるとき、トラウマはその共鳴する集団自体が負うのかもしれない。
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