ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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観客の良識をひっくり返す“祝祭”ホラー、全編に漂う嫌な感じがたまらない
R15+指定の一部ショッキングな描写と、全体的に嫌な感じが漂う、好きな人にはたまらない1作。民俗学を研究する男女5人が僻地のコミューンで行われる“祝祭”に参加するためフィールドワークするなかで徐々に奇妙な出来事が起きていき……と、これ以上はぜひ作品を見ていただきたいです。男女が車でコミューンに向かうところをカメラが上下反転させて映していくカットが印象的で、観客も自らの常識や良識をひっくり返される気分を味わうことができます。
期待値を上げ過ぎてしまったか…
ご多分に漏れず、アリ・アスター監督のデビュー作「ヘレディタリー 継承」の衝撃が忘れられない。ミリー・シャピロが演じた娘の得も言われぬ不気味さ、トニ・コレットが演じた母の終盤の強烈な変貌ぶりなど、並みのホラーを寄せ付けない圧倒的なインパクトとオリジナリティがあった。当然、今作も大いに期待していた。
「ミッドサマー」の大筋は、ニコラス・ケイジ主演でリメイクも作られた「ウィッカーマン」などに代表される、人里離れたコミュニティに入り込んでしまった主人公(たち)が、その地特有の文化や価値観(カルト宗教、食人の習慣など)によってひどい目に遭うという類型をたどる。よって前作のような斬新さを期待しすぎると、肩透かしを食ってしまう。楽園のようなビジュアル、ヒロインを待つ結末などは確かにひねってあるものの、前作のトラウマ級の独創性には到達していない。比較しなければ、十分に良くできたホラーだとは思うが。
グロテスクにしたらいいわけじゃない
この手の映画、グロテスクを詰め込んで「どやっ!」な感じが好きじゃないです。
先の展開も読めてしまうし、
次から次へとでてくる不快なシーン。
作中の背景などに隠し絵?気づいたらゾッとする映像やメッセージがあるみたいですが、
作品自体が面白くないから、私は一回で十分です。
自分自身、カルトやグロテスクな作品はそこまで苦手ではないのですが…
ただ不快なシーンやグロテスクを詰め込んだだけの映画で、何のストーリー性も新鮮さもない。
「何回も見る人が続出」と言われていますが、そんな騒ぐほどの映画ではないと思いました。
色彩豊かな最悪国際交流。
家族を無くした女の子が、彼氏と彼氏の友達たちと卒論?書くためにフィンランドの集落に行く話。
辺鄙なところにある村、よく分からん祭壇、白の服、やたら笑顔はヤバいって相場で決まってる。
ずっとジワジワと抉ってくる宗教の臭いが気味悪い。
トリップしてるからか背景が歪んでるし、号泣して共鳴するところとか嫌悪感がする。
直接的なエログロもあるけど、映像の不協和音がずっと鳴りっぱなしで眉間皺がよる映画だった。
このシーンいる?と言ってしまったのが5個くらいあった。絶対に2時間以内に収めれたでしょ。
ただ民族音楽や鮮やかな衣装は素晴らしかった。最後の主人公の服装とか歩きにくいにもほどがある。
ぜひとも失恋した人にはオススメしたい
なんせ監督が振られた腹いせに作った映画(意訳)
でもネットを見ていると、失恋した友人に見せるのは嫌がらせ同然だという意見もある。
感想が二極化する映画。
個人的には失恋して眠れない人にオススメしたい。
ただちょい役のカップルは可哀想。
この映画が怖くて気持ち悪くて嫌いな人はキャスト達のオラついたオフショットを見て安心してほしい。
ビョルン•アンドレセンの顔面破壊シーンも裏を知るとカタルシスがある。
カルト宗教の演出や表現技法に関しては面白い
初っ端のダニーの家族の悲劇は必要だったのか?と思う。
結局スウェーデンに着いてから最後まで、家族の不幸が彼女へ影響があったようには見えなかった。
そして、ペレは初めからダニーを積極的にコミューンに連れて行こうという雰囲気ではなかった気がする。どちらかと言えばパーティの後に、誂え向きな奴(ダニー)が勝手に来てくれたから計画変更という印象。
当初はスウェーデンでの女漁り旅行からの適当な女を捕まえてコミューン行きだったのではないかと会話から推測。
コミューンに入る直前で道路の映像が反転したのは凝った演出だなと感じた。
ここから先は今までの視点と変わるというのが見ている人に伝わる。
宗教には「普通の人から見ればこんなにも狂った行事でも信者からすれば神聖な儀式」があるというのが表現されてて面白かった。
彼らにとって死は単なる残酷ではないという話なだけ。死と言う表現だけでグロ映画と決めつけるのは稚拙かと。
ただ、この宗教による考え方の違いは、地域特有の奇祭とかネットワークビジネスのイベントとかに通ずるものがある。信者(それが当たり前になっている者)は妄信して狂ってる。
人生を16年区切りで考えて四季を超えれば死期っていうのは面白い設定だなと思った。
余生を遊ぶという考えがなく、師として後続に継承したら嬉々として命を落とし0からやり直すサイクルを永久に繰り返す。
個人的には人生100年時代で生産力のない老人たちに無駄に年金を吸われ続けるくらいなら、人生定年制度(80歳くらい)を設けてくれと思ってるので面白い風習だなと思う。
ただ、サイクルで生まれ変わるのだったら、先祖の木を後生大事にしてる意味はなんだろうか。
生まれてきた赤ちゃんがちょっと前に死んだ先祖な訳だから、先祖の木を大事にする意味はよく分からない。
よそ者をバリエーション豊かに殺していくのは何の意図だったのだろうか。
宗教的な色んな殺し方があるという表現だったのか。
あとは、コミューンに入ってすぐに出てきた生殖にまつわるの絵の意図はよく分からなかったな。
女性の局部に何かしてる描画があったが、単に陰毛を切ってるだけの単なる軽微な伏線か。
もっと深い意味があるのかと思ったが。
性交シーンに関しては、それじゃ出ないだろというのが正直な感想。
絶対に萎える。
人におすすめできるかと言われればおそらく出来ないので星2.5だが、見聞を広めるという意味では面白い作品だと思う。
尻は押さんでいい
観客の全オトコが叫んだであろうひとこと。
メンヘラ妹の暴走で両親まで失い、自分もメンヘラ真っ盛りの主人公ダニーが、彼氏で若干ダニーのメンヘラぶりに辟易としているクリスチャンとその仲間が計画しているスウェーデン旅行に無理くり同行、メンタル弱っている時に無理やり行くものだから行く前も飛行機の中でも、序盤からもうガタガタ。
クリスチャンの友人たちも表向きは歓迎しているものの、彼らの裏目的のスウェーデンのフリーなんちゃらを満喫するプランがダニーの動向で頓挫気味に。
その中で、皆を招待したスウェーデン人のペレだけはダニーにとても優しく接した。時々地雷を踏みつつも。
そして到着した翌日から、滞在予定のスウェーデンの片田舎、ホルガ村で行われる夏至祭が始まる。それは、クリスチャンやダニーが想像すらできなかった壮絶な儀式で幕を開ける。
序盤はとにかくクリスチャン並みにダニーのメンヘラっぷりに悩まされる。自分で無理やり前に進んでは地雷を踏んで号泣の繰り返し。もうちょっと無理のない選択はできんもんかとイライラする。
クリスチャンもその友人もなかなか曲者ばかりで、ダニーに対して優しい(優柔不断?)だけど行動の端々で狡さと薄情さがにじみ出るクリスチャン、絶対隠し事している優しくて信用できないペレ、この中では唯一まともか?と思わせてやっぱりゲスいジョシュ、もう煩悩しかない感じのウォーロックくん(名前忘れた)。登場人物で感情移入できる人が皆無なのが良いのか悪いのか。
ホルガに入ってからは、夏至祭を疑似体験。なんかすごく意味ありげで、実は気持ち悪って感情を植え付けるだけかと思われる儀式の数々。
お祭り初日でいきなりエンジン全開のビッグイベント(ここは観てのお楽しみ)、その他イベントも盛りだくさん。マッシュ伊藤でお馴染みマジックマッシュ祭り、みんなで静かに青空レストラン、ホルガ版ナートゥ・ナートゥ、スタンドアップ神輿、尻押しワッショイ、ビンゴ大会など。
恐らく両方観た方は似た感じだなーと思われる映画があるけど、そちらが宗教観が強めにあるのに対してこちらは生命に対する考え方、生きることと死ぬことの意味、価値観を強めに描いてる。言いたいことは分からんでもない。ただ人間だけが自然に逆らって生き、死んでいくのはどうなんやろなと。これは自然を運命に置き換えてもいいかも。
最後の笑顔も含めて、結局誰に自分の感情を重ねていいのかが最後まで掴み切れなかった。
大変不安定で気持ちの悪い世界観を、抜けるような青空と素晴らしい自然の中でやってます、というのが売りの映画かと。若干似すぎてしまったかなぁ。
アリ・アスター監督様‼️
これも評価が難しい作品ですね‼️アリ・アスター監督はサスペンス・ホラーの作家として実力はあると思う‼️サスペンスやショック描写、ストーリー展開も踏まえて作品としては素晴らしいと思います‼️しかし描写そのものやその後味、キャラたちのビジュアルも含めて、どうも私の肌に合わない‼️一回鑑賞すれば充分‼️絶対に二回目は観ないと思います‼️この「ミッドサマー」も、高い崖の上から信者の方がダイブするシーン‼️それもご丁寧に二回‼️一回目は足からで二回目は顔から‼️その描写‼️あーもうトラウマ、絶対観ない‼️
この年のベストワンなのに!
コロナ禍で映画館が閉鎖されていた時で、埼玉県から長野県の映画館まで行って観に行きました。
その甲斐あって、とっても不快で嫌なホラー映画。この年のベストワン映画にしました。ホラー映画で初めてのベストワンです。
主人公のヒロインにとってはハッピーエンド。でも観客にとっては最悪の結末。こんな映画初めてです。
それなのにここでの★2.9って何なん?
アリ・アスター監督はただモノではありません。
変わった作品ではあったが、絶賛するほどではない
今話題のアリ・アスター監督&A24映画ということもあり、遅ればせながらアマプラで観ました。最初の飛び降りのシーンはショッキングで期待できそうな予感でしたが、結局はちょっと期待外れかな。でも、ず~っとあのカルトの嫌な感じが増してきて、早く逃げたら!って思ったので、まあよかったかなと思いました。(主役の女優も魅力的でしたし)ところでA24って最近注目度高いけど、TALK TO MEもそうだったが、意外と期待外れですね。
映像が綺麗
最後いつの間にかダニーが花に埋もれてて笑っちゃった
なんかクリスって性欲強そう
あと、知り合った人の故郷が遥かに離れた場所でも海外の人ってサクッとついてくイメージあるんだけど、その財力と行動力は一体どこからきてるのやら
コッチはパスポートの更新がひと月を切ってもなお動いてないほど怠惰だというのに…
huluではR15でモザイク処理済、Netflixだと18+でモザ...
huluではR15でモザイク処理済、Netflixだと18+でモザイク無し。
ちなみに字幕の大きさはhuluのほうが大きくて見やすい。
演出が斬新な箇所は、ホルガ村へ車で向かう時のカメラアングル。天地が逆になる。
60分毎に衝撃的なシーンがある。
倫理的なショックを受けた。
何だかよくわからない
ホラーなの?サスペンスなの?ジワジワとくる怖さもないし、グロい映像はあるけど、ただ淡々とカルト教団のイベントを流しているだけ。登場人物の心理も全然わからない。期待していただけに、かなりガッカリしました。
9-060
コメディ感が、、
全体を通して明るいしホラーを感じないが、イヤな感じはずっとつきまとってます。でも笑いどころが随所にあり、私にとってはコメディのような感じも。
夏の間 白夜が続いたら精神衛生上、良くないだろうなと、、。そりゃあ集団でおかしくなるし、何かにすがりたくなるわな。
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