トリプル・スレットのレビュー・感想・評価
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悪役はアメリカ人
2024年6月30日
映画 #トリプル・スレット (2019年)鑑賞
大金を投じて街の犯罪組織撲滅に乗り出したヒロインを巡り、その命を狙う組織の傭兵部隊と彼女を守るために命を張る3人の男の戦い
タイの #トニー・ジャー、インドネシアの #イコ・ウワイス、中国の #タイガー・チェン でアジア市場狙ったな
銃撃戦多い
トニー・ジャーをジャッキー・チェンの位置に持ち上げたいのか、中途半端な銃撃戦と戦闘描写。やりたいことはわかるけれど、格闘シーンが少なすぎるし、悪役の欧米人の瞳が、素の人の良さを物語っていて、悪役になりきれていない印象を受ける。オチもいまいち。。。
悪役外国人のチームが警察署を襲ったとき、(何事だ!?)ととある警官Aがドアから飛び出すんですが、次のシーンが「トニー・ジャーがドアからそっと覗く」だったため、あんだけ緊急事態なのにそのシーンのつなぎのためにドアを律義に「閉めていった」動作が、とても冷めた。
一番の発見は(フォレスト・ウィテカー弟いたんだ!)でした。
新しい見せ方を模索しているかもしれないし、トニー・ジャーは好きなので次回に期待!
タイガー・チェン、トニー・ジャー、二人合わせてタイガージャー。た・き・た・て
東南アジアの北のジャングル。いとも簡単にMI-6の秘密基地と収容所も爆破し、大量殺戮を行った武装組織。リーダー格のコリンズを救出するためにそこまでやるか!と、無茶苦茶な元軍人組織。巻き添えで妻を殺されたジャカ(ウワイス)は復讐を誓う。
騙されてその武装組織の案内人をやらされていたパユ(ジャー)とロン・フェイ(チェン)も地下格闘場で稼いで武器を仕入れようとしていて、たまたまジャカと戦うはめになったロン・フェイ。すぐに意気投合するも、ジャカは裏切り、警官隊を寄こしてしまう。裏切ってばかりのジャカ。一人で敵地に潜入して皆殺しをしようと無謀な考えだったのだ。
まぁ、ストーリーはどうでもいいほどつまらないのですが、やっぱり3人の格闘シーンに夢中になってしまいます。タイ語、英語、中国語が飛び交う中、ムエタイ、シラット、カンフーというそれぞれの構えで悪党どもと戦うのですが、シラットって強いの?と思ってしまうほどイコ・ウワイスは弱い。トニー・ジャーもかつての敏捷性は感じられないものの、クライマックスでは得意の回し蹴りと回転踵落としを決めてくれた。やっぱり、カンフーのタイガー・チェンが一番強そう!技的にはドニー・イェンにも似た動き。やっぱり稽古には木人椿を使ってるんだろうなぁ・・・
タイトルなし
ムエタイ、シラット、カンフーの達人の共演だから、格闘シーンに期待していたけど、3人とも、欧米人相手だと小さくて、迫力不足。蹴り技は確かに見せるけど、あれじゃ軽そうで、効いてなさそうって感じる。よっぽど、スコット・アドキンスの蹴り技の方が強そうだし、二人がかりで倒すのはずるい。命を狙われたのに、酒飲んで飯食ってる緊張感ないし、ハラハラしなかった。ラストの黒幕の女の説明もなく、よく分からなかった。
うーん。
期待し過ぎていたからか、残念でした。
序盤でジージャーさんを殺さなくても…。
各々のアクションシーン、組んでのアクションシーンは普通によかったです。
ただ、敵キャラ、設定に合わせてるからか、想像を越えてはこなかった。
物足りない。
この共演は嬉しかったですが、それだけに物足りなさを感じました。
これだけのアクション俳優を集めると、料理するのって難しいんですね…。
アジアを代表するアクションスターの競演
ムエタイのトニー・ジャー、シラットのイコ・ウワイス、カンフーのタイガー・チェンとアジアを代表するアクションスターの競演に胸を躍らせてレンタルしたけど、正直3人のポテンシャルを引き出し切れてない感じ。
格闘アクションが一本調子で観てて飽きちゃうんだよね。
あと、結局敵の女ボスが誰なのかも分からず、逮捕に至る前フリもないので「結局お前誰やねん!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ」ってなる。
トニージャー主演の割には
アクション控え目じゃね?
主演の3人はアクション抑え目に感じたけど、敵方の西洋人達のアクションはとても良かった。でかい体を活かしたパワープレイだけじゃなく、技もしっかりしてた。特にコリンズのアクションは凄い!
ラストで敵方組織の黒幕が逮捕されたけど、めっちゃ唐突だよな。ってか誰だよ?
劇中どの闘いもワクワクするシーンだったが、ストーリーがグズグズ過ぎ...
劇中どの闘いもワクワクするシーンだったが、ストーリーがグズグズ過ぎて「ナンデ闘っているの?」て余計な考えが何度か過った…アドキンス兄さんの動きは相変わらずハンパない!
ストーリーがなぁ…
アクションに関しては、動きそのものは達人級の役者が出ているので文句なし。撮り方がやや単調だけどまぁまぁ楽しめました。
が、ストーリーが…
なんかごちゃごちゃしてて分かりにくい上、悪役に魅力がなさ過ぎて…こんなんに苦戦されても興醒めしかしません…
せっかくのアクションスターの共演が、ただただもったいなかったなぁと。
ブルース・リーの演技指導は凄かったなぁ~
資産家の娘であるシャオシャンは父の遺産を投じて、東南アジアの都市マハ・ジャヤを食いものにする犯罪組織壊滅に取り組んでいたが、こころよく思わない犯罪組織のボスは冷血非道なコリンズをリーダーとする傭兵部隊をシャオシャン殺害のため送り込む話。
アクションシーン満載なのは好きだけれど、一つ一つの格闘が長すぎて飽きてきてしまう。ブルース・リーの映画での格闘シーンは、要所を掴んでいて飽きなかったことを思い出し、当時の作品のブルースの演技指導はうまかったんだろうなぁ~、と改めて感心させられた作品でした。
あっちもこっちも格闘戦
東南アジアのマハ・ジャヤという都市で、中国人資産家の女性が犯罪組織を浄化しようとしたことから、彼女の命を巡って衝突が起こる話。
犯罪組織側の傭兵によるリーダー救出作戦から話は始まり、その作戦に騙されて参加したガイドと、仲間や妻が犠牲となった男が拳を交えて力を合わせ始めてストーリーが展開して行く。
序盤はドンパチ銃撃戦、というかグレネード撃ちまくりからのドッカンに、格闘戦少々。
その後は試合だったり、実戦だったりどんどん格闘の割合が増えていく。
銃撃戦なり格闘戦なり派手なアクションの連続で勢いで突っ走る感じであり、どうでも良いって言えばそれまでだけど、一応ストーリーもしっかりとサスペンスフルになっていて良い感じ。寧ろチョイ面倒くさく感じる部分も…w
終盤に至る頃には、余りにもてんこ盛りな格闘ラッシュで最早ゲップが出そうになる程ながら、東南アジアらしい感じ全開のアクション作品でなかなか面白かった。
ただ、もうちょい格闘戦の中味に見せどころが欲しかったかな。
彼らのアクションをもっと活かせたはず
トニー・ジャーのアクション目当てで鑑賞。
だからストーリー的な難は多少は目をつぶるつもりだった。でも、敵の場当たり的な行動に苦笑が続く。あの女殺すだけならもっと簡単に殺せたはず。で、挙げ句の果てに警察に襲撃?いやいや(苦笑)…。いくらなんでも。
それではアクションがすごかったのか?と言えばそれも若干疑問が残る。いや、相変わらずの凄さもある。それは確か。ただ、ドラゴン×マッハ!のようなとてつもない強さのラスボスであれば協力して戦うのもありなんだけど、今回の敵はそこまでの強さを感じない。少しイカれてるって程度。それを2人で協力してって格闘シーンは説得力がない。トニー・ジャーは十分強いでしょうが!
ダメでしょ
まずもって敵がボンクラ過ぎてダメダメ。あんな風に行き当たりばったりでやるか〜!?ちっとも強そうにも見えないから、イコとトニー・ジャーが揃ってて苦戦する意味が分からない。「ドラゴン・マッハ」はマックス・チャンだから苦戦しても共闘しても説得力があったの。
なのになんだよあのイコは。口ばっかりのダメダメになっちゃってるじゃん。
イコの無駄遣い。やり直し。
3つの舞台のアクション
映画の冒頭、マハ・ジャヤのジャングル奥地にあるインドネシア軍?キャンプにいかにも悪そうな傭兵が急襲しようとしている。その道案内人が、主人公のパユとロン・フェイの2人。何故? 後にわかることだが、彼らは、人道支援目的だとだまされた連れてこられ、しかもそこにいたインドネシア軍側のジャカの奥さんも戦闘に巻き添えになって死んでしまいジャカの恨みを2人がかってしまう。傭兵の目的は?
場面が変わって、
"Love, and a safe place to call home."
なんて背中がこそばゆくなりそうな言葉をテレビで平然と言ってのける巨額の富を相続した女性・シェンが財を投じて、人道支援をするとテレビのインタビューに答えるところを闇組織のボスが見ていて、彼女を亡き者にしようと誘拐を企てスコット率いる武装傭兵部隊に命じる。 警察に逃げ込んだシェンと武装部隊に対抗する3人の運命は.........?
「マッハ!!!!!!!!(2003)」 あれから16年、多少雰囲気が変わったトニー・ジャーなのだけれども彼のトレードマークでもある ”CG・ワイヤー・スタントマン(スタンドダブル)・早回しを一切無し、唯一使うのが最強の格闘技ムエタイ。” そんな彼が、個人的には「マッハ!無限大 (2013)」以来のご登場となる。今回もタイを舞台にした武装部隊との銃あり、機関銃あり、ナイフあり、リボルバー・ グレネードランチャー を操る女子あり、と多彩な武器をこれでもかと見せ、しかも、そこに各アクションスターが持ち前のマーシャルアーツをこれでもかと競い合うように見せつけている。
ロン・フェイ役のタイガー・チェン。「カンフー・トラベラー(2018)」という一風変わったというか、個人的には訳の分からないSci-Fiカンフー映画にご出演していたのを思い出すが、今回のヘアースタイルとこの「カンフー・トラベラー」のヘアースタイルが180度違うところが笑えてしまうし、その変わったシナリオ、エイリアンを倒すロボットに備えるべく武装システムを開発するために過去のカンフーの達人の必殺技を教えを乞いにタイムスリップするってどうよッ?
敵の大将の悪の権化・コリンズ役にイギリスのスタントダブルやアクション映画で主演をしているスコット・アトキンスが務めていたが、そのアクションに対して40才を超えている年齢に反比例をするかのようにキレッキレの身体の動きに対して、”早送り”なんてショボいものは一切使わない、この人のアクション映画に臨む、その姿勢の真摯的なものが肌で伝わってくる。それと忘れてはいけないのが、笑顔のかわいいマイケル・ジェイ・ホワイトさん。彼はほかの映画でもトニー・ジャーと共演していて、例えば、ドルフ・ラングレン主演の「Skin Trade (2014)」で、その時、セリーナ・ジェイドさんも出演されていました。今回の映画では、ディズニーもびっくりの”ホワイトウォッシイング”なんて一蹴してしまうほどの悪役を好演されています。
一切の余分なものを受け付けない映画、そのシンプルな映画作りを受け入れるならこの映画を観ても納得のいくものと感じ、またワイヤーアクションやCGをこれでもか?と使った映画ばかり見ている方には多少の物足りなさを感じるかもしれない。それとこのシナリオ、不可解なラストの展開が.............訳の分からない部分も!?
2008年に設立されたエンタメ専門のWEBサイト・The AU Review
”Film Review: Triple Threat may not live up to its promise, but it is still an action-packed treat”の記事から「この映画”トリプル・スレット”は、アクションスターが出ているかもしれないけれど、アクションワンダーランドとは言えないものとなっている。しかし、彼らのパフォーマンスと荒々しいアクションシーンに対しては、マーシャルアーツの良いエンターティメント映画の一品として感謝を述べたい。」
映画とテレビの過去から現在までに特化した情報サイト・Film Inquiry
”TRIPLE THREAT: An Enjoyable, If Slight, Flurry Of Martial Arts Mayhem”の見出し記事から
「彼らがどれほどの印象的な才能があるのかはっきりとはわからないが、登場している3人には、どのように敵と戦うか知っている。つまり、結果として、彼らの才能を見せる場として、最高の洗練されたエンターティメント映画を作り上げている。」
余談として、数年前に亡くなったタイ王国のレイト・プミポン国王(ラーマ9世)、この国は渡辺謙さんがブロードウェイでも演じていた「王様と私(1956)」を上映禁止にしている(国が違えどインドも同じに上映禁止)。その理由ははっきりしていて、アジア唯一の列強に支配されなかった国で、この映画のモティーフになったラーマ4世は、イギリスに親書を自筆で出すくらいの賢人でしかもラーマ9世がアメリカを訪問された時もラーマ4世の人柄が映画の人物とはかけ離れた人柄であったことを述べている。しかもこの方がなくなった理由が、マラリアを撲滅するための調査に言ったジャングルで病気になったためとされている。心配なのはボンクラ失礼、今の国王...........!?
この映画でところどころで登場する、タイを代表するビールSingha Beer。現地の人はこのビールに氷を入れたりもする。個人的には、夏場など暑いときに一気に爽やかさを求めて真似したりもする。ビール通からすれば、もってのほかで「それは邪道だ!」なんてBooingされそうだが.........? それとタイ焼きめしも出てくる。その付け合わせとして、日本ではあまり見られないトマトやキュウリなんかも添えられている。
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