サヨナラまでの30分のレビュー・感想・評価
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静かで、熱い。そして美しい映画。
予告編を観て絶対に観に行くと決め、公開されてすぐ観に行きました。
とても素敵な音楽映画です。
北村匠海さんの静かな空気感、バンドになったときの熱さ、そのギャップを美しい街並みや景色が埋めてくれます。
新田真剣佑さんの絶対的な存在感と、北村匠海さんの絶対的な静かさの調和も絶妙。
楽曲はどれも素晴らしくて、二人の声ととても合っているし、新しい魅力も引き出されていると思います。
観た後、心がとてもスッキリ穏やかになれる映画でした。
サントラは観た日に購入しました。
映像でもずっと観ていたいので、DVDも予約済みです。
最高の音楽映画
聴いてほしい映画がある、というキャッチがとても好きだ。劇場で鑑賞したい作品。爽太とアキが小刻みにくるくると入れ替わる。初回はストーリーについていくのに精一杯。2回目に北村匠海さんが目線や口調の違いを本当に繊細に演じわけていてひたすら引き込まれる。2回目に観に行くまでに時間があったので音楽を聞き込んで、楽曲提供者の想いを特番で知ったりなんかして観ると、これまた感情がぐっと入る。歌声や歌詞の意味や涙腺を刺激されてしまう。若者の葛藤を包み込むような柔らかな夏の緑、風。時に強い日差しに光る汗。大切な人を失い時が止まったようなヒロインを囲む古本とカセットとレトロな街並み。寂れたプール。キラキラと輝き見守るような夜空。全てが美しい。本当に。冒頭の始まりを告げる『瞬間』と、最後のエンドロールの『瞬間』。自分が作品に溶け込んだようで心地よいのは、オリジナルストーリーであることも一因しているだろう。
MV評が多かった理由がわかりました
真昼の星座
恋愛ではなく喪失感の克服
冒頭、アキとカナの出会いからアキが亡くなるまでをダイジェストで描くのだが、これがとてもいい。疾走感があって、濃密で、幸せに溢れてキラキラした映像。短い時間だったが、その後のカナとバンドメンバーの辛さを想像させるのに十分な映像だった。
亡くなった人間が生きている人間の中に入り込む。ありがちといえばありがちな設定。ただ、カセットテープを再生してる間だけ体が入れ替わるというこの設定を映像でうまく説明していた気がする。
あとはもうわかりきった結末に向かって進んでいくだけ。ただ、恋愛映画のようでいて恋愛映画ではなく、バンドのサクセスストーリーでもない。喪失感を克服する話だったし、未来への一歩を踏み出す物語だった。そういう意味でとても前向きな気持ちになれた。
一方でとてつもない切なさを味わったのも事実。恋人が死に別れて一時的に再会する話って、結局生きている恋人の幸せを祈らずにはいられない。だけど自分の彼女だった子が別の男に惹かれていくのを目の前で見るのはつらい。アキのつらそうな表情にめっちゃ共感して、完全にアキ目線で観ている自分がいた。
前からいい役者だと思っていたが、新田真剣佑と北村匠海がいい。入れ替わったときの演技は難しかっただろうに。そして何よりもカナ役の久保田紗友がよかった。控えめな笑顔、まっすぐ見つめる眼差し、これから期待できる女優だ。
あ、歌のことに触れていなかった。えぇ、使われている曲も2人の歌もよかったてすよ。帰りの電車の中でapple musicのライブラリに追加した程度には。
でも評価は3.5。結構泣く気満々だったのに意外と泣けなかったので。
すごく良かった!!
最高でした!
序盤からテンポが良くて、その時点で好印象でした。
最初に入れ替わった時はセクハラ不審者のヤバい奴爆誕という感じで不安になりましたが、話が進むにつれて気持ちよくストーリーにハマっていきます。
バンドのメンバーが、アキが居なくなった事を受け入れて颯太と一緒に進んでいく様を見せつけられるのはかなり辛かっただろうに、アキの器の大きさが凄い。
最後は涙腺に直撃して、ドライアイ気味の目がうるうるしてました。
入れ替わり系の話が苦手で、「君の名は」も観ていません。ですが、この作品は入れ替わっても「やめて!!!そんな事しないで!!!」というラインまでは恥をかかなないので安心です。
あと、やはり曲がすごくいいです。
予告で流れていた曲が気になって鑑賞しましたが、シアター内の音量で聴くとより一層好きになれます。音源は絶対に買います。
全体的に凄くよかったです。マイナス点は、アキが創作者とゲーム好きが絶対に許容できない事をやっていたので、その点だけモヤモヤが残ったかな…というくらいでした。
内容が良かっただけに、もっと早くに観ていればと後悔がつきません。公開館がまだ残っているなら友人知人に宣伝したいですね。
爽やかで素晴らしい映画でした。☆5です。
追記:大事な事を書き忘れていました。主演の北村匠海さんの一人二役が素晴らしかったです。まるっきり違う人になったかのようでした。
ねこはもう、けっして生きかえりませんでした。
音楽映画大好きです!
特にこういうバンドものは更に好きです!
新田真剣佑と北村匠海の歌のうまさにびっくりしました!そういえば北村匠海はバンドで歌ってましたね。なんか俳優さんのイメージが強くて😆
カセットテープを使って入れ替わる。
カセットテープの記憶が上書きされていく。
亡くなった人との思い出も少しずつ上書きされて色褪せていく。
でも決して思い出そのものが消える訳ではない。
もう二度と会えない大切な人を想う夜の廃プールの滑り台のシーンがとても綺麗でした。
颯太がカセットテープを拾ったのはきっと必然。
ライブシーンも見応えあります!
曲も良かったです🎵
家に帰って久々に100万回生きたねこを読み返しました。
最後の一行。
なるほど。使い方がうまいです。
歌声が最高で震える。
ただの青春イケメン映画じゃない
心地よい時間でした
上書きして前に進む
とにかく感動。
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