ANIARA アニアーラ

劇場公開日:2019年7月13日

解説・あらすじ

スウェーデンのノーベル文学賞受賞作家ハリー・マーティンソンの代表作「アニアーラ」を実写映画化したスウェーデン製SF大作。放射性物質で汚染された地球から火星へ移住するため、8000人の乗客を乗せて旅立った巨大宇宙船アニアーラ号。しかし事故によって燃料を失い、火星への軌道を外れてさまようことになってしまう。修復不能なまま歳月だけが過ぎていく中、希望を失い狂気へ落ちそうになった乗客たちは、人間の感情を治癒・制御するAI「MIMA(ミーマ)」に依存するようになるが、あまりに多くの感情を受け続けたMIMAは自らの意思で機能を停止・爆発してしまう。漂流から5年が経ったある日、アニアーラ号へ向かう救助船と思しき存在が現れる。だが、それは未知の物質で作られた巨大な槍形の物体だった。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2019/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」(19年7月13日~8月9日)上映作品。

2018年製作/106分/R15+/スウェーデン・デンマーク合作
原題または英題:Aniara
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2019年7月13日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8

(C)META FILM STOCKHOLM AB 2018 All rights reserved

映画レビュー

5.0宇宙をさ迷う巨大船と人類の遥かなる旅

2025年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

驚く

また異なる「インタステラー」に出会ったような気分。
数年で決着がつくかと思いきや、恐ろしい距離と時間を経て宇宙空間をさ迷う巨大船と人類の行方を追う物語。

奇しくもひとつ前に見た「コンクリート・ユートピア」と構造が似ている。
いずれも非常事態における閉鎖空間の群集心理だ。
だがこちらは分断や対立は起きず、個々が静かに壊れてゆく。
この差はお国柄から来るのか、ハナからテーマの違いからか。
いずれにせよ破綻したように見えない、真に迫る人々の心理の変遷から目が離せなかった。
釘付けにするこれみよがしでない描写も、従って荒廃してゆく船内も生々しい。
この絶望加減は穏やかなホロコーストに匹敵する。
それでもなんとか生き抜こうとする人間の、弱いからこそしなる如きしぶとい強かさが神々しくもあった。

最後までどうなるのか予想できず、前のめり。
500万年後の船は果たして本当に石棺なのか。
もしかすると・・・と過らせるニクイ作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
N.river

3.0記憶には残る

2025年5月19日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
isara

1.0宇宙漂流598万年

2025年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
odeonza

2.5描きたいものは分かるけど…

2025年3月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

題材が凄く面白そうだったので観ました。
SF的な魅力はあまりないです、むしろSFにしてしまったことでツッコミ所が多くなりノイズでした。

2001年宇宙の旅を舞台にミッドサマーしてみた的な印象…あとはスノーピアサーにも似てるかも
宇宙じゃなくても成り立つストーリーなのでは?と感じてしまいました。

退廃的な雰囲気と箱庭っぽさ、ラストでこの船が辿り着いた結末は凄く良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
しらこ