糸のレビュー・感想・評価
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平成の30年間を生き抜いた二人
本来なら令和になって1年たつちょうどその頃、封切られ、令和になった瞬間で終わる作品でしたが4か月の公開延期となりました。 「弥生、三月」と展開が似ており、私はそれに重ねて主人公二人の波乱万丈な人生を北海道、東京、沖縄、シンガポールと地点を重ね、花火、多くのエキストラの予算を使い、中島みゆきの音楽を散りばめさせて、見ていました。 「ああやっぱりハッピーエンドなのね」、というのは予想通りでした。 あんな人生はなかなかないでしょうが、すれちがう恋愛ドラマとして、まずまずだったでしょう。
切れそうで切れない糸、それが最終的に絆へと変わる・・・・
ある人との強制的な別れから自分の無力さを覚え無気力に生きた人生(前半)とある人との出会いをきっかけに目標に向かって生きた人生(後半)の違いを描写した映画です。思いは届くのですね。
役者さんがとても豪華!
とにかく出演なさっている役者さんが豪華で、主役をやられている方ばかりで演技に引き込まれました。特に榮倉奈々さんはさすがだなと、圧倒的な存在感でした。子役の2人もとてもよかったです。 主役のお二人の目線で時代の流れと共に場面が切り替わるので、飽きることも時間を気にすることもなくあっという間で、素直にいい映画だったなと言う感想です。 30年と言う月日を2時間でまとめているので途中で出会う人にまつわるストーリーは若干粗めなところはありましたが、綺麗に纏まっていました。 なんと言っても中島みゆきさんの名曲が見終わったあと頭から離れませんでした(笑) 母と2人で久々に映画を観ましたがとても素敵な作品で満足です!
分かりやすい内容で、菅田くん、小松さんの2人の並びが溺れるナイフか...
分かりやすい内容で、菅田くん、小松さんの2人の並びが溺れるナイフからの流れで涙無くしては観れなくてよかった。突っ込みどころはあるかもしれないが、昭和世代はそこらへんの解釈は捨てておそらく楽しんで見れると思う
期待を裏切らない、いい映画でした🈵
中島みゆきの「糸」=めぐり逢いをテーマに映画化されたラブストーリー😂 人が生きていく中で、いろんな人と出会いながら、その時々の状況に左右されて、なかなか思いどおりにはいかないんだなあということをしみじみ感じさせられる映画かな、と思います(^^ゞ そのことが正に、中島みゆきの「糸」の歌詞にあるとおりですね💦 なぜ めぐり逢うのかを 私たちは 何も知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちは 何も知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 二つの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 この映画は、ところどころで、うるうるする場面があるんですが、中でも、小松菜奈の何とも切ない表情、演技がとても良かったです🙆 スケールも壮大で、北海道、東京、沖縄、シンガポールとどれも良かったです✋ 何はともあれ、今年一番の映画でしたし、もう一度観てみたい映画ですね‼️
偶然似ているかもだけど、これもこれで良かったです。
先日(土曜日)見に行ってきました。女性の方が圧倒的に多かった印象です。 さて、「弥生・3月」(だったかな?)に似ている?という投稿が結構ありましたが、確かに構造は似ているとは思うものの、たまたまだと思います。似ていると言われたら似てるかも?くらい?? 確かに多くの方が言われるように、2時間ちょっとで平成の31年分を入れ込んでいるので、一つ一つの描写は短めです。ただ、どうでもいいものは少なく、リーマンショックや東日本大震災など、日本において平成史の転換点といえる場所を選んでいるようです。 一直線ストーリーでひねりも少ないですが、日本のみならず海外視点(シンガポールが一時舞台となる)から日本はどうみられていたのかなども、多少は誇張はされているのでしょうが、参考になりました。 「同じ曲をかけすぎてうざったく思った」ということは私は感じませんでした。むしろ、適切な場所で曲を変調したり選んでいるようで、その選び方も上手だなと思いました。 減点事項は下記2点かな。4.4→4.5に切り上げています。 0.3点: 序盤にヒロインの女の子(平成13年)が家庭内暴力にあうところ。 主人公の子(男の子=この作品の軸となる)も中学生としては相当しっかりした子で、平成13年であればいわゆる家庭内暴力(DV)は問題視されていたはずで、相談を受けて行政に相談するといった(とはいえ、子供だけでいっても行政も相手にしてくれないかな…)「冷静な」対応は取れなかったのかなと思ったところ(もっとも、そうすると「別れる」ことにならず話が成立しないが…)。 0.3点: ラスト。新たな家庭を築いていくところは完全にスタッフロールの中で描写なし。本来的に考えれば「ここからが」色々、お互いにとって難しい門出になることは誰でもわかるところで、少し他を削ってでもここは10分だけでも欲しかったかな…というところ(あるいは、あと10分伸ばしてでもそこは欲しかった…「糸・続編」でもあるのでしょうか…)。 確かに平成史(都合上、13年から31年の、18年)をたどるというストーリーの「ひねりのなさ」は仕方がないのですが、それでも描写は丁寧で見る人の心をつくのだなと思いました。 …映画の帰りに高級スーパーで北海道産のチーズケーキと牛乳を買って帰りました。
時代にそれぞれの歴史が絡みあう
人はその時代を象徴するニュースに、 それぞれの人生のできごとを重ねて見た時にノスタルジーを感じるのかもしれない。 中島みゆきの歌も、ひとりひとりの人生を背負った歌が多く、時代ごとのできごとや人生と絡み合っていく。そんな人と人の数奇な運命がどのように絡みあうのかは映画を観てのお楽しみ。 もう少し時代に翻弄された感があるとよかったのかもしれないですけどね。 余談だけど、中島みゆきの歌がバックに流れている中で警察がなだれ込んでくる名シーンと言えばやっぱり金八先生ですよね。 映画のオープニングであのシーンを思い出したけど、金八先生にはかなわないかな。 小松菜奈の名演が光ってました。 明るいシーンになるとモデルに戻ってしまうのが惜しい…
残念極まりない凡作
序盤から展開とラストは予想を裏切らないと言うか、プロの仕事と思えない凡作。 小松菜奈ファンとして観に行くっていう動機だけ。 【中学時代】 んー。 これって、北の国からスペシャル〜初恋〜か?? おまけに2人が補導されるシーンは金八先生の名シーンと見紛い笑いを堪えてしまった💦💦 警察に追われて、 中島みゆきのBGM(糸だから分かってるけど) スローモーションで見せる。 腐ったみかんの方程式や〜🤣🤣 評価したのは次の一点。 ぼく明日〜の時の清原果耶さんもそうでしたが、今回の中学生役の彼女も、小松菜奈さんの特徴でもある顔の3つのホクロをしっかりメイクしてる細かさにはちょっと感心。 【成人時代】 シンガポールでストーリーを展開した必要性が見当たらない。 東京でもいいじゃん。 シンガポールでロケするなら、ストーリー上にその必然性の伏線張らなきゃしっくりこないよ。 キャストは実力者揃いで準備万端なのに、作り手が持て余した実にもったいない作品でした⤵️ あと、中島みゆきの挿入歌。 なぜ途中でブチ切りするかな〜😤 フェイドアウトでしょ。 中盤から泣きっぱなしのお客さんがいたけど、号泣ポイントが分からんかった😑 タイトルからしてそーなんだけど「糸」に乗せた映画を作りたかっただけなんだろうなぁ。
美瑛→函館、約450㎞
13歳の頃に出会った、平成元年生まれの男の子と女の子の30歳までのそれぞれ人生の話。 花火大会の日に出会い恋仲になるも、彼女の家庭の事情から離れ離れになってというストーリー。 8年ぶりの再会から思いを吹っ切って新たに歩き始める彼と、既に変わっていた彼女。 新たな幸せをみつけるも悲運が付き纏う彼の人生と、幸せには届かないどこか寂しく人に振り回される彼女の人生という2つの物語に、友人カップルの物語も少々。 波瀾万丈ないくつかのドラマが、すれ違い、ニアミスし、重なり、解れて切れて絡まって、悲しく温かい物語になっておりとても面白かった。 そしてやっぱり糸は名曲だね。
予告と宣伝が過大かな
予告や宣伝がすごーく期待できそうで楽しみにしてましたが、、、イマイチの一言。 ストーリー自体、想定できるものだけど主演2人の想いみたいのが全然伝わってこない作品でした。 小松菜奈さん、いつも同じ演技。菅田将暉さんもなんでこんなに色々作品出れるのか分からない。いつも同じ演技。 観賞代損したって久々に感じたわ。
「糸」の2番目の歌詞を背景に、親友に裏切られた葵がシンガポールのホッカーセンターでくそ不味いカツ丼を食べながら泣き出すシーンが気に入った。小松菜奈の成長に★半分オマケ。
①涙腺が緩くなる歳なのでお約束の場面では必ずウルウルしてしまったが、それと映画の出来とはまた別物。②私にとって中島みゆきの「糸」とは、別々の人生を歩んで来たもう少し歳を重ねた男女が巡りあって結ばれる、というイメージ。私が書くとしたら幼なじみという設定にはしないとも思う。でもまあ、これはこれで悪くはない。③演出は可もなく不可もない。良く言えば素直、悪く言えばうま味がない。脚本も色々と平成の出来事を織り混ぜて(上っ面だけだけど)何とかまとめている点は評価したいが、もうひとつリアリティーに乏しい印象。漣の両親が全く出てこないのも話に幅が出てこない。現実感・生活感を損なっている。ここは、少し尺を長くするか、他の場面を削ってでも漣の両親を出すべきであったと思う。④驚いたのは小松菜奈の演技が巧いこと。『渇き』での鮮烈なデビューがまだ印象的だが、一本の映画を支えられるくらいの女優に成長している。一方、菅田将暉だが思った以上に光っていない。悪くはないが今までの菅田将暉の枠を出ていない。時々台詞に関西弁のイントネーションが出てくるのが微笑ましい。成田凌は主演でも助演でも光る好ましい役者になってきた。二階堂ふみも東北大震災で被災した心の傷をちょっとした台詞や仕草でそれとなく表現して上手い。⑤「糸」「ファイト」の使い方もなかなか良かったと思う。個人的には「二艘の舟」も使って欲しかったけれど、尺が長いし他の映画になりそうだもんね。⑥昭和から平成に変わった時は丁度シンガポールで駐在していたせれど、シンガポールも当時からすると随分変わったね。葵にネイリングをしてもらっているシンガポール女性の『昔は東京まで(してもらいに)行ったものなのに、今はそっちから来てくれるのね』という台詞が平成の日本を一番象徴していたかもね。(私が駐在していた頃はシンガポールにとって日本はアジアで一番繁栄していて憧れでもあり目標の国だったのが、今は逆転しているものね。)
感動するつもりで観て、ちゃんと感動した!
予告編から感動しないわけがないような構成でしたが、観賞しても大筋でほぼ予想どおりの展開で予告編で出しすぎなような気もしましたが、期待どおり感動できたから大したもの。 そこまで“糸”感はなかったようにも思えますが物語として面白かったから、そこはあえて考えませんw 適度な現実離れ感と臨場感が心地よくてもっと物語が続いて欲しかった。 震災のシーンが出てきましたが、2011年3月11日の日付がはじめに映されても、瞬間的に震災の日だと思えず(一応震災のシーンの前に気付きはしたものの)、自分自身驚いて、あきれました。二度と忘れません!! いちばん成長した娘のゆいちゃん役の女の子が出演した時に、以前ドラマで病気の女の子の役した子だと思うけど何のドラマだったか思い出せずモヤモヤしてました(結局帰る時にやっと、“TWO WEEK”だと判明)ww
「感涙」
本来は4月24日公開でしたが4か月伸びたと言う事で、事前番組で情報をたっぷり見ましたがそれでもほとんど知らない場面で良かったです。 小ネタで竹原(成田凌)の結婚式で菅田将暉が小松菜奈と再会して話しかける所で、台本には「葵ちゃん」と呼ぶように書いていましたが、菅田と監督が話し合った結果「園田」と名字で呼んだ方がしっくり来るとなりました。結婚式での男女の微妙な関係を表していて好きな場面です。 4カ月で小ネタを仕入れてもまだまだ見所満載の作品でした。感涙。
糸ってあるよねー
これはすごい!本当に感動!最後がまたいい!何度でも見たい!もどかしさもあり、涙も出るし、幸せな気持ちにもなる!素晴らしい時間を過ごすことができました!人と人には糸って必ずあるって信じたい!
思ってた以上に素晴らしい作品だった!
メチャクチャ内容が濃い!! これ1本で3作品観たようなお得感(笑) 観賞後の心地よい疲労感と満足感は本年度一番かも。 本作はキャスト全ての方々が主役。 どのシーンも素晴らしい。 平成の30年間を130分に濃縮した感じ。 菅田将暉さんや小松菜奈さんが平成元年生まれの設定。 このため時代が前後するけど何歳の出来事なのか解りやすい(笑) ロケ地も北海道、東京、沖縄、シンガポールと広範囲な展開。 予告編で菅田将暉さんのセリフの滑舌が悪かったので観るのを悩んでいたけど、その滑舌の悪いシーンが本編ではメチャクチャ良かった(汗) 期待を裏切らないラストで大満足! 菅田将暉さんが歌う「糸」が素晴らしい。 成田凌さん。カラオケが予想外に上手かったです( ´∀`)
裏切られた
久しぶりにレビューします。 なかなかレビューしようっていう作品がない中、観終わった後も映画のシーンが離れません。 予告編を観ても、ただの恋愛ものだとなめてました。 公開映画が少ない中、観たい映画もないしあまり期待していませんでした。 蓮と葵の恋物語だけにとどまらず、亮太の「普通の生活がしたいだけなのに」っていうセリフや香の「泣いている人がいたら,抱きしめてあげなさい」っていうセリフよかったです。 葵がシンガポールで泣きながらかつ丼食べるシーンも、食べてるだけのシーンであれだけみせてくれたら十分です。 子ども食堂の食事シーンでも泣くシーンですが、「ここのご飯が一番おいしい」って言ったのはかつ丼のシーンとの対比でしょうか? かつ丼まずいって言っていたような・・・ 個人的には榮倉奈々がよかったです。 あの明るいキャラに重い映画の清涼剤をみました。 こんな人と家庭がもてたら、楽しいだろうなって勝手にイメージしてました。 エンディング、悪くなかったですけど香(榮倉奈々)を思うと少し心がもやっとしました。 もっとたくさん書きたいことあるんですけど、長文になりすぎるのでこの辺で・・・ 久しぶりにレビューしたくなる作品でした。観てよかったです。
なんかほっこり
正直ストーリーは駆け抜けていってるせいで1つ1つが薄いのでそんなに感情移入しないし、何年も会ってないだろうにいきなりフェリー前で抱きしめるとか初恋美化しすぎだろという気がします。結婚してもずっと好きだったの?なんなの?と思いつつ、元々予告編でシーン出しすぎだ、だいたいわかる、と期待してなかったので落胆はしなかった。あと、ちょっと糸とか曲の使い方がいまいちでしたねぇ。。なじまない。。 というのは置いといて。 泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよの榮倉奈々のくだりからの子役ちゃんが素敵すぎ。最後の子ほんと好き。 斎藤工がエロかっこいい(いつもか)。 成田凌がファイト歌ってたーいつも名演技。 北海道、沖縄、シンガポール!マジ旅行行きたくなるー! どんぐり投げて鼓舞するのは最初は好きじゃなかったけど、親子で積み重ねていくとなんか素敵に見えてきた。 平成の様々な災難を交えつつ、普通に幸せに生きることがどれだけ難しいことか、そんな中で出会った一つ一つの縁にはきっと意味があって、それを大切にしていきたいなと思いました。 というわけで本筋のところ以外がわりと好きでした。にしてもなんでこんな普通な役、菅田将暉にしたんだろう。
どこかで見たことのある作品。曲の使い方もくどいように感じられた。
どこかで見たことのある作品とおもっていると、春に公開された弥生・3月と似ていますね。 ・1組の男女を通して、平成と言う時代を描く ・名曲が大きな意味をもつ(坂本九の「見上げてごらん夜の星を」と中島みゆきの「糸」) ・成田凌が大きな役で出演 感想としては、 〇30年にわたる2人の波乱万丈の人生を描くには2時間の尺は短すぎて、散漫な印象を受ける 〇名曲とはいえ、糸を何度も流すのはくどいと感じる 〇結婚して子供もいる大人なのに、初恋の人にそこまで囚われるか 〇エンドロールで新しい家族の姿を映していましたが、子供が新しく親となる人とどのように関係を築くか、新しい親として受け入れてもらうためにどのように取り組むか、本来は非常に複雑で難しい話を、聞き分けの良い素直な子としてあっさりのスルーしていましたね 決して悪くはないと思いますが、期待していたほどではなかったような・・・
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