糸のレビュー・感想・評価
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後味悪い
すごく期待して先行上映をみた感想は、こんなにも後味悪い映画は初めて!という感想だった。
いくつもの愛をテーマにした映画なのに主役の漣の両親が一切出てこないことにも疑問。
いつまで子供の頃の初恋を引きづってるの?
結婚したなら初恋は思い出のままにしておくべき。
まるで心の浮気をずっとしてる感じ、
あと一つ一つの展開が浅く早すぎて感情がついて行かない。
妻が病気で亡くなったから?気兼ねなく?
たかが初恋相手を想い続けるって?相当痛いやつ。
最後のエンドロールの漣と葵の結婚式のシーンが全てをぶち壊した。
一度切れた糸は繋がらないんだよ。
香(漣の妻)の生き様には感動したけど他は涙要素ゼロでした。
すごく期待してただけに残念で仕方ない。
疑問しかない
12日に先行上映を観て来ました。
きっと感動して何度か映画館に足を運ぶことになるだろうなどと思っていたのですが、主役二人を含め豪華なメンバーを揃え海外ロケまでして時間もお金もかけて4ヶ月延期になった都合で長期間これでもかとウザいほど宣伝して。
で、満を持して見せられたものがこれか。
なんでこんな子供騙しのファンタジーを?これほんま大人が作ったん?
なんでこれでいけると思ったん?
ふざけるのは辞めて頂きたい。
そもそも人と人との縁だの絆だの言ってるのに主人公である高橋漣(菅田)の親、兄弟、身内一切出てこないのはどういうことなんですかね?
中学の時、漣と葵(小松)が駆け落ちして警察に捕まった時も、漣が結婚した時も子供生まれた時も嫁に死なれた時も最後に葵と再婚する時も、漣の親は一切出てこない。
なんなの?気持ち悪い。ワケあり?
葵や香(榮倉)の親は出てくるのに。
なんや漣の親は息子の人生にノータッチかい。そんなわけあるかい!
人が産まれて初めて出会う人は親でしょう?そこから人生は始まるわけでしょう?漣は天真爛漫な少年だった。それが葵との事で挫折感を味わった。その後無気力な青年となりもうなんでもええわとチーズ工房で働いてる。
いや、そこまで性格変わる?(笑)
そうなるまで親のフォローはなかったん?それとも警察沙汰でめっちゃ怒られて親にも心閉ざしたとか?
周囲に白い目で見られたとか?
家業の工場つぶれて進学できなかったとか?
あの天真爛漫な少年が8年もの間立ち直るきっかけもなくここまでクサったというのか?どーも納得いかん。
家族など一切登場しない2人だけのラブストーリーならそれでもいい。
しかしそれだけではないスケールの大きな人と人との物語って宣伝しとるやないかい!
で、この二人が離れていても互いを支えとして生きてきた?
いやいやいやいや。
え、ありましたか、そんな場面?
ラブストーリーとしての説得力もありません。たいしてすれ違ってもないし、それぞれの人生生きてただけだし、運命によって引き離されたってあれは単に子供だっただけだし、人と人との巡り合いって、ただ大勢役者が出てきて普通にいい芝居してただけだし。
最後はさほど強い想いも感じられないこの二人が唐突にテレパシーで引き寄せられるが如く再会しあっさり結ばれる。
えーっっ!!?
長年会ってもない大人になった2人が
中学時代の続きのように再会したら
いきなり抱き合ってハッピーエンドって。
頭おかしいやん(笑)
しかも花火をバックに君らが抱き合ってる間もほったらかしてきた幼い娘は
父の帰りを待ってると思うんだが?
行き先もちゃんと告げず、人任せにして可哀想に。
香が命がけで生んだ子だぞ?
結を頼むと病室で言われたやろ!
そして美瑛→函館、車飛ばして6時間。
今日中には帰れまい。
お泊まりかこのやろう。
最低や。鬼畜め。
どこが愛の物語だよ!
そもそも葵ちゃんのような向上心の高いガッツのある女が嫌な思い出しかない美瑛に戻るかね?
そんな惨めな過去など消してしまいたくなるんとちゃうかね?
急に食堂のおばちゃんに会いたくなって行ったとしてもだ、偶然そこで漣に会ったとしてもだ、あらお久しぶり!懐かしいわねーで終了やと思うけど。
わざわざ自分の封印したい黒歴史を思い出させる
子連れの冴えない田舎モンと一緒になるかね?(すまない菅田くん)
てか漣は葵→香→葵
そして葵も漣→水島→漣
君らの人生には異性は2人しか登場しないのか。もっと他に目を向けろよ。
てか葵ちゃん今からでもシンガポール
行きなよー!
リアルに考えれば葵ちゃんは虐待された過去があり子育て経験もないのに人の子を育てることへの不安や葛藤だとか、その子の祖父母に当たる香の両親との関わり方だとか色々デリケートな問題があると思う。
そんな二人の関係なのにやっぱりいくら作り物とはいえあんな能天気なハッピーエンドはおかしいんだ。
見てて気持ち悪いんだ。無理!
ったく、なんで大の大人がこんな説得力ないもん作ったかな。
役者はこの脚本に納得して演じたのだろうか。
いや監督、さすがにこの展開はおかしいっすよと誰か忠告しなかったのか。
期待しすぎた、、。瀬々監督だったし菅田将暉だったし、じーんと胸を打つ人間ドラマであろうと勝手に思い込んだのが敗因だ。
子役含め役者は皆良かったです。
しかし脚本がお粗末。お粗末すぎる。
葵はまだしも、北海道のド田舎から出たことない漣がなぜ「北の国から」並みの北海道弁を使ってないのか?
タバコ吸えないくせしてなぜ斎藤工は喫煙シーンを断らないのか疑問しか残らない残念な作品だった。
期待値が高かった
上映日が延期になって待って待って待ち望んだ映画だっただけに、自分の中の期待値が上がり過ぎてしまっていた。この豪華なキャスト陣とこれだけのPRをしてしまったために、映画自体が負けてしまっている。
平成史にそって2人の物語が展開していくこと、所々伏線を張っているところは良かったが、あまりにもくさすぎる。これ見よがしに、'ここ'と'ここ'とが繋がってるんだよ、だから糸なんだよって言われている気がしてうるさく感じてしまった。そして、ひとつひとつのストーリーの余韻に浸りたいのに展開が早すぎて泣くこともできなかった。榮倉奈々さんの闘病シーンの演技は凄かったが、あっという間に終わってしまい心の中で思わず「え〜」と呟いてしまった。
これだけ豪華な役者を使ってしまうと映画の中で見せ場が無くなってしまうのだと思った。この映画は、欲張りすぎてしまったという感じだ。
結果的に平成史とラブストーリーを一本の映画におさめるのは無理だったということだ。
昭和の歌姫は永遠です。
原作にかなり忠実である意味安心して観られます。
しかしオープニングの空飛ぶ自転車と花火の描写には「この映画大丈夫?」って(笑)
物語の進行が早くて原作読んでおいて良かった…ってなりました。
まぁ読んでなくても良い作品には変わりがないんですけどね。
置いてきぼりになる?シーンもあったかも。
エンドロールはハッピーエンドに輪をかける様なシーンの連続なんですがそれがいい。
溜まりに溜まった不幸からの〜みたいな。
最近の映画に多いんだけどハンパな喫煙シーンっているか⁈
深く吸い込んで自分自身を落ち着かせるために煙を吐き出すのに完全にふかしで白い煙を吐くだけ…
あんな中途半端な吸い方しか出来ないのなら喫煙シーンは全カットすべき。
細かいところは気になるが、全体としては良い!
「糸」の先行上映を見る。これも市松模様で満員。
取り敢えず、菅田将暉は普通でカッケーし、小松菜奈は普通で魅力的。まあ、普通にしては波乱万丈な人生すぎるが(-_-;)
上映中に役柄としての漣と葵ではなく、まるで菅田と小松たち本人のリアルを追っているような錯覚に捉われたのは、この二人が付き合っている“らしい”からかなww
ストーリーの中では「糸」以外にも中島みゆきの曲が流れるのだが、少し「ファイト!」の使いすぎな気がしたな。
あの曲は一種の麻薬のようなもので、それなりにどんなシーンにハマってしまうから使いどころには注意を要する。
ここぞというところでガツンと行かないとダメ。この作品では2回も、しかも長めに、メインキャラに歌わせるという、プロレスでも流石に反則を取られるわww
あと、倍賞美津子さんが老けたのにビックリ。もちろんメイクもあるだろうけど、ちょっとショック。
中学生の漣と葵を演じた二人は熱演だった。特に葵を演じた植原星空(うえはらせら)さんは素晴らしかった。なぜ公式サイトに名前が無いの?
あっという間
なんかせつない
待ちに待った『糸』先行上映行きました。菅田くんと菜奈ちゃんなんかせつない
もっとドロドロしたカンジなんかなぁって思ってたんやけど、結構あっさりしたカンジだった。斎藤工さまと菅田くんが争うのーって思ったけど全然なくて、斎藤工さまがいきなりいなくなる。どこ行った?ってカンジでした。
菅田くんと菜奈ちゃんのシーンが少なかったのが残念だった。違う人生生きているでも繋がってるっていうのが『糸』だからか
成田凌くんの結婚式で菅田くんが菜奈ちゃんに会った時のソワソワしたカンジがめっちゃ可愛かった。菜奈ちゃんはなんか冷たいカンジで『なんでー』って思った
菜奈ちゃんが帰るって出ていったの追っかけて行く菅田くん。迎えに来た斎藤工さまの車に乗って帰っていく菜奈ちゃんは全然未練ないってカンジで、見送る菅田くんはめっちゃ悲しそうで辛そうで可哀想すぎた。菜奈ちゃんなんでーかなしくないのーって思った。でも本当はつらかったんだって後でわかるけど
菜奈ちゃんが山本美月ちゃんに裏切られてカツ丼食べながら泣くシーンは泣けた
あと榮倉奈々ちゃんが病院に元カレ呼んで喋ってて、そこに菅田くんが来て菅田くんが車椅子押しながら病室に帰る時に奈々ちゃんが『前彼の方が菅田くんより好きかも』って言うのもせつなかった。そんな事ないやろ、菅田くんが前カノの小松菜奈ちゃんに戻れるように言ってるんやん。
成田凌くんと二階堂ふみもめっちゃよかったです。
なんかすれ違いばかりで、どうなるのーってハラハラしたけど最後はハッピーエンドでよかったです。
菅田くんとひゅーいくんの『糸』も最高でした。
平成を生きてきた人の心に刺さる
運良く先行上映で鑑賞できたので感想を書いておきたい。
ストーリーはわかりやすく、平成史を絡めながら男女二人のであい、それぞれの歩み、そして再会を描いている。原作の中島みゆき「糸」の歌詞をよく表現していると言える。
その内容から、主人公と同じ時間軸で平成を生きてきた30歳前後の方は特に心に突き刺さるものを感じるのではないだろうか。確かに、平成の大きな出来事をはじめ、暴力、金、出産、病気、死別など、多くの「泣かせ要素」を詰め込みすぎていることは否めなかった。しかし、各キャストの演技力が軒並み高いため、各シーンに感情移入がしやすく、とても濃厚で見ごたえのあるものとなっていた。
そして、このような要素の詰め込みは平成に一時期流行したケータイ小説を想起させるものである。個人的には、「要素の詰め込み自体が平成を感じさせる要素」という多重構造を形成していると考えている。もしこれが意図的なものなら、折り重なる糸を表現した秀逸なプロットではないだろうか。
先行上映で観てきました。一応ネタバレ注意つけます。
まず「糸」という曲から話を作っているので
あらすじの想像がつかない。
主演2人のラブストーリーなのだと思って見るが
なかなかな展開でエンディングが読めませんでした。
また原作が歌なのが起因してか
不要な会話は感じなく
あえなくカットしたシーンなどもなかったりするのだろうか?
いろいろが作用してストーリーがいいテンポで進む。
けれども舞台である北海道などの景色を存分に生かしている。
あと平成元年生まれの主人公等4人の幼少期から始まり
大人になっての話なのだが
その間にちょいちょい挟む時事ネタが良い。
主演2人だけではない人と人の関わり合い、
自分という糸のたどり着く先、絡み合う糸、
ほつれる糸、すれ違う糸。
動く時代を懸命に生きた話です。
とにかく泣かせてくる良い作品でした。
感動必須です!
それとこれは余談として
意識されているのかはわからないが
主要助演キャストの過去作へのオマージュを感じ、
面白いなと思った。
また、キャストがとても豪華でそれも魅力的でした。
最後が惜しい。。。結果、普通の映画。
全体的にいって普通の映画でした。
オープニングはいい。ただ途中から”そうだよね。。”という点が多くなってきて、
最後に”そうしたかあ。。。”となりました。
非常に一般的過ぎる。予告や最初はいいのに、なぜこんな終わり方にするのか?
結果、2時間ドラマ級の映画になってしまっています。
だからといって、面白くない訳ではない。
だから、とても惜しい映画です。
俳優陣などもいい。菅田将暉、小松菜奈などもいい。脇の俳優もいい。
だから本当に惜しいのです。
最後に彼らの好きの思いが回想するシーンなども、そこまでは結構友人的に描かれているのに、
旧に思っていたなんて、突飛すぎる。もっと散らばってもいいと思います。
その方が最後が感動的になる。
最後も綺麗すぎる。こんな背景ならぐちゃぐちゃでもいいのに。。
観点としては現在社会の世相を入れたりしてとてもいいのですが、
やはり終わり方が気になります。
面白い映画ではあります。
恋愛映画が好きな方は観てみてはと思います。
本気でこの2人を応援した
長い長い年月の、2人の男女のお話。
いや〜長かった…でもなんか充実した時間だったなぁ。映画という2時間前後の時間をふんだんに使って、魅力的な人達をふんだんに使って、2人のそれぞれの歩んでる人生で起きた出来事を所狭しと描いている作品でした…◎
ちょっとスケールもストーリーも壮大過ぎるしドラマティック過ぎるしセンセーショナル過ぎるんだけど、そこを楽しめたし、何より私の大好きな菅田将暉と小松菜奈が演じるそれぞれの人生の話なので、どちらの事もずーっと応援しながら、幸せになれ幸せになれって祈りながら観れて、ある種の応援上映的な感じだったなぁ笑。
2人とも普段はナチュラルな演技が発揮される個性の強い作品が多い気がするから、逆に今回は新鮮な菅田と小松菜奈ちゃんが見れたのが良かった気がする。とは言え小松菜奈の方は不遇な青少年時代を過ごし、大人になってからも色んな事が起きててんやわんやなんだけど、とにかく強く生きていく、凄い女性の役だった。だけど菅田将暉はこれまでやってきた面白い役とは打って変わって、とにかくかなり普通の人へと寄った役だった…のがとても新鮮で良かったなぁ。見た目も動きも行動も、そこまでかっこ良くもなく、オシャレでもなく、変人でも、特殊でもなく、限りなく普通の人。をさせたら本当に普通の人にしか見えなくなってくるから俳優って、俳優菅田将暉って凄いよ…笑。
そして脇役陣…全員友情出演なの?ってぐらい、菅田将暉の仲の良い人たちばっかりわんさか出てて面白かったなぁ。それもスタッフ陣が意図したキャスティングらしい。良いね。
2人も勿論良かったけど、周囲の人達も良かったなぁ。榮倉奈々とか、瀬々監督作品の常連になってるけど、相性ぴったりなのかな?ってぐらいめっちゃ良かった。演技が光ってた、上手かった〜。山本美月も良かったなぁ、年々良くなってくね…。ほんの少ししか出なかったけど、竹原ピストルも相変わらず演技ばかうまだったし。やたらとちょいちょいここでこの人出すんかいな人も出て来て少し面白かった笑。そして大好きなひゅーいも、少しだけ出てた、嬉しかった。
私のような心を少しこじらせてる人間からしてみたら、こじらせた感想や思いも割と頻繁に抱いた内容でしたが…それでもやっぱ感動したしいっぱい泣いた。2人がぎゅってするシーンは異常にドキドキした。これまでのスダナナ共演作では無かったし、え?ってぐらいスクリーン越しに人肌の質感みたいなもんが伝わって来たから、よりね…。良いもの沢山見せてもらえたよ…!!
たまたま全国の映画館で先行上映あるって聞いて、観に行けて良かった〜。
映画て面白いなホント…。
「糸」とは人との絆
何度も予告を見て、感動の恋愛物語が描かれるのかなと期待して、先行上映にて鑑賞してきました。期待以上とは言いませんが、何度も目頭が熱くなり、心温まるいい作品だったと思います。
物語は、菅田将暉くん演じる漣と小松菜奈さん演じる葵の二人の恋愛を、平成史に絡めて描いています。こういうとチープな印象を受けますが、二人の恋の始まりからすれ違いを経ての再会、そして成就までを、十数年間の時間の重さを感じさせながら描いているところがとてもよかったです。
まずは序盤で、蓮と葵の中学時代の甘酸っぱい初恋が描かれます。雄大な北海道の自然をバックに、二人の子役の初々しさが映え、これだけで幸せな気持ちになります。その二人が引き裂かれる、予告で何度も見たシーンが描かれたところでやっとタイトルなのですが、すでにここで泣かされました。
その後も、菅田将暉くんが妻役の榮倉奈々さんと娘と抱き合うシーン、小松菜奈さんがカツ丼を食べるシーン、永島敏行さんが菅田将暉くんを追い返すシーンなど、何度うるうるしたかわかりません。他にも、どんぐりを投げつける、手を握る、離す、泣いている人を抱きしめるというシーンが象徴的に描かれますが、そのどれもがぐっときます。
メインストーリーはもちろん二人の恋物語で、運命の糸に導かれるように劇的な再会を果たして結ばれるわけですが、実際に描かれることの大半は、離れている間のそれぞれの人生です。漣にも葵にも、それこそ大勢の人が関わり、大きな影響を与えていきます。中でも、榮倉奈々さん、成田凌くん、山本美月さん、斎藤工さんあたりの存在は大きかったと思います。そんな人との出会いがあったからこそ、二人は青春の甘酸っぱい恋を、大人の愛として成就させることができたのではないかと思います。
ただ、ちょっと詰め込みすぎて掘り下げが甘く、もったいなく感じました。多くの人との出会いやさまざまな経験がかなり濃密であったにもかかわらず、とっ散らかることなくコンパクトに収めていたとは思います。それでも、やはりテレビドラマで1クールぐらいかけてじっくり描ければ、もっといい作品になったのではないかと思います。
この物語で描かれる糸とは、恋愛の赤い糸だけではなく、自分にまつわる多くの人との絆そのもののような気がします。誰かと結ばれた糸のおかげで、見方や考え方が変わったり、背中を押されたり、そしてそれが新たな誰かとの糸を結んでくれたり…。そうして結ばれた無数の糸が、自分の人生を織り上げてくれるのでしょう。そう考えると、これまでに出会った全ての人が本当に大切に思えてきます。
この映画を一言で表すなら
平成の葬式をした後に、「前へ進む」と言ってまた平成と結婚する映画。
「愛というものは愛だからいいんだ」と、無思考に享受してる人にはおすすめです。
真実の愛を「運命的な愛」と規定して、そこに収束する構図だが、その肝心の「愛」というものの描写がまるでない。この映画で示している「真実の愛」(=前に進むこと(笑))って一体なんなんでしょうか。お前が前に進めよ。もう令和だぞ。映画なめすぎ。
唯一、成田凌がカラオケで「ファイト」を歌う場面だけよかった。
特別先行上映
姪っ子と観てきました。
もーねぇ 『糸』 だけで泣けるのよね💦
なんか…漫画やん! けど泣けるのよね💦
(倍賞美津子と斎藤工の悟ってます感はワロタ)
姪っ子に点数聞いたら
「95点」やて
「シンガポールでカツ丼食べながら泣いてるシーンはグッときた」やて
「最後のシーン…キャリーバッグどないしたんやろ、、気になってしゃーない」やて
笑笑
泣きました。
平成から令和にかけて絡み合う人間模様
この平成13年から令和にかけて、いろんな人にいろんなことがありました。詰め込み過ぎた感が若干ありますが、年月が長いのでしょうがないのかなと… 前編、後編にしたらよかったって、仰ってる方がおりましたが、それもありだったかなとも思いました。
俳優陣もとても豪華でした。
中でも榮倉さんの闘病してる姿が目に焼き付いています。涙を目にいっぱい溜めながら、必死に話す姿を見て胸が苦しくなりました。そして、お母さんの言っていたことを忠実に守っているゆいちゃん。子役の子には泣かされちゃいます。
菅田・菜奈コンビは安定でして、同じ空気を纏ってるので、何の違和感もなく、観ていられました。
ただ、糸の曲を使い過ぎなとこ、ここはもっとこの感情に浸りたいって時に、急に場面が変わったりするとこは、感情移入がしづらいなと思いました。
仕合わせとよびます。
糸という名曲からうまれたというこの作品。
正直いうと糸である意図をあまり感じなかったが。
全体の中身の内容の濃密さが半端ないです
2時間ちょいでこれだけの内容よくまとめましたね
っていうくらい内容濃かった
はずなのに
観終わり落ち着いて思い深めると
思いの外あっさりだったと感じる
それはこの濃厚さを時間内に収めたりこなすために
駆け足なスピードで展開し
掘り下げがほぼない代償なんだと思う。
=ドラマ向きなのではないかな?
ともおもうんだがTBSだし企んでそう。
演者さん、みんなトップクラスばかりですごい。
脇役が主役級多くて使い方贅沢。
主人公の娘ちゃんすごくよかったな。
あの子は逸材。存在感があった。
個人的には311の件から榮倉奈々ちゃんの件が
涙無しでは見れなかった。
どんぐり投げと抱きしめる
このふたつの行動の伏線の使い方が絶妙で
すごく好き。
好きな人と一緒にいれる
平凡かもしれないが大切な家族がいる
なにか夢中になれることがある
自分でやりたいことをやれている
人それぞれ幸せに感じるものや事柄は様々だろうが
当たり前のことを当たり前と思わず
その当たり前こそが愛おしく幸せなことなんだと
これを
ひとは仕合わせとよびます
〝糸〟というよりも〝ファイト‼️〟の方がふさわしいかもしれません
冒頭のレビュワーの方が、「いい映画を観た、と言える作品」と書いておられたので、普段は感覚的にしか物事を捉えることができない私が、柄にもなく、『はて、いい映画の条件とは?』なんて考えてしまいました。
この映画はサスペンスやホラーやSF要素はないという前提でいくつか思いついたのが下記です。
・登場人物を応援したくなる
・自分の日常では、たぶん死ぬまで経験できないようなビジネスの世界や憧れの場所や未知の国へ連れて行ってくれる
・泣いたりヤキモキしたり、色々な感情が次々と味わえる
・見終わった後、満たされた気分に包まれる
あれ?この映画、すべて当てはまってる❗️
そのうえ、さらにです。
・ヒロインは少女時代も成人してからも文句無しの美形‼️
・ガサツに見えてもおかしくないのに、食事しながら泣いてる表情が狂おしいほど愛おしい❗️
もっと決定的なのは、コロナ禍の渦中にこの映画を見ることで、どれほどの温もりが日常の中から失われているか、を突きつけられることです。
・泣いたり悲しんでいる人を抱きしめてあげる
・子供食堂のような集まり
・守りたい人や愛する人の手を握りしめる
・大声で思いの丈を吐き出す
・結婚式などのパーティー
この映画は、ついこの前までの平穏な状況で、出来映えはどうかな、と観てしまうと、まぁそこそこ、と感じる方もいらっしゃるような気もしますが、先行きの見通せない不安を抱えているリアルタイムの感覚の今観ると、とても暖かくて前向きな気持ちになれる作品だと思います。
私はとても心に染みました。
(以下、ふと思いついたことを追記。2020.8.20)
『思い、思われ、ふり、ふられ』を観たあと、ああ、繋がっているんだな、と思うことがありました。
それは〝安全基地〟という言葉。
「朱里は私にとっての安全基地だった。今度は私が朱里にとっての安全基地になる」
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は
いつか 誰かを
暖めうるかもしれない
いつか 誰かの
傷をかばうかもしれない
自分にとっての安全基地が、今度は子どもや他の誰かにとっての安全基地にもなっていく。
葵にとっての人生は、幼い頃から恵まれることのなかった安全基地がどこかにあるはずだと求め続けていく旅ですから、途中で、こんがらかったり、切れたり、見失ったり。
誰にとっても、その思いは切実で、決して人ごとではないと思いました。
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