「糸とは、縁の絆」糸 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
糸とは、縁の絆
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名曲『糸』に乗せて綴られる切なくも温かなラブ・ストーリー。原作は既読で、内容も分かっているのに、熱いモノが何度も込み上げてきました。
中島みゆきも「様々な人生が、この曲と共に彩られることに驚きを感じている。映像化により新たな“糸”の姿が見られることを心待ちにしている」とコメントしています。
幼馴染で心を通わせるようになった漣と葵。中学時代の逃避行以降、様々な人々と出会い、酸いも甘いも経験し、各々の道を歩み始めていた2人。しかし、縁の糸は決して切れることなく、改めて互いの存在を求め合います。
葵の人生は、波乱万丈の中に、有り得ない偶然が重なっていき、蓮もまた、愛娘の結を残して妻と死別など、あまりに創られすぎたベタな展開で進みますが、そこが『糸』、2人の縁として描かれています。
花火と大丈夫の一言で始まり、花火と大丈夫の一言で確かめ合うファナーレも憎い演出。結末には、2人と愛娘・結との幸せを切に願わずにはいられませんでした。
菅田君と小松さんの噂の2人だからこそ、余計にこのラブストーリーに真実味も増して、会場は満員でした。
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だるまんさんのコメント
2020年8月23日
ストーリーはベタベタですけどね。
おふたりの目線だったり表情だったり、呼び方だったり、細かいところで気持ちが伝わりました。次の日にもう一度思い出す映画です。