新解釈・三國志のレビュー・感想・評価
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金払って見る価値なし
三國志は、個人的に吉川英治の小説、横山光輝のコミック、KOEI のゲームと一通りのめり込んだクチで、かなりの雑魚キャラまで名前が浮かんでくる程度のファンである。「新解釈」というタイトルなので、何か眼から鱗の新説でも拝見できるのかと期待したのだが、ほとんど従来通りの物語をなぞっただけで、貂蝉や孔明夫人のキャラにギャグを入れただけというショボさには眼から鱗ではなく、目が点になった。ほとんど三國志のコスプレをしただけのコントに過ぎず、これを映画でやる必要があるのか?というのが率直な感想であった。
コスプレにはかなり力を入れているのが分かるが、それを取り除いてしまえば、タメ口で行われるただのコントである。それも、テレビでやってたら途中でチャンネルを変えてしまうだろうという程度の水準である。これを見て笑えるという人は多分いるのだろうが、私には全くピンと来なかった。見ている間ずっと疎外感に苛まれ、金を返せと言いたくなった。こういうのは、料金後払いで気に入った人だけ払えば良いという方式でやって頂きたい。私はびた一文払うつもりはない。
趙雲をイケメンとしてネタにするなら、吉沢亮あたりに配役すべきであったが、趙雲の鎧の出来だけは見事であった。関羽、孫権、夏侯惇、呂布あたりはよく頑張っていたが、諸葛亮や張飛や周瑜や董卓はちょっと違うだろうと思った。また、貂蝉の姿を歴史的解釈と言うなら、小喬や黄夫人も3時のヒロインあたりを配役すべきではなかったか?そうでないなら、渡辺直美の中から出て来た人を小喬にすべきだったのではないかと思った。黄夫人は賢そうには見えなかったので、東大王の鈴木光あたりにお願いしたかった。
音楽は「レッドクリフ」の曲想を上手くパロっていて上出来だと思ったが、まあ、褒められるのはその辺までで、肝心な笑いがクスリともできないのでは作品として成立していないと思った。テレビと違って、映画は客が金を払って見に行くのである。この内容で金を払う価値があると思ったのであれば、監督以下の制作スタッフは映画というものをもう一度原点から考え直すべきだと思う。
(映像4+脚本0+役者1+音楽4+演出0)×4= 36 点。
映画館で見る程では無い
何も考えずに可笑しければ笑えばよい作品
これはこれで何も考えずにバカだなぁと笑おう。変な期待や(まさかいないとは思うが)歴史を学ぼうなんて以ての外。三顧の礼もあったもんじゃないし、10万本の矢を集めるところのスペクタクルさは(まさかのイラストで)微塵もない。アホな掛け合いや変な間(ま)でクスクスあははと笑えば勝ち。途中でまさかの広瀬すず出演でビックリしたがめちゃめちゃ得した気分になれた。でももうちょっとすずちゃんを見たかったな~!もしかしてこれってカンカン(橋本環奈)と初共演って事になるの?でもすずちゃんの出番は短かったし環奈ちゃんとの絡みも無かったので初共演では無いと勝手に思う事にする。
さて最後に、つまらないからと途中で退席する人も居るようだけど最後まで観て自分は判断したい。それでもつまらなかったら仕方がない事だし期待した自分を肯定したいがために作品を貶めるような事はしたくない。それよりもでき過ぎた宣伝力を褒めたいと思う。それにしてもサプライズで喜ばせてくれた上に内容も面白い作品だった。
斬首だ!
前半の間延びした展開がもったいないくらい、後半は笑いどころもあり、けっこう面白かった。まぁ、前半は劉備(大泉洋)の性格付けで必要なのはわかるが、どこをとっても笑えない。唯一、渡辺直美の貂蝉はインパクトがあったけど、劉備の子を死守した趙雲(岩田剛典)のアクションシーンはまともすぎて面白さが感じられなかった。
面白くなるのは周瑜(賀来賢人)や孔明夫人(橋本環奈)が登場してからで、「斬首」を連呼する周瑜にはかなり笑ってしまった。小説も読んだことないし、ゲームもしたことないので、孔明といえば金城武のイメージがずっと残っている。まさかのムロツヨシという配役もナイスです。
三国志のツボはある程度押さえているし、この映画を機会に興味を持つ人もいるだろう。また『レッド・クリフ』を見たくなったきました。
なかなかのおふざけ三国志 けっこう面白い
【まあね】
三国志は、劉備、曹操、孫権の周りを固める武将や軍師が本当の主役だと、僕は思う。
諸葛亮孔明がもっとも有名だけど、関羽は今や神様扱いだし(横浜中華街に行ってみて下さい)、僕は、曹操の参謀だった荀彧(じゅんいく)が好きだ。
僕の三国志の知識は、横山光輝さんの漫画からですが、この映画については、どちらかと云うと、三国志を思い出しながら、そして、呆れて笑いながら観る作品で、あー袁紹は、地図上の名前だけで終わるのか〜とか、ナレーションならぬTVゲーム方式で説明かい!とか、不足分はたくさんあって、きっと本当の三国志のファンは怒るだろうなと心配にもなる。
ところで、秦の始皇帝が中国を初めて統一してから約2200年間で、大きな括りで、いくつの王朝が興亡を繰り返したか、皆さんはご存知だろうか。
調べてみて下さい。
日本の天皇家がいかに長く続いていたか驚きます。
日本の天皇家は、きちんと確認できるのは継体天皇からとされてるので、右翼思想家の主張よりはずいぶん短くなりますけどね。
そして、中国では、その2200年間、王朝が幾度となく変わっても、ずっと引き継がれたのは官僚組織なんです。
あれだけ広い国土で人口も多いと、皇帝が変わっても、官僚組織を受け継がないと、支配など容易ではなかったのです。
この三国志が、後年記されて多くの人々に読まれるようになったのは、官僚とは違いますけど、劉備や曹操や孫権を下で支える武将や軍師が個性的で大活躍し、時には、逆らいもする人間ドラマがあるからで、この時代だけではなく、中国の長い歴史そのものにも重なるからではないかと思うのです。
だから、まあ、この作品はふざけすぎかもしれません。
でも、荀彧が登場したから0.5加点します。
水曜どうでしょう 2020年 最新作その2
福田組総出演って事でオケ!→後半!及第点だけど…
福田雄一の作品で彼是言う方が嘆かわしい
考えないで見れば良いんだよ。
山田でてくるのてあれば、ヨシヒコだすかな?
とりあえず未だ見てない感想
後半へ続く……
さて見た!
福田映画そのものじゃないか!
恐らくここまで喜劇出来るので福田さんか三谷さんくらいでは?
赤壁までの流れだけど、福田映画100%だな
映画の出来栄えは福田映画ならではのつぎはぎ感
ハリボテ感でてオケですー!
↑にあげたヨシヒコなんで出さなかったのかが疑問?
そこが真面目につくりすぎなんだよ。
山田が出たあそこで二役にして門番交代でヨシヒコ出しておけば大爆笑なのに。新解釈だから出てもオケだろ。
ドラクエ ジョブチェンでさ(笑)
それで怒って、衣装脱いだらあのUberで着てた筋肉Tシャツ バーン(笑) ええええ…
福田さん、まだまだ笑いの磨き方足りないな(笑)
あっ… マジ… ええええ…
のお馴染みの福田語で逃げるのが多いのがたまにキズかな?
良い仕事してるし、その中でも新しい解釈は中々興味深い。
こんな時だから映画館で笑えるのが良い!
福田監督のノリが好きかにかかっている
福田監督作品が好きなら高評価、でない人が見るとキツイかも…
安定の福田組とも言えるけど、ヨシヒコなどTV30分よりも長尺なので笑いのコネタが延々と続く感じでお腹いっぱいです。正直そろそろ佐藤二朗とムロツヨシの芸風は食傷気味なのでこれを時間いっぱい見るのは疲れました。彼らの芝居はアドリブっぽい所を楽しむものと思っていたけど、全て計算されていて一字一句間違えず演じているらしいと知ってしまったらちょっとね。
キャストも福田組の縁の方々。ちょっと無駄に豪華キャスト過ぎるw
三國志の物語では赤壁の戦い(レッドクリフ)まで。一緒に見に行った妻は三国志全く知らず、「城田優(呂布)はどうなったの?」「劉備の奥さんどうして急にいなくなったの?」との疑問が発生した模様。
このようにエピソードはポイントポイントで抽出のぶつ切りなので、一応予習として横山光輝のマンガ版だけでも読んでおくと理解しやすいかもしれません。
これ、中国に吹き替えとして持って行ったらどんな評価になるのか見てみたいですw
全然面白くありません
このくらい手を抜いた出来が、本来の福田雄一!
「新解釈三国志」。
本来の福田監督の悪ノリが帰ってきた。このくらい手を抜いた出来が、本来の福田雄一である。ムダに贅沢なキャスティングだけの初期作にも通じる。
中国の「三國志」の“黄巾の乱”や“赤壁の戦い”などの有名なエピソードを茶化した、福田雄一監督オリジナル脚本によるコメディ。“もし主人公の劉備玄徳が大泉洋だったら・・・”というシチュエーションコメディとも言える。
さすがに諸葛亮孔明が、戦争の極意を“ネバギバ”とは言わなかったであろうけれど、本作を“史実と違う”などとツッコむアホはいまい。
むしろ歴史小説のほとんどは創作なのだし、日本人のイメージする坂本龍馬や織田信長などの人物像は、大河ドラマによって印象操作されていたりすることも少なくない。またテレビゲームの登場キャラクターに歴史上の人物をベースにしたものが多いのも、類似した遊びである。
同じく福田雄一監督が手掛けた映画「銀魂」は原作のあるSF時代劇であり、今回はオリジナルの福田監督的な歴史劇アプローチである。
大泉洋は、福田監督作品に初出演になるが、その他のキャスティングは、ムロツヨシ、佐藤二朗、賀来賢人、橋本環奈、小栗旬、山田孝之など福田組の常連で固められている。
驚くべきは、映画告知のキャンペーンでは伏せられてた、広瀬すずの登場に思わずのけぞる。
主題歌は福山雅治であるが、もしかして本当は出演を打診していたのではないだろうか。スケジュールもしくはギャラの都合で調整されただけだとしても不思議ではない。
これらギャラだけでも相当なもので、これも福田雄一監督が築き上げた実績と人気が成し得た結果である。とはいえ、そのぶん制作費の配分に苦労している。本作はしゃべり中心なので、ロケ地が千葉県や富士山麓だったとしてもどうでもいい。いまや映像加工のテクニックである程度ごまかせるけれど、これは、大昔やっていた正月のテレビ番組“オールスターかくし芸大会”の中のドラマ企画を冗長にした感じは拭えない。
語り部として西田敏行が登場するが、“所詮、歴史研究家の論文は仮説を楽しむだけのもの”というブラックジョークにもなっている。小難しく考えず、笑って済ますのが正解。
(2020/12/11/ユナイテッドシネマ豊洲 Screen10/ビスタ)
悪ノリ三國志
もう予告を見た時からずっと楽しみにしていた本作。もちろん公開初日に鑑賞してきました。いつもなら新作公開日でも10人未満の観客しかいない地元の映画館が、なんと鬼滅に迫るほどの大賑わい!出演者の人気なのか、福田監督への期待なのか、三國志のもつ魅力なのか、とにかく大勢の観客と一緒に見ることができたのはよかったです。やはりこの手の作品は、みんなで見て、一緒に笑うことで楽しさが増すというものです。
ストーリーは、劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結ぶところから始まり、赤壁の戦いまでを描く、三國志の鉄板展開。その中に、桃園の誓い、黄巾、虎牢関、貂蟬、三顧の礼、長坂の戦い、十万本の矢、東南の風、連環の計などの名エピソードをコンパクトに散りばめ、見応えのあるアクションシーンも織り交ぜながら、コミカルに描いていたのはよかったです。三國志を知らない人には、訳のわからない展開だったかもしれませんが、壮大なストーリーを2時間程度に収めるのはどだい無理な話なので、まあこんなものでしょう。
キャストは、大泉洋さんを主演に迎え、他の主要な役は福田組のいつもの面々で押さえ、抜群の安定感を発揮しています。序盤こそ、見ているこちらが恥ずかしくなるような寒い小芝居が多く、この先の展開が心配になりましたが、渡辺直美さんが登場したあたりから場の空気が温まってきた感じでした。そこへ、佐藤二朗さん、ムロツヨシさん、賀来賢人くんと、福田組の看板スターが次々に加わり、ギアが上がっていく感じがよかったです。もはや橋本環奈さんも欠かせない存在となり、いい味を出していました。他に、小栗旬さん、岩田剛典くん、城田優さん、矢本悠馬くんらも、役を楽しむかのような演技で脇を固めていました。ただ、関羽と張飛だけは、雰囲気優先のキャスティングなのか、最後まで浮いてる印象で残念でした。
というわけで、ここまでなるべくよいところを挙げてみましたが、劇場作品として見れば、やはり物足りなさは否めません。大陸ドラマのような壮大なものは無理でも、もう少しスケールの大きさを感じさせてほしかったし、もっともっと笑わせてほしかったところです。また、新解釈と銘打つには、いささか内容不足で、印象としては「悪ノリ・三國志」といった感じでした。
福田監督のグダグダな笑いが嫌いでなければ、そこそこ楽しめるとは思いますが、はっきり言ってテレビ放映を待てばいいレベルの作品です。それでもあえて劇場へ足を運ぶのであれば、過度な期待は捨て、全てを受け入れる広い心での鑑賞をお勧めします。
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