劇場公開日 2022年4月15日

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「象徴的、印象的な画面」気狂いピエロ 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5象徴的、印象的な画面

2023年12月1日
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「勝手にしやがれ」とストーリーが少し似ているけれど、こちらは色も入ってきて、象徴的より印象的に画面がつくられていて、語りと相まって、ひとつひとつの場面が絵のようだった。見るという点では、楽しませてくれた。
たとえば、間が抜けた感じがするところは、それは間が抜けたものを意味する場面なのだと。
どこか下品で口紅ばかり気にしている女は、それはそういう女なのだと。

彼に最後に残されたものは、孤独と、何も無い海だけだった。

この人の作品の結末は全部こんなのばかりなのかしら。

あま・おと